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Oracle Application Server Integration InterConnect ユーザーズ・ガイド
10g リリース2 (10.1.2)

B15751-02
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用語集

adapter.iniファイル(adapter ini file)

アダプタが起動時にアプリケーションへの接続に使用する初期化パラメータ・ファイル。

Advanced Business Application Programming

アプリケーション開発を目的としてSAP社が開発したプログラミング言語。

Business Application Programming Interface

外部アプリケーションからR/3システムのビジネス・プロセスおよびデータへのアクセスを可能にする標準化プログラミング・インタフェース。

D3L

データ定義記述言語(Data Definition Description Language)。アプリケーション・メッセージ情報をネイティブ形式(ネイティブ・ビュー)で記述するXMLベースのメッセージ記述言語。

DTD

Document Type Definition。XML文書に使用可能な構造を定義する一連のルール。DTDはSGMLから書式を導出するテキスト・ファイルであり、XML文書に埋め込まれる。

EAI

企業アプリケーション統合(Enterprise Application Integration)。同じ社内のアプリケーションとビジネス・プロセスの統合。

FTPアダプタ(FTP adapter)

FTPを、OracleAS Integration InterConnectを使用する他のアプリケーションと統合できるようにするアダプタ。

HTTP

Hypertext Transfer Protocol。Webでメッセージのフォーマットと転送、およびWebサーバーとブラウザが各種コマンドへのレスポンスとして実行する必要のあるアクションの判別に使用される基礎となる形式またはプロトコル。HTTPは、Oracle Application Serverとクライアント間で使用されるプロトコルである。

HTTPアダプタ(HTTP adapter)

Oracle HTTPアプリケーションを、OracleAS Integration InterConnectを使用する他のアプリケーションと統合できるようにするアダプタ。このアダプタは、HTTPトランスポート・プロトコルを使用するすべてのEAI環境で有効である。

IDoc型(IDoc Type)

ビジネス・トランザクションのデータ転送に使用されるSAP形式。IDocは、IDoc型の書式による実際のビジネス・プロセスである。IDoc型は次のコンポーネントを使用して記述される。

IMAP4

Internet Message Access Protocol 4。ローカル・サーバーからEメールにアクセスするための標準プロトコル。IMAP4は、インターネット・サーバーでEメールの受信およびユーザーのための保持に使用されるクライアント/サーバー・プロトコルである。ユーザーは単にEメールのヘッダーと送信者を参照して、そのEメールをダウンロードするかどうかを判断できる。また、サーバー上のフォルダまたはメールボックスの作成と操作、メッセージの削除、ノートの一部または全体の検索ができる。IMAPの場合、ユーザーがEメールを操作している間はサーバーに継続的にアクセスする必要がある。

iStudio

ビジネス・アナリストのための設計時統合指定ツール。 このツールにより、ビジネス・アナリストはテクニカル・コーディング・レベルではなく機能レベルで統合論理を指定できる。iStudioでは、簡単なウィザードを通して統合を公開する。これにより、統合論理をコーディングによって指定する作業が軽減または不要になる。 したがって、統合が完成するまでの時間を短縮できる。

MQSeriesアダプタ(MQSeries adapter)

OracleAS Integration InterConnectとMQSeriesキューおよびトピックの間でメッセージの送受信を可能にするアダプタ。

OracleAS Integration InterConnect

複数の異種アプリケーション間でメッセージの通信とトランスフォーメーションを調整する統合ハブ。OracleAS Integration InterConnectは、ビジネス・イベント、その関連データ、アプリケーションのビジネス・オブジェクト・ビューを別のビューにマップするために必要なトランスフォーメーションを定義する。

Oracle Wallet Manager

セキュリティ管理者がクライアントとサーバー上で公開鍵セキュリティ資格証明の管理に使用するJavaベースのアプリケーション。セキュリティ資格証明は、公開鍵と秘密鍵のペア、証明書およびトラスト・ポイントで構成される。

Oracle Workflow

OracleAS Integration InterConnectと統合し、2つ以上のアプリケーション間のビジネス・プロセス・コラボレーションに使用される。

RMI

Remote Method Invocation。Javaで記述された分散オブジェクトの相互作用方式。あるコンピュータで実行されているJavaプログラムから別のコンピュータ上で実行されているJavaプログラムのメソッドへのアクセスを可能にする。

