Oracle BPEL Process Manager IBM WebSphere Application Serverのためのインストレーション・ガイド 10g リリース3(10.1.3.3)for UNIX Systems and Microsoft Windows B50571-01 |
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この章では、Oracle BPEL Process Managerをインストールするための要件と手順について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
この項では、Oracle BPEL Process Managerで使用されるインストール・タイプに基づいて実行するインストール作業の概要を説明し、これらの作業を実行するための手順の参照先を示します。
Oracle BPEL Process Manager製品CD-ROMには、最上位レベルに次のファイルとディレクトリが収められています。
README_BPEL_OC4J.txt
: このリリースのreadmeファイルで、重要な情報が含まれています。
bpel_oc4j
: インストールするソフトウェアが含まれているディレクトリです。
doc
: このインストレーション・ガイドが含まれているディレクトリです。
この項では、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierのインストール作業の概要を説明します。
注意: 表2-1に示されている統合リポジトリ作成アシスタントは、Oracle DatabaseにOracle BPEL Process Managerのユーザーとスキーマを作成するユーティリティです。詳細は、付録A「統合リポジトリ作成アシスタント」を参照してください。 |
表2-1は、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierで実行するインストール作業の概要を示しています。
表2-1 Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tier
データベース | 手順 | 関連項目 |
---|---|---|
Oracle Database 10gまたはOracle9i Databaseリリース9.2.0.7.0 |
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『Oracle Databaseインストレーション・ガイド 10g』 または 『Oracle 9i Databaseインストレーション・ガイド』(使用しているオペレーティング・システム用のもの) |
「手順2: データベースに対して統合リポジトリ作成アシスタントを実行」 |
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使用しているオペレーティング・システムの『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』 |
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「Oracle BPEL Process Managerのインストールの作業」 |
この項では、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierのインストール前の手順について説明します。手順は次のとおりです。
注意: このマニュアルで説明するのは、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierのインストールの詳細のみです。Oracle BPEL Process Manager with Oracle SOA Suiteのインストール方法の詳細は、使用しているプラットフォームの『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
この項では、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierインストール前の手順の詳細を示します。
Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierのデハイドレーション・ストアとして、次のいずれかのデータベースが必要です。
Oracle9i Database Server
Oracle Database 10g
「使用可能なデータベース」に示されている要件を満たすOracle Databaseがすでにある場合は、データベースを再インストールする必要はありません。要件が満たされていない場合は、先に進む前に、データベースをインストールするかアップグレードしてください。
関連項目:
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データベース・ユーザーおよびスキーマを作成するには、統合リポジトリ作成アシスタント(IRCA)を実行します。デフォルトのユーザーorabpel
、デフォルトのパスワードorabpel
およびorabpel
表領域がOracle Database内に作成されます。
IRCAユーティリティの実行方法の詳細は、付録A「統合リポジトリ作成アシスタント」を参照してください。
次の点に注意してください。
以前にOracle BPEL Process Managerをインストールし、このOracle Databaseに対してすでに統合リポジトリ作成アシスタントを実行している場合は、再度統合リポジトリ作成アシスタントを実行する必要はありません。
ターゲット・データベースにすでにOracle BPEL Process Managerユーザー(orabpel
)がある場合は、統合リポジトリ作成アシスタントを実行する前に、そのユーザーのすべてのセッション、アクティビティ、トランザクションを停止します。このとき、Oracle BPEL Server、Oracle BPEL ControlおよびOracle JDeveloperも停止します。
