7 WindowsサービスとしてのOracle GoldenGate Veridataの実行

このトピックでは、WindowsサービスとしてOracle GoldenGate Veridataを実行する方法について説明します。

7.1 WindowsサービスとしてのOracle GoldenGate Veridataの実行(サーバー用)

コマンド・スクリプトの検索

  1. Oracle GoldeGate Veridataインストール・ディレクトリでwindows_service_admin.cmd_sampleおよびwindows_service_veridata.cmd_sampleファイルを検索します。たとえば、C:\Oracle\OracleHome122140\veridata\scriptsです。
  2. それぞれのファイルの手順に従って両方のファイルを編集し、ファイル名から_sampleを削除して名前を変更します。
  3. ファイルをORACLE_HOMEディレクトリにコピーします。

    ノート:

    WindowsユーザーにOracle GoldenGate Veridataのインストール済ファイルに対する読取り/書込み権限があることを確認します。

起動アイデンティティ・ファイルの作成

  1. WeblogicでWeblogicユーザー名およびパスワードを管理するためにブート・アイデンティティ・ファイルが作成されていない場合は、Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理ガイド管理サーバー用の起動アイデンティティ・ファイルの作成および管理対象サーバー用の起動アイデンティティ・ファイルの作成の項に従います。

    ノート:

    Oracle GoldenGate Veridataのデフォルト・インストールの場合、Verdiata管理対象サーバーでは、管理サーバーと同じ起動アイデンティティ・ファイルが使用されます。Veridata管理対象サーバーで、Securityフォルダにboot.propertiesを作成します。たとえば、C:\Oracle\OracleHome122140\user_projects\domains\base_domain\servers\VERIDATA_server1\security
  2. cwallet.ssoファイルを検索し、適切なユーザー権限を確認します(サービスをインストールするユーザーには、このファイルに対する読取り/書込み権限がある必要があります)。cwallet.ssoの場所のパスの例: C:\Oracle\OracleHome122140\user_projects\domains\base_domain\config\fmwconfig\bootstrap

管理サービスのインストール

  1. Oracle WebLogicインストール済ディレクトリでinstallSvc.cmdを検索します。たとえば、ORACLE_HOME = C:\Oracle\OracleHome122140の場合、コマンド・スクリプトはC:\Oracle\OracleHome122140\wlserver\server\binに見つかります。
  2. スクリプト・ファイルのバックアップを取得します。
  3. タグENDLOCALの前でスクリプト・ファイルを編集し、ファイルを保存します。

    次の行を削除します。

    "%WL_HOME%\server\bin\%WLSVC_EXE_TO_USE%" -install -svcname:"wlsvc
        %DOMAIN_NAME%_%SERVER_NAME%" -svcdescription:"%SERVICE_DESCRIPTION%"
        -javahome:"%JAVA_HOME%" -execdir:"%USERDOMAIN_HOME%"
        -maxconnectretries:"%MAX_CONNECT_RETRIES%" -host:"%HOST%" -port:"%PORT%"
        -extrapath:"%EXTRAPATH%" -password:"%WLS_PW%" -cmdline:%CMDLINE%
    次の行を追加します。
    "%WL_HOME%\server\bin\%WLSVC_EXE_TO_USE%" -install -svcname:"wlsvc
        %DOMAIN_NAME%_%SERVER_NAME%" -delay:180000  -svcdescription:"%SERVICE_DESCRIPTION%"
        -javahome:"%JAVA_HOME%"  -execdir:"%USERDOMAIN_HOME%"
        -maxconnectretries:"%MAX_CONNECT_RETRIES%"  -host:"%HOST%" -port:"%PORT%"
        -extrapath:"%EXTRAPATH%"  -password:"%WLS_PW%" -cmdline:%CMDLINE%
        -log:"C:\Oracle\OracleHome122140\AdminServer-stdout.txt"
    上の行で、次のように編集します。

    -svcname: インストールされるサービス名

    -delay: Oracle GoldenGate Veridataサーバーの起動時間による(ミリ秒)

    -log: インストール・ディレクトリに従ってログ・ファイルの場所を編集します。

  4. コマンド・プロンプトで、windows_service_admin.cmdファイルを実行します。
  5. services.mscを実行してインストールを確認します。
  6. サービスを起動し、管理サーバーが起動していることを確認します(ブラウザでコンソールUIを開きます)。
詳細は、WindowsサービスとしてのWebLogic Serverインスタンスの設定を参照してください。

