4 リソース・グループ・テンプレートの構成

リソース・グループ・テンプレートは、WebLogic Server Multitenant (MT)が同じアプリケーションとリソースを複数回(ドメイン・パーティションごとに1回ずつ)アクティブ化するSoftware-as-a-Service環境で特に役立ちます。

注意:

WebLogic Server Multitenantドメイン・パーティション、リソース・グループ、リソース・グループ・テンプレート、仮想ターゲットおよびリソース消費管理は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になり、次のリリースで削除されます。

この章の内容は次のとおりです。

リソース・グループ・テンプレートについて

リソース・グループ・テンプレートは、複数のリソース・グループによってパターンとして使用されるデプロイ可能なリソースの名前付きのドメイン・レベル・コレクションです。特定のテンプレートを参照する各リソース・グループには、そのテンプレートに定義されているリソースの独自のランタイム・コピーが含まれます。

リソース・グループ・テンプレートは、複数テナント用にリソースを定義およびレプリケートする便利な方法です。リソース・グループ・テンプレートにより、アプリケーションとリソースの同じコレクションを複数のドメイン・パーティションにデプロイすることが非常に簡単になります。そのようなリソースに関する情報のいくつかはすべてのドメイン・パーティションで同じになり、Java Message Service (JMS)キューの属性やデータベース接続の属性などのそのいくつかはパーティション間で異なります。

リソース・グループ・テンプレートは次の2つの方法で作成できます。

  • 新しいリソース・グループ・テンプレートを作成します。これにより、リソース・グループ・テンプレートの基本構造が作成されます。次に、このリソース・グループ・テンプレートを必要に応じて編集する必要があります。

  • Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用している場合は、既存のリソース・グループ・テンプレートのクローン(コピー)を作成できます。構成は、テンプレートから新しいリソース・グループ・テンプレートにコピーされます。次に、リソース・グループ・テンプレートからの値を必要に応じて編集およびオーバーライドする必要があります。

リソース・グループ・テンプレートの詳細は、次の各項を参照してください。

リソース・グループ・テンプレートとリソース・グループ間の相違とは

リソース・グループ・テンプレートとリソース・グループ間の主な相違の1つは、リソース・グループ・テンプレートにはターゲットがないことです。リソース・グループ・テンプレートは(場合によっては多数のパーティション内の)複数のリソース・グループによってパターンとしてのみ使用されることを目的としているため、ターゲット固有の情報は、ほとんどの場合リソース・グループに固有となります。

したがって、次のようになります。

  • アプリケーションをリソース・グループ・テンプレートにデプロイする場合は、リソース・グループ・テンプレートがリソース・グループによって参照されるまで、アプリケーションを起動できません。

  • リソース・グループ・テンプレートを開始または停止できません。

リソース・グループ・テンプレートとは

リソース・グループ・テンプレートは、ResourceGroupTemplateMBeanに基づき、次のリソースを含めることができます。

  • 全般(名前)

  • デプロイメント

  • サービス

    • Java Database Connectivity(JDBC)

    • メッセージ

    • メール・セッション

    • 永続ストア

    • 外部Java Naming and Directory (JNDI)プロバイダ

    • OSGiフレームワーク

    • 診断

  • ノート

リソース・グループ・テンプレートおよびオーバーライド

リソース・オーバーライドによって、パーティション・レベルでリソースをカスタマイズできます。

リソース・グループ・テンプレートから導出されたリソース設定を次のようにオーバーライドします。 

  1. リソース・グループ・テンプレートを作成します。

  2. 必要に応じて、アプリケーションをリソース・グループ・テンプレートにデプロイします。

  3. 必要に応じて、リソース・グループ・テンプレートでサービスを定義します。

  4. パーティションを作成してから、リソース・グループ・テンプレートを参照するリソース・グループを作成します。

  5. リソース・グループのリソース・グループ・テンプレートからの値をオーバーライドします。

オーバーライド構成MBean、リソース・デプロイメント・プランおよびパーティション固有のアプリケーション・デプロイメント・プランを使用して、パーティションのリソース定義をオーバーライドできます。リソース・オーバーライドの詳細は、「リソース・オーバーライドの構成」を参照してください。アプリケーション・オーバーライドの詳細は、「パーティション・リソース・グループへのアプリケーションのデプロイ」を参照してください。

