2 このリリースでの新機能
この章では、Oracle Traffic Directorの機能および改善点について説明します。次のトピックでは、Oracle Traffic Directorの新機能と変更された機能、およびこのガイドにおけるその他の重要な変更について紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。
ノート:
12.2.1.4.0で、Oracle Traffic Directorは非推奨になりました。将来、同等の機能を実現するには、Oracle HTTP Server、Microsoft IIS Web ServerまたはApache HTTP Serverプラグインか、TraefikなどのネイティブKubernetesロード・バランサを使用してください。新機能
Oracle Traffic Director 12.2.1.x.0の新機能は次のとおりです。『Oracle Traffic Director管理者ガイド』を参照してください。
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Oracle Traffic Directorは、次の2つのイベントにおいて、1つ以上のHTTPエンドポイントに対する通知の送信をサポートします。
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オリジン・サーバーのステータス変更イベント
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リクエスト制限超過イベント
「イベント通知」を参照してください。
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TCPプロキシに対するFTP構成の有効化のサポート(TCPプロキシの管理を参照してください)。
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Oracle Traffic Directorインスタンスのステータスを監視する専用ステータス・リスナーの構成のサポート(ステータス・リスナーの構成を参照してください)。
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アクティブ-アクティブ高可用性の構成のサポート(高可用性のためのOracle Traffic Directorの構成を参照してください)。
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新しいchghostユーティリティ
新しいツールchghostが使用できるようになりました。chghostユーティリティにより、ユーザーはFusion Middleware構成ファイルの次の情報を更新できます。
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ドメイン・ホスト名の変更
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データベース・ホストの変更
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クローニング
『Oracle Fusion Middlewareの管理』のchghostユーティリティについてに関する項 を参照してください。
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- Oracle Traffic Director 12.2.1.4.0インストールには、Fusion Middlewareにインストールされたデータベース・クライアント・ソフトウェアの更新プログラムが含まれています。含まれるデータベース・パッチ・セットは
12.1.0.2.190716
です。コマンドopatch lsinventory
を実行すると、この更新プログラムのパッチ識別番号が表示されます(Linux/Unixでは29494060
、Microsoft Windowsでは30220086
)。 -
Oracle VMテンプレートを通じてOracle Traffic Directorを使用できます。Oracle Traffic Director 12.2.1.4.0には2つのVMテンプレートがあります:
- Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0) Traffic Director (スタンドアロン)
- Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0) Traffic Director (コロケート)
Oracle Traffic DirectorをOracle VMテンプレートを通じて使用するには、いずれかのテンプレートをOracle Software Delivery Cloudからダウンロードして、Oracle VM Managerにインポートし、テンプレートを仮想マシンとしてデプロイする必要があります。これらのテンプレートによって、Oracle Traffic Director (およびコロケート・テンプレートの場合はOracle WebLogic Server)にインストールされたOracleホームが提供されます。これらのテンプレートにはドメインは含まれません。これらのテンプレートを使用してOracle HTTP Serverスタンドアロン・ドメインまたはコロケート・ドメインの作成や構成を行うことはできます。『Oracle Fusion Middleware Oracle Traffic Directorの管理』の管理ドメインの設定に関する項の手順に従ってください。
Oracle VMテンプレートの詳細は、Oracle VM Virtual Appliancesに関するページを参照してください。
非推奨となった機能
次の機能およびコンポーネントはOracle Traffic Director 12.2.1.4.0で非推奨となりました。
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TLS 1.0およびTLS 1.1はデフォルトでは無効です。これらのプロトコルは非推奨になりました。
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次の暗号はデフォルトでは無効になっており、非推奨となりました。
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TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
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TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
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TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
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TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
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TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
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TLS_ECDHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
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TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
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SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
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削除された機能
次の機能はOracle Traffic Directorの以前のバージョンで非推奨となっており、Oracle Traffic Director 12.2.1.3.0から削除されました。『Oracle Traffic Director管理者ガイド』を参照してください。
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SSLv3はサポートされなくなりました。
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次のRC4暗号はサポートされなくなりました。
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TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_RC4_128_SHA
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TLS_ECDHE_RSA_WITH_RC4_128_SHA
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SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA
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Oracle T2Pユーティリティはサポートされなくなりました。
Oracle Fusion Middleware T2Pユーティリティにより、Oracle Fusion Middleware環境をテストから本番(T2P)に、本番環境に固有のカスタマイズとともに移動できます。