Oracle Application Serverインストレーション・ガイド 10g リリース3(10.1.3.2.0) for Microsoft Windows (64-bit) on Intel Itanium E05149-01 |
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この章では、Oracle Application Serverの概要と推奨トポロジについて説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Application Serverは、中間層およびOracleAS Infrastructureで構成されています。アプリケーションは、中間層にデプロイして実行します。インフラストラクチャでは、中間層で使用されるサービスが提供されます。これらのサービスは、1つ以上の中間層で共有できます。
Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3.2.0)では、開発者がより効率的なアプリケーション(生産性が高く、コンテキスト・リッチなオンライン作業環境にトランザクション、プロセス、ビジネス・インテリジェンス、構造化されたコンテンツ、構造化されていないコンテンツ、通信およびWeb 2.0スタイルのサービスが組み込まれたアプリケーション)を構築できるようにOracle WebCenter Suiteが提供されています。WebCenter Suiteには、次の2つの主要機能があります。
今回のリリースには、WebCenter Suiteの他に、新しいリリースのOC4J、Oracle HTTP Server、Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールなども含まれています。
表1-1に、各インストール・タイプで使用できるサービス・グループの概要を示します。
基本(ワンクリック・)インストールでは、最初のインストール画面にいくつかの質問が表示され、それ以降、ユーザーの操作を必要とせずに製品がインストールされます。すべてのコンポーネントについてデフォルト値が使用されます。
拡張インストールでは、より柔軟に製品をカスタマイズできます。これにより、追加言語のインストール、ポート構成オプションの指定およびクラスタ構成が可能になります。
表1-2に、基本インストールと拡張インストールのカスタマイズ・オプションの相違の概要を示します。
表1-3に、10g リリース3(10.1.3.2.0)でサポートされるトポロジと、その情報の参照先を示します。
トポロジ | 参照先 |
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10.1.3.2.0中間層トポロジ |
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1つの中間層で、Oracle WebCenter Framework、Oracle Content DB、Oracle HTTP ServerおよびOC4Jを、単一のOracleホーム内に保持。 |
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1つの中間層で、Oracle WebCenter FrameworkおよびOC4Jを、単一のOracleホーム内に保持。 |
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1つの中間層で、Oracle WebCenter Framework、Oracle HTTP ServerおよびOC4Jを、単一のOracleホーム内に保持。 |
1.3.3項「1つのOracleホームへのOracle WebCenter FrameworkおよびOracle HTTP Serverのインストール」 |
2つの中間層で、1つにOracle HTTP Serverを、もう1つにOracle WebCenter Frameworkを保持。 |
1.3.4項「別々のOracleホームへのOracle WebCenter FrameworkおよびOracle HTTP Serverのインストール」 |
1つの中間層で、スタンドアロンのOracle Content DBを保持。この中間層は、分散型トポロジの一部として使用できます。 |
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3つの中間層で、1つにOracle HTTP Serverを、残りの2つにOracle WebCenter Frameworkインスタンスを保持。スケーラブルで可用性の高いポートレット・プロデューサ・トポロジに対応できるように、このトポロジには複数のOracle WebCenter Frameworkインストールが含まれています。 |
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2つの中間層で、1つにOracle HTTP Serverを、もう1つにOracle WebCenter Frameworkを保持。Oracle WebCenter Frameworkがある中間層は、WebCenterアプリケーションを実行するためのカスタムOC4Jも保持します。このトポロジは、最小限の本番環境になります。 |
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4つの中間層で、1つにOracle HTTP Serverを、残りの3つにOracle WebCenter Frameworkを保持。Oracle WebCenter Frameworkがある中間層のうち2つは、WebCenterアプリケーションを実行するためのカスタムOC4Jも保持します。このトポロジは、本番環境になります。 |
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5つの中間層で、1つにOracle HTTP Serverを、残りの4つにOracle WebCenter Frameworkを保持。Oracle WebCenter Frameworkがある中間層のうち2つは、WebCenterアプリケーションを実行するためのカスタムOC4Jも保持します。いずれかの中間層がApplication Server Controlを実行します。このトポロジは、本番環境になります。 |
1.3.9項「複数のOracleホームへのクラスタ・トポロジとカスタムOC4Jインスタンスのインストールおよび専用ホームへのApplication Server Controlのインストール」 |
ユーザー認証に次のいずれかの方法を使用するWebCenterアプリケーション用のエンタープライズ・データ・センター。 これらの各トポロジには、Web層、アプリケーション層およびデータ層が含まれています。3つの層はファイアウォールで分離されています。 |
『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』の「myWebCenter」 |
高可用性トポロジ |
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複数の中間層インスタンスで同じコンテンツを提供するOracleAS Cluster構成。ロード・バランサにより、リクエストがアクティブなインスタンス間で均等に分散されます。 |