orabpel
表領域を作成する場合は、セグメント領域の自動管理を有効にしておくことをお薦めします。これにより、デハイドレーション・ストア内の空き領域を容易に確保できます。
Oracle BPEL Process Managerは、Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3.3)にインストールする必要があります。次のオプションがあります。
Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3.1.0)をインストールし、「J2EEサーバー」インストール・タイプまたは「J2EEサーバーとWebサーバー」インストール・タイプを選択します。
関連項目: 使用しているオペレーティング・システムの『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』 |
または
既存のOracle Application Server 10g リリース3(10.1.3)Middle Tierをアップグレードします。
コールド・フェイルオーバー・クラスタ(CFC)中間層にインストールする場合は、中間層のインストール後、Oracle BPEL Process Managerをインストールする前に、次の手順が必要です。
中間層をCFC環境用に構成します。
この手順については、使用しているオペレーティング・システムの『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
Midtier_Home
/configias.properties
ファイルを調べ、プロパティVirtualHostName
の値がCFC中間層のVirtualHostNameの正しい値であることを確認します。
OracleAS Middle TierにOracle BPEL Process Managerをインストールする前に、「Oracle BPEL Process Managerのインストール前の作業」に戻って、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierのデハイドレーション・ストアとして使用するためにデータベースがインストール済であることを確認してください。このデータベースは統合リポジトリ作成アシスタントを実行して必要なデータベース・ユーザーおよびスキーマを作成したOracle Databaseであることが必要です(「手順2: データベースに対して統合リポジトリ作成アシスタントを実行」を参照してください)。
注意: ホスト別名を使用する障害時リカバリ環境でOracle BPEL Process Managerを構成する場合は、インストール時に指定する必要がある構成情報について、「障害時リカバリ環境でのOracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierの構成」を参照してください。 |
Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierをインストールする手順は、次のとおりです。
「Oracle BPEL Process Managerのインストール前の作業」で説明したインストール前の作業と要件がすべて完了していることを確認します。
Oracle BPEL Process Managerコンポーネントをインストールするホストにログインします。
Oracle BPEL Process Manager CD-ROMを挿入します。
Oracle Universal InstallerをCD-ROMのbpel_oc4j
ディレクトリから次のように起動します。
オペレーティング・システム | 方法 |
---|---|
UNIX/Linux |
オペレーティング・システムのプロンプトで、次のコマンドを入力します。
|
Windows | setup.exe をダブルクリックします。 |
「ようこそ」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
ホストがクラスタの一部であることが検出された場合は、「ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定」画面が表示されます。「非クラスタ・インストール」を選択します。これで、Oracle BPEL Process Managerはクラスタ・ノードの一部としてではなくこのノードにのみインストールされます。「クラスタ・インストール」は選択しないでください。
「ファイルの場所の指定」画面が表示されます。
Oracle Application Server 10.1.3.1.0の「J2EEサーバーとWebサーバー」インスタンスまたは「J2EEサーバー」インスタンスがあるOracleホーム名とディレクトリ・パスを選択します。
デフォルトの名前とパスは使用しないでください。パスは、Oracle Application Server 10.1.3.1.0の「J2EEサーバーとWebサーバー」インスタンスまたは「J2EEサーバー」インスタンスがインストールされているOracleホームを指すように指定します。正しくないパスを指定すると、「依存コンポーネント」アラートが表示されます。名前およびパスを次の例のように入力します。
UNIX/Linuxの例:
Name: OraBPEL Path: /home/oracle/OraBPEL
Windowsの例:
Name: OraBPEL Path: C:\OraBPEL
「ソース」フィールドのディレクトリ・パスは変更しないでください。これは、インストール・ファイルの場所です。
「次へ」をクリックします。
「インストール・タイプの選択」画面が表示されます。
「BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tier」を選択し、「次へ」をクリックします。