SMTP

Simple Mail Transfer Protocol。Eメール送受信用のTCP/IPプロトコル。通常、SMTPは他の2つのプロトコルであるPost Office Protocol 3(POP3)またはInternet Message Access Protocol(IMAP)のどちらかと併用され、ユーザーがメッセージをサーバーのメールボックスに保存して定期的にダウンロードできるようにする。通常、ユーザーが使用するプログラムでは、Eメールの送信にはSMTP、ローカル・サーバー上でのメッセージの受信にはPOP3またはIMAPが使用される。

SMTPアダプタ(SMTP adapter)

SMTPアプリケーションを、OracleAS Integration InterConnectを使用する他のアプリケーションと統合できるようにするアダプタ。このアダプタは、EメールにIMAP4およびSMTPトランスポート・プロトコルが使用されるすべてのEAL環境で有効である。

SSL

Secure Sockets Layer。HTTPS(セキュアHTTP)を使用してインターネット上で文書を安全に送信するための標準。SSLはデジタル署名を使用して、送信データが改ざんされていないことを保証する。

Wallet

個々のエンティティのセキュリティ資格証明の格納と管理に使用される抽象化。様々な暗号サービスで使用できるように資格証明の格納と取出しが実装される。

XML

eXtensible Markup Language。データ・マークアップをプレーン・テキスト形式で定義するための一連のルール。

XSLT

eXtensible Stylesheet Language Transformation。XML文書の構造を異なる構造を持つXML文書に変換する方法を記述する。XSLTは、eXtensible Stylesheet Language(XSL)の拡張である。XSLTは、XML文書を別のデータ構造(XSLスタイルシートに従って表現可能)に再編成する方法を示す。

アダプタ(adapter)

サード・パーティ環境でのアプリケーションの統合を可能にする。アダプタには次の2つの主要タスクがある。

アドバンスト・キューイング・アダプタ(advanced queuing adapter)

Oracle Advanced Queuingアプリケーションを、OracleAS Integration InterConnectを使用する他のアプリケーションと統合できるようにするアダプタ。

アプリケーション(application)

OracleAS Integration InterConnectと統合されるコンポーネント。

アプリケーション・ビュー(application view)

アダプタで使用される構文に変換されるネイティブ・ビュー。 各アプリケーションには、統合を可能にするデータの独自のアプリケーション・ビューがある。データのアプリケーション・ビューでは、トランスフォーメーションを使用して共通ビューにマップする。

暗号スイート(cipher suites)

暗号アルゴリズムのセット。SSLは、サーバーとクライアントの相互認証、証明書の転送およびセッション鍵の確立などのタスクについて、様々な暗号アルゴリズム、つまり暗号をサポートする。クライアントとサーバーは、サポートされるSSLのバージョン、許容可能な暗号強度に関する会社の方針、およびSSL対応ソフトウェアの輸出に関する政府規制などの要素に応じて、異なる暗号スイートをサポートする。

イベント(event)

パブリッシュ/サブスクライブ・モデルのパターン化に使用される統合点。 イベントは、このイベントを通して交換されるすべてのデータの共通ビューを関連データとして持つ。イベントはアプリケーションがパブリッシュまたはサブスクライブできる。

イベント・マップ(event map)

アプリケーションがOracleAS Integration InterConnectイベントについての情報を認知していない場合にも、OracleAS Integration InterConnectイベントへのアプリケーション・データのマッピングを可能にする。

エージェント(agent)

ランタイム指示を処理するアダプタのサブコンポーネント。エージェントはアダプタの接続先アプリケーションに依存しない。リポジトリ内の統合メタデータに基づく統合シナリオに従う。

エンドポイント(endpoints)

OracleAS Integration InterConnectとアプリケーション間で交換されるメッセージの物理的な宛先ポイント。

起動/実装モデル(invoke/implement model)

アプリケーションは、データをOracleAS Integration InterConnectハブに送信することでプロシージャを起動し、そのプロシージャを実装しているアプリケーションからの結果の戻りを期待する。また、OracleAS Integration InterConnectハブからデータを受信することでプロシージャを実装し、プロシージャが実行されると結果を戻す。iStudioでは、このシナリオをモデル化するためにプロシージャが使用される。