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複数の中間層インスタンスで同じコンテンツを提供するが、常に1つのインスタンスのみがアクティブであるOracle Application Server Cold Failover Cluster構成。 |
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スタンバイ・サイトが本番サイトをミラーリングするOracleAS Disaster Recovery構成。正常動作時には、本場サイトがすべてのリクエストを処理します。本番サイトが停止すると、スタンバイ・サイトが引き継ぎ、すべてのリクエストを処理します。 |
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既存の10.1.2または10.1.4環境の10.1.3.2.0中間層 |
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10.1.2 Oracle HTTP Server: 2つの中間層で、1つに10g リリース2(10.1.2)のOracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheコンポーネントを、もう1つに10g リリース3(10.1.3.2.0) Oracle WebCenter Frameworkインスタンスを保持。Oracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheは、J2EE and Web Cache中間層の一部としてインストールされます。 |
『Oracle Application Server管理者ガイド』の「Oracle Application Server 10.1.3でのOracle Application Server 10.1.2の構成」 |
10.1.2または10.1.4 OracleAS Infrastructure: 10g (10.1.4)または10g リリース2(10.1.2)Oracle Identity Managementを使用する10g リリース3(10.1.3.2.0)中間層インスタンス。このトポロジでは、次の場合、10g リリース3(10.1.3)中間層インスタンスと新しい10g (10.1.4)または10g リリース2(10.1.2)Oracle Identity Managementとの関連付けもサポートされます。 新しいホストへ移行する |
『Oracle Application Server管理者ガイド』の10.1.4および10.1.2のOracle Identity Managementを使用するためのインスタンスの構成に関する項 『Oracle Application Server管理者ガイド』の「新しいホストへの10.1.4または10.1.2 Identity Managementの移動」 |
10.1.2 OracleAS Web Cacheインスタンス: 10g リリース3(10.1.3.2.0)中間層のリバース・プロキシとして動作する単一の10g リリース2(10.1.2)OracleAS Web Cache。 |
『Oracle Application Server管理者ガイド』の「リバース・プロキシとしての10.1.2 OracleAS Web Cacheの構成」 |
10.1.2 OracleAS Web Cacheクラスタ: 10g リリース3(10.1.3.2.0)中間層のリバース・プロキシを提供するクラスタとして構成された複数の10g リリース2(10.1.2)OracleAS Web Cache。 |
『Oracle Application Server管理者ガイド』の「リバース・プロキシとしての10.1.2 OracleAS Web Cacheの構成」 |
この項の後半では、Oracle WebCenter Framework、Oracle Content DBおよびOracle HTTP Serverインスタンスをインストールするための推奨トポロジについて説明していきます。内容は次のとおりです。
基本インストールでは、図1-1に示すように、Oracle WebCenter Framework、Oracle Content DBおよびOracle HTTP Serverが同じOracleホームにインストールされます。このトポロジには、すべてのOracle WebCenter Suiteが含まれています。これによって、アプリケーションと統合して、向上された通信、コンテンツ管理機能、カスタマイズおよび拡張検索サポートをユーザーに提供できます。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。Oracle Content DBをインストールする前にOracle Databaseをインストールする必要があることに注意してください。Oracle Databaseの要件の詳細は、2.3項「Oracle Content Databaseの要件」を参照してください。
第4章「基本インストール」で説明しているとおりに、基本インストールを実行します。
図1-2は、スタンドアロンのOracle WebCenter Frameworkインスタンスをインストールするトポロジを示しています。このトポロジは、簡単な開発およびテストを行う場合に適しています。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、5.2.4項「Oracle WebCenter Frameworkのインストール」で説明しているとおりに、Oracle WebCenter Frameworkの拡張インストールを実行します。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「管理(Administration)設定」画面で、「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択します。
拡張インストール・モードで「Oracle WebCenter FrameworkとOracle HTTP Server」インストールタイプを選択すると、図1-3に示すように、Oracle HTTP Server、Oracle WebCenter FrameworkおよびOC4Jが同じOracleホームにインストールされます。このトポロジは、アプリケーションをテスト環境にデプロイする開発者に適しています。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、5.2.2項「Oracle WebCenter FrameworkおよびOracle HTTP Serverのインストール」で説明しているとおりに、Oracle WebCenter FrameworkおよびOracle HTTP Serverの拡張インストールを実行します。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「管理(Administration)設定」画面で、「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択します。
