オーダリング・サービス設定の管理

このトピックでは、ファウンダおよび参加者がオーダリング・サービス設定を管理する方法について説明します。

オーダリング・サービス設定のエクスポート

ファウンダとしてネットワークに参加者を追加する場合は、インスタンスのオーダリング・サービス設定をダウンロードして、インポート用に参加者に付与する必要があります。参加者は、ファウンダのオーダリング・サービス設定をアップロードするまでネットワーク上で通信できません。

複数のメンバーがいるネットワークを作成するために実行する必要があるプロセスの詳細は、「参加者組織をOracle Blockchain Platformネットワークに参加させるための一般的なワークフロー」を参照してください。
一般的ではありませんが、ファウンダが1つ以上のネットワーク参加者に別のオーダリング・サービスを公開することがあります。この場合、ファウンダは更新されたオーダリング設定をエクスポートし、影響を受ける参加者は変更された設定をインポートする必要があります。
ファウンダがオーダリング・サービス設定を変更し、ネットワークに対して実行されているアプリケーションがある場合、変更したオーダリング・サービス設定を使用するようにそれらのアプリケーションを手動で更新する必要があります。
  1. ファウンダのコンソールに移動し、ネットワーク・タブを選択します。
  2. 組織表に移動し、ファウンダIDを特定して「その他のアクション」をクリックし、「オーダリング設定のエクスポート」を選択します。
  3. オーダリング設定情報が含まれているJSONファイルを保存する場所を指定します。「OK」をクリックします。
  4. オーダリング設定エクスポート・ファイルをインスタンスにインポートする必要がある参加者にこのファイルを送信します。
    コンソールおよびREST APIによってエクスポートされたファイルは、同じコンポーネントによるインポートに対してのみ互換性があることに注意してください。つまり、コンソールで作成したエクスポート・ファイルは、REST APIを使用して正常にインポートできないということです。同様に、REST APIで作成したエクスポート・ファイルは、コンソールを使用して正常にインポートできないということです。

オーダリング・サービス設定のインポート

ネットワークに参加する参加者は、ネットワーク・ファウンダのオーダリング・サービス設定ファイルをインポートする必要があります。この設定ファイルがインスタンスにアップロードされるまで、ネットワーク上で通信できません。

複数のメンバーがいるネットワークを作成するために実行する必要があるプロセスの詳細は、「参加者組織をOracle Blockchain Platformネットワークに参加させるための一般的なワークフロー」を参照してください。
一般的ではありませんが、ファウンダが参加者に別のオーダリング・サービスを公開することがあります。この場合、ファウンダは更新されたオーダリング設定をエクスポートし、参加者は変更された設定をインスタンスにアップロードします。「オーダリング・サービス設定のエクスポート」を参照してください。
ファウンダがオーダリング・サービス設定を変更し、ネットワークに対して実行されているアプリケーションがある場合、変更したオーダリング・サービス設定を使用するようにそれらのアプリケーションを手動で更新する必要があります。
  1. 参加者のコンソールに移動し、ネットワーク・タブを選択します。
  2. 「オーダリング・サービス設定」をクリックし、「インポート」をクリックします。
  3. オーダリング設定ダイアログで、「オーダリング設定のアップロード」をクリックし、オーダリング設定情報が含まれるJSONファイルを特定して選択します。通常、このファイルの名前は<founderinstancename>-orderer-settings.jsonです。
    コンソールおよびREST APIによってエクスポートされたファイルは、同じコンポーネントによるインポートに対してのみ互換性があることに注意してください。つまり、コンソールで作成したエクスポート・ファイルは、REST APIを使用して正常にインポートできないということです。同様に、REST APIで作成したエクスポート・ファイルは、コンソールを使用して正常にインポートできないということです。
  4. オーダリング設定ダイアログで、「送信」をクリックして、オーダリング設定を参加者にアップロードします。

オーダリング・サービス設定の編集

ファウンダ・インスタンスのオーダリング・サービス設定を更新できます。

オーダリング・サービス設定の編集に関する次の重要な情報に注意してください:
  • 更新された設定は、新しいチャネルを作成するときに使用され、既存のチャネルには適用されません。

  • 個別に既存のチャネルのオーダリング・サービス設定を更新することもできます。チャネル・タブに移動し、チャネルを特定してその他のアクション・メニューをクリックし、「オーダリング・サービス設定の更新」を選択します。

  • オーダリング・サービス設定を変更し、ネットワークに対して実行されているアプリケーションがある場合、変更したオーダリング・サービス設定を使用するようにそれらのアプリケーションを手動で更新する必要があります。

  • 一般的ではありませんが、一部のネットワーク参加者に別のオーダリング・サービスを公開することがあります。この場合、更新されたオーダリング設定をエクスポートし、必要な参加者は変更された設定をインポートします。「オーダリング・サービス設定のエクスポート」を参照してください。

このタスクを実行するには、管理者である必要があります。
  1. ファウンダのコンソールに移動し、ネットワーク・タブを選択します。
  2. オーダリング・サービス設定ボタンをクリックします。
    オーダリング・サービス設定ダイアログが表示されます。
  3. 必要に応じて設定を更新します。
    フィールド 説明
    バッチ・タイムアウト(ミリ秒) バッチが作成されるまでシステムが待機する時間をミリ秒単位で指定します。1から3600000までの数値を入力します。
    最大メッセージ数 バッチに含めるメッセージの最大数を指定します。1から4294967295までの数値を入力します。
    絶対メッセージ・バイト数 バッチ内のシリアライズされたメッセージに許容される最大バイト数を指定します。

    この数値は、優先メッセージ・バイト数・フィールドに入力する値より大きくする必要があります。

    優先メッセージ・バイト数 バッチ内のシリアライズされたメッセージに許容される優先バイト数を指定します。このサイズよりも大きいメッセージはより大きなバッチになりますが、バッチ・サイズは絶対メッセージ・バイト数フィールドで指定したバイト数以下になります。

    この値は1MB以下に設定することをお薦めします。

    このフィールドに入力する値は、絶対メッセージ・バイト数フィールドに入力する値より小さくする必要があります。

  4. 「更新」をクリックします。
    更新された設定が保存されます。

オーダリング・サービス設定の表示

参加者のOracle Blockchain Platformインスタンスにインポートされたオーダリング・サービス設定を表示できます。

一般的ではありませんが、ファウンダがネットワーク参加者に別のオーダリング・サービスを公開することがあります。この場合、ファウンダは更新されたオーダリング設定をエクスポートし、参加者は変更された設定をインスタンスにアップロードします。「オーダリング・サービス設定のインポート」を参照してください。
ファウンダがオーダリング・サービス設定を変更し、ネットワークに対して実行されているアプリケーションがある場合、変更したオーダリング・サービス設定を使用するようにそれらのアプリケーションを手動で更新する必要があります。
  1. 参加者のコンソールに移動し、ネットワーク・タブを選択します。
  2. 「オーダリング・サービス設定」をクリックし、「表示」をクリックします。
    オーダリング設定ダイアログが表示されます。