6 GGSA用の本番クラスタの作成

この章では、次のように構成された6つのコンピュート・インスタンスを含む本番クラスタ例を使用して、OCIでGGSA用の本番クラスタを作成する方法について説明します:

本番クラスタには、少なくとも1つのWeb層コンピュート・インスタンス、2つのSparkマスター・コンピュート・インスタンス、および任意の数のSparkワーカーおよびKafkaのワーカー・インスタンスが必要です。SparkワーカーとKafkaを実行するには、最低2つのワーカー・インスタンスが必要です。GGSA MAクラスタ

  1. GGSA Web層を実行する単一のコンピュート・インスタンス。最小シェイプはVM 2.4です。このWeb層インスタンスは、クラスタの要塞ホストとしても機能し、パブリック・リージョナル・サブネットに作成する必要があります。
  2. Sparkマスター・プロセスを実行する2つのSparkマスター・コンピュート・インスタンス。最小シェイプはVM 2.2です。両方のインスタンスを同じシェイプにすることができ、プライベート・リージョナル・サブネットに作成する必要があります。
  3. Sparkワーカー、KafkaブローカおよびZookeeperプロセスを実行している3つのワーカー・インスタンス。最小シェイプはVM 2.2です。すべての3つのインスタンスを同じシェイプにすることができ、プライベート・リージョナル・サブネットに作成する必要があります。

すべてのインスタンスでは、GGSA、GGBD、Spark、Kafka、MySQLおよびNginxでパッケージ化されたGGSAイメージが使用されます。

GGSA本番クラスタをプロビジョニングするには、まずカスタムGGSA VMイメージを使用してGGSAコンピュート・インスタンスをプロビジョニングする必要があります。GGSA VMイメージには、GGSA、GGBD、Spark、Kafka、MySQL、OSA、Nginxなどのバイナリが含まれます。GGSAイメージ以外の追加のソフトウェアは必要ありません。イメージには次のスクリプトがパッケージ化されています:
  • init-kafka-zk.sh: ワーカーVMでZookeeperおよびKafkaを初期化するBashスクリプト
  • init-spark-master.sh: SparkマスターVMでSparkマスターを初期化するBashスクリプト
  • init-spark-slave.sh: ワーカーVMでSparkワーカーを初期化するBashスクリプト
  • init-web-tier.sh: Web層VMでGGSA Web層を初期化するBashスクリプト