図1-4は、1つのコンピュータにOracle HTTP Server、もう1つのコンピュータにOracle WebCenter Frameworkをインストールするトポロジを示しています。インストール後、動的ノード検出を使用してこれらのインスタンスをクラスタ化します。このトポロジでは、Oracle HTTP ServerからOC4Jにリクエストをルーティングしたり、アプリケーションをデプロイする際の新しいアプリケーション・バインドについてOC4JからOracle HTTP Serverに動的に通知したりできます。このトポロジは、アプリケーションをテスト環境にデプロイする開発者に適しています。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、次の手順を実行します。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このOracle HTTP ServerインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成」を選択し、クラスタの検出アドレスを指定します。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
図1-5は、スタンドアロンのコンテンツ・リポジトリを作成するためにOracle Content DBを専用のOracleホームにインストールするトポロジを示しています。このトポロジは、分散型トポロジの一部として使用できます。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。Oracle Content DBをインストールする前にOracle Databaseをインストールする必要があることに注意してください。Oracle Databaseの要件の詳細は、2.3項「Oracle Content Databaseの要件」を参照してください。
このトポロジをインストールするには、5.2.3項「Oracle Content Databaseのインストール」で説明しているとおりに、Oracle Content DBの拡張インストールを実行します。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「管理(Administration)設定」画面で、「このインスタンスでOracle Enterprise Manager 10g ASControlを起動」を選択します。
このトポロジでは、図1-6に示すように、1つのOracleホームにOracle HTTP Server、異なる2つのOracleホームにOracle WebCenter Frameworkをインストールします。3つのOracle Application Serverインスタンスのインストール時、動的ノード検出を使用してインスタンスをクラスタ化します。Oracle WebCenter Frameworkが含まれているいずれかのOracleホームでApplication Server Controlを実行します。Application Server Controlのこのインスタンスからこのトポロジ内のすべてのOracleホームを管理します。スケーラブルで可用性の高いポートレット・プロデューサ・トポロジに対応できるように、このトポロジには複数のOracle WebCenter Frameworkインストールが含まれています。
このトポロジでは、アプリケーション層の可用性が高くなります。また、Oracle HTTP Serverインスタンスおよびロード・バランサを追加してWeb層の可用性を高くすることもできます。詳細は、『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』を参照してください。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、次の手順を実行します。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このOracle HTTP ServerインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成」を選択し、クラスタの検出アドレスを指定します。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択し、前述の手順1で指定したクラスタ検出アドレスと同じクラスタ検出アドレスを指定します。「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。
home
というOC4Jインスタンスは使用されません。3つ目のOracleホームのhome
インスタンスは、次の手順を実行して停止できます。
図1-7は、1つのOracleホームにOracle HTTP Server、もう1つのOracleホームにOracle WebCenter Frameworkをインストールするトポロジを示しています。Oracle WebCenter Frameworkを含むOracleホームに2つのカスタムOC4Jインスタンスも作成します。これらのカスタムOC4JインスタンスでWebCenterアプリケーションを実行します。これらのカスタムOC4Jインスタンスでは、WebCenterアプリケーションのカスタマイズ内容の格納にOracle Metadata Servicesの共有ディレクトリが使用されます。このトポロジは、最小限の本番環境を表しています。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、次の手順を実行します。
ファイル・システム上の任意の場所を使用できます。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このOracle HTTP ServerインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成」を選択し、クラスタの検出アドレスを指定します。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
OC4J_Apps1
という新しいOC4Jインスタンスを作成します。
oc4jadmin
としてApplication Server Controlにログインします。
http://hostname:port/em
OC4J_Apps1
と指定します。
新しいインスタンスが「システム・コンポーネント」リストに表示されます。
OC4J_Apps2
というもう1つのOC4Jインスタンスを作成します。
図1-8に示すトポロジを作成するには、1つのOracleホームにOracle HTTP Server、異なる3つのOracleホームにOracle WebCenter Frameworkをインストールします。Oracle WebCenter Frameworkを含む2つのOracleホームにカスタムOC4Jインスタンスも作成します。これらのカスタムOC4JインスタンスでWebCenterアプリケーションを実行します。これらのカスタムOC4Jインスタンスでは、WebCenterアプリケーションのカスタマイズ内容の格納にOracle Metadata Servicesの共有ディレクトリが使用されます。このトポロジは、本番環境に適しています。
このトポロジでは、アプリケーション層の可用性が高くなります。また、Oracle HTTP Serverインスタンスおよびロード・バランサを追加してWeb層の可用性を高くすることもできます。詳細は、『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』を参照してください。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、次の手順を実行します。
