Format Builder
メタ データのインポート
BEA Format Builder には以下のユーティリティが含まれており、これらのユーティリティを使用して COBOL コピーブックをインポートし、C 構造体定義を MFL メッセージ定義に変換することができます。
XML スキーマのインポート
Format Builder には、非 XML ドキュメントの XML 表現を適切に表す XML スキーマをインポートする機能があります。この機能により、非 XML ドキュメントのフォーマットを指定する作業をすぐに始めることができます。
XML スキーマをインポートするには、次の手順に従います。
[Tools|Import|XML Schema Importer] を選択します。XML Schema Importer ダイアログが表示されます。
フィールド
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説明
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[XML Schema Definition]
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インポートするファイルのパスと名前を入力する。
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[Browse]
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クリックして、インポートするファイルの場所に移動する。
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[Root Element]
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この値は変換後の XML ドキュメントのルート要素として使用される。この名前は XML 要素の命名規則に準拠する必要がある。
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[MFL Field Delimiter Default]
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区切り記号とは、フィールドの終わりをマークする文字。フィールド データは区切り記号を含むフィールドが見つかるまで続く。
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アクション ボタン
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[OK]
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定義した設定を使用して XML スキーマをインポートする。
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[Cancel]
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インポートせずにダイアログを閉じて Format Builder に戻る。
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COBOL コピーブックのインポート
Format Builder には、COBOL コピーブックを Format Builder にインポートして、COBOL データを変換するためのメッセージ定義を作成する機能があります。コピーブックのインポート時には、インポートされるコピーブックとそれに含まれるグループおよびフィールドを説明するためにコメントが使用されます。
COBOL コピーブックをインポートするには、次の手順に従います。
[Tools|Import|COBOL Copybook Importer] を選択します。[COBOL Copybook Importer] ダイアログが表示されます。
フィールド
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説明
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[File Name]
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インポートするファイルのパスと名前を入力する。
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[Browse]
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クリックして、インポートするファイルの場所に移動する。
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[Byte Order]
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[Big Endian]
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バイト オーダーをビッグ エンディアンに設定する場合はこのオプションを選択する。
注意 : このオプションは、IBM 370、Motorola、および大半の RISC 設計 (IBM メインフレームやほとんどの UNIX プラットフォーム) に使用される。
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[Little Endian]
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バイト オーダーをリトル エンディアンに設定する場合はこのオプションを選択する。
注意 : このオプションは、Intel、VAX、および Unisys プロセッサ (Windows、VMS、Digital、UNIX、および Unisys) に使用される。
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[Character Set]
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[EBCDIC]
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文字セットを EBCDIC に設定する場合に、このオプションを選択する。
注意 : これらの値は、インポート元のホスト マシンの属性である。
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[US-ASCII]
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文字セットを US-ASCII に設定する場合に、このオプションを選択する。
注意 : これらの値は、インポート元のホスト マシンの属性である。
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[Other]
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フィールド データの文字エンコーディング。
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アクション ボタン
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[OK]
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定義した設定を使用して COBOL コピーブックをインポートする。
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[Cancel]
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インポートせずにダイアログを閉じて Format Builder に戻る。
