A スタンドアロン・コロケート・エージェントの作成

この付録では、スタンドアロン・コロケート・エージェントを作成する方法について説明します。

スタンドアロン・コロケート・エージェントを設定するには、次のステップを実行します:

A.1 エージェントのインストール

スタンドアロン・コロケート・エージェントをインストールするには、次のステップに従います:
  1. 次のコマンドを実行して、既存のスタンドアロン・エージェントが停止していることを確認します:

    sudo systemctl status -l agentodi.service

    サービスがまだアクティブになっている(稼働している)場合は、次のコマンドを使用して停止します:

    sudo systemctl stop agentodi.service

  2. 次のディレクトリに移動します。

    $MW_HOME/oracle_common/common/bin

  3. 次のコマンドを実行して、構成ウィザードを起動します:

    ./config.sh

  4. 「ドメインの作成」画面で、「新規ドメインの作成」を選択し、「ドメインの場所」フィールドで$MW_HOME/user_projects/domains/odisac_domainを指定します。「次」をクリックします。
  5. 「テンプレート」画面で、Oracle Data Integrator –スタンドアロン・コロケート・エージェント[odi]を選択します。これにより、その他のオプションが自動的に選択されます。「次」をクリックします。
  6. 「管理者アカウント」画面で、次の情報を入力し、「次」をクリックします:
    1. 名前: デフォルトでは、weblogicが指定されています。
    2. パスワード: weblogicユーザーのパスワードを指定します。
    3. パスワードの確認: パスワードを再入力します。
  7. 「ドメイン・モードおよびJDK」画面の「ドメイン・モード」フィールドで「本番」を選択し、適切なJDKパス"/u01/oracle/jdk1.8.0_191"を指していることを確認します。「次」をクリックします。
  8. 8.「データベース構成タイプ」画面で、次の情報を入力します:
    1. ホスト名: リポジトリ・データベースが格納されるサーバーの名前。
    2. DBMS/サービス: リポジトリが格納されるデータベースのサービス名。
    3. ポート: リポジトリが格納されるデータベースが実行されているポート(1521)。
    4. スキーマ所有者: すべてのODIスキーマのログイン所有者。デフォルトのDEV_STBのままにします。
    5. スキーマ・パスワード: 前のステップで入力したODIスキーマのパスワード。
  9. 「RCU構成の取得」をクリックします。これにより、データベースへの接続が確認されます。
  10. 接続が正常に確認されたら、「次」をクリックします。
  11. 「コンポーネント・データソース」画面で、「次」をクリックします。
  12. 「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面で、すべてのコンポーネントのステータス確認の進行状況を確認できます。すべて緑色のチェック・マークが表示されたら、「次」をクリックします。
  13. 「拡張構成」画面で、「ノード・マネージャ」および「システム・コンポーネント」を選択します。「次」をクリックします。
  14. 「ノード・マネージャ」画面で、次の情報を入力し、「次」をクリックします。
    1. ユーザー名: weblogicを指定します。
    2. パスワード: weblogicユーザーのパスワードを入力します。
    3. パスワードの確認: パスワードを確認します。
  15. 「システム・コンポーネント」画面で、デフォルトを受け入れて「次」をクリックします。
  16. 「ODIサーバー構成」画面で、スーパーバイザ・ユーザー・パスワードを入力します。それ以外のデフォルト値はすべてそのままにして、「次」をクリックします。
  17. 「マシン」画面で、「Unixマシン」タブを選択します。「追加」をクリックします。すべてのデフォルトをそのままにして、「次」をクリックします。
  18. 「マシンへのシステム・コンポーネントの割当」画面で、すべてのデフォルト値をそのままにして、「次」をクリックします。
  19. 「構成のサマリー」画面で、すべての選択内容を確認できます。「作成」をクリックします。
  20. タスクの進行中に、緑色のチェックが表示されます。これは、タスクが正常に終了したことを意味します。終了後、「次」をクリックします。
  21. 「構成の終了」画面で、「終了」をクリックします。

A.2 ODIでのエージェントの定義

エージェントを定義するには、次の手順に従います:
  1. ODI Studioにログインします。
  2. 「トポロジ」タブで、「物理アーキテクチャ」を展開します。「エージェント」を右クリックして、「新規エージェント」を選択します。
  3. 「エージェント」パネルの「定義」タブにある「名前」に、新しいエージェントの名前を入力します。構成を保存します。
  4. 「トポロジ」タブで、「論理アーキテクチャ」を展開します。「エージェント」を右クリックして、「新規論理エージェント」を選択します。
  5. 「論理ODIエージェント」パネルの「定義」タブにある「名前」に、新しいエージェントの名前を入力します。
  6. コンテキストとして「グローバル」を選択します。構成を保存します。

A.3 エージェントの起動

スタンドアロン・コロケート・エージェントを起動するには、次の手順に従います:
  1. 次のディレクトリに移動します。

    $MW_HOME/user_projects/domains/odisac_domain/bin

  2. 次のコマンドを実行して、エージェントを起動します:

    nohup ./agent.sh -NAME=OracleDIAgent1 &

  3. tail nohup.outコマンドを実行します。
  4. $MW_HOME/odi/studio/ディレクトリにあるodi.shを実行して、ODI Studioを起動します。
  5. 「トポロジ」タブで、必要なエージェントを開き、「テスト」をクリックします。
  6. テストが成功したことを示すメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。