リソース・グループ・テンプレートの例

SaaS環境があり、特定のビジネス・アプリケーションの1つのインスタンスを3つの異なるパーティションで実行する必要があると仮定します。このビジネス・アプリケーションには1つのプラガブル・データベースが必要です。つまり、各アプリケーション・インスタンスには、他のアプリケーション・インスタンスから分離された独自のデータが必要であるため、パーティションごとに1つのプラガブル・データベースが必要です。

さらに、プラガブル・データベースの構成が、データベース名、ユーザー名およびパスワードを除き、3つのパーティションで同じであると仮定します。これらの値には、表4-1の値を使用するとします。

表4-1 プラガブル・データベースの例

PDB名 ユーザー名/パスワード 使用元

pdb1.example.com

pdbuser1/pdbuser1

Partition1

pdb2.example.com

pdbuser2/pdbuser2

Partition2

pdb3.example.com

pdbuser3/pdbuser3

Partition3

リソース・グループ・テンプレートを構成するには、次のステップに従います。

  1. リソース・グループ・テンプレートを作成します。
  2. 「サービス」「JDBC」に移動します。
  3. JDBCシステム・データ・ソースを作成します。この例の目的のために、汎用データ・ソースを作成します。
  4. JDBCデータ・ソースの構成値を入力します。
  5. 接続プロパティ用に、次の値を使用します。

    このリソース・グループ・テンプレートを参照するリソース・グループでこれらの値をオーバーライドします。ただし、ここで初期値を入力すると、データベース接続をテストできます。

    • データベース名を入力します。たとえば、表4-1pdb1.example.comを入力します。

    • データベース・ユーザー名を入力します。たとえば、表4-1pdbuser1を入力します。

    • パスワードを入力します。たとえば、表4-1pdbuser1を入力します。

  6. リソース・グループ・テンプレートに基づいたリソース・グループを使用して、表4-1の3つのパーティションを作成します。
  7. Partition1では、リソース・グループ・テンプレートで正しい値を使用しているため、いずれのJDBCデータ・ソース値もオーバーライドする必要はありません。
  8. Partition2およびPartition3では、データベース名、ユーザー名およびパスワードを表4-1の正しい値でオーバーライドします。

    Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してこれを行うには、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』「WebLogic Serverのリソース・オーバーライド」の説明に従い、「ドメイン・パーティション」「パーティション」「リソース・オーバーライド」に移動します。

リソース・グループ・テンプレートの作成: 主なステップおよびWLSTの例

新しいリソース・グループ・テンプレートの作成によって提供されるのは、その基本構造のみです。リソース・グループ・テンプレートを作成したら、そのリソースを構成する必要があります。

新しいリソース・グループ・テンプレートを作成するには、次のようにします。

  1. 「ドメイン」「環境」「リソース・グループ・テンプレート」に移動します。

  2. 新しいリソース・グループ・テンプレートを作成します。この名前はドメイン内で一意にする必要があります。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』リソース・グループ・テンプレートの作成に関する項を参照してください。

リソース・グループ・テンプレートの構成の詳細は、「リソース・グループ・テンプレートの構成: 主なステップおよびWLSTの例」を参照してください。

リソース・グループの作成: WLSTの例

この例では、次の操作を実行しています。

  1. ドメイン・パーティションを作成します。
  2. 仮想ターゲットを作成します。
  3. 仮想ターゲットのホスト名およびURI接頭辞を設定します。
  4. この仮想ターゲットを、使用可能なターゲットとしてパーティションに追加します。
  5. リソース・グループを作成します。
  6. 仮想ターゲットをリソース・グループに追加します。
  7. リソース・グループ・テンプレートを作成します。
  8. リソース・グループをリソース・グループ・テンプレートに関連付けます。
  9. 変更をアクティブ化します。
  10. パーティションを起動します。

    注意:

