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Oracle Identity Manager IBM WebSphere Application Server用インストレーションおよび構成ガイド
リリース9.1.0.1
B53901-01
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8 Oracle Identity Managerの起動および停止

この章では、Oracle Identity Managerの起動と停止の方法、および管理およびユーザー・コンソールのアクセス方法を示します。この章では次の項目について説明します。


注意:

Oracle Identity Managerを起動する前に、関連するすべてのインストール後の手順を完了する必要があります。詳細は、「Oracle Identity ManagerおよびIBM WebSphere Application Serverのインストール後の構成」を参照してください。

8.1 起動または再起動後のバックアップxlconfig.xmlファイルの削除

Oracle Identity Managerの任意のコンポーネントを初めて起動するか、またはxlconfig.xmlファイル内のパスワードを変更した後で起動すると、Oracle Identity Managerによってパスワードの暗号化と保存が行われます。また、xlconfig.xmlファイルの変更内容を保存する際には、そのバックアップ・コピーも作成されます。このバックアップ・ファイルには、古いパスワードがプレーン・テキストで保存されます。このファイルにはxlconfig.xml.xという名前が付けられ、xの部分には、xlconfig.xml.0、xlconfig.xml.1といったように、利用可能な最大の数が番号として付加されます。


注意:

Oracle Identity Managerの任意のコンポーネントを最初に起動した後、またはxlconfig.xmlのパスワードの変更後に再起動した後は、新しいパスワードが正常に機能していることを確認してから、バックアップ・ファイルを必ず削除してください。

8.2 Oracle Identity Managerの起動

ここでは、Microsoft Windows、UNIXまたはLinuxでのOracle Identity Managerの起動方法について説明します。

Oracle Identity Managerの起動:

  1. データベースが起動されて実行していることを確認します。

  2. WebSphere Application Serverを起動して、Oracle Identity Managerを起動します。オペレーティング・システムに応じて次のいずれかのスクリプトを実行し、IBM WebSphere Application ServerおよびOracle Identity Managerを起動します。

    Microsoft Windowsで管理サーバーを起動するには、WEBSPHERE_HOME\profiles\PROFILE_NAME\bin\startServer.bat SERVER_NAMEスクリプトを実行します。

    UNIXまたはLinuxで管理サーバーを起動するには、WEBSPHERE_HOME/profiles/PROFILE_NAME/bin/startServer.sh SERVER_NAMEスクリプトを実行します。

8.3 Oracle Identity Managerの停止

ここでは、Microsoft Windows、UNIXまたはLinuxでのOracle Identity Managerの正常な停止方法について説明します。Oracle Identity Managerを正常に停止するには、オペレーティング・システムに応じて次のいずれかのスクリプトを実行し、WebSphere Application Serverを停止します。

Microsoft Windowsの場合:

WEBSPHERE_HOME\profiles\PROFILE_NAME\bin\stopServer.bat SERVER_NAME

UNIXまたはLinuxの場合:

WEBSPHERE_HOME/profiles/PROFILE_NAME/bin/stopServer.sh SERVER_NAME

8.4 管理およびユーザー・コンソールのアクセス

WebSphere Application ServerとOracle Identity Managerを起動すると、次の手順を実行して管理およびユーザー・コンソールにアクセスできます。

  1. Webブラウザで次のURLに移動します。

    http://hostname:port/xlWebApp
    

    このURLでは、hostnameは、アプリケーション・サーバーのホスト・コンピュータの名前です。portは、サーバーがリスニングしているポートです。WebSphereのデフォルト・ポート番号は9080です。


    注意:

    アプリケーション名xlWebAppでは大文字と小文字が区別されます。

    次に例を示します。

    http://localhost:9080/xlWebApp
    
  2. Oracle Identity Managerのログイン・ページが表示されたら、ユーザー名とパスワードを使用してログインします。

8.5 インストールを確認するための診断ダッシュボードの使用

診断ダッシュボードでは、インストール後の環境で次の項目をテストして各コンポーネントを確認します。

診断ダッシュボードは、パッケージと一緒にコンポーネントのサポート対象バージョンすべてについてもチェックします。


関連項目:

診断ダッシュボードのインストールおよび使用方法の詳細は、「診断ダッシュボードの使用方法」を参照してください。