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Format Builder

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メタ データのインポート

BEA Format Builder には以下のユーティリティが含まれており、これらのユーティリティを使用して COBOL コピーブックをインポートし、C 構造体定義を MFL メッセージ定義に変換することができます。

 


XML スキーマのインポート

Format Builder には、非 XML ドキュメントの XML 表現を適切に表す XML スキーマをインポートする機能があります。この機能により、非 XML ドキュメントのフォーマットを指定する作業をすぐに始めることができます。

XML スキーマをインポートするには、次の手順に従います。

  1. [ToolsImportXML Schema Importer] を選択します。XML Schema Importer ダイアログが表示されます。

  2.  
  3. 次の表に従って、フィールドにデータを入力します。
  4. フィールド

    説明

    [XML Schema Definition]

    インポートするファイルのパスと名前を入力する。

    [Browse]

    クリックして、インポートするファイルの場所に移動する。

    [Root Element]

    この値は変換後の XML ドキュメントのルート要素として使用される。この名前は XML 要素の命名規則に準拠する必要がある。

    [MFL Field Delimiter Default]

    区切り記号とは、フィールドの終わりをマークする文字。フィールド データは区切り記号を含むフィールドが見つかるまで続く。

    アクション ボタン

    [OK]

    定義した設定を使用して XML スキーマをインポートする。

    [Cancel]

    インポートせずにダイアログを閉じて Format Builder に戻る。


     

 


COBOL コピーブックのインポート

Format Builder には、COBOL コピーブックを Format Builder にインポートして、COBOL データを変換するためのメッセージ定義を作成する機能があります。コピーブックのインポート時には、インポートされるコピーブックとそれに含まれるグループおよびフィールドを説明するためにコメントが使用されます。

COBOL コピーブックをインポートするには、次の手順に従います。

  1. [ToolsImportCOBOL Copybook Importer] を選択します。[COBOL Copybook Importer] ダイアログが表示されます。

  2.  
  3. 次の表に従って、フィールドにデータを入力します。
  4. フィールド

    説明

    [File Name]

    インポートするファイルのパスと名前を入力する。

    [Browse]

    クリックして、インポートするファイルの場所に移動する。

    [Byte Order]

    [Big Endian]

    バイト オーダーをビッグ エンディアンに設定する場合はこのオプションを選択する。

    注意 : このオプションは、IBM 370、Motorola、および大半の RISC 設計 (IBM メインフレームやほとんどの UNIX プラットフォーム) に使用される。

    [Little Endian]

    バイト オーダーをリトル エンディアンに設定する場合はこのオプションを選択する。

    注意 : このオプションは、Intel、VAX、および Unisys プロセッサ (Windows、VMS、Digital、UNIX、および Unisys) に使用される。

    [Character Set]

    [EBCDIC]

    文字セットを EBCDIC に設定する場合に、このオプションを選択する。

    注意 : これらの値は、インポート元のホスト マシンの属性である。

    [US-ASCII]

    文字セットを US-ASCII に設定する場合に、このオプションを選択する。

    注意 : これらの値は、インポート元のホスト マシンの属性である。

    [Other]

    フィールド データの文字エンコーディング。

    アクション ボタン

    [OK]

    定義した設定を使用して COBOL コピーブックをインポートする。

    [Cancel]

    インポートせずにダイアログを閉じて Format Builder に戻る。

    [About]

    COBOL Copybook Importer のバージョンやサポートされているコピーブック機能などの情報を表示する。


     

インポートしたコピーブックは、他のメッセージ フォーマット定義と同じように使用できます。コピーブックにエラーやサポートされていないデータ型が含まれている場合は、エラーを通知するメッセージが表示されます。エラーを表示するか、または今後の参考にエラーをログ ファイルに保存するかを選択できます。

 


C 構造体のインポート

Format Builder には、MFL または C コード出力を生成して C 構造体定義を MFL メッセージ定義に変換するための C Struct Importer ユーティリティが含まれています。

