Oracle Application Server インストレーション・ガイド 10g リリース3(10.1.3.1.0) for Linux x86 B31913-02 |
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この章では、Oracle Application Serverの基本インストールを実行する方法について説明します。内容は次のとおりです。
基本インストール中に、次のすべてのコンポーネントをインストールする必要があります。次のすべてのコンポーネントをインストールしない場合またはOracle HTTP Serverをインストールする場合は、第5章「拡張インストール」を参照してください。
基本インストールでインストールされるコンポーネントは、次のとおりです。
Javaアプリケーションを開発するための、完全なJava 2 Enterprise Edition(J2EE)環境を提供するコンポーネントです。
サービスの作成、管理、コンポジット・アプリケーションおよびビジネス・プロセスへの編成を可能にするコンポーネントです。Oracle SOA Suiteには、Oracle BPEL Process Manager、Oracle Enterprise Service Bus(ESB)、Oracle Web Services Manager(OWSM)およびOracle Business Rulesが含まれています。
このコンポーネントを使用すると、Oracle Application ServerのWebベースでの管理が可能になります。
Oracle Application Serverインスタンスおよびそのコンポーネントのプロセス制御および監視を提供するコンポーネントです。
ユーザーが1つのユーザー名とパスワードですべてのSSOベースのアプリケーションにログインできるようにするコンポーネントです。
この項では、Oracle Application Serverの基本インストールを実行する手順について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Application Serverのインストールを開始する前に、第2章「要件」および第3章「インストールを開始する前に知っておく必要のあること」を必ずお読みください。これらの章には、インストールを開始する前に理解しておく必要のある、インストール時に回避するべき潜在的な問題についての重要な情報が記述されています。
インストールを開始する前に、2.9項「データベース・スキーマのインストール」の手順を実行する必要があります。
Oracle Application Serverを基本インストールでインストールするには、次の手順を実行します。
詳細は、3.11項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。
インストール・ディレクトリ: Oracle Application Serverをインストールするディレクトリを入力します。
「基本インストール」を選択します。
ASインスタンス名: このインスタンス名により、このOracle Application Serverインスタンスを識別します。同じホスト上に複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合、インスタンス名は一意である必要があります。
AS管理者のユーザー名: Oracle Application Serverインスタンスの管理ユーザー名はoc4jadmin
に設定されており、変更できません。Oracle Enterprise Manager 10gを使用してOracle Application Serverインスタンスを管理するには、oc4jadmin
ユーザーとしてログインします。
「AS管理者のパスワード」および「パスワードの確認」: oc4jadmin
ユーザーのパスワードを入力します。
データベース・タイプ: 基本インストールではOracleデータベースを使用する必要があります。Real Application Clustersデータベースを使用する場合は、拡張インストールを実行する必要があります。Oracleデータベースには、ORABPEL
、 ORAESB
およびORAWSM
スキーマがインストールされている必要があります。詳細は、2.9項「データベース・スキーマのインストール」を参照してください。
「次へ」をクリックします。
データベース接続情報: データベースのホスト名、ポートおよびサービス名を指定します。「ホスト名:ポート:サービス名」という書式を使用します。
DBA権限を持つユーザー: DBAユーザーのログイン名を指定します。
データベース・ユーザー・パスワード: 「DBA権限を持つユーザー」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。
ORABPELスキーマ・パスワード: 「データベース接続情報」フィールドで指定した、データベース内のORABPELスキーマのパスワードを入力します。
ORAESBスキーマ・パスワード: 「データベース接続情報」フィールドで指定した、データベース内のORAESBスキーマのパスワードを入力します。
ORAWSMスキーマ・パスワード: 「データベース接続情報」フィールドで指定した、データベース内のORAWSMスキーマのパスワードを入力します。
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。
この画面には、Configuration Assistantの進捗状況が表示されます。
この画面には、インストールが正常に完了したかどうかを示され、「ようこそ」ページやApplication Server Controlコンソールなどの様々なOracle Application Serverのページへのリンクとともに、製品のリリース・ノートやインストール・ログなどの様々なドキュメントへのリンクが表示されます。
インストールが完了したら、次のことを行ってください。
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