Oracle Identity Manager IBM WebSphere Application Server用インストレーションおよび構成ガイド リリース9.1.0.1 B53901-01 |
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Oracle Identity Managerにはデータベースが必要です。Oracle Identity Managerのインストールを開始する前に、データベースをインストールして構成する必要があります。使用するデータベースに対応する項目を参照してください。
Oracle Identity ManagerでOracleデータベースを使用するためのタスクの概要を次に示します。
Oracleをインストールします。「Oracleデータベースのインストール」を参照してください。
Oracleデータベースを作成します。「Oracleデータベースの作成」を参照してください。
データベースを準備します。「Oracleデータベースの準備」を参照してください。
Oracleデータベースとともに提供されるドキュメントを参照して、Oracle9iまたは10gリリース2をインストールしてください。サポートされている特定のバージョンの詳細は、『Oracle Identity Manager Readme』を参照してください。基本インストールの使用をお薦めします。
注意: カスタム・インストールを選択した場合は、XAトランザクション・サポートに必要なJVMオプションを組み込む必要があります。 |
Oracle Identity Managerのために新しいOracleデータベース・インスタンスを作成する必要があります。データベースを作成する際は、Oracle JVM機能を構成し、クエリー・リライトを有効にしてください。
データベースを作成するためにDatabase Configuration Assistant(DBCA)ツールを使用できます。Oracle JVM機能を構成するには、DBCAの「標準データベース・オプション」ページでOracle JVM機能を選択します。
データベースでクエリー・リライトを有効にするには、DBCAの「すべての初期化パラメータ」フィールドで初期化パラメータ、QUERY_REWRITE_ENABLED
をTRUE
、QUERY_REWRITE_INTEGRITY
をTRUSTED
に設定します。
注意: Oracle Identity Managerインストールでは、Oracle Database用の最小ブロック・サイズを8Kに構成することをお薦めします。 |
データベース・インスタンスの作成の詳しい手順は、Oracleデータベースのドキュメントを参照してください。
Oracle Identity Managerリリースのグローバリゼーション・サポートのためには、データベースをUnicodeに対応するように構成することをお薦めします。Unicode対応に構成するには、次の手順を実行します。
DBCAの「キャラクタ・セット」タブでAL32UTF8を選択します。このキャラクタ・セットはUnicode規格をサポートしています。
DBCAの「すべての初期化パラメータ」フィールドでNLS_LENGTH_SEMANTICS
初期化パラメータをCHAR
に設定します。
関連項目: Oracle Identity Managerでのグローバリゼーション・サポートの詳細は、『Oracle Identity Managerグローバリゼーション・ガイド』を参照してください。 |
Oracleデータベースのインストールおよびデータベース・インスタンスの作成の後に、次のタスクを実行してOracle Identity Managerのためにデータベースの準備を行う必要があります。
クエリー・リライトが有効になっていることの確認
注意: クエリー・リライトを適用できるのは、Oracle Database Enterprise Editionを使用している場合のみです。 |
XAトランザクション・サポートの有効化
注意: XAトランザクション・サポートを有効にするにはJava仮想マシン(JVM)が必要です。Oracleデータベースのインストール時にOracle JVMコンポーネントをインストールしていない場合は、ここでインストールしてください。具体的な手順は、Oracleデータベースのドキュメントを参照してください。 |
Oracle Identity Managerデータを格納するための少なくとも1つの表領域の作成
Oracle Identity Managerのためのデータベース・ユーザー・アカウントの作成
これらのタスクを行ってOracle Identity ManagerのためにOracleデータベースを準備するには、次のいずれかのスクリプトを実行します。
これらのスクリプトは両方ともOracle Identity Managerインストーラの\installServer\Xellerate\db\oracle\
ディレクトリにあります。
prepare_xl_dbスクリプトを実行するための前提条件は次のとおりです。
スクリプトは、DBA権限を持つユーザーが実行する必要があります。たとえば、UNIXまたはLinuxのoracleユーザーは通常この権限を持っています。
スクリプトは、データベースがインストールされているコンピュータで実行する必要があります。
Oracle Identity ManagerのためにOracleデータベースを準備するには、Oracleデータベースのホスト・コンピュータのオペレーティング・システムに対応する手順を実行してください。
UNIXまたLinuxでスクリプトを準備するには、次のようにします。
配布CDのprepare_xl_db.shスクリプトおよびxell_db_prepare.sqlスクリプトをデータベースのホスト・コンピュータのディレクトリにコピーします。このタスクを実行するアカウント・ユーザーがこのディレクトリの書込み権限を持っている必要があります。
