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Format Builder

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Format Builder のメイン ウィンドウ

BEA Format Builder のメイン ウィンドウは 2 つのペインに分かれています。左ペインには、データ フォーマットの構造情報が表示されます。右ペインには、左ペインで選択した項目の詳細が表示されます。

以下の方法でメイン ウィンドウ内を移動したり、メイン ウィンドウからコマンドを実行することができます。

 


メニュー バーの使用

メニュー バーには、メニューの見出しが表示されます。使用できるメニューは、左ペインで選択されている項目に応じて異なります。メニューを開くには、メニュー バーを使用するか、〔Alt〕を押しながらメニュー見出しのアンダースコア文字を押します。たとえば、〔Alt〕+〔F〕を押すと [File] メニューが開きます。

注意 : グレー表示されているメニュー項目は、現在の選択項目では使用できません。

メニュー コマンドの詳細については、「Format Builder のメニュー」を参照してください。

 


ツールバーの使用

Format Builder のツールバーには、頻繁に使用する一部のメニュー コマンドにアクセスするためのボタンがあります。使用できないコマンドのボタンは「グレー表示」されます。

以下に Format Builder のツールバーのボタンの説明を示します。

ツールバーのボタン

名前

説明


 

[New]

新しいメッセージ フォーマットを作成する。


 

[Open]/[Retrieve]

既存のメッセージ フォーマットを開く。


 

[Save]/[Store]

現在のメッセージ フォーマットを保存する。


 

[Cut]

左ペインで現在選択されている項目とその子オブジェクトをツリーから切り取る。切り取った項目はツリーの他の場所に貼り付けることができる。

注意 : メッセージ フォーマット (ルート) 項目が選択されている場合、このコマンドは使用できない。


 

[Copy]

左ペインで現在選択されている項目をツリーの他の場所に挿入するために、コピーを作成する。

注意 : メッセージ フォーマット (ルート) 項目が選択されている場合、このコマンドは使用できない。


 

[Paste as Sibling]

切り取った、またはコピーした項目を、選択した項目の兄弟オブジェクトとして挿入する。


 

[Paste as Reference]

切り取った、またはコピーした項目の参照を、選択した項目の兄弟オブジェクトとして挿入する。


 

[Undo]

直前の操作を取り消す。ツール チップは取り消し可能な操作を反映して変化する。たとえば、フィールドの名前を「Field1」に変更して [Apply] をクリックすると、ツール チップに「元に戻す Apply Field Field1」と表示される。

注意 : Format Builder では、複数レベルの取り消し操作とやり直し操作がサポートされている。


 

[Redo]

[Undo] コマンドの結果を取り消す。ツール チップはやり直し可能な操作を反映して変化する。たとえば、フィールドの名前を「Field1」に変更してからその操作を取り消すと、ツール チップに「再実行 Apply Field Field1」と表示される。

注意 : Format Builder では、複数レベルの取り消し操作とやり直し操作がサポートされている。


 

[Insert Field As Sibling]

フィールドを、ツリー ペインで選択した項目の兄弟として挿入する。


 

[Insert Group As Sibling]

グループを、ツリー ペインで選択した項目の兄弟として挿入する。


 

[Insert Comment As Sibling]

コメントを、ツリー ペインで選択した項目の兄弟として挿入する。


 

[Move Up]

選択した項目を、その親の中でポジションを 1 つ上に移動する。


 

[Move Down]

選択した項目を、その親の中でポジションを 1 つ下に移動する。


 

[Promote]

選択した項目を、ツリー内のすぐ上のレベルに昇格させる。たとえば、「Field1」が「Group1」の子オブジェクトである場合、「Field1」を選択して [Promote] ツールをクリックすると、「Field1」が「Group1」の兄弟になる。


 

[Demote]

選択した項目を、ツリー内のすぐ下のレベルに降格させる。たとえば、「Group1」が「Field1」の兄弟であり、ツリー内で「Field1」が「Group1」のすぐ下にある場合、「Field1」を選択して [Demote] ツールをクリックすると、「Field1」が「Group1」の子になる。


 

[Expand All]

ツリー ペイン内のすべての項目を展開し、子項目を表示する。


 

[Collapse All]

ツリー ペインを折りたたんで、最初のレベルの項目のみを表示する。


 

[Format Tester]

[Format Tester] ウィンドウを開く。


 

 


ツリー ペインの使用

ツリー ペインには、ツリー内の非 XML データのフォーマットに関する階層情報および構造情報が表示されます。ツリーのルート ノードは、作成中または編集中の MFL ドキュメントに対応します。ルート ノードはメッセージ ノードと呼ばれます。子ノードには、グループ名またはフィールド名が付けられます。フィールドは、ツリーではリーフ ノードで表されます。グループにはフィールドまたは他のグループが含まれ、ツリーでは非リーフ ノードで表されます。

