ヘッダーをスキップ

Oracle Application Server Standard Edition One インストレーションおよびスタート・ガイド
10g リリース2(10.1.2) for Linux x86
B19169-01
目次
目次
索引
索引

戻る 次へ

6
インストール後の作業

この章の内容は次のとおりです。

6.1 インストール後のOracle Application Serverインスタンスの起動

インストールが完了すると、ポートが1024未満の数値に設定されていない限り、構成済のコンポーネントは自動的に起動します。ポートが1024未満の数値に設定されている場合は、ポートを手動で起動する必要があります。

ブラウザを使用して「ようこそ」ページおよび「Application Server Control」ページを表示できます。 これらのページのURLは、Oracle Universal Installerの最後の画面に示されます。 最後の画面の内容は、$ORACLE_HOME/installにあるsetupinfo.txtファイルで確認できます。

Oracle Application Serverインスタンスを起動および停止するには、スクリプトまたはOracle Enterprise Manager Application Server Controlを使用します。

関連項目

詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。 

6.2 Oracle Application Serverコンポーネントのパスワードの設定

デフォルトでは、OracleAS Metadata Repositoryスキーマ・パスワードを除いて、Oracle Application Serverコンポーネントのすべてのパスワードが、Oracle Application Serverインスタンス・パスワードと同じに設定されます。セキュリティ上の理由から、様々なコンポーネントのパスワードを異なる値に変更する必要があります。

関連項目

インストールしたコンポーネントのパスワードを変更する方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』およびOracle Application ServerDocument Library内にあるコンポーネントのマニュアルを参照してください。 

6.3 インストール後に行うその他の作業

この項では、インストール後に実行する必要があるその他の作業について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

6.3.1 NFSインストール

NFSディスク上にOracle Application Serverをインストールする場合は、
$ORACLE_HOME/Apache/Apache/confにあるhttpd.confファイルのLockFileディレクティブを、ローカル・ディスクを指すように修正する必要があります。 このファイルは、Oracle HTTP Serverコンポーネントで使用されます。

関連項目

詳細は、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』を参照してください。 

6.3.2 バックアップおよびリカバリ

インストール完了後、ソフトウェア・ファイル、構成ファイルおよびOracleAS Metadata Repositoryファイルをバックアップした上で、バックアップおよびリカバリの計画を設定します。これにより、万一何か異常が発生した場合に作業環境をリストアできます。 Oracle Application Server環境全体をバックアップする方法の詳細は、第14章「バックアップおよびリカバリ」または『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

また、パッチセットのアップグレードが正常に行われた後や構成変更が正常に行われた後にも、Oracle Application Server環境全体のバックアップを実行する必要があります。

関連項目

詳細は、第14章「バックアップおよびリカバリ」および『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。 

6.3.3 SSLの有効化

ほとんどのコンポーネントは、デフォルトではSSLを使用するようには構成されていません。 SSLを有効にする場合は、第13章「SSLの有効化」および『Oracle Application Server管理者ガイド』のSSLに関する項を参照してください。

6.3.4 オペレーティング・システムのロケールと環境変数NLS_LANG

英語以外の言語環境にOracle Application Serverをインストールした場合は、次の項で説明するように、設定内容を確認する必要があります。

6.3.4.1 オペレーティング・システムのロケールの確認

デフォルト・ロケールの構成が正しいかどうかを見るには、環境変数LC_ALLまたは環境変数LANGに、必要な値が設定されているかどうかを確認します。 現在の設定内容を確認する場合は、次のようにlocaleコマンドを実行します。

prompt> locale

6.3.4.2 NLS_LANGの設定の確認

NLS_LANGの設定を確認する手順は次のとおりです。

  1. 環境変数NLS_LANGの値が、オペレーティング・システムのデフォルトのロケール設定に対応していることを確認します。 この値を設定するファイルなどの詳細は、『Oracle Application Serverグローバリゼーション・ガイド』を参照してください。 これらのファイルを使用して、環境変数NLS_LANGの値を編集することが必要になる場合があります。

  2. $ORACLE_HOME/opmn/confにあるopmn.xmlファイル内のNLS_LANG設定が、環境変数NLS_LANGと同じであることを確認します。

    次に示すのは、opmn.xmlファイル内のNLS_LANG設定の一例です。

    <environment>
         <variable id="TMP" value="/tmp"/> 
         <variable id="NLS_LANG" value="JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS"/> 
    </environment>
    
    

6.4 インストール後の作業を必要とするコンポーネント

Oracle Application Server Standard Edition OneでOracle Ultra Searchを使用する予定の場合は、インストール後(Oracle Ultra Searchを使用する前)、このコンポーネントに固有の手順をいくつか実行する必要があります。 詳細は、『Oracle Ultra Search管理者ガイド』を参照してください。

6.5 次の作業

Oracle Application Server Standard Edition Oneのインストールが完了した後の作業については、第II部の各章(特に第7章「始めに行うこと」)および『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。


戻る 次へ
Oracle
Copyright © 2005 Oracle Corporation.

All Rights Reserved.
目次
目次
索引
索引