オペレーション ガイド

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AquaLogic Service Bus のロール

BEA AquaLogic Service Bus では、ユーザが実行するタスクに応じて、そのユーザにロールを割り当てることによってセキュリティを強化しています。ユーザにロールを割り当ててアクセスを制限することによって、AquaLogic Service Bus Console でリソースとサービスのセキュリティを保護できます。

また、ロールの特権に応じて、特定のロールで使用できるユーザ インタフェースを制限することもできます。

注意 : WebLogic Server の特定のロールに属している場合、AquaLogic Service Bus Console の対応するロールに自動的に属します。たとえば、WebLogic Server Administration Console の Operator であれば、デフォルトで、AquaLogic Service Bus Console の IntegrationOperator のすべての特権を持っています。

デフォルトでは、AquaLogic Service Bus Console には定義済みのロールがいくつかあります。新しいロールを作成したり、既存のロールをカスタマイズすることもできます。この章では、AquaLogic Service Bus Console で使用できるさまざまなロールとその機能について説明します。AquaLogic Service Bus Console のデフォルトのロールは次のとおりです。

 


IntegrationAdmin

IntegrationAdmin ロールは、AquaLogic Service Bus の管理セキュリティ ロールです。IntegrationAdmin は、AquaLogic Service Bus Console にのみアクセスできます。デフォルトでは、IntegrationAdmin ロールによって AquaLogic Service Bus Console ですべてのリソースとサービスにアクセスできます。このロールは、AquaLogic Service Bus Console で管理特権を必要とするユーザにのみ許可する必要があります。

AquaLogic Service Bus Console では、ユーザの作成時または再コンフィグレーション時に IntegrationAdmin 親グループを割り当てることで、IntegrationAdmin ロールを割り当てることができます。AquaLogic Service Bus Console でユーザを作成する方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ユーザの追加」を参照してください

IntegrationAdmin は、セッションの作成やコミットができます。このロールを割り当てられると、次のタスクを実行できます。

 


IntegrationDeployer

IntegrationDeployer は、AquaLogic Service Bus の管理セキュリティ ロールです。IntegrationDeployer は、AquaLogic Service Bus Console にアクセスして、リソースやサービスの作成とデプロイを行えます。また、AquaLogic Service Bus の既存のリソースやサービスにアクセスできるようになります。 このロールは、AquaLogic Service Bus のサービスをデプロイするユーザに与える必要があります。

AquaLogic Service Bus Console では、ユーザの作成時または再コンフィグレーション時に IntegrationDeployer 親グループを割り当てることで、IntegrationDeployer ロールを割り当てることができます。AquaLogic Service Bus Console でユーザを作成する方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ユーザの追加」を参照してください。

IntegrationDeployer のユーザは、IntegrationAdmin ロールのユーザが実行できるタスクをすべて実行できます。IntegrationAdmin ロールのユーザによって実行されるタスクの詳細については、「IntegrationAdmin」を参照してください。

 


IntegrationMonitor

IntegrationMonitor ロールによって、AquaLogic Service Bus Console でリソースとサービスをモニタできます。また、サービス レベル アグリーメントの違反、およびメッセージ フローのパイプラインからのアラートをモニタできます。

AquaLogic Service Bus Console では、ユーザの作成時または再コンフィグレーション時に IntegrationMonitor 親グループを割り当てることで、IntegrationMonitor ロールを割り当てることができます。AquaLogic Service Bus Console でユーザを作成する方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ユーザの追加」を参照してください

IntegrationMonitor ロールのユーザは、次のタスクを実行できます。

 


IntegrationOperator

IntegrationOperator は、AquaLogic Service Bus Console でリソースに対する日常的な操作を実行できます。また、一定のモニタ タスクやセッション管理を実行できます。このロールは、AquaLogic Service Bus Console で日常的な操作を実行するユーザに与える必要があります。

AquaLogic Service Bus Console では、ユーザの作成時または再コンフィグレーション時に IntegrationOperator 親グループを割り当てることで、IntegrationOperator ロールを割り当てることができます。AquaLogic Service Bus Console でユーザを作成する方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ユーザの追加」を参照してください

IntegrationOperator ロールのユーザは、次のタスクを実行できます。

これらのロールのそれぞれで実行できるタスクの詳細については、AquaLogic Service Bus のセキュリティ ガイドのロールベースのアクセス権 : 管理セキュリティのコンフィグレーションを参照してください


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