注意: 「BPEL Process Manager for Developers」オプションはサポートされていません。本番前のテストのために、Oracle SOA基本インストールの一部としてOracle BPEL Process Managerをインストールする場合は、使用しているプラットフォームの『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
「送信HTTPプロキシ情報の指定」画面が表示されます。
インターネットに直接接続し、プロキシ・サーバーを使用しない場合、またはデフォルトの情報を受け入れる場合は、「次へ」をクリックします。それ以外の場合は、表2-2のように情報を入力します。
注意: ブラウザの「接続」タブの「LAN設定」で「プロキシ・サーバー」に情報が設定されている場合は、この情報が自動的に入力されます。 ブラウザがプロキシの自動構成を使用している場合は、この情報を入力する必要があります。 Windows以外のプラットフォームでは、 |
表2-2 送信HTTPプロキシ情報
「データベースの指定」画面が表示されます。
次の表の説明に従って、詳細を指定します。
情報 | 説明 | 例 |
---|---|---|
データベース・タイプ | Oracle Databaseであることが必要です。 | |
ホスト名とポート | 使用しているデータベース・ホストのフルネームまたはIPアドレスとリスナー・ポート。デフォルトのリスナー・ポートは1521 です。 |
my-pc.acme.com:1521
または
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サービス名 | データベースをインストールしたときに指定したサービス名。デフォルトのサービス名はorcl で、データベースの完全修飾ドメイン名(FQDN)の先頭に追加されている可能性があります。
これはSIDではないことに注意してください。 不明の場合は、SQL*Plusコマンド |
orcl
または
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ORABPELスキーマ・パスワード | ユーザーorabpel に割り当てられるパスワード。このパスワードは、インストール前の作業で変更している可能性があります。
|
「次へ」をクリックします。
注意: データベース接続が確立されるまで数分かかります。 |
「管理(Administration)設定」画面が表示されます。
管理パスワードを指定します。これは、Oracle Application Server管理者(ユーザー名oc4jadmin
)のパスワードと一致する必要があります。
「サマリー」画面が表示されます。
「インストール」をクリックします。
「インストール中です」画面が数秒間表示された後、「コンフィギュレーション・アシスタント」画面に次の項目が表示されます。
Oracle BPEL Process Managerコンフィギュレーション・アシスタント
Oracle Process Manager and Notification Serverコンフィギュレーション・アシスタント
インストーラにより各コンフィギュレーション・アシスタントが順に自動的に実行され、進行状況が「ステータス」列に表示されます。この画面では処理を実行する必要はありません。
インストールが完了すると、「インストールの終了」画面が、確認のための情報とともに表示されます。
「終了」をクリックし、プロンプトが表示されたら応答します。
「スタート・ガイド」ページが表示されます。
これでインストール手順は完了です。「Oracle BPEL Process Managerのインストール後の検証作業」で説明されているように、インストールを検証してください。
ホスト別名を使用する障害時リカバリ環境でOracle BPEL Process Managerを構成する場合は、Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierのインストール時に、「送信HTTPプロキシ情報の指定」ウィンドウの「プロキシを経由しないアドレス」フィールドにその別名を指定します。
サイレント・インストールを使用すると、グラフィカルな出力およびユーザーによる入力がないため、Oracle BPEL Process Managerのインストールを監視する必要がなくなります。
サイレント・インストールを実行するには、使用するインストールに固有の情報をレスポンス・ファイルで指定する必要があります。レスポンス・ファイルは、テキスト・エディタで作成または編集できるテキスト・ファイルです。
レスポンス・ファイルのサンプルを次に示します。
RESPONSEFILE_VERSION=2.2.1.0.0 UNIX_GROUP_NAME="svrtech" FROM_LOCATION=/mount_point/Disk1/stage/products.xml ORACLE_HOME=/scratch/aime2/work/soa173 ORACLE_HOME_NAME=soa173 SHOW_SPLASH_SCREEN=false SHOW_WELCOME_PAGE=false SHOW_INSTALL_PROGRESS_PAGE=false SHOW_COMPONENT_LOCATIONS_PAGE=false SHOW_CUSTOM_TREE_PAGE=false SHOW_SUMMARY_PAGE=false SHOW_REQUIRED_CONFIG_TOOL_PAGE=false SHOW_OPTIONAL_CONFIG_TOOL_PAGE=false SHOW_RELEASE_NOTES=false SHOW_ROOTSH_CONFIRMATION=false SHOW_END_SESSION_PAGE=false SHOW_EXIT_CONFIRMATION=false NEXT_SESSION=false NEXT_SESSION_ON_FAIL=false SHOW_DEINSTALL_CONFIRMATION=false SHOW_DEINSTALL_PROGRESS=false SHOW_IAS_COMPONENT_CONFIG_PAGE=false