Veridataマネージド・サービスのインストール

  1. Oracle WebLogicインストール済ディレクトリでinstallSvc.cmdを検索します。たとえば、ORACLE_HOME = C:\Oracle\OracleHome122140の場合、コマンド・スクリプトはC:\Oracle\OracleHome122140\wlserver\server\binに見つかります。
  2. スクリプト・ファイルのバックアップを取得します。
  3. タグENDLOCALの前でスクリプト・ファイルを編集し、ファイルを保存します。
    次の行を削除します。
    "%WL_HOME%\server\bin\%WLSVC_EXE_TO_USE%" -install -svcname:"wlsvc
        %DOMAIN_NAME%_%SERVER_NAME%" -svcdescription:"%SERVICE_DESCRIPTION%"
        -javahome:"%JAVA_HOME%" -execdir:"%USERDOMAIN_HOME%"
        -maxconnectretries:"%MAX_CONNECT_RETRIES%" -host:"%HOST%" -port:"%PORT%"
        -extrapath:"%EXTRAPATH%" -password:"%WLS_PW%" -cmdline:%CMDLINE%
    次の行を追加します。
    "%WL_HOME%\server\bin\%WLSVC_EXE_TO_USE%" -install -svcname:"wlsvc
        %DOMAIN_NAME%_%SERVER_NAME%" -delay:180000 -depend:"wlsvc  base_domain_AdminServer"
        -svcdescription:"%SERVICE_DESCRIPTION%"  -javahome:"%JAVA_HOME%"
        -execdir:"%USERDOMAIN_HOME%"  -maxconnectretries:"%MAX_CONNECT_RETRIES%" -host:"%HOST%"
        -port:"%PORT%"  -extrapath:"%EXTRAPATH%" -password:"%WLS_PW%" -cmdline:%CMDLINE%
        -log:"C:\Oracle\OracleHome122140\VeridataServer-stdout.txt"
    上の行で、次のように編集します。

    -svcname: インストールされるサービス名

    -delay: Oracle GoldenGate Veridataサーバーの起動時間による(ミリ秒)

    -depend: 管理サーバー・サービス名

    -log: インストール・ディレクトリに従ってログ・ファイルの場所を編集します。

  4. コマンド・プロンプトで、windows_service_veridata.cmdファイルを実行します。
  5. services.mscを実行してインストールを確認します。
  6. サービスを起動し、Oracle GoldenGate Veridataサーバーが起動していることを確認します(ブラウザでコンソールUIを開きます)。

    ノート:

    Oracle GoldeGate Veridataサーバー・サービスを開始する前に、管理サーバーが起動されて実行中であることを確認してください。
詳細は、管理サーバーと管理対象サーバーの起動順序の強制を参照してください。

7.2 WindowsサービスとしてのOracle GoldenGate Veridataの実行(エージェント用)

Windowsプラットフォームでは、Oracle GoldenGate Veridataエージェントのインストール後に、エージェントをサービスとして実行します。スクリプトはAGENT_DEPLOY_LOCATION\serviceにあります。serviceディレクトリのREADME.txtファイルには、エージェントをサービスとして実行する手順が記載されています。

Windowsサービスとしてインストールするには:

  1. Oracle GoldenGate Veridataエージェントのデプロイメント・ディレクトリに移動します。

  2. Serviceフォルダに移動します。

  3. agent_service.propertiesファイルを編集します。

  4. _VERIDATA_SERVICE_NAMEを見つけて、エージェントのサービス名に変更します。名前に使用できるのは、英数字のみです。特殊文字や空白は使用できません。

  5. _AGENT_PROPERTY_FILEを見つけて、サービスとして実行する必要があるエージェント・プロパティ・ファイル名に変更します。
  6. 保存してファイルを閉じます。

  7. Windowsコマンド・セッションを実行します。
  8. Install_veridata_Agent.batスクリプトを実行します。

エージェント・サービスをアンインストールするには:

  1. Windowsコマンド・セッションを実行します。

  2. エージェントのデプロイメント・ディレクトリからUninstall_Veridata_Agent.batを実行します。

Veridataエージェントを起動および停止するには:

  1. コマンド・プロンプトを開き、エージェントがデプロイされているディレクトリに移動します。

  2. 次のいずれかのコマンドを実行します。

    (エージェントを起動します)

    Start_Veridata_Agent.bat 
    

    または

    Stop_Veridata_Agent.bat