Oracle Content Management SDK 管理者ガイド 10g(9.0.4.2) B15638-01 |
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この付録では、Oracle Content Management SDK(Oracle CM SDK)でインストールされる9つのSQLビューについて説明します。この付録の項目は次のとおりです。
Oracle CM SDKには、Oracle CM SDKスキーマに対して行った変更の影響を検討できる9つのSQLビューが用意されています。たとえば、新規ユーザーを迅速に追加するためにXMLを使用した場合、ビューを検討して、変更を確認することができます。一般的には、カスタム・コードの開発やデバッグの際にビューを使用します。ビューは、スキーマに対するプログラム上の変更を確認する手段となります。
デフォルトの9つのビューは、Oracle CM SDKのスキーマ所有者ifssys
(デフォルトのスキーマ名。ユーザーが使用するスキーマ名とは異なる場合があります)によって所有されます。これらの読取り専用のSQLビューは、Oracle CM SDKのスキーマで作成され、情報の通知目的のみに使用されます。これらのビューにアクセスする必要があるユーザーに対しては、SELECT権限を付与します。
ビュー内のオブジェクトの名前は、必ずしも一意であるとはかぎりません。したがって、IDが提供されます。date
型の列はいずれも、ビューの中に次のような2つの列を持ちます。
9個のスキーマ・ビューが用意されています。各ビューについては、別々に表で説明します。これらの表では、列の名前、NULL指定の可否、および列の型と長さを示します。
ifs_versioned_documents
このビューは、バージョニングされたすべてのドキュメントを表示します。
ifs_versioned_documents
この例では、属性の選択にifs_versioned_documents
を使用しています。これを行うには、次のコマンドを実行します。
SQL> select name, format, document_size, media, document_id, acl, owner from ifs_ versioned_documents
次の表に出力例を表示します。
ifs_all_documents
このビューは、すべてのドキュメントを表示します。
ifs_all_documents
ifs_folders
このビューは、すべてのフォルダとその属性を表示します。
ifs_folders
ifs_folder_items
このビューは、すべてのフォルダと最上位のオブジェクトを表示します。
ifs_folder_items
ifs_users
このビューは、すべてのユーザーを表示します。
ifs_users
ifs_groups
このビューは、すべてのグループを表示します。
ifs_group_members
このビューは、各グループとそれらの直接のメンバーを表示します。
ifs_group_members
ifs_acls
このビューは、Oracle CM SDK内のすべてのACLを表示します。
odmzv_textindexview
このビューを使用すると、SQLクライアントでコンテンツ・ベースの検索を行い、条件に一致するドキュメントのIDを検索できます。
odmzv_textindexview
列の名前 | NULL指定の可否 | 列の型と長さ |
---|---|---|
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オプション |
|
|
オプション |
|
|
必須 |
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この例では、odmzv_textindexview
と他のビューを使用してコンテンツ・ベースの検索を行う方法を示します。
SELECT doc.name, doc.document_id FROM odmzv_textindexview t, ifs_all_documents doc WHERE contains(t.CONTENT, 'oracle') > 0 AND doc.document_id = t.document_id
検索の結果、Oracleという語を含むすべてのドキュメントの名前とIDが返されます。
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