ACCEPT_LICENSE_AGREEMENT=true RESTART_SYSTEM=<Value Unspecified> CLUSTER_NODES=<Value Unspecified> OUI_HOSTNAME=isunnat04.us.oracle.com PreReqConfigSelections="" n_ValidationPreReqConfigSelections=0 TOPLEVEL_COMPONENT={"oracle.tip.pcbpel","10.1.3.0.0"} DEINSTALL_LIST={"oracle.tip.pcbpel","10.1.3.0.0"} COMPONENT_LANGUAGES={"en"} INSTALL_TYPE=installtype_Server sl_HTTPProxyInfoConfig={"www-proxy.us.oracle.com","80","*.oracle.com;*.us.oracle.com"} s_configProxyOptions="-http-proxy-required true -http-proxy-host www-proxy.us.oracle.com -http-proxy-port 80 -http-no-proxy-for *.oracle.com;*.us.oracle.com" nValidationHTTPProxyInfoConfig=0 oracle.tip.pcbpel.midtier:sl_MdConnect={"Oracle Database", "myhost.us.oracle.com:1521", "", "", "db1234.us.oracle.com", "", "orabpel", ""} oracle.tip.pcbpel.midtier:s_DBHost="myhost.us.oracle.com" oracle.tip.pcbpel.midtier:s_DBPort="1521" oracle.tip.pcbpel.midtier:s_DBPasswd="orabpel" oracle.tip.pcbpel.midtier:s_DBSid="db1234.us.oracle.com" oracle.tip.pcbpel.midtier:iASinstancePW="welcome1" oracle.tip.pcbpel.midtier:bMaskValidationMD=false oracle.tip.pcbpel.midtier:nValidationMD=0 oracle.tip.pcbpel.midtier:n_choosedb=0 oracle.tip.pcbpel.midtier:s_dbVendor="oracle" oracle.tip.pcbpel.midtier:bMaskValidationAdminInfo=false oracle.tip.pcbpel.midtier:n_validateAdminDialogInfo=0 oracle.tip.pcbpel.midtier:sl_adminDialogReturn={"welcome1", "", "default_group^oc4j_soa", "", ":", ""}
このサンプル・ファイルをコピーしてテキスト・エディタに貼り付け、パラメータを正しい値に置き換えます。ファイルを作成するときに、ファイル・タイプ.rsp
を使用します。
ファイルの準備ができた後、サイレント・インストールを実行するには、-silent
パラメータを使用してインストーラを実行します。構文は次のとおりです。
Windows
setup.exe -silent -responseFile
absolute_path_and_filename_to_responsefile
Unix/Linux
runInstaller -silent -responseFile
absolute_path_and_filename_to_responsefile
関連項目: サイレント・インストールの詳細は、『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』のサイレント・インストールと非対話型インストールに関する項を参照してください。 |
Oracle BPEL Process Managerをインストールした後、次の各項で説明するインストール後の手順を実行します。
注意:
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製品の使用を開始する前に、すべてのデフォルトのパスワードを変更する必要があります。
Oracle BPEL Process Managerをインストールすると、default
およびbpeladmin
という2つのユーザー・アカウントが自動的に作成されます。2つのアカウントの初期パスワードはwelcome1
です。両方のアカウントのパスワードは、インストール完了直後に変更してください。
bpeladmin
ユーザーは、すべてのドメインへのアクセスを提供します。
通知サービスおよびワークフローのアプリケーションを使用するには、次の手順を実行する必要があります。
『Oracle BPEL Process Manager管理者ガイド』のサービス構成に関する項で説明されているように、電子メール・サーバーの設定を構成します。電子メール・サーバーの設定は、通知サービスとワークフロー・サービスで電子メールの送受信に使用されます。
電子メールによりワークフローのタスクを実行するには、『Oracle BPEL Process Manager管理者ガイド』のサービス構成に関する項で説明されているように、アクション可能な電子メール・アカウントを構成する必要があります。
通知サービスを、音声、ポケットベル、Faxまたはショート・メッセージ・サービス(SMS)チャネルを使用した通知の送信に使用するには、『Oracle BPEL Process Manager管理者ガイド』のサービス構成に関する項にある音声のワイヤレス・サービス・プロバイダの設定に関する説明に従って、ワイヤレス・サービスの設定を構成する必要があります。
