Oracle Identity Manager JBoss Application Server用インストレーションおよび構成ガイド リリース9.1.0.1 B52972-02 |
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この章では、非クラスタ・インストールのMicrosoft WindowsにOracle Identity Managerをインストールする方法について説明します。
関連項目: Oracle Identity ManagerをJBoss Application Serverクラスタ・インストールにデプロイする方法の詳細は、第5章「クラスタ・モードでのJBoss Application Serverのインストールと構成」を参照してください。 |
Oracle Identity Managerは、アプリケーション・サーバーを実行しているシステムにインストールする必要があります。Remote ManagerやDesign ConsoleなどのOracle Identity Managerコンポーネントは別のシステムにインストールすることができます。コンポーネントごとに独自のインストーラがあります。
この章では次の項目について説明します。
注意: Oracle Identity Manager製品のインストールに、Symantec pcAnywhereなどのリモート・クライアント・ツールを使用しないでください。 |
インストールの際に、Oracle Identity Managerインストーラによってスキーマがデータベースにロードされます。これは、Oracle Identity Managerインストーラを最初に実行したときにインストールされます。その後、その他のOracle Identity Managerコンポーネントをデプロイするためにインストーラを実行する際は、そのつどデータベース接続の情報を入力して同じスキーマに対してコンポーネントを構成します。必要な場合は、データベース管理者(DBA)に問い合せてください。
注意: スキーマのインストール中、OIM_HOME /logs ディレクトリにログ・ファイルが作成されます。 |
Oracle Identity ManagerのドキュメントはOIM_HOMEディレクトリに自動的にインストールされます。特に指定する必要はありません。各Oracle Identity Managerコンポーネントごとに完全なドキュメント・セットがインストールされます。
ここでは、Microsoft Windowsを実行しているコンピュータにOracle Identity Managerをインストールする方法を説明します。
注意: Oracle Identity Managerを既存のOracle Identity Managerインストールに上書きインストールしないでください。新たにインストールするたびに、別のホーム・ディレクトリを使用します。既存のOracle Identity Managerホーム・ディレクトリの名前を再利用する場合は、元のOracle Identity Managerホームのディレクトリ名を変更して、バックアップを作成します。すべてのOracle Identity Managerコンポーネントは異なるホーム・ディレクトリにインストールする必要があることに注意してください。たとえば、Remote ManagerをOracle Identity Managerと同じディレクトリにインストールすることはできません。 |
Microsoft WindowsホストにOracle Identity Managerをインストールするには、次のようにします。
Microsoft SQL Serverをデータベースとして使用する場合は、Oracle Identity Managerをインストールする前に、C:\Program Files\
Microsoft SQL Server 2005 Driver for JDBC
\lib\Sqljdbc.jar
ファイルをJBOSS_HOME
\server\default\lib\
ディレクトリにコピーし、ドライバの場所をシステムのCLASSPATH環境変数に追加してください。
Oracle Identity ManagerインストールCDをCD-ROMドライブにセットします。
Microsoft Windows Explorerを使用してインストールCDのinstallServerディレクトリにアクセスし、setup_server.exeファイルをダブルクリックします。
「インストーラ」ページで言語を選択し、「OK」をクリックします。「ようこそ」ページが表示されます。
「ようこそ」ページで「次へ」をクリックします。「管理ユーザー情報」ページが表示されます。
Oracle Identity Manager管理者として使用するパスワードを入力し、確認のために再入力し、「次へ」をクリックします。「OIMアプリケーション・オプション」ページが表示されます。
インストールする次のいずれかのアプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。
Oracle Identity Manager
監査およびコンプライアンス・モジュールを使用するOracle Identity Manager
関連項目: 監査およびコンプライアンス・モジュールの詳細は、『Oracle Identity Manager Audit Report開発者ガイド』を参照してください。 |
「ターゲット・ディレクトリ」ページで、次の手順のいずれかを実行します。
Oracle Identity Managerのデフォルト・ディレクトリはC:\oracle
です。Oracle Identity Managerをこのディレクトリにインストールするには、「次へ」をクリックします。
Oracle Identity Managerを別のディレクトリにインストールするには、「ディレクトリ」フィールドにパスを入力し、「次へ」をクリックします。
または、「参照」をクリックして必要な場所にナビゲートし、「次へ」をクリックします。