共通ビュー(common view)

構文とセマンティクスにOracleAS Integration InterConnectの形式が使用されるビュー。共通ビューの機能は次のとおり。

コンテンツ・ベースのルーティング(content-based routing)

メッセージは、ビジネス・ルールまたはメッセージのコンテンツに基づいて特定のアプリケーションにルーティングされる。

設計時(design time)

設計フェーズでは、ビジネス・アナリストがiStudioを使用して統合オブジェクト、統合されるアプリケーション、アプリケーション間で交換されるデータの仕様を定義する。

相互参照表(cross-reference tables)

別々のアプリケーションで作成された対応するエンティティのキーを、相互参照により関連付けることができる。

データベース・アダプタ(database adapter)

Oracle Applications(通常はPL/SQLベース)を、OracleAS Integration InterConnectを使用する他のアプリケーションと統合できるようにするアダプタ。

ドメイン値マップ(domain value maps)

様々なシステム間でマップされているコード表。

トラッキング・フィールド(tracking fields)

特定のイベントのコンテキストにおける1つ以上のアプリケーション・ビュー・フィールド。実行時にイベント・インスタンスの追跡に使用される。

ネイティブ・ビュー(native view)

ネイティブ形式(SAP IDocなど)によるアプリケーションのメッセージ情報。ネイティブ・イベントの構文とセマンティクスにはアプリケーションのネイティブ形式が使用され、OracleAS Integration InterConnectの外部で定義される。

パーシスタンス(persistence)

データを保存し、必要に応じてリストアする機能。

パブリッシュ/サブスクライブ・モデル(publish/subscribe model)

アプリケーションは、送信先のアプリケーションが不明の状態でOracleAS Integration InterConnectハブにデータを送信する場合に、イベントをパブリッシュする。この場合、データの応答はない。アプリケーションは、データの送信者が誰であっても、OracleAS Integration InterConnectハブからデータを受信するとイベントをサブスクライブする。この場合、アプリケーションはデータを返さない。このシナリオはiStudioのイベントによってモデル化される。

ビジネス・オブジェクト(business object)

論理的に関連する統合点の集合。

ブリッジ(bridge)

アプリケーションとOracleAS Integration InterConnect間でデータを転送するエージェント・アダプタのサブコンポーネント。ブリッジは、プロトコル、またはアプリケーションと通信するアダプタのアプリケーション固有の部分、あるいはその両方である。

プロキシ・ホスト(proxy host)

リモートWebサーバー宛に送信されるメッセージが通過する必要のあるサーバー。また、プロキシ・サーバーにより会社のファイアウォール外部にいるユーザーが組織のプライベート・ネットワークに進入できなくなる。

プロシージャ(procedure)

起動/実装モデルのパターン化に使用される統合点。プロシージャは、このプロシージャを通して交換されるすべてのデータの共通ビューを関連データとして持っている。プロシージャはアプリケーションが起動または実装できる。

プロジェクト(project)

1つの統合シナリオの統合論理をすべてカプセル化したもの。

ペイロード(payload)

アプリケーション間で送信されるデータ。たとえば、あるアプリケーションから別のアプリケーションに送信される注文書のペイロード・データには、製品名、注文数量および価格が含まれる場合がある。

メタデータ(metadata)

データの定義または記述(実際にはデータに関するデータ)。

ランタイム(runtime)

統合される各アプリケーションに対して、OracleAS Integration InterConnectは1つ以上のアダプタを連結する。実行時に、アダプタはリポジトリからメタデータを呼び出してメッセージの形式を確認し、異なるデータ形式間でのトランスフォーメーションを実行し、OracleAS Integration InterConnectハブ内の適切なキューにメッセージをルーティングする。

リポジトリ(repository)

リポジトリには次の機能がある。

リポジトリ・サーバーは、データベースの外部で実行されるスタンドアロンのJavaアプリケーションとして配置される。リポジトリ・スキーマは、Oracle Application Server Infrastructureの一連の表である。

レルム(realm)

サーバー上で保護されているリソースを一連の保護領域に分割できるようにする。各保護領域では固有の認証方式および権限データベースが使用される。

ワークスペース(workspace)

アプリケーション・ログイン資格証明、最後に開かれたプロジェクトなど、ユーザー設定やプリファレンスが格納される。


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