UNIXまたはLinuxプラットフォームにインストールした後、パスにOracle_Home/bpel/bin
を追加します。これにより、ant.sh
およびobversion.sh
などの便利なコマンドを実行できるようになり、サンプルのデプロイおよび実行が容易になります。
Developer Promptへのアクセス方法は、表2-3を参照してください。
インストール前にターゲット・ホストでIPv6を無効にした場合は、この時点で有効にできます。
Oracle JDeveloperは、BPELプロセスをモデル化、編集、設計およびデプロイするためのグラフィカルでユーザーフレンドリな方法ですが、Oracle BPEL Process Managerには付属していません。Oracle BPEL Process Managerプロジェクトで作業するには、Companion CDに収録されているOracle JDeveloper 10.1.3.1 Studioをダウンロードしてインストールする必要があります。
注意: 空白を含むディレクトリ・パス( C:\Program Files\JDev など)にOracle JDeveloperをインストールしないでください。空白を含むディレクトリ・パスにインストールすると、BPELプロセスをコンパイルするときにエラーが発生します。 |
Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierをインストールした後、Oracle SOA SuiteのOracle_Home\opmn\conf\opmn.xml
ファイルでMaxPermSize
の値が128から256に増えていることを確認します。
<ias-component id="default_group"> <process-type id="home" module-id="OC4J" status="enabled"> <module-data> <category id="start-parameters"> <data id="java-options" value="-Xrs -server -XX:MaxPermSize=256M -ms512M -mx1024M -XX:AppendRatio=3 ..>
詳細は、「OutOfMemoryエラー」を参照してください。
この項は、Oracle BPEL Process Managerのインストールの検証に役立ちます。これらの手順を完了すると、インストールした各種コンポーネントが完全に機能するようにインストールされたことを確認できます。
表2-3は、各種コンポーネントにアクセスする手順を示しています。
表2-3 Oracle BPEL Process Managerコンポーネントへのアクセス
この項では、グローバリゼーションと任意の考慮事項について情報を提供します。内容は次のとおりです。
Oracle BPEL Controlは、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語の各言語で使用できます。Oracle JDeveloperは、英語と日本語でのみ使用可能です。特定のページについては、Oracle BPEL ControlおよびOracle JDeveloperは、Oracle BPEL Serverからのテキスト・メッセージをサーバーのロケールで取得および表示します。言語が混在して表示されることを避けるために、Oracle BPEL ControlとOracle BPEL Serverで同じロケールを使用していることを確認します。
サポートのために、Oracle BPEL Process ManagerおよびOracle JDeveloperのバージョン番号を確認できます。
WindowsでOracle BPEL Serverのバージョンを確認する手順は、次のとおりです。
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle - Oracle_Home」→「Oracle BPEL Process Manager」の順に選択し、「Developer Prompt」を選択します。
コマンド・プロンプトでobversion
を入力します。
UNIX/LinuxでOracle BPEL Serverのバージョンを確認する手順は、次のとおりです。
Oracle_Home
/bpel/bin
に移動し、obversion.sh
を実行します。
Oracle JDeveloperのバージョンを確認するには、次のようにします。
Oracle JDeveloperを起動し、「ヘルプ」メニューから「バージョン情報」を選択します。「バージョン」タブをクリックし、「BPEL Designer」という行を探します。
注意: Oracle JDeveloper 10.1.3.1 Studioは、Oracle BPEL Process Managerとともにインストールされないため、個別にダウンロードしてインストールする必要があります。Oracle JDeveloper 10.1.3.1 Studioは、Oracle BPEL Process ManagerのCompanion CDにも収録されています。 |
表2-4は、インストール完了後にbpel
ディレクトリに作成されるディレクトリ構造を示しています。
表2-4 Oracle BPEL Process Managerのインストール済コンポーネントのディレクトリ構造
ディレクトリ | 内容 |
---|---|
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Oracle BPEL Process Managerインストールの最上位レベルのディレクトリ。次のサブディレクトリがあります。 |
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この項の内容は次のとおりです。
OracleAS Middle TierからBPEL参照が削除されるようにするには、削除手順を実行する前に、削除に関連するスクリプトを実行する必要があります。 詳細は、Oracle_Home