次の条件を満たす、ファイル・システム上の任意の場所を使用できます。
ドライブ文字は両方のシステムで同一である必要があります。たとえば、システム1およびシステム2の両方が、X:¥mds
としてその場所を参照する必要があります。一方のシステムをD:¥mds
、もう一方のシステムをE:¥mds
にすることはできません。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このOracle HTTP ServerインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成」を選択し、クラスタの検出アドレスを指定します。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
OC4J_Apps
という新しいOC4Jインスタンスを作成します。
oc4jadmin
としてApplication Server Controlにログインします。
http://hostname:port/em
OC4J_Apps
と指定します。
新しいインスタンスが「システム・コンポーネント」リストに表示されます。
OC4J_WebCenter
というOC4Jインスタンスは使用されません。2つ目のOracleホームのOC4J_WebCenter
インスタンスは、次の手順を実行して停止できます。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択し、前述の手順2で指定したクラスタ検出アドレスと同じクラスタ検出アドレスを指定します。「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。
OC4J_Apps
という新しいOC4Jインスタンスを作成します。
home
およびOC4J_WebCenter
というOC4Jインスタンスは使用されません。3つ目のOracleホームのhome
およびOC4J_WebCenter
インスタンスは、手順5を実行して停止できます。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択し、前述の手順2で指定したクラスタ検出アドレスと同じクラスタ検出アドレスを指定します。「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。
home
というOC4Jインスタンスは使用されません。4つ目のOracleホームのhome
インスタンスは、手順5を実行して停止できます。
このトポロジは、1.3.8項の例に基づいて構築されます。このトポロジでは、図1-9に示すように、個別のOracleホームにApplication Server Controlを作成します。このトポロジでは、1つのOracleホームにOracle HTTP Server、異なる4つのOracleホームにOracle WebCenter Frameworkをインストールします。Oracle WebCenter Frameworkを含む2つのOracleホームにカスタムOC4Jインスタンスも作成します。これらのカスタムOC4JインスタンスでWebCenterアプリケーションを実行します。これらのカスタムOC4Jインスタンスでは、WebCenterアプリケーションのカスタマイズ内容の格納にOracle Metadata Servicesの共有ディレクトリが使用されます。このトポロジは、本番環境に適しています。
このトポロジでは、アプリケーション層の可用性が高くなります。また、Oracle HTTP Serverインスタンスおよびロード・バランサを追加してWeb層の可用性を高くすることもできます。詳細は、『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』を参照してください。
この要件は、第2章「要件」に示したものと同じです。
このトポロジをインストールするには、次の手順を実行します。
次の条件を満たす、ファイル・システム上の任意の場所を使用できます。
ドライブ文字は両方のシステムで同一である必要があります。たとえば、システム1およびシステム2の両方が、X:¥mds
としてその場所を参照する必要があります。一方のシステムをD:¥mds
、もう一方のシステムをE:¥mds
にすることはできません。
インストール時は、表示されるメッセージに従います。「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このOracle HTTP ServerインスタンスをOracle Application Serverクラスタの一部として構成」を選択し、クラスタの検出アドレスを指定します。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
OC4J_WebCenter
というOC4Jインスタンスは使用されません。2つ目のOracleホームのOC4J_WebCenter
インスタンスは、次の手順を実行して停止できます。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択し、前述の手順2で指定したクラスタ検出アドレスと同じクラスタ検出アドレスを指定します。「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。
OC4J_Apps
という新しいOC4Jインスタンスを作成します。
oc4jadmin
としてApplication Server Controlにログインします。
http://hostname:port/em
OC4J_Apps
と指定します。
新しいインスタンスが「システム・コンポーネント」リストに表示されます。
home
およびOC4J_WebCenter
というOC4Jインスタンスは使用されません。3つ目のOracleホームのhome
およびOC4J_WebCenter
インスタンスは、手順4を実行して停止できます。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択し、前述の手順2で指定したクラスタ検出アドレスと同じクラスタ検出アドレスを指定します。「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。
OC4J_Apps
という新しいOC4Jインスタンスを作成します。
home
およびOC4J_WebCenter
というOC4Jインスタンスは使用されません。4つ目のOracleホームのhome
およびOC4J_WebCenter
インスタンスは、手順4を実行して停止できます。
インストール時、表示されるメッセージに従って、次の手順を実行します。
「クラスタ・トポロジ構成」画面で、「このインスタンスをOracle Application Serverクラスタ・トポロジの一部として構成」を選択し、前述の手順2で指定したクラスタ検出アドレスと同じクラスタ検出アドレスを指定します。「このOC4Jインスタンスに別のOracle HTTP Serverからアクセス」を選択します。
home
というOC4Jインスタンスは使用されません。5つ目のOracleホームのhome
インスタンスは、手順4を実行して停止できます。
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