次のコマンドを実行して、スクリプトに対する実行権限を有効にします。
chmod 755 prepare_xl_db.sh
次のコマンドを入力してprepare_xl_db.shスクリプトを実行します。
./prepare_xl_db.sh
スクリプトによって次の項目の指定を求められたら、データベースとホスト・コンピュータの該当する情報を指定します。
Oracleホームの場所(ORACLE_HOME
)
データベースの名前(ORACLE_SID)
作成するOracle Identity Managerデータベース・ユーザーの名前
Oracle Identity Managerデータベース・ユーザーのパスワード
Oracle Identity Managerデータを格納するために作成する表領域の名前
Oracle Identity Manager表領域のデータファイルを格納するディレクトリ
データファイルの名前(.dbf拡張子は不要)
一時表領域の名前
prepare_xl_dbスクリプトを実行したディレクトリにあるprepare_xl_db.lstログ・ファイルを調べて、実行ステータスとその他の情報を確認します。
注意: prepare_xl_db.shスクリプトの実行後にエラーが発生した場合は、次のコマンドを実行してprepare_xl_db.shがUNIXまたはLinux上で実行可能であることを確認してから、prepare_xl_db.shスクリプトを再度実行してください。$ dos2unix prepare_xl_db.sh |
Microsoft Windowsでスクリプトを準備するには、次のようにします。
配布CDのprepare_xl_db.batスクリプトおよびxell_db_prepare.sqlスクリプトをデータベースのホスト・コンピュータのディレクトリにコピーします。このタスクを実行するアカウント・ユーザーがこのディレクトリの書込み権限を持っている必要があります。
コマンド・プロンプトを開いて、スクリプトをコピーしたディレクトリに移動し、次のように引数を指定してprepare_xl_db.batを実行します。
prepare_xl_db.bat ORACLE_SID ORACLE_HOME XELL_USER XELL_USER_PWD TABLESPACE_NAME DATAFILE_DIRECTORY DATAFILE_NAME XELL_USER_TEMP_TABLESPACE SYS_USER_PASSWORD
たとえば、コマンドラインに次の文字列を入力します。
prepare_xl_db.bat XELL C:\oracle\ora92 xladm xladm xeltbs C:\oracle\oradata xeltbs_01 TEMP manager
表4-1に、このprepare_xl_db.batの例で使用したオプションを示します。
表4-1 prepare_xl_db.batスクリプトのオプション
引数 | 説明 |
---|---|
|
データベースの名前 |
|
Oracleデータベースがインストールされているディレクトリ |
|
作成するOracle Identity Managerユーザーの名前 |
|
Oracle Identity Managerユーザーのパスワード |
|
作成する表領域の名前 |
|
データファイルを配置するディレクトリ |
|
データファイルの名前(.dbf拡張子は不要) |
|
データベースにすでに存在する一時表領域の名前 |
|
SYSユーザーのパスワード |
xell_db_prepareスクリプトを実行したディレクトリにあるprepare_xl_db.lst
ログ・ファイルを調べて、実行ステータスとその他の情報を確認します。
スクリプトから正常終了を示すメッセージが返された場合は、次のタスクであるOracle Identity Managerのインストールに進むことができます。スクリプトが正常に終了しなかった場合は、データベースを正しく準備するために、致命的なエラーを手動ですべて修正する必要があります。致命的でないエラーはすべて無視できます。たとえば、存在しないビューをスクリプトが削除しようとした場合に返される、エラー「ORA-00942: 表またはビューが存在しません。
」などは無視できます。ログ・ファイルのすべてのエラーを確認し、個別の基準でエラーを無視または修正してください。データベースをOracle Identity Manager用として適切に準備するためのこれらの作業は、Oracle Identity Managerをインストールする前に必ず行う必要があります。
ここでは、Oracle Identity ManagerのためにOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)データベースをデプロイする方法を説明します。次の項目について説明します。
Oracle RACは、共有キャッシュ・アーキテクチャを備えたクラスタ・データベースで、高スケーラビリティおよび高可用性のデータベース・ソリューションを提供します。Oracle RACは、異なるコンピュータ上にある複数のデータベース・インスタンスで構成されます。これらのデータベース・インスタンスは連携して機能し、データベース・ソリューションを提供します。
注意: Oracle Identity Managerインストーラ・プログラムでは、RACをサポートしていません。Oracle RACのためにOracle Identity Managerをデプロイするには、Oracle Identity ManagerをOracle RAC内の単一データベース・インスタンスにインストールした後、RAC JDBC接続文字列を使用するようにアプリケーション・サーバーの設定(特に接続プールのパラメータ)を変更する必要があります。 |