/bpel/install/README.deinstall.txt
ファイルを参照してください。
Oracle BPEL Process Managerを削除するには、次の指示に従ってください。
Oracle Universal Installerを起動します。
オペレーティング・システム | 方法 |
---|---|
UNIX | オペレーティング・システムのプロンプトで、次のコマンドを入力します。
|
Windows | 「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle - Oracle_Home」→「Oracle Installation Products」→「Universal Installer」の順に選択します。 |
「製品の削除」を選択します。
削除する製品があるOracleホームを開きます。
「Oracle BPEL Process Manager」を選択します。
プロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
製品を削除しても、インストール後に作成されたファイルは削除されません。これらのファイルやディレクトリは、手動で削除する必要があります。 手動で削除する方法の詳細は、Oracle_Home
/bpel/bin
にあるobsetenv.bat
およびdevprompt.bat
ファイルを参照してください。Oracleホームの下のbpel
ディレクトリは、必要なファイルをバックアップしてから削除することをお薦めします。
削除前のスクリプトを実行し、Oracle BPEL Process Managerを削除した後、opmnctl stopall
およびopmnctl startall
コマンドを使用して、Oracle Process Manager and Notification Serverを再起動します。これにより、Oracle BPEL Process Managerを削除した後に、Oracle Enterprise Manager 10gなどの他のOC4Jアプリケーションを使用できるようになります。
注意:
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この項では、発生する可能性のある問題のトラブルシューティングのヒントと情報を提供します。内容は次のとおりです。
サーバーのタイムアウト値は、Oracle_Home
\bpel\system\appserver\oc4j\j2ee\home\config\transaction-manager.xml
にあるtransaction-timeout
パラメータにより指定されます。
transaction-timeout
パラメータのデフォルト値は30秒で、サーバーのロードには最適でない可能性があります。
関連パラメータsyncMaxWaitTime
はドメイン構成ファイルdomain.xml
で参照できます。このファイルはOracle_Home
\bpel\domains\
DOMAIN_NAME
\config
にあります。
一般に、syncMaxWaitTime
は必ずtransaction-manager.xml
ファイルのtransaction-timeout
より小さい値になります。
transaction-config timeout
パラメータの値を変更する手順は、次のとおりです。
テキスト・エディタでserver.xml
ファイルを開きます。
transaction-config timeout
パラメータの行を探します。次に例を示します。
<transaction-config timeout="60000" />
値をより長い期間に変更します。期間を5分に設定する例は、次のとおりです。
<transaction-config timeout="300000" />
syncMaxWaitTime
パラメータの値はOracle BPEL Controlを使用して変更できます。または、次のようにsyncMaxWaitTime
の設定を手動で変更できます。
テキスト・エディタでdomain.xml
ファイルを開きます。
syncMaxWaitTime
パラメータの行を探します。次に例を示します。
<property id="syncMaxWaitTime">
値をより長い期間に変更します。transaction-config timeout
に設定した期間より短くなるようにします。次に例を示します。
<property id="syncMaxWaitTime"> <name>Delivery result receiver maximum wait time</name> <value>120</value>
デフォルトは45
秒で、この例では期間が120
秒(2分)に変更されます。
または、BPELデハイドレーション・データベースに対するデータベース・アクティビティを減らすこともできます。たとえば、AuditLevel
値をproduction
に変更して、データベース・アクティビティを減らすことができます。ただし、このようにすると、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールでコンソール監査インスタンスから役に立つ情報の一部が除去されます。
Oracle BPEL Process Managerの「開始時間」、「CPU使用率」および「メモリー使用量」の各メトリックは、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールで、「まだ使用可ではない」
と表示されます。これらのOracle BPEL Process Managerのメトリックを参照するには、Oracle Containers for J2EEのページに移動します。
BPELサーバー・プロセスが使用可能になるようにするには、Oracle HTTP Serverが実行されている必要があります。このサーバー・プロセスは、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールから、プロセスを選択し「起動」をクリックして起動できます。
