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Oracle Application Server Standard Edition One インストレーションおよびスタート・ガイド
10g リリース2(10.1.2) for Microsoft Windows(32 Bit)
B19167-01
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Java Access Bridgeのインストール

この付録では、Java Access Bridgeをインストールする方法について説明します。 Java Access Bridgeにより、Oracleコンポーネントでスクリーン・リーダーを使用できるようになります。

この付録の内容は次のとおりです。

F.1 概要

Java Access Bridgeを使用すると、たとえばWindowsプラットフォーム上で実行中のJavaアプリケーションを読み上げるJAWSスクリーン・リーダーなど、様々な支援テクノロジを活用できます。 Oracle Universal InstallerやOracle Enterprise Manager Application Server ControlなどのJavaベースのインタフェースは、支援テクノロジを使用して読上げ可能です。

Oracle Universal Installerでインストール作業を行う際に必要となるJava Runtime Environment(JRE)1.4.2は、Oracle Application Server Standard Edition Oneのインストール・メディアに収められています。 JREがあれば、インストール作業中もJava Access Bridgeが使用できます。 Oracleコンポーネントをインストールした後で行うJava Access Bridgeのインストールおよび構成の方法は、F.3項「インストールされているOracleコンポーネント用のセットアップ」を参照してください。

F.2 JRE 1.4.2用のセットアップ

JRE 1.4.2と連動するようにJava Access Bridgeをセットアップするには、Oracleのインストール・メディアから次のバッチ・ファイルを実行します。

DRIVE_LETTER:¥install¥access_setup.bat

バッチ・ファイルの実行が完了したら、支援テクノロジ・プログラムを再起動します。

F.3 インストールされているOracleコンポーネント用のセットアップ

この項では、Oracleコンポーネントをインストールした後で行うJava Access Bridge for Windowsのインストールおよび構成の方法について説明します。 この項では、次の項目について説明します。

F.3.1 Java Access Bridgeのインストール

Java Access Bridgeのインストールは、次の手順に従って行います。

  1. Oracleのインストール・メディアを開き、AccessBridgeディレクトリに移動します。

  2. accessbridge-1_0_4.zipファイルを選択し、Access Bridgeをインストールするシステム上でそのファイルを解凍します。 たとえば、次のようになります。

    C:¥AccessBridge-1.0.4
    
    
  3. 表F-1に示すJava Access Bridgeファイルを、Orecleコンポーネントで使用されるJRE 1.4.2のインストール・ディレクトリにコピーします。 Oracleコンポーネントで使用されるJREは、デフォルトでは次のディレクトリにインストールされます。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2
    
    

    表F-1は、ハード・ドライブ上のJava Access Bridgeディレクトリから、Orecleコンポーネントで使用されるJREのインストール・ディレクトリへコピーするファイルをまとめたものです。

    表F-1 JREディレトクリへコピーするファイル 
    コピーするファイル  コピー先ディレトクリ 

    AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥jaccess-1_4.jar 

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥lib¥ext 

    AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥access-bridge.jar 

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥lib¥ext 

    AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥JavaAccessBridge.dll 

    windows_directory¥system32 

    AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥WindowsAccessBridge.dll 

    windows_directory¥system32 

    AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥JAWTAccessBridge.dll 

    windows_directory¥system32 

    AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥accessibility.properties 

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥lib 

  4. jaccess-1_4.jarORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥lib¥extに格納されている)のファイル名をjaccess.jarに変更します。

  5. インストール完了後、Java Access Bridgeのドキュメントを参照する場合は、次のディレクトリにアクセスしてください。

    C:¥AccessBridge-1.0.4¥doc
    

F.3.2 Java Access Bridgeを使用するためのOracleコンポーネントの構成

インストールが完了したら、Java Access Bridgeが使用できるようにOracleコンポーネントの構成を行うことができます。 それには、インストールしたJava Access Bridgeファイルのパスをシステム変数に設定する必要があります。

F.3.2.1 Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003での構成方法

Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003上で、Access Bridgeを使用できるようにOracleコンポーネントの構成を行う手順は次のとおりです。

  1. スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「システム」を選択して、「システムのプロパティ」コントロール・パネルを表示します。

  2. 「詳細設定」タブを選択します。

  3. 環境変数」ボタンをクリックします。

  4. 「システム環境変数」リストの下にある「新規」ボタンをクリックします。 「新しいシステム変数」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. 変数名」フィールドに、ORACLE_OEM_CLASSPATHと入力します。

  6. 変数値」フィールドに、jaccess.jarおよびaccess-bridge.jarのフルパスを入力します。

    2つのパスはセミコロンで区切ります。 引用符やスペースは使用しないでください。 たとえば、JRE 1.4.2がデフォルトのディレクトリにインストールされている場合は、次のように設定します。

    C:¥oracle¥product¥10.1.0¥Db_1¥jre¥1.4.2¥lib¥ext¥jaccess.jar;C:¥oracle¥product¥10.1.
    0¥Db_1¥jre¥1.4.2¥lib¥ext¥access-bridge.jar
    
    
  7. OK」をクリックします。


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