OracleConfigurationメンバー

OracleConfigurationメンバーは次の表にリスト表示されています。

OracleConfiguration接続プロパティ

OracleConfiguration接続プロパティを、表7-24にリストします。

表7-24 OracleConfiguration接続プロパティ

プロパティ 説明

DatabaseEditionName

接続オブジェクトのOracleエディション名を指定します

DisableOOB

下層プロトコルから渡された緊急データを使用した、アウト・オブ・バンド・ブレーク・メッセージの送受信をOracle Netサービスで有効にするかどうかを指定します

DrcpConnectionClass

ODP.NET接続で使用されるDRCP接続プールを識別する論理名を指定します

HostnameDefaultServiceIsHost

サービス名を指定する必要がないように、サービス名をOracle Easy Connectネーミングのホスト名にデフォルト設定するかどうかを指定します

NamesDirectoryPath

クライアント名解決参照に使用されるネーミング・メソッドの順序を指定します

OracleDataSources

OracleConfigurationを介して追加されたTNSエントリのコレクションを戻します

TcpConnectTimeout

タイムアウトする前に、クライアントがデータベース・サーバーへのTCP接続(TNS接続アドレスのPROTOCOL=tcp)を確立する時間を秒単位で指定します

TnsAdmin

tnsnames.oraまたはsqlnet.oraディレクトリの場所(あるいはその両方)を指定します

OracleConfigurationセキュア接続プロパティ

OracleConfigurationセキュア接続プロパティを、表7-25にリストします。

表7-25 OracleConfigurationセキュア接続プロパティ

プロパティ 説明

SqlNetAuthenticationServices

SSL付きTCP/IPなどの1つ以上の認証サービスを有効にします

SqlNetEncryptionClient

暗号化クライアントの動作を指定します

SqlNetEncryptionTypesClient

クライアントが使用できる暗号化アルゴリズムを指定します

SqlNetCryptoChecksumClient

チェックサム・クライアントの動作を指定します

SqlNetCryptoChecksumTypesClient

クライアントが使用できる暗号チェックサム・アルゴリズムを指定します

SqlNetWalletOverride

データベース接続用の格納済ウォレットのパスワード資格証明でクライアントが厳密認証資格証明をオーバーライドするかどうかを指定します

SqlnetURI

WebSocketユニバーサル・リソース識別子を指定します

SSLServerDNMatch

データベース・サーバーの識別名(DN)がそのサービス名と一致するようにします

SSLVersion

特定のSSL/TLSバージョンを使用するように接続を強制します

WalletLocation

ウォレットの場所を指定します

OracleConfigurationコマンド・プロパティ

OracleConfigurationコマンド・プロパティを、表7-26にリストします。

表7-26 OracleConfigurationコマンド・プロパティ

プロパティ 説明

AddOracleTypesDeserialization

ODP.NET固有のデータ型を許可リストに追加して、DataSetまたはDataTableへのデシリアライゼーションを許可します

BindByName

パラメータ・コレクションに使用されるバインディング・メソッドが名前によるのか、位置によるのかを指定します

CommandTimeout

例外で実行を終了するまでコマンドの実行を可能にする秒数を指定します

OracleConfigurationディレクトリのプロパティ

OracleConfigurationディレクトリのプロパティを、表7-27にリストします。

表7-27 OracleConfigurationディレクトリのプロパティ

プロパティ 説明

DefaultAdminContext

接続識別子を作成、変更または参照できるLDAP Oracleコンテキストが含まれたデフォルトのディレクトリ・エントリを指定します

DirectoryServers

プライマリおよび代替LDAPディレクトリ・サーバーのホスト名およびポート番号をリストします

DirectoryType

Oracle Internet DirectoryやMicrosoft Active Directoryなど、使用されるディレクトリ・サーバー・タイプを指定します

LdapAdmin

ldap.oraディレクトリの場所を指定します

NamesLdapAuthenticateBind

接続文字列内の名前を解決するためにLDAPディレクトリに接続したときに、LDAPネーミング・アダプタで、指定したウォレットを使用して認証を試行するかどうかを指定します

NamesLdapConnTimeout

LDAPサーバーへの非ブロッキング接続タイムアウトを指定します

OracleConfiguration高可用性プロパティ

OracleConfiguration高可用性プロパティを、表7-28にリストします。

表7-28 OracleConfiguration高可用性プロパティ

プロパティ 説明

DbNotificationAddress

連続問合せ通知機能のためにデータベースが送信するすべての通知について、プロバイダがリスニングするアドレスを指定します。

DbNotificationPort

連続問合せ通知、高速接続フェイルオーバーまたはランタイム接続ロード・バランシング機能(あるいはそのすべて)について、データベースが送信するすべての通知について、プロバイダがリスニングするポート番号を指定します

HAEvents

アプリケーションはアプリケーションの高可用性を維持するために高速接続フェイルオーバー・イベントを受信できるようになります

OnsConfigFile

Oracle Notification Service (ONS)の動作を定義する構成ファイルを指定します

OnsMode

ONSデーモン・モードをlocalまたはremoteとして指定します

OnsProtocol

ONS接続がTCP/IPとSSL/TLS付きTCP/IPのどちらを使用するかを定義します

OnsWalletLocation

ONSウォレットのディレクトリの場所を指定します

OracleOnsServers

OracleConfigurationを介して追加された論理ONSサーバーのコレクションを戻します

ServiceRelocationConnectionTimeout

使用不能になっているサービスへの接続を再試行する前に待機する時間を指定します。

OracleConfigurationパフォーマンス・プロパティ

OracleConfigurationパフォーマンス・プロパティを、表7-29にリストします。

表7-29 OracleConfigurationパフォーマンス・プロパティ

プロパティ 説明

FetchSize

1回のデータベース・ラウンドトリップでフェッチしたデータをプロバイダがキャッシュするために割り当てる合計メモリー・サイズをバイト単位で指定します

LoadBalancing

アプリケーションはランタイム接続ロード・バランシング情報を受信できるようになります

MaxStatementCacheSize

自動チューニングが有効化されている場合にキャッシュできる文の最大数を指定します

PerformanceCounters

パブリッシュするODP.NET接続のパフォーマンス・カウンタを指定して、それを監視できるようにします

ReceiveBufferSize

セッションの受信操作に使用するバッファ領域の制限を指定します

SelfTuning

ODP.NETアプリケーションに対して自動チューニングが有効かどうかを指定します

SendBufferSize

セッションの送信操作に使用するバッファ領域の制限を指定します

StatementCacheSize

各データベース接続に対してキャッシュされるカーソルまたは文の数を指定します

TcpNoDelay

TCP/IPプロトコル・スタック内でバッファ・フラッシングの遅延を回避します

OracleConfigurationデバッグ・トレース・プロパティ

OracleConfigurationデバッグ・トレース・プロパティを、表7-30にリストします。

表7-30 OracleConfigurationデバッグ・トレース・プロパティ

プロパティ 説明

TraceFileLocation

プロバイダ・トレースを出力する宛先ディレクトリを指定します

TraceFileMaxSize

各トレース・ファイルの最大ファイル・サイズを指定します

TraceLevel

ODP.NET呼出しをトレースしてプロバイダの問題を診断するために生成されたトレース・レベルを指定します

TraceOption

マルチスレッド・アプリケーション用に単一のトレース・ファイルまたは複数のトレース・ファイルを生成するかどうかを指定します