6 プロパティ
使用可能なツールを合理化し、Web用のFormsアプリケーションを構築する開発プロセスを簡素化するために、Webデプロイに適用できないプロパティが削除されています。
この節の内容は以下のとおりです。
廃止されたプロパティ
キャラクタ・モードとメニューに関連付けられたプロパティなど、多数のプロパティが削除されています。
これらの廃止されたプロパティを含むフォームを開くと、プロパティは無視され、Oracle Formsには表示されません。注意事項に記載されているものを除き、ランタイムにこれらのプロパティを使用しようとするコードはエラーになります。
表6-1 廃止されたプロパティ
廃止されたプロパティ | 適用先 | アップグレードのノート |
---|---|---|
文字モードの論理属性 |
項目、キャンバスなど |
アップグレード・オプションはありません。 |
コマンド・タイプ |
メニュー項目 |
このプロパティは部分的に廃止されています。有効な値は、Null、PL/SQLおよびMenuだけです。 無効な値となったPlus、FormまたはMacroをメニュー・モジュールに使用している場合、これらの値は「コマンド・テキスト」プロパティで次のPL/SQLコードに置換されます。 Plus: /* HOST('sqlplus <old_code>'); */ null; Form: /* CALL_FORM(<old_code>); */ null; Macro: /* MACRO: <old_code>; */ null; <old_code>は、アップグレード前の「コマンド・テキスト」プロパティの値です。元のコードを新しいPL/SQLコードに置換できるように、置き換えるPL/SQLコードにはコメントが付いています。 |
データ・ブロックの記述 |
blocks |
アップグレード・オプションはありません。 |
固定長 |
items |
フォーマット・マスクを該当する数のプレースホルダと共に使用して、項目に入力するデータの長さを制限または制御します。 |
ヘルプの説明 |
メニュー項目 |
アップグレード・オプションはありません。 |
データ・ブロック・メニューにリスト済 |
blocks |
アップグレード・オプションはありません。 |
リスト・タイプ |
LOV |
すべての値リストがレコード・グループに基づくようになったため、このプロパティは廃止されました。 |
メニュー・ソース |
forms |
値「データベース」は無効になりました。 このプロパティの有効な値は「ファイル」のみです。したがって、ランタイムにFormsではMMXファイルを探すために標準の検索パスが使用されます。 |
ランタイム互換性モード |
forms |
ランタイムに無視されます。5.0動作が常に使用されます。常に5.0の動作が適用されます (ランタイム動作については、Forms Developerのオンライン・ヘルプを参照してください)。 NULL項目に対してWHEN-VALIDATE-ITEMを実行できるようにするには、DEFER_REQUIRED_ENFORCEMENTプロパティに4.5を指定します。 (Formsアプリケーションで「ランタイム互換性モード」プロパティが4.5に設定されている場合、Oracle Forms Migration Assistantは「必須の実施を遅延」プロパティを自動的に4.5に設定します。) |
トリガー・スタイル |
トリガー |
すべてのトリガーがPL/SQLトリガーになりました。 |
黒地に白 |
項目、キャンバスなど |
アップグレード・オプションはありません。 |