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Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistant ユーザーズ・ガイド
10gリリース2(10.1.2)for Microsoft Windows
B15835-02
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Oracle Internet DirectoryへのOracleAS Metadata Repositoryの登録

インストール時にOracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録しなかった場合、登録のためにのみOracleAS Metadata Repository Creation Assistantを再実行できます。データベースのスキーマや表領域は、インストールされません。

Metadata RepositoryがReal Application Clustersデータベースにある場合、OracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録するためにDatabase Configuration Assistant(DBCA)は使用できません。OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを使用して登録する必要があります。

この章の構成

3.1 Oracle Internet Directoryへの登録


注意

  • OracleAS Metadata Repositoryは、サポートされているバージョンのOracle Internet Directoryにのみ登録できます。詳細は、第1.6項「Oracle Internet Directoryの要件」を参照してください。

  • OracleAS Metadata Repository Creation Assistantでは、リリース2(9.0.2)のMetadata Repositoryを、10g(9.0.4)のOracle Internet Directoryに登録できません。

  • Oracle Internet Directoryに同じサービス名がすでに登録されていることがOracleAS Metadata Repository Creation Assistantによって検出された場合、そのサービス名はOracle Internet Directoryに登録済であるというエラー・メッセージが表示されます。続行するには、まず、その登録を削除する必要があります。

 

OracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録する手順は、次のとおりです。

  1. OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを起動します。第1.7項「OracleAS Metadata Repository Creation Assistantの起動」を参照してください。

  2. 次の各画面で指示に従います。

    表3-1    OracleAS Metadata RepositoryのOracle Internet Directoryへの登録 
      画面  アクション 

    1. 

    ようこそ 

    「次へ」をクリックします。 

    2. 

    Oracleホームのパスを指定 

    Oracleホーム: データベースのOracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。データベースを実行しているコンピュータの規則(適切なスラッシュなど)を使用してください。

    ログ・ファイル・ディレクトリ: OracleAS Metadata Repository Creation Assistantのログ・ファイルの書込み先ディレクトリをフルパスで指定します。このパスは、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行しているコンピュータ上のパスです。

    いったん「次へ」をクリックして次の画面に移動すると、ログ・ファイル・ディレクトリを変更することはできません。「戻る」をクリックしてこの画面に戻っても、「ログ・ファイル・ディレクトリ」フィールドは読取り専用になります。これは、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantによって異なるディレクトリのログ・ファイルに書込みが行われないようにするためです。

    「次へ」をクリックします。 

    3. 

    操作を選択 

    「登録」を選択します。

    「次へ」をクリックします。 

    4. 

    データベース接続情報を指定 

    データベースの接続情報を入力します。

    「DBAユーザー名」および「パスワード」: データベースにログインするためのユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーにはDBA権限が必要です。

    データベースのタイプに応じて、「シングル・ノード・インスタンス」または「Real Application Clustersデータベース」を選択し、対応するフィールドを指定します。

    「シングル・ノード・インスタンス」のフィールドは、次のとおりです。

    • ホスト名: データベースを実行しているコンピュータの名前を指定します。中間層インスタンスが別のドメインにある場合は、ホスト名の後ろにそのドメイン名を追加する必要があります。

    • ポート: データベースのポート番号を指定します。

    • サービス名: データベースのサービス名を指定します。サービス名には、データベース・ドメイン名を含める必要があります。

      例: orcl.mydomain.com

    「Real Application Clustersデータベース」のフィールドは、次のとおりです。

    • ホスト名およびポート: Real Application Clustersデータベースを実行するすべてのコンピュータの名前とリスナーが使用するポート番号を指定します。形式は、host:portです。各host:portは、次のようにカンマ文字で区切ります。

      hostname1:port1,hostname2:port2,hostname3:port3, ...
      
      

      中間層インスタンスが別のドメインにある場合は、ホスト名の後ろにそのドメイン名を追加する必要があります。

      例1(同じドメイン): myhost:1521, myhost2:1521

      例2(異なるドメイン): myhost.mydomain.com:1521, myhost2.mydomain.com:1521

    • サービス名: データベースのサービス名を指定します。サービス名には、データベース・ドメイン名を含める必要があります。サービス名はクラスタ内のすべてのインスタンスで同じである必要があります。

      例: orcl.mydomain.com

    「次へ」をクリックします。 

    5. 

    Oracle Internet Directory接続の指定 

    Internet Directoryホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を指定します。中間層インスタンスが別のドメインにある場合は、ホスト名の後ろにそのドメイン名を追加する必要があります。

    Internet Directoryポート: Oracle Internet Directoryのポート番号を指定します。

    登録(または登録解除)を目的としてOracle Internet Directoryに接続するためにSSLを使用: 登録の際に、SSLを使用してOracleAS Metadata Repository Creation AssistantをOracle Internet Directoryに接続する場合に、このオプションを選択します。

    「次へ」をクリックします。 

    6. 

    Oracle Internet Directoryへのログインの指定 

    Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーはiAS Adminsグループに属している必要があります。ユーザーの単純な名前(jdoeなど)またはユーザーのDN(cn=orcladminなど)を使用できます。

    Oracle Internet Directoryに複数のレルムが含まれる場合、指定したユーザーが含まれるレルムを入力する必要があります。

    注意: Oracle Internet Directoryのスーパーユーザー(cn=orcladmin)としてログインする場合、スーパーユーザーはいずれのレルムにも属していないため、レルム値は使用されません。レルム値は、単純な名前を使用してログインする場合のみ使用されます。

    「次へ」をクリックします。 

    7. 

    Oracleコンテキストを指定 

    OracleAS Metadata Repositoryを登録するOracle Internet Directory内の場所を指定します。

    ルートOracleコンテキスト(cn=OracleContext): ルートOracleコンテキストにOracleAS Metadata Repositoryを登録する場合に選択します。

    カスタムOracleコンテキスト: Oracle Internet Directory内の特定のレルムにOracleAS Metadata Repositoryを登録する場合に選択します。表示されるフィールドに、レルムのDNを指定します。

    「次へ」をクリックします。 

    8. 

    成功しました 

    「OK」をクリックしてOracleAS Metadata Repository Creation Assistantを終了します。 

3.2 インストール後の手順

OracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録した後で、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantホームのldap.oraファイルを、データベースのホームにコピーする必要があります。詳細は、第2.7.2項「データベースのOracleホームへのldap.oraファイルのコピー」を参照してください。

3.3 登録が完了する前に終了する場合、または登録が失敗した場合

登録が完了する前にOracleAS Metadata Repository Creation Assistantを終了した場合、または登録が失敗した場合、再登録のためにOracleAS Metadata Repository Creation Assistantを再実行する前に手動による次の手順を実行する必要があります。

  1. Oracle Internet Directoryからリポジトリ・エントリを削除します。第4.4項「ウィザードを使用したOracleAS Metadata Repositoryの登録解除および削除」を参照してください。

  2. すべてのスキーマ・パスワードをデフォルト値にリセットします。

    すべてのスキーマのリストについては、表1-9「スキーマおよび表領域」を参照してください。

    C:¥> sqlplus "sys/password as sysdba"
    SQL> alter user schema_name identified by schema_password;
    
    
  3. すべてのスキーマ・パスワードをロックします。

    C:¥> sqlplus "sys/password as sysdba"
    SQL> alter user schema_name account lock password expire;
    
    

この手順を実行後、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを再起動してデータベースを登録できます。


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