    これが本番モードで作成する最初のパーティションの場合は、管理サーバーを再起動する必要があり、その後でパーティションが起動可能になります。

# Create Pep partition resource group, and resource group template
edit()
startEdit()
wls:/base_domain/edit/ !> domain=getMBean('/')
wls:/base_domain/edit/ !> peppart=domain.createPartition('Pep')
wls:/base_domain/edit/ !> vt=domain.createVirtualTarget('VirtualTarget-0')
wls:/base_domain/edit/ !> vt.setHostNames(jarray.array([String('localhost')],String))
wls:/base_domain/edit/ !> vt.setUriPrefix('/foo')
wls:/base_domain/edit/ !> peppart.addAvailableTarget(vt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprg=peppart.createResourceGroup('TestRG')
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.addTarget(vt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprgt=domain.createResourceGroupTemplate('TestRGT')
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.setResourceGroupTemplate(peprgt)
wls:/base_domain/edit/ !> activate()
wls:/base_domain/edit/ !> startPartitionWait(peppart) 

リソース・グループ・テンプレートの構成: 主なステップおよびWLSTの例

最初のリソース・グループ・テンプレート構成は、使用する前に構成する必要がある基本スケルトンです。タスクには、JDBCデータ・ソース、JMSサーバーおよびリソース、外部JNDIプロバイダなどの構成が含まれることがあります。

リソース・グループ・テンプレートの構成の詳細は、次の各タスクを参照してください。

リソース・グループ・テンプレートのデプロイメント設定の構成

リソース・グループ・テンプレートのデプロイメント設定を表示および定義するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 次のデプロイメント・アクションを実行できます。
    • デプロイ

    • 再デプロイ

    • アンデプロイ

    • デプロイメント・プランのフェッチ

  3. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』リソース・グループ・テンプレートのデプロイメントの構成に関する項を参照してください。

「アプリケーションのリソース・グループ・テンプレートへのデプロイ」を参照してください。

リソース・グループ・テンプレートのサービス設定の構成

この項では、次のタスクを取り上げます。

リソース・グループ・テンプレートのJDBC設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成されたJDBCシステム・リソースの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「JDBC」に移動します。

    リソース・グループの読取り専用のJDBC情報は、次のとおりです。

    • 名前

    • JNDI名

    • タイプ

    • アルゴリズム・タイプ

    • 行プリフェッチ有効

    • 行プリフェッチ・サイズ

    • ストリーム・チャンク・サイズ

  3. 必要に応じて、システム・データ・ソースを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

「JDBCの構成」を参照してください。

リソース・グループ・テンプレートのJMS設定の構成
JMSサーバー設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成されたJMSサーバーの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」「JMSサーバー」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートにすでに構成されているJMSサーバーで使用できます。

    • 名前

    • ヘルス

    • ヘルスの理由

    • 永続ストア

    • 一時的なテンプレート名

    • 最大バイト数

    • 最大メッセージ数

    • 最大バイトしきい値

    • 最小バイトしきい値

    • 最大メッセージしきい値

  3. 必要に応じて、JMSサーバーを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』「WebLogic Serverメッセージング」を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

SAFエージェント設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成されたストア・アンド・フォワード(SAF)エージェントの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」「SAFエージェント」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているSAFエージェントで使用できます。

    • 名前

    • エージェント・タイプ

    • 永続ストア

  3. 必要に応じて、SAFエージェントを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』SAFエージェント設定の構成に関する項を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

JMSリソース設定の構成

リソース・グループ・テンプレートのリソース設定をモニターするには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」「JMSリソース」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているJMSリソースで使用できます。

    • 名前

    • タイプ

    • JMSモジュール名

    • JNDI名

    • サブデプロイメント

  3. 必要に応じて、JMSリソースを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』SAFエージェント設定の構成に関する項を参照してください。

既存のJMSリソースの構成の詳細は、「メッセージングの構成」を参照してください。

JMSモジュール設定の構成

リソース・グループ・テンプレートのJMSモジュールを構成するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」→「JMSモジュール」「JMSモジュール」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているJMSモジュールで使用できます。