次の手順を実行してOracle RACのためにOracle Identity Managerをインストールします。
Oracle RACがOracle Identity Managerスキーマ所有者で適切に設定および構成されていることを確認します。
Oracle Identity Managerインストーラを起動します。
インストーラのデータベースのパラメータページで、Oracle RAC内の単一データベース・インスタンスのホスト名、ポート番号およびデータベース名を入力します。
インストーラのステップを実行して、Oracle Identity Managerのインストールを完了します。
Oracle RACのためにアプリケーション・サーバーを構成します。「Oracle RACのためのIBM WebSphere Application Serverの構成」を参照してください。
Oracle RACデータベースのネット・サービス名エントリは、従来のデータベースのものとは異なります。Oracle RACデータベースのネット・サービス名エントリの例を次に示します。
racdb= (DESCRIPTION= (LOAD_BALANCE=off) (FAILOVER=on) (ADDRESS_LIST= (ADDRESS=(protocol=tcp)(host=node1-vip)(port=1521)) (ADDRESS=(protocol=tcp)(host=node2-vip)(port=1521))) (CONNECT_DATA= (SERVER=DEDICATED) (SERVICE_NAME=racdb)))
表4-2に、Oracle RACデータベースのネット・サービス名エントリのパラメータとその説明を示します。
シン・ドライバを使用してOracle RACデータベースに接続するJDBCクライアント・アプリケーションでは、Oracle RACネット・サービス名をJDBC URLの一部として使用する必要があります。Oracle RACネット・サービス名全体を連結し、文字列全体をJDBC URLで使用することで、クライアント・アプリケーションがOracle RACに接続できます。
次のサンプル・コードでは、JDBC URLを使用してOracle RACデータベースへ接続する方法を示します。
//String url = "jdbc:oracle:thin:@dbhost:1521:dbservice" String racUrl = "jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(LOAD_BALANCE=off)(FAILOVER=on)(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(protocol=tcp) (host=node1-vip)(port=1521))(ADDRESS=(protocol=tcp)(host=node2-vip)(port=1521))) (CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED)(SERVICE_NAME=racdb)))"; String strUser = "username"; String strPW = "password"; // load Oracle driver Class.forName("oracle.jdbc.driver.OracleDriver"); // create the connection con = DriverManager.getConnection(strURL, strUser, strPW);
Oracle RACデータベースのためのアプリケーション・サーバーの構成に関する次の項では、同様のJDBC URLを使用するように接続プールを変更してアプリケーション・サーバーがOracle RACと通信できるようにする方法について説明します。
ここでは、Oracle RAC JDBC接続文字列を使用するようにデータ・ソースおよび接続プールを構成して、Oracle RACのためにWebSphere Application Server(非クラスタまたはクラスタ)を構成する方法について説明します。
注意: Oracle RACのためにWebSphere Application Serverを構成する前に、次のタスクを実行する必要があります。
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次の手順を実行して、Oracle RACのために非クラスタWebSphere Application ServerとクラスタWebSphere Application Serverの両方を構成します。
OIM_HOME
/xellerate/config/xlconfig.xml
ファイルを開きます。
<DirectDB>
セクションを探し、<url>...</url>
タグの値をRAC JDBC URLで置き換えます。たとえば、新しいタグは次のようになります。
<url>jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(LOAD_BALANCE=off)(FAILOVER=on)(ADDRESS_ LIST=(ADDRESS=(protocol=tcp)(host=node1-vip)(port=1521))(ADDRESS=(protocol=tcp) (host=node2-vip)(port=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED)(SERVICE_ NAME=racdb)))</url>
OIM_HOME
/xellerate/config/xlconfig.xml
ファイルを保存して閉じます。