注意: ディレクトリ・パスが存在しない場合は、「ベース・ディレクトリの設定」フィールドが表示されます。「OK」をクリックします。ディレクトリが自動的に作成されます。Oracle Identity Managerのデフォルト・ディレクトリを作成するための書込み権限がない場合は、インストーラがディレクトリを作成できなかったことを知らせるメッセージが表示されます。「OK」をクリックしてメッセージ・ボックスを閉じた後、システム管理者に連絡して必要な権限を取得してください。 |
「データベース・サーバーの選択」ページで、Oracle Identity Managerで使用するデータベースのタイプとして「Oracle」または「SQL Server」のいずれかを指定し、「次へ」をクリックします。
「データベース情報」ページで、データベース・スキーマのインストールに必要なすべてのデータベース接続情報を指定します。
このスキーマは、Oracle Identity Managerを最初にインストールするときに、1回インストールします。その後は、この共通スキーマを使用するように他のすべてのOracle Identity Managerコンポーネントを構成します。
注意: 既存のデータベースに対してインストールするには、インストールするOracle Identity Managerのバージョンの動作が既存のデータベースのバージョンで保証されていることを確認します。動作保証されている構成の詳細は、『Oracle Identity Manager Readme』を参照してください。既存データベースに対してOracle Identity Managerをインストールすると、データベース・スキーマがすでに存在することを知らせ、インストール・プロセスの完了後に.xldatabasekeyファイルを既存のOracle Identity Managerのインストール場所から新しい このディレクトリが存在しない場合は、新しい |
次のデータベース情報を入力します。
「ホスト」フィールドに、データベースが存在するコンピュータのホスト名またはIPアドレスを入力します。
「ポート」フィールドに、データベースが接続をリスニングするポート番号を入力します。デフォルト・ポートは、Oracle Databaseでは1521、Microsoft SQL Serverでは1433です。
「データベースSID」フィールドに、データベース・インスタンスの名前を入力します。
「ユーザー名」フィールドに、Oracle Identity Managerのために作成したデータベース・アカウントのユーザー名を入力します。
「パスワード」フィールドに、Oracle Identity Managerデータベース・ユーザーのパスワードを入力します。
「次へ」をクリックしてこれらの設定をコミットします。
インストーラによってデータベースの接続およびデータベース・スキーマが存在するかどうかがチェックされます。問題がなければ、インストーラはプロセスの次の手順に進みます。問題がある場合は、エラー・メッセージが表示されます。
適切なデータベース・オプションを選択します。
データベースが存在し、接続が検出された場合は、手順11に進みます。
接続が検出されない場合は、新しい情報の入力または接続の修正を求められます。新しい情報を入力するか、接続を修正してから、「次へ」をクリックします。
「認証情報」ページが表示されます。
「認証情報」ページで、「Oracle Identity Managerのデフォルト認証」または「SSO認証」(シングル・サインオン認証)オプションを選択します。「SSO認証」を選択した場合は、シングル・サインオン・システムで使用されるヘッダー変数を「SSO認証のヘッダー値を入力してください」フィールドに指定する必要があります。「次へ」をクリックします。
「アプリケーション・サーバー」ページで「JBoss Application Server」を選択し、「次へ」をクリックします。「クラスタ情報」ページが表示されます。
次のいずれかの手順を実行して、サーバー構成(クラスタまたは非クラスタ)を指定します。
非クラスタ・インストールの場合は、「いいえ」を選択して「次へ」をクリックします。
クラスタ・インストールにデプロイしている場合は、「はい」を選択して一意のパーティション名を入力します。詳細は、第5章「クラスタ・モードでのJBoss Application Serverのインストールと構成」を参照してください。
「アプリケーション・サーバーの情報」ページに、アプリケーション・サーバーとJavaインストールの情報を次のように入力します。
アプリケーション・サーバー・インストール・ディレクトリのパスを入力します。
または、「参照」をクリックして、アプリケーション・サーバー・インストール・ディレクトリにナビゲートします。
JDKディレクトリのパスを入力します。
または、「参照」をクリックして、JDKディレクトリにナビゲートします。
その後、「次へ」をクリックします。「アプリケーション・サーバー構成のバックアップ」ページが表示されます。
インストーラによって既存のデータベースが検出された場合は、そのデータベースの使用を選択できます。
「はい」を選択し、「次へ」をクリックします。既存のデータベースが暗号化されていない場合は、暗号化することを求められます。「はい」を選択し、「次へ」をクリックします。
「サマリー」ページが表示されます。「インストール」をクリックして、Oracle Identity Managerアプリケーションをインストールします。
Oracle Identity Managerがインストールされると、インストーラのログ・ファイルの場所および実行する必要がある手順を示すメッセージが表示されます。
「OK」をクリックし、メッセージに表示されているインストール後の手順を実行します。
「完了」ページが表示されます。
「終了」をクリックして、インストーラを終了します。
Oracle Identity Managerのインストールの終了後、第8章「Oracle Identity ManagerおよびJBoss Application Serverのインストール後の構成」の手順を実行します。