    • 名前

    • キュー

    • トピック

    • 接続ファクトリ

    • 分散キュー

    • 分散トピック

    • 外部サーバー

    • 割当て制限

    • SAFエラー・ハンドラ

    • SAFインポート済宛先

    • SAFリモート・コンテキスト

    • テンプレート

    • 共通分散キュー

    • 共通分散トピック

    • 宛先キー

    • タイプ

  3. 必要に応じて、JMSモジュールを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』JMSモジュール設定の構成に関する項を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

メッセージング・ブリッジの構成

リソース・グループ・テンプレートのメッセージング・ブリッジ設定を構成するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」「メッセージング・ブリッジ」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているメッセージング・ブリッジで使用できます。

    • 名前

    • ソース・ブリッジ宛先

    • ターゲット・ブリッジ宛先

  3. 必要に応じて、メッセージング・ブリッジを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』メッセージング・ブリッジの構成に関する項を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

JMSブリッジ宛先の構成

リソース・グループ・テンプレートのJMSブリッジ宛先設定を構成するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」ブリッジ宛先に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているJMSブリッジ宛先で使用できます。

    • 名前

    • アダプタのJNDI名

  3. 必要に応じて、JMSブリッジ宛先を作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』JMSブリッジ宛先の構成に関する項を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

パス・サービスの構成

リソース・グループ・テンプレートのパス・サービス設定を構成するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メッセージング」「パス・サービス」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているパス・サービスで使用できます。

    • 名前

    • 永続ストア

  3. 必要に応じて、パス・サービスを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』パス・サービスの構成に関する項を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

リソース・グループのメール・セッション設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成されたメール・セッションの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「メール」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されているメール・セッションで使用できます。

    • 名前

    • JNDI名

  3. 必要に応じて、メール・セッションを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』「WebLogic Serverメール・セッション」を参照してください。

リソース・グループの永続ストア設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成された永続ストアの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「永続ストア」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されている永続ストアで使用できます。

    • 名前

    • タイプ

  3. 必要に応じて、永続ストアを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』「WebLogic Server永続ストア」を参照してください。

「メッセージングの構成」を参照してください。

リソース・グループの外部JNDIプロバイダ設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成された外部JNDIプロバイダの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「外部JNDIプロバイダ」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されている外部JNDIプロバイダで使用できます。

    • 名前

    • 初期コンテキスト・ファクトリ

    • プロバイダURL

    • ユーザー

    • ターゲット

  3. 必要に応じて、外部JNDIプロバイダを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』「WebLogic Server外部JNDIプロバイダ」を参照してください。

「JNDIの構成とプログラミング」を参照してください。

リソース・グループの診断システム・モジュール設定の構成

このリソース・グループ・テンプレートに作成された診断システム・モジュールの構成設定を表示するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループ・テンプレートを選択します。
  2. 「サービス」「診断」に移動します。

    次の読取り専用情報は、このリソース・グループ・テンプレートに構成されている診断システム・モジュールで使用できます。

    • 名前

    • 説明

    • ターゲット

  3. 必要に応じて、診断システム・モジュールを作成または削除します。
  4. 変更を保存します。

これらのタスクについては、『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』「WebLogic Server診断」を参照してください。

「パーティションのモニタリングおよびデバッグ」を参照してください。

リソース・グループ・テンプレートのノートの構成

リソース・グループ・テンプレートのノートを作成するには、次のようにします。

  1. 構成するリソース・グループを選択します。
  2. 「ノート」に移動します。
  3. ノートを入力します。
  4. 変更を保存します。

リソース・グループ・テンプレートの構成: WLSTの例

この例では、次の操作を実行しています。

  1. ドメイン・パーティションを作成します。
  2. 仮想ターゲットを作成します。
  3. 仮想ターゲットのホスト名およびURI接頭辞を設定します。
  4. この仮想ターゲットを、使用可能なターゲットとしてパーティションに追加します。
  5. リソース・グループを作成します。
  6. 仮想ターゲットをリソース・グループに追加します。
  7. リソース・グループ・テンプレートを作成します。
  8. アプリケーションMySimpleEjbをリソース・グループ・テンプレートにデプロイします。
  9. リソース・グループをリソース・グループ・テンプレートに関連付けます。
  10. 変更をアクティブ化します。
  11. パーティションを起動します。