非クラスタWebSphere環境を構成している場合は、Webブラウザを使用してWebSphere管理コンソールにログオンします。クラスタWebSphere環境を構成している場合は、Webブラウザを使用してNetwork Deployment Manager(NDM)のWebSphere管理コンソールにログオンします。
「Resources」、「JDBC」、「Data Sources」の順に選択し、「Non XA DataSource」を選択します。
ページ下部で、URLプロパティの値を手順2で説明したRAC JDBC URLに置き換え、設定します。
設定を保存します。
「Resources」、「JDBC」、「Data Sources」の順に選択し、「XADataSource」を選択します。
ページ下部で、URLプロパティの値を手順2で説明したRAC JDBC URLに置き換え、設定します。
設定を保存します。
非クラスタWebSphere環境を構成している場合は、WebSphere Application Serverを再起動します。クラスタWebSphere環境を構成している場合は、WebSphere NDMを再起動します。
Microsoft SQL Serverをデータベースとして使用するには、次の項に示された手順を実行します。
Oracle Identity Manager用にMicrosoft SQL Server 2005をインストールして構成するには、次のようにします。
Service Pack 2が適用されたMicrosoft SQL Server 2005をインストールします。
インストールの際、「mixed authentication mode」を選択し、saユーザーのパスワードを設定します。
注意: 手順2〜4は、アプリケーション・サーバーをホストしているコンピュータで実行します。 |
Microsoft Webサイトから、SQL Server 2005 Driver for JDBCをダウンロードします。
SQL Server 2005 Driver for JDBCをインストールします。
SQL Server 2005のJDBCドライバのインストール手順は、次のファイルを参照してください。
SQL_SERVER_HOME
\sqljdbc_1.2\enu\help\html\574e326f-0520-4003-bdf1-62d92c3db457.htm
注意: インストール・フォルダのパスは、C:\JDBCjarsのような短いパスを指定します。これにより、次の手順で、CLASSPATHへのパスの追加が容易になります。クラスパスが256文字を超えると、インストーラが正常な動作を行いません。 |
SQL2005_JDBC_DRIVER_HOME
\sqljdbc_1.2\enu\
ディレクトリで、JDBCドライバ・ファイル(sqljdbc.jar)の場所を確認します。
ファイルの場所をシステムのCLASSPATH環境変数に追加します。CLASSPATH環境変数が存在しない場合は、作成する必要があります。追加する文字列の例を次に示します。
C:\jdbc_install_folder\sqljdbc.jar;
このサンプル文字列中のjdbc_install_folder
は、SQL Server 2005 Driver for JDBCファイルをインストールした場所です。
注意: 手順5〜7は、Microsoft SQL Serverデータベースをホストしているコンピュータで実行します。 |
Microsoft SQL Serverデータベースをホストしているコンピュータで、SQL Server 2005 JDBC XAプロシージャをインストールして分散トランザクションを使用できるようにします。
sqljdbc.dllファイルを、SQL2005_JDBC_DRIVER_HOME
\sqljdbc_1.2\enu\xa\x86\
ディレクトリからMicrosoft_SQL_Server_HOME
\MSSQL\Binn\
ディレクトリにコピーします。
SQL2005_JDBC_DRIVER_HOME
\sqljdbc_1.2\enu\xa\xa_install.sql
スクリプトを実行します。
SQL Server用のDistributed Transaction Coordinator(MSDTC)サービスが実行中であることを確認します。
必要に応じて、SQL Server 2005を再起動します。
次の手順では、Oracle Identity Managerの新規データベースの作成方法を説明します。
注意: これ以降、このガイドでは、XELLという名前を使用してデータベースを参照します。任意のデータベース名を設定できます。 |
SQL Serverデータベースを作成するには、次のようにします。
Microsoft SQL Server Management Studioアプリケーションを起動します。
Windowsの「スタート」メニューで、「プログラム」→「Microsoft SQL Server 2005」→「SQL Server Management Studio」を選択します。
「Connect to Server」ダイアログ・ボックスで、デフォルト設定を確認します。SQL Serverがインストールされているコンピュータの名前が「Server name」ボックスに指定されていることを確認します。次に、「Connect」をクリックします。
SQL Server Management Studioアプリケーション・ウィンドウの左側のペインで、「Databases」を右クリックし、「New Database」を選択します。
「New Database Properties」ダイアログ・ボックスの左側のペインで、「General」を選択し、「Database Name」フィールドにXELLと入力します。
「Database Files」セクションで、データベース・ファイルのマトリックスの「Initial Size」列および「Filegroup」列に、表4-3の対応する列の情報を入力します。
