開発者向けのクイック スタート ガイド

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ワークスペースの準備および作成

Workshop for WebLogic は Eclipse ベースのツールであり、ポータルを開発するために使用します。Workshop for WebLogic は、プロジェクトを編成し、プリファレンスを追跡するためにワークスペースを使用します。

この章では、以下のトピックについて説明します。

 


ワークスペースおよびプロジェクト ディレクトリの設定

ワークスペースは、Workshop for WebLogic カラープリファレンス、最近開いたファイル、キャッシュなど全てのコンフィグレーションと状態情報を含むディレクトリです。デフォルトで、作成されたポータル プロジェクトがワークスペースに保存されます。

ヒント : ベスト プラクティスは、ワークスペース以外の場所に作成されたプロジェクトを保存することです。この編成によって、複数のエンタープライズ アプリケーションと共に使用する際のプロジェクト間のよりフレキシブルなリンク、さらに、再構築したエンタープライズ アプリケーションの容易な再組み立てなどをプロジェクトのチーム メンバー間で共有することができます。

ワークスペース ディレクトリ内のデフォルト プロジェクトの場所を使用するのではなく、ソース コントロールでプロジェクトを管理できるように、独自のディレクトリに置く必要があります。

これらのプロジェクトに対して別々のディレクトリを作成する必要があります。

コード リスト 2-1 は全てのモジュールに対して構造の例を表示します。この時点で全てのディレクトリを作成する必要はありませんが、後で (Workshop for WebLogic から) 作成するよりも今作成しておくが簡単です。

コード リスト 2-1 Module ディレクトリの例
HOME/workspaces/projectX/            # workspace directory for Project X

HOME/projects/projectX/              # directory for the Project X projects
                 projectXapp/        # your EAR project
                 projectX/           # your WAR project
                 projectXdatasync/   # a Datasync project
                 projectXejb/        # an EJB project
                 projectXutility/    # a J2EE utility project

HOME/domains/projectX/               # domain directory for Project X

 


ワークスペースの作成

プロジェクト ディレクトリの構造または設定を決定した後、Workshop for WebLogic でワークスペースを作成します。Workshop for WebLogic は、Eclipse IDE フレームワークをベースに構築されています。そのため、Workshop for WebLogic の標準的な機能の多くは、http://eclipse.org から入手できる Eclipse ドキュメントおよび Workshop for WebLogic オンライン ヘルプでも説明されています。

Workshop for WebLogic を起動するには、以下の手順を行います。

Microsoft Windows: [スタート] メニューから、[全てのプログラム|Oracle Products|Workshop for WebLogic] をクリックしてください。

Linux: Enter <BEA_HOME>/workshop_10.3/workshop

Workshop for WebLogic を起動すると、ワークスペースの名前を指定するためのダイアログが表示されます。「ワークスペースおよびプロジェクト ディレクトリの設定」で作成されたワークスペース フォルダを選択するか、新しいフォルダを作成します。

ヒント : ベストプラクティスとしては、インストール ディレクトリ以外の場所にワークスペースを作成します。WebLogic Portal を後で再インストールまたはアップグレードする場合の問題を軽減することができます。

Workshop for WebLogic を起動すると、初期ウィンドウに [ようこそ] 画面が表示されます。[ようこそ] 画面には、各種のローカル リソースおよびオンライン リソースへのリンクが表示されています。[ヘルプ|ようこそ] コマンドで [ようこそ] 画面に戻ります。これは、操作を続行する前にコンテンツを探索するために役に立ちます。

コードを書き始めるために、[ようこそ] 画面の右上にある [最近使ったパースペクティブ] ボタンをクリックします。Workshop for WebLogic はが表示されます。

図 2-1 Workshop for WebLogic IDE

Workshop for WebLogic IDE

Workshop for WebLogic は Eclipsed ベースのアプリケーションに対する基本的な開発環境です。Workshop for WebLogic には、メニュー バー、ツール バー、コード エディタおよびビューと呼ぶ情報ペインが含まれています。ビューを使用してプロパティ、プロジェクトなどをブラウズすることができます。

ウィンドウ レイアウトは、パースペクティブと呼ばれます。パースペクティブは、特定のリソースを持つ特定のタスクを実行するためにカスタマイズしたエディタとビューの事前設定の配置です。たとえば、Workshop for WebLogic は Java EE (以前は、J2EE) 開発、デバッグとポータルの開発のパースペクティブを提供します。各パースペクティブは大幅にカスタマイズすることも、独自のパースペクティブを作成することも可能です。

図 2-2 に示すように、Workshop for WebLogic の右上の角に最近使用されたパースペクティブが表示されます。プロジェクトを失わないでいつでもパースペクティブの間で切り替えることができ、プロジェクトをビューする方法のみ変更される。

最近使ったパースペクティブ

最近使ったパースペクティブ

 


関連情報

以下のトピックは、ワークスペースの準備と作成について詳しく説明します。


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