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[About]
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COBOL Copybook Importer のバージョンやサポートされているコピーブック機能などの情報を表示する。
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インポートしたコピーブックは、他のメッセージ フォーマット定義と同じように使用できます。コピーブックにエラーやサポートされていないデータ型が含まれている場合は、エラーを通知するメッセージが表示されます。エラーを表示するか、または今後の参考にエラーをログ ファイルに保存するかを選択できます。
C 構造体のインポート
Format Builder には、MFL または C コード出力を生成して C 構造体定義を MFL メッセージ定義に変換するための C Struct Importer ユーティリティが含まれています。
C Struct Importer の起動
C Struct Importer を起動するには、次の手順に従います。
Format Builder のメイン ウィンドウで [Tools|Import|C Struct Importer] を選択します。[C Struct Importer] ダイアログが表示されます。
[C Struct Importer] ダイアログには、デフォルトの出力として [MFL] が指定されており、以下のフィールドが含まれています。
フィールド
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説明
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[Input]
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[Input File]
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インポートするファイルのパスと名前を入力する。[Browse] ボタンをクリックして、インポートするファイルを指定することも可能。
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[Structure]
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このリスト ボックスには、入力ファイルの解析後、検出された構造体のリストが表示される。
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[Parse]
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[Parse] をクリックして入力ファイルを解析する。解析に成功すると、入力ファイル内の構造体リストが [Structure] リスト ボックスに表示される。
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[Output]
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[Name]
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ファイル名を入力するか、または [Browse] ボタンを使用して、既存のプロファイルを指定する。
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[MFL]
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MFL を生成するために、対象マシン上でコンパイルが必要なデータを指定する。
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[C Code]
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C コードを生成するために、対象マシン上でコンパイルが必要なデータを指定する。
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MFL データの生成
MFL データを生成するには、以下の手順に従います。
[Input File] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。
[Parse] をクリックしてファイルを解析します。
解析が完了すると、入力ファイル内の構造体リストが [Structure] リスト ボックスに表示されます。
目的の構造体を [Structure] ドロップダウン リストから選択します。
MFL を直接生成するためには、この時点でプロファイルのコンフィグレーション データを入力する必要があります。これらのデータ入力は、ハードウェア プロファイルを新しく作成するか、または既存のプロファイルを指定して行うことができます。
既存のプロファイルを指定する、または新たにプロファイルを作成するには、次の手順に従います。
既存のプロファイルを指定する場合、[Hardware Profile] の [Name] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。プロファイル パラメータを参照または編集するには、[Edit] をクリックしてハードウェア プロファイル エディタを開きます。
新しいハードウェア プロファイルを作成する場合、[New] をクリックします。デフォルト パラメータがロードされたハードウェア プロファイル エディタが開きます。プロファイル名と説明を指定し、基本データ型とバイト オーダーを必要に応じて変更します。
[OK] をクリックしてハードウェア プロファイルの変更を保存し、[C Struct Importer] ダイアログ ボックスに戻ります。
[OK] をクリックして MFL を生成します。生成が成功すると、Format Builder に戻り、ナビゲーション ツリーに MFL オブジェクトが表示されています。生成された MFL オブジェクトには、解析で使用された入力ファイルの名前が反映されます。
生成プロセスでエラーが検出された場合は、[MFL Generation Errors] ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、エラー ログを表示するかまたはファイルとして保存することができます。
[Display Error Log] をクリックしてエラーを表示するか、[Save Error Log] をクリックして指定した場所にエラー ログを保存するか、[Cancel] をクリックして [MFL Generation Errors] ダイアログ ボックスを閉じます。
発生したエラーを確認したら、[C Struct Importer] に戻って前の手順を繰り返すことができます。
C コードの生成
C コードを生成するには、以下の手順に従います。
[Input File] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。
[Parse] をクリックしてファイルを解析します。
解析が完了すると、入力ファイル内の構造体リストが [Structure] リスト ボックスに表示されます。
目的の構造体を [Structure] ドロップダウン リストから選択します。
[C Code] オプション ボタンを選択します。
[MFL Gen] フィールドまたは [Data Gen] フィールドにファイル名を入力するか、[Browse] をクリックしてファイルを選択します。
[OK] をクリックします。既存ファイルの上書きに関する警告と、コード生成の成功または失敗を通知するメッセージが表示されます。
生成されたソース コードを対象のプラットフォームにコピーし、ソース コードをコンパイルして実行します。
注意 : 構造体の宣言を含む入力ファイルもコピーする必要があります。コンパイルが完了すると、両方のプログラムで出力ファイル名の引数が取り込まれます。
生成された MFL またはデータを、Format Builder を実行しているプラットフォームにコピーします。