または、Developer Promptから次のようにOracle HTTP Serverプロセスを起動できます。
opmnctl startproc process-type=HTTP_server
この項では、デハイドレーション・ストア内の空き領域を定期的に確保する方法およびストアの拡張を管理する方法について説明します。
セグメント領域の自動管理を有効にしてorabpel
表領域を作成することをお薦めします。これにより、デハイドレーション・ストア内の空き領域を容易に確保できます。
セグメント領域の自動管理を有効にした状態で、次のコマンドを使用して空き領域を確保します(この例では、cube_scope
表について)。
alter table cube_scope enable row movement; alter table cube_scope shrink space compact; alter table cube_scope shrink space; alter table cube_scope disable row movement;
Windows 2000では、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle - Oracle_Home」→「Oracle BPEL Process Manager」→「Developer Prompt」を選択した場合、Developer Promptが表示されない可能性があります。これは、クラスパスの長さに関するWindows 2000の既知の問題です。Developer Promptを正常に表示するには、クラスパスを短くする必要があります。たとえば、Oracle BPEL Process Managerをインストールする場合は、Oracle Homeのディレクトリ・パスの長さを制限します。
Windowsプラットフォームでは、同じホスト上でSOA基本インストール・タイプの複数のインストールを適用しないでください。複数のインストールには、同じホストに対して複数バージョンのOracle Database Liteが必要になり、これはサポートされていないためです。
新しいバージョンが必要な場合は、元のインストールを削除してから再インストールしてください。
異なるリリースの複数のOracle BPEL Process Managerインストールに対して、同じデハイドレーション・ストアを使用することはできません。たとえば、Oracle BPEL Process Manager 10.1.3.1.0と10.1.2.0.2は、同じOracle Databaseを共有できません。
この項では、Mozilla/Firefoxのセキュリティ設定に固有の情報を提供します。
FirefoxおよびMozillaブラウザのセキュリティ制限により、いくつかのタスクには明示的な権限が必要です。 ユーザーがその権限を要求できるようにするためには、次のMozilla/Firefoxプリファレンスをtrueに設定する必要があります。
signed.applets.codebase_principal_support = true
これにより、特定の権限を実行および要求し、その権限を付与されたコードが、現在実行されているスタック・フレームおよびすべてのコール先フレームのコンテキストで、この設定を使用して実行されます。権限付与の観点から、下位のスタック・フレームにはアクセス権は付与されません。
このプロパティを設定する手順は、次のとおりです。
新しいタブを開き、「location/address」フィールドにabout:config
と入力します。
プリファレンスsigned.applets.codebase_principal_support
を探します。
プリファレンスを右クリックして、コンテキスト・メニューを表示し、「Toggle」を選択してプリファレンスの値がtrue
になるようにします。
コール元スクリプトにUniversalBrowserWrite
権限が付与されていない場合、Mozilla/Firefoxにはモーダル・ダイアログは表示されません。これは、Oracle BPEL Controlのいくつかの場所で発生します。この権限を付与しないと、コードは実行されません。かわりに、このようなコードを実行するときに、ブラウザからその権限を要求されます。
Oracle BPEL Controlのいくつかの場所には、クリップボードにコピーする機能があり、他のエディタとの間でXML文書データを移動する際に役に立ちます。UniversalXPConnect
権限が付与されていない場合、MozillaおよびFirefoxはシステムのクリップボードへのアクセス権(読取りまたは書込み)を付与しません。
メモリー不足エラーには、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、JDKバージョンなど、様々な原因があります。たとえば、ロードする必要があるJavaクラスが多すぎると、次のエラーが発生することがあります。
Java.lang.OutOfMemoryError: PermGen space
Oracle BPEL Process Manager for OracleAS Middle Tierをインストールした後、Oracle SOA SuiteのOracle_Home
\opmn\conf\opmn.xml
ファイルでMaxPermSizeの値が128から256に増えていることを確認します。
<ias-component id="default_group"> <process-type id="home" module-id="OC4J" status="enabled"> <module-data> <category id="start-parameters"> <data id="java-options" value="-Xrs -server -XX:MaxPermSize=256M -ms512M -mx1024M -XX:AppendRatio=3 ..>