3 ライフサイクル管理情報
この項では、Oracle HTTP Serverのライフサイクル管理情報について説明します。
以前のリリースのOracle HTTP Serverからのアップグレード
Fusion Middleware環境(およびOracle HTTP Server)を以前のリリースから 12.2.1.4.0にアップグレードするには、『Upgrade Assistantによるアップグレード』の手順に従います。
親トピック: ライフサイクル管理情報
アップグレードのその他のノート
Oracle HTTP Serverの現在のリリースはApache Server 2.4に基づきます。以前のリリースのOracle HTTP Serverを使用している場合、次の点に注意してください。
FilterProvider
mod_filter
の下のFilterProvider
ディレクティブの構文はApache 2.4で変更されました。このディレクティブは手動でアップグレードする必要があります。
http://httpd.apache.org/docs/2.4/mod/mod_filter.html
およびhttp://httpd.apache.org/docs/2.4/upgrading.html
を参照してください。
認証およびアクセス制御
Apache 2.4では、認証およびアクセス制御の構成に重要な変更がありました。Oracle HTTP Server Upgrade Assistantは、認証およびアクセス制御ディレクティブを新しい構成スタイルにアップグレードしません。そのかわりに、Oracle HTTP Serverには古い構成との互換性を提供するmod_access_compat
モジュールが含まれています。
認証およびアクセス制御の構成を手動でApache 2.4スタイルにアップグレードすることをお薦めします。http://httpd.apache.org/docs/2.4/upgrading.html#run-time
を参照してください。
umask設定
Oracle HTTP Server 12c (12.2.1)以前では、オペレーティング・システム・レベルのumask
設定はOracle HTTP Serverにも適用できました。Oracle HTTP Server 12c (12.2.1)では、新しいプロパティがohs.nodemanager.properties
ファイルに導入されてumask
設定を指定します。デフォルトでは、0027の値が使用されます。「ログ・ファイルの作成モードの構成(umask) (UNIX/Linuxのみ)」を参照してください。
親トピック: ライフサイクル管理情報