1.1.2.11 リリース19.1.0.0.0 - 既知の問題

この項では、Oracle Stream Analyticsリリース19.1.0.0.0の既知の問題および回避策を示します。

1.1.2.11.1 HAが有効になっているときにバッチ遅延が増加する

バグ番号: 27754912

影響を受けるプラットフォーム: すべて

パイプラインの公開中、HAを有効にすると、バッチ・スケジュールの遅延が見られることがあります。これは既知の問題です。

回避策

回避策はありません

1.1.2.11.2 ライブ出力表に含まれる行が1行の場合、ドロップダウン・リストの値が表示されない

バグ番号: 27473663

影響を受けるプラットフォーム: すべて

ライブ出力表に含まれる行が1行の場合、ドロップダウン・リスト内の値の全部は表示されません。これは既知の問題です。

回避策

水平方向の分割線を引き上げて、表示される表部分を増やします。

1.1.2.11.3 CoherenceキャッシュでSDO_GEOMETRYがサポートされない

問題

バグ番号: 27480822

影響を受けるプラットフォーム: すべて

Coherenceキャッシュでは、SDO_GEOMETRYへのデータ型変換はサポートされていません。これは制限事項です。

回避策

回避策はありません

1.1.2.11.4 パターンでイベントを正しく検出できない

問題

バグ番号: 25132943

影響を受けるプラットフォーム: すべて

基礎となるSpark Streamingでバッチ実行時間を1秒として構成した場合、パターン一致句は、1秒以内の間隔で正しく発生しているイベントを検出できません。これは制限事項です。

回避策

回避策はありません

1.1.2.11.5 テキスト・フィールドのデフォルト文字列制限

バグ番号: 27701535

影響を受けるプラットフォーム: すべて

パイプライン内のテキスト・フィールドのサイズには制限があります。1024文字を超えるテキスト・フィールドは処理されません。

1.1.2.11.6 予測モデルの制限付きサポート

予測モデルのインポートおよびスコアリングには、ドキュメント化されていない制限が含まれている可能性があります。これらはそのまま使用してください。

1.1.2.11.7 エグゼキュータのクラッシュ後にHAシナリオでイベントが失われる可能性がある

バグ番号: 29697956

影響を受けるプラットフォーム: すべて

エグゼキュータは起動して実行されているが、CQLエンジンがまだブートストラップされていない場合に到着したイベントでは、タスクが失敗する可能性があります。デフォルトでは、Sparkによって各タスクが3回試行された後、そのタスクが失敗として報告されます。これは既知の問題です。

回避策

回避策はありません。

1.1.2.11.8 相関パターンでnumberデータ型はサポートされない

バグ番号: 29801715

影響を受けるプラットフォーム: すべて

相関パターンでは、numberデータ型はサポートされません。そのため、相関パターンにNumber型のパラメータを選択すると、Sparkログ・ファイルに例外がスローされます。回避策として、int、float、doubleまたはbigintデータ型を使用するか、numberデータ型にtoDouble関数を適用して相関パターンで使用します。

回避策

回避策として、int、float、doubleまたはbigintデータ型を使用するか、numberデータ型にtoDouble関数を適用して相関パターンで使用します。

1.1.2.11.9 SparkのREST送信サーバーが無効化されている

Oracle Stream Analyticsは、Sparkスタンドアロン・クラスタで構成されている場合に、REST送信サーバーを使用してパイプラインをデプロイします。Spark 2.4.0以降のバージョンでは、REST送信サーバーがデフォルトで無効化されています。

スタンドアロン・クラスタのSpark REST送信サーバーを確認または有効化してください。Spark REST送信サーバーを有効にするには、クラスタの起動時に、プロパティspark.master.rest.enabledTrueに設定します。たとえば、クラスタを起動する前に、Sparkのデフォルト構成ファイル${SPARK_HOME}/conf/spark-defaults.confに追加する方法があります。詳細は、Sparkのドキュメントを参照してください。

1.1.2.11.10 JMSストリームの使用時にクラスのロードに失敗する

バグ: 29022250

影響を受けるプラットフォーム: すべて

永続サブスクリプションを持つJMSストリームの使用時に、次のエラーが発生する可能性があります: FAILED TO LOAD CLASS WEBLOGIC.JMS.COMMON.INVALIDCLIENTIDEXCEPTION。これは、JMS永続サブスクリプションが排他的であることと、既存のパイプラインでサブスクリプションが作成済であることが原因です。

回避策

別のクライアントIDまたはサブスクリプション名を使用するようにストリームの設定を変更するか、JMSサブスクライバを実行する不要なパイプラインを中断します。

1.1.2.11.11 一部の特殊なルール構成では出力イベントが表示されない

バグ: 29015898

影響を受けるプラットフォーム: すべて

ルール・ステージで、すでにルールによって設定されている値を別のルールで変更すると、ライブ出力表にイベントは表示されません。

回避策

この問題に対処するには、別のルール・ステージを作成します。

1.1.2.11.12 エグゼキュータ・フェイルオーバーのOBRが含まれるパイプラインで出力イベントが順序付けされない

バグ: 29112584

影響を受けるプラットフォーム: すべて

異なるパーティション間でのイベントの順序付けは保証されません。イベントは同じパーティション内で順序付けられます。

回避策

回避策はありません。

1.1.2.11.13 問合せグループ→表ステージが特定のウィンドウ・タイプで機能しない

バグ: 29795496

影響を受けるプラットフォーム: すべて

問合せグループ→表ステージは、「定数値」、行(スライドなし)および「現在」ウィンドウ・タイプでは機能しません。問合せグループまたは表ステージで前述のウィンドウ・タイプに基づいてグループを追加すると、パイプラインが壊れた状態でレンダリングされ、次のUIエラーが表示されます: パイプラインの開始に失敗しました。 : 未検出の例外。 : 構文エラー。予約されたCQLキーワードの使用方法が無効です: "on"

回避策

問合せグループから別のステージを作成し、その新しいステージで「グループ」および「定数値」ウィンドウを構成します。