Oracle Application Serverインストレーション・ガイド 10g リリース3(10.1.3.2.0) for Solaris Operating System (SPARC 64-bit) E05159-01 |
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この付録では、Oracle Application Serverのインストール時に発生する可能性がある一般的な問題の解決策について説明します。内容は次のとおりです。
次のログ・ファイルは、インストーラによって書き込まれます。
/logs/installActions
timestamp
.log
oraInventory_location
/logs/oraInstall
timestamp
.err
oraInventory_location
/logs/oraInstall
timestamp
.out
インストール中にエラーが発生した場合は、次のように対処してください。
ORACLE_HOME/cfgtoollogs
ディレクトリにない場合は、インストーラを終了します。こうすると、インストーラによってこのディレクトリにログ・ファイルがコピーされます。
この項では、インストールに関する一般的な問題および解決策について説明します。
次の2つのセットのログ・ファイルがあります。
ORACLE_HOME/cfgtoollogs
ディレクトリ内のログ・ファイルは、Configuration Assistantによって書き込まれます。Oracle Content DB Configuration Assistantログ・ファイルは、ORACLE_HOME
/content/log/ContentConfig.log
にあります。Configuration Assistantによって作成されたログ・ファイルにアクセスする場合は、インストーラを終了しておく必要があることに注意してください。インストーラを使用している場合、このログ・ファイルにはアクセスできません。
インストール開始時に実行される前提条件チェックが失敗します。
オペレーティング・システムのパッチまたはパッチ・バンドルが欠落していることを示す警告が前提条件チェックで表示された場合は、パッチが実際に欠落しているか、または置き換えられています。このパッチにかわるパッチがコンピュータにインストールされている場合、この警告は無視できます。
必要なオペレーティング・システムのパッチのリストについては、2.3項「ソフトウェア要件」を参照してください。
インストール前の確認を実行した後に、インストーラが表示されません。
CD-ROMまたはDVDのマウント・ポイントであるディレクトリが不適切な権限でマウントされたため、pwd
コマンドが正常に動作しませんでした。pwd
を実行すると、現行のディレクトリを判別できませんというメッセージが戻されます。
この問題を解決するには、次の手順を実行します。
これで、インストーラは正しく実行されます。
インストールに成功しなかった場合は、Oracle Application Serverを再度インストールする前に、失敗したインストールを削除する必要があります。詳細は、付録D「削除および再インストール」を参照してください。
メッセージが希望の言語で表示されない、または正しく表示されません。
現在、Oracle Application Serverでは、インストール後の言語の追加または削除はサポートされていません。
英語以外の内容を表示する場合は、インストール時に、すべての必要な言語を追加してください。インストール時に言語を追加するには、「インストール・タイプの選択」画面の「製品の言語」ボタンをクリックします。デフォルトでインストールされている言語を確認する場合は、3.3項「追加の言語のインストール」を参照してください。
英語以外の内容を表示する場合、インストール時に「製品の言語」をクリックし忘れると、必要なフォントがインストールされないため、ユーザー・インタフェースが正しく表示されないことがあります。この問題を解決するには、必要なフォントについてOracle社サポート・サービスに問い合せてください。
この項では、Configuration Assistantの失敗に対するトラブルシューティングでの一般的なヒントを示します。特定のConfiguration Assistantの失敗については、次の項を参照してください。付録E「Configuration Assistant」も参照してください。
Configuration Assistantが失敗しました。
Configuration Assistantの失敗には、様々な原因があります。次に、確認可能な事項を示します。
ORACLE_HOME/cfgtoollogs
ディレクトリにあります。
コマンドラインでConfiguration Assistantの実行コマンドを実行しているときにConfiguration Assistantに障害が発生した場合は、Configuration Assistantの実行コマンドを再実行します。
ORACLE_HOME
/bin
ディレクトリにあるconfigtoolcmds.pl
という名前で生成されたスクリプト・ファイルを使用して、失敗したConfiguration Assistantを再実行できます。configtoolcmds.pl
スクリプトは、インストーラを終了した後に生成されます。サイレント・インストールまたは非対話型インストールでは、Configuration Assistantが失敗した直後に、configtoolcmds.pl
スクリプトが生成されます。
注意: この項の解決策は、Oracle Content DB Configuration Assistantには適用されません。Oracle Content DB Configuration Assistantが停止されるか、または正常に実行されない場合は、インストールを再度試行する前にD.3項「Oracle Content DBを削除する場合の追加手順」の手順を実行します。「再試行」はクリックしないでください。 Oracle Content DB Configuration Assistantのログは、次の場所にあります。 ORACLE_HOME/content/log/ContentConfig.log |
この付録で、発生した問題を解決できない場合は、次に示すドキュメントも参照してください。
発生した問題の解決策が見つからない場合は、サービス・リクエストを行ってください。
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