表4-3 データベース・ファイル
論理名 | ファイル・タイプ | ファイル・グループ | 初期サイズ(MB) | 自動拡張 | パス | ファイル名 |
---|---|---|---|---|---|---|
XELL_PRIMARY |
データ |
PRIMARY |
100 |
1MB単位、無制限に拡張(デフォルト) |
データファイルを保存するデフォルト・パスを指定 |
空白のまま(デフォルト) |
XELL_DATA |
データ |
XELL_DATA |
500 |
1MB単位、無制限に拡張(デフォルト) |
データファイルを保存するデフォルト・パスを指定 |
空白のまま(デフォルト) |
XELL_INDEX |
データ |
XELL_INDEX |
300 |
1MB単位、無制限に拡張(デフォルト) |
データファイルを保存するデフォルト・パスを指定 |
空白のまま(デフォルト) |
XELL_TEXT |
データ |
XELL_TEXT |
500 |
1MB単位、無制限に拡張(デフォルト) |
データファイルを保存するデフォルト・パスを指定 |
空白のまま(デフォルト) |
XELL_UPA |
データ |
XELL_UPA |
1000 |
1MB単位、無制限に拡張(デフォルト) |
データファイルを保存するデフォルト・パスを指定 |
空白のまま(デフォルト) |
注意:
|
ログ・ファイルを選択し、初期サイズを500MBに変更します。このタブのその他すべてのオプションはデフォルト値にしておきます。
注意: 本番以外のインストールでは、ログ・ファイルのデフォルト初期サイズを使用できます。 |
「OK」をクリックしてデータベースの作成を開始します。
次の手順では、Oracle Identity Managerのデータベース・アカウントを作成し、アカウントに適切な権限を割り当てる方法を説明します。
注意: 次の手順ではアカウント名としてxladmが使用されます。xladm以外のアカウント名を使用する場合は、次の手順およびOracle Identity Managerのインストール時に、xladmのかわりにそのログインを指定してください。 |
Microsoft SQL Serverデータベースのアカウントおよび権限を作成するには、次のようにします。
Microsoft SQL Server Management Studioアプリケーションを起動します。
SQL Server Management Studioアプリケーション・ウィンドウの左側のペインで、「Security」を選択し、「Logins」を右クリックして、「New Login」を選択します。
「SQL Server Login Properties」ダイアログ・ボックスの左側のペインで、「General」タブをクリックし、次の手順を実行します。
「Login Name」フィールドに、xladm(または別の任意のアカウント名)を入力します。
「Enforce Password Policy」チェック・ボックスを選択します。他のすべてのチェック・ボックスを選択解除します。
「SQL Server Authentication」を選択し、指定したアカウント名に対応するパスワードを「Password」フィールドに入力します。
「Defaults」セクション内の「Database」ボックスで、リストから「XELL」を選択します。
「Language」ボックスは「<default>」にしておきます。
左側のペインで、「User Mapping」オプションを選択します。
上部のパネルで、XELLに対応するチェック・ボックスを選択します。「XELL」を「Default Schema」列に設定します。
下部のパネルで、次に対応するチェック・ボックスを選択します。
public
db_owner
db_accessadmin
db_securityadmin
db_ddladmin
db_datareader
db_datawriter
masterに対応するチェック・ボックスを選択します。「XELL」を「Default Schema」列に設定します。
下部のパネルで、次に対応するチェック・ボックスを選択します。
public
SqlJDBCXAUser
「OK」をクリックして変更内容をコミットします。
Microsoft SQL Server Management Studioで、左側のペインで、登録済サーバーを右クリックし、「Properties」をクリックします。「Properties」ダイアログ・ボックスで、「Security」オプションを選択し、「Authentication」が「SQL Server and Windows」に設定されていることを確認します。
Microsoft SQL Server 2005 Surface Area Configurationアプリケーションを起動します。これには、次のようにします。
「スタート」メニューで、「プログラム」→「Microsoft SQL Server 2005」→「Configuration Tools」→「SQL Server 2005 Surface Area Configuration」を選択します。ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Surface Area Configuration for Services and Connection」をクリックします。左側のペインで、「MSSQLSERVER」→「Database Engine」を選択し、「Startup Type」が「Automatic」に設定されていることを確認します。
「Autostart SQL Server Agent」が選択されている場合、この設定が他のアプリケーションで必要な場合があるため、既存の設定を変更しないでください。「OK」をクリックして「SQL Server Properties」ページを閉じます。