 


C Struct Importer の起動

C Struct Importer を起動するには、次の手順に従います。

  1. Format Builder のメイン ウィンドウで [ToolsImportC Struct Importer] を選択します。[C Struct Importer] ダイアログが表示されます。
  2. [C Struct Importer] ダイアログには、デフォルトの出力として [MFL] が指定されており、以下のフィールドが含まれています。
  3. フィールド

    説明

    [Input]


    [Input File]

    インポートするファイルのパスと名前を入力する。[Browse] ボタンをクリックして、インポートするファイルを指定することも可能。

    [Structure]

    このリスト ボックスには、入力ファイルの解析後、検出された構造体のリストが表示される。

    [Parse]

    [Parse] をクリックして入力ファイルを解析する。解析に成功すると、入力ファイル内の構造体リストが [Structure] リスト ボックスに表示される。

    [Output]


    [Name]

    ファイル名を入力するか、または [Browse] ボタンを使用して、既存のプロファイルを指定する。

    [MFL]

    MFL を生成するために、対象マシン上でコンパイルが必要なデータを指定する。

    [C Code]

    C コードを生成するために、対象マシン上でコンパイルが必要なデータを指定する。


     

 


MFL データの生成

MFL データを生成するには、以下の手順に従います。

  1. [Input File] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。
  2. [Parse] をクリックしてファイルを解析します。
  3. 解析が完了すると、入力ファイル内の構造体リストが [Structure] リスト ボックスに表示されます。

  4. 目的の構造体を [Structure] ドロップダウン リストから選択します。
  5. MFL を直接生成するためには、この時点でプロファイルのコンフィグレーション データを入力する必要があります。これらのデータ入力は、ハードウェア プロファイルを新しく作成するか、または既存のプロファイルを指定して行うことができます。

  6. 既存のプロファイルを指定する、または新たにプロファイルを作成するには、次の手順に従います。
  7. [OK] をクリックしてハードウェア プロファイルの変更を保存し、[C Struct Importer] ダイアログ ボックスに戻ります。
  8. [OK] をクリックして MFL を生成します。生成が成功すると、Format Builder に戻り、ナビゲーション ツリーに MFL オブジェクトが表示されています。生成された MFL オブジェクトには、解析で使用された入力ファイルの名前が反映されます。
  9. 生成プロセスでエラーが検出された場合は、[MFL Generation Errors] ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、エラー ログを表示するかまたはファイルとして保存することができます。

  10. [Display Error Log] をクリックしてエラーを表示するか、[Save Error Log] をクリックして指定した場所にエラー ログを保存するか、[Cancel] をクリックして [MFL Generation Errors] ダイアログ ボックスを閉じます。

発生したエラーを確認したら、[C Struct Importer] に戻って前の手順を繰り返すことができます。

 


C コードの生成

C コードを生成するには、以下の手順に従います。

  1. [Input File] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。
  2. [Parse] をクリックしてファイルを解析します。
  3. 解析が完了すると、入力ファイル内の構造体リストが [Structure] リスト ボックスに表示されます。

  4. 目的の構造体を [Structure] ドロップダウン リストから選択します。
  5. [C Code] オプション ボタンを選択します。
  6. [MFL Gen] フィールドまたは [Data Gen] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。
  7. [OK] をクリックします。既存ファイルの上書きに関する警告と、コード生成の成功または失敗を通知するメッセージが表示されます。
  8. 生成されたソース コードを対象のプラットフォームにコピーし、ソース コードをコンパイルして実行します。
  9. 注意 : 構造体の宣言を含む入力ファイルもコピーする必要があります。コンパイルが完了すると、両方のプログラムで出力ファイル名の引数が取り込まれます。

  10. 生成された MFL またはデータを、Format Builder を実行しているプラットフォームにコピーします。

 

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