    注意:

    これが本番モードで作成する最初のパーティションの場合は、管理サーバーを再起動する必要があり、その後でパーティションが起動可能になります。

# Create Pep partition resource group, and resource group template
edit()
startEdit()
wls:/base_domain/edit/ !> domain=getMBean('/')
wls:/base_domain/edit/ !> peppart=domain.createPartition('Pep')
wls:/base_domain/edit/ !> vt=domain.createVirtualTarget('VirtualTarget-0')
wls:/base_domain/edit/ !> vt.setHostNames(jarray.array([String('localhost')],String))
wls:/base_domain/edit/ !> vt.setUriPrefix('/foo')
wls:/base_domain/edit/ !> peppart.addAvailableTarget(vt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprg=peppart.createResourceGroup('TestRG')
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.addTarget(vt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprgt=domain.createResourceGroupTemplate('TestRGT')
wls:/base_domain/edit/ !> deploy(appName='MySimpleEJB', path='c:/webservices/MySimpleEjb.jar', resourceGroupTemplate='TestRGT')
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.setResourceGroupTemplate(peprgt)
wls:/base_domain/edit/ !> activate()
wls:/base_domain/edit/ !> startPartitionWait(peppart) 

リソース・グループ・テンプレートの削除: 主なステップおよびWLSTの例

リソース・グループ・テンプレートを削除すると、ドメインの構成から恒久的に削除されます。リソース・グループ・テンプレートを削除すると、そのリソース・グループ・テンプレートにデプロイされているすべてのアプリケーションがアンデプロイされます。1つ以上のリソース・グループに参照されているリソース・グループ・テンプレートは、削除できません。リソース・グループ・テンプレートを削除する前に、先にそれに対する参照を削除する必要があります。

  1. 削除するリソース・グループ・テンプレートの参照元のリソース・グループを選択します。

  2. リソース・グループを削除します。

  3. リソース・グループ・テンプレートを削除します。

リソース・グループ・テンプレートの削除: WLSTの例

この例では、次の操作を実行しています。

  1. ドメイン・パーティションを作成します。
  2. 仮想ターゲットを作成します。
  3. 仮想ターゲットのホスト名およびURI接頭辞を設定します。
  4. この仮想ターゲットを、使用可能なターゲットとしてパーティションに追加します。
  5. リソース・グループを作成します。
  6. 仮想ターゲットをリソース・グループに追加します。
  7. リソース・グループ・テンプレートを作成します。
  8. リソース・グループをリソース・グループ・テンプレートに関連付けます。
  9. リソース・グループ・テンプレートをリソース・グループから設定解除します。
  10. リソース・グループ・テンプレートをドメインから削除します。
  11. 変更をアクティブ化します。
  12. パーティションを起動します。

    注意:

    これが本番モードで作成する最初のパーティションの場合は、管理サーバーを再起動する必要があり、その後でパーティションが起動可能になります。

# Create Pep partition resource group, and resource group template
edit()
startEdit()
wls:/base_domain/edit/ !> domain=getMBean('/')
wls:/base_domain/edit/ !> peppart=domain.createPartition('Pep')
wls:/base_domain/edit/ !> vt=domain.createVirtualTarget('VirtualTarget-0')
wls:/base_domain/edit/ !> vt.setHostNames(jarray.array([String('localhost')],String))
wls:/base_domain/edit/ !> vt.setUriPrefix('/foo')
wls:/base_domain/edit/ !> peppart.addAvailableTarget(vt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprg=peppart.createResourceGroup('TestRG')
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.addTarget(vt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprgt=domain.createResourceGroupTemplate('TestRGT')
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.setResourceGroupTemplate(peprgt)
wls:/base_domain/edit/ !> peprg.unSet('ResourceGroupTemplate')
wls:/base_domain/edit/ !> domain.destroyResourceGroupTemplate(peprgt)
wls:/base_domain/edit/ !> activate()
wls:/base_domain/edit/ !> startPartitionWait(peppart) 

リソース・グループ・テンプレートの構成: 関連タスクおよびリンク