各ノードのアイコンは、ノードに関する情報をカプセル化したものです。このアイコンによって、ノードがどの要素 (メッセージ、グループ、フィールド、コメント、参照のいずれか) を表しているかがわかります。また、グループまたはフィールドが繰り返し要素であるかどうか、グループがグループ選択であるかどうか、およびグループまたはフィールドが省略可能か必須かどうかもわかります。さらに、ツリーのノードを追加、削除、移動、コピー、および名前変更することができます。これらの操作には、メニューまたはツールバーを使用します (「メニュー バーの使用」、「ツールバーの使用」および「ショートカット メニューの使用」を参照してください)。

以下の表に、ツリー ペインに表示されるアイコンの説明を示します。

表 2-1 ツリー アイコンの説明

ツリー アイコン

アイコン名

説明


 

メッセージ フォーマット

最上位の要素。


 

グループ

何らかの関連があるフィールド、コメント、および他のグループまたは参照の集合 (たとえば、PAYDATE フィールド、HOURS フィールド、および RATE フィールドを PAYINFO グループに入れることができる)。そのグループに含まれるすべての項目のフォーマットを定義する。


 

省略可能なグループ

メッセージ フォーマットに任意で含めることができるグループ。


 

繰り返しグループ

1 回または複数回出現するグループ。


 

省略可能な繰り返しグループ

任意で使用できるが、使用する場合は複数回出現するグループ。


 

グループ参照

グループの別のインスタンスがデータ内に存在することを示す。参照グループのフォーマットは元のグループと同じだが、参照グループの Optional 設定と Occurrence 設定は変更できる。


 

グループ選択

当該グループ内の 1 項目のみを、メッセージ フォーマットに取り込むことを示す。


 

フィールド

アプリケーションにとって何らかの意味を持つバイト シーケンス (たとえば、フィールド EMPNAME には、従業員名が入力される)。フィールドのフォーマットを定義する。


 

省略可能なフィールド

該当するメッセージ フォーマットに任意で使用できるフィールド。


 

繰り返しフィールド

1 回または複数回出現するフィールド。


 

フィールド参照

フィールドの別のインスタンスがデータ内に存在することを示す。参照フィールドのフォーマットは元のフィールドと同じだが、参照フィールドの Optional 設定と Occurrence 設定は変更できる。


 

省略可能な繰り返しフィールド

該当するメッセージ フォーマットに任意で使用できるが、使用する場合は複数回出現するフィールド。


 

コメント

メッセージ フォーマット、またはメッセージ フォーマットによって変換されたデータについてのメモが含まれる。


 

折りたたみ

オブジェクトの横のマイナス記号は、そのオブジェクトを折りたためることを示す。


 

展開

オブジェクトの横のプラス記号は、そのオブジェクトを展開して他のオブジェクトを表示できることを示す。


 

 


ショートカット メニューの使用

標準メニューから必要なコマンドを探す代わりに、マウスで左ペインの項目を右クリックすると、その項目で最もよく使用されるコマンドのメニューが表示されます。

ショートカットメニュー コマンドの詳細については、「ショートカット メニュー」を参照してください。

 


ドラッグ アンド ドロップの使用

Format Builder のドラッグ アンド ドロップ機能を使用して、ツリー ビューの項目をコピーおよび移動できます。

ドラッグ アンド ドロップで項目を移動するには、以下の手順を実行します。

  1. 移動する項目を選択します。
  2. マウスの左ボタンを押したまま項目を目的の場所にドラッグします。
  3. 項目を適切な場所まで移動したら、マウスの左ボタンを離します。項目が目的の場所に移動します。

ドラッグ アンド ドロップで項目をコピーするには、以下の手順を実行します。

  1. コピーする項目を選択します。
  2. 〔Ctrl〕を押したままにします。
  3. 〔Ctrl〕を押したままマウスの左ボタンを押し、そのまま選択した項目を目的の場所までドラッグします。
  4. 項目を適切な場所まで移動したら、マウスの左ボタンと〔Ctrl〕を離します。項目のコピーが新しい場所に配置されます。

 


有効な名前

メッセージ フォーマット、フィールド、およびグループは、名前によって識別されます。指定された名前は、AquaLogic Service Bus で非 XML データが XML に変換されるときに XML タグとして使用されます。そのため、名前は XML の命名規則に準拠する必要があります。

以下に名前フォーマットのガイドラインを示します。

以下に有効な名前の例を示します。

MyField
MyField1
MyField_again
MyField-again

以下に無効な名前の例を示します。

1MyField - 数字では開始できない
My>Field - 右向き不等号 (>) は無効な記号
My Field - スペースは使用できない
My/Field - スラッシュ (/) は無効な記号
My\Field - バックスラッシュ (\) は無効な記号
My:Field - コロン (:) は無効な記号
My:Field - セミコロン (;) は無効な記号

 

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