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ドメイン内の AquaLogic Service Bus リソースは、Java Management Extensions (JMX) の管理対象 Bean (MBean) を使用して管理機能をエクスポーズします。MBean は、JMX 仕様に従って開発された Java の具象クラスです。MBean を使用すると、管理対象リソース内の各管理属性に対する getter 操作と setter 操作だけでなく、リソースが提供するその他の管理操作を実行できます。
AquaLogic Service Bus MBeans を Java プログラムおよび WLST スクリプトで使用すると、開発環境からテスト環境、ステージング環境を経て、最終的にプロダクション環境に至るまで、AquaLogic Service Bus コンフィグレーションのプロモーションを自動化できます。以下の AquaLogic Service Bus MBean を使用すると、デプロイメント処理をプログラムで実行できます。
注意 : | DeploymentMBean (以前は、com.bea.wli.management パッケージで提供) は、AquaLogic Service Bus 2.5 では廃止されます。以前 DeploymentMBean API で提供されていたデプロイメント処理は、SessionManageentMBean および ALSBConfigurationMBean で提供されます。後者の MBean は、com.bea.wli.sb.management.configuration パッケージのインタフェースです。 |
注意 : | AquaLogic Service Bus のすべてのパッケージは、http://edocs.bea.com/alsb/docs25/javadoc で入手できます。 |
AquaLogic Service Bus セッションを使用すると、異なるユーザが相互に干渉することなくコンフィグレーション データの個々の部分を更新できます。セッションは基本的に名前付きのサンドボックスで、行った変更はアクティブ化されるまでは、他のユーザおよびコア データ (AquaLogic Service Bus の動作の基盤となっているデータ) によって抽出されます。リソースと AquaLogic Service Bus コンフィグレーションを変更するには、セッションを作成し、作成したセッションで変更を実行する必要があります。セッションをアクティブ化した場合にのみ、変更はコア データに反映されます。セッションの名前が同じでない限り、複数のセッションを作成できます。セッションは、そのセッション データで動作する SessionManagementMBean
のインスタンスを使用した場合のみアクティブ化できます。
各 MBean タイプ (SessionManagementMBean
を除く) には、セッションごとに 1 つのインスタンスがあります。セッションが作成されると、新しい一連の MBean インスタンス (MBean タイプごとに 1 つ) が自動的に生成されます。各 MBean タイプのインスタンスは、AquaLogic Service Bus データ キャッシュに保存されているコア データで動作します。セッションが破棄またはアクティブ化されると、セッションに作成された MBean インスタンスは破棄されます。ただし、コア データで動作する MBean インスタンスは破棄されません。コア データで動作する MBean インスタンスでは、更新操作はサポートされていません。
AquaLogic Service Bus セッションは AquaLogic Service Bus Console を使用して作成します。SessionManagementMBean
インタフェースのメソッドは、AquaLogic Service Bus Console で提供されている対話機能と同等の機能であり、対応する GUI と同じ順序で実行する必要があります。以下の表に、SessionManagementMBean
インタフェースで使用できるメソッド、およびメソッドによって実行されるタスクを示します。
SessionManagementMBean
インタフェースのリファレンス資料、Java の使用例、および Java クライアントやスクリプトで MBean を使用する方法を示したサンプル コードについては、ALSB javadoc の com.bea.wli.sb.management.configuration パッケージにある「SessionManagementMBean」インタフェースを参照してください。ALSB javadoc は、http://edocs.bea.com/alsb/docs25/javadoc/ にあります。
AquaLogic Service Bus ALSBConfigurationMBean
を使用すると、AquaLogic Service Bus ドメインで、リソースの照会、エクスポート、およびインポート、検証エラーの取得、環境値の取得と設定、およびリソース コンフィグレーションの全般的な管理をプログラムで行うことができます。AquaLogic Service Bus コンフィグレーションは、プロキシ サービス、WSDL、ビジネス サービスなど、AquaLogic Service Bus リソースを含む単純な JAR としてパッケージ化されています。これらのリソースは、複数のプロジェクトにまたがるものにしたり、コンフィグレーション情報の一部だけを含めたりできます。たとえば、プロジェクトのサブセットだけをエクスポートしたり、プロジェクト全体をエクスポートしたり、多数のプロジェクトのリソースのサブセットをエクスポートしたりできます。
以下の節では、ALSBConfigurationMBean
を使用して Java クライアントからこれらのデプロイメント アクティビティを実行する方法を説明します。
ALSBConfigurationMBean
インタフェースのリファレンス資料については、ALSB javadoc の com.bea.wli.sb.management.configuration パッケージにある「SessionManagementMBean
」インタフェースを参照してください。ALSB javadoc は、http://edocs.bea.com/alsb/docs25/javadoc/ にあります。
AquaLogic Service Bus コンフィグレーションは AquaLogic Service Bus Console で作成され、エクスポートにより .jar
ファイルに格納されます。コンフィグレーション .jar
ファイルをエクスポートしたら、そのコンフィグレーションを別の AquaLogic Service Bus ドメインにインポートし、コンフィグレーションの環境固有の値を新しい環境の値に合わせて変更して、コンフィグレーションをプロモートできます。
ALSBConfigurationMBean
のメソッドは、AquaLogic Service Bus Console に用意されている、対応する GUI と同じ順序で実行する必要があります。以下の表に、必要な手順、および各手順を実行するために ALSBConfigurationMBean
インタフェースで使用できるメソッドを示します。
環境固有の情報を更新するために、ALSBConfigurationMBean
で使用できるメソッドを、次の表に示します。プロキシ サービスとビジネス サービスのコンフィグレーションのエンドポイントの値と、ファイル、電子メール、および FTP 転送コンフィグレーションのディレクトリ要素が含まれています。
セキュリティ コンフィグレーションと他のすべての環境固有の設定は、AquaLogic Service Bus Console を使用して対話的に更新する必要があります。セキュリティのコンフィグレーションについては、BEA AquaLogic Service Bus Console オンライン ヘルプの着信メッセージおよび発信メッセージの保護に関する説明を参照してください。他の環境固有の設定のコンフィグレーションについては、「手順 4. AquaLogic Service Bus コンフィグレーションのデプロイ」を参照してください。
Java クライアント プログラムと WLST スクリプトで API を使用する方法の詳細とサンプル コードついては、表 A-4 の javadoc 情報を参照してください。MBean は、com.bea.wli.sb.management コンフィグレーション パッケージのインタフェースです。
これらのパッケージの Javadoc は、http://edocs.bea.com/alsb/docs25/javadoc/ で参照できます。
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