WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード

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管理サーバ起動時におけるドメインのアップグレード (暗黙モード)

暗黙モードを使用すると、WebLogic Server ドメインがサーバの起動時に自動的にアップグレードされます。このモードは、管理サーバのあるマシンでのみ有効です。また、このモードでのアップグレードは、開発環境において行うことをお勧めします。プロダクション環境において暗黙モードでアップグレードを行うことはお勧めしません。

注意 : 暗黙モードのアップグレードは、WebLogic Server ドメインのアップグレードにのみ使用できます。

WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。

暗黙モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動するには、次の手順に従います。

  1. WebLogic ドメインが稼動していないことを確認します。
  2. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウ (Windows) またはコマンド シェル (UNIX) を開き、「手順 6 : 環境の設定」の説明に従って環境を設定します。
  3. WebLogic Server 10.0 のインストール先を参照するようドメインの起動スクリプトを更新します。
  4. たとえば、c:\bea\wlserver_10.0 のように、WL_HOME が Server 10.0 のインストール先に設定されていることを確認します。

    デフォルトでは、WebLogic アップグレード ウィザードでアップグレード プロセスを開始する前にアップグレードを開始するかどうか確認するよう求められます。これを無効にするには、起動スクリプトでサーバを起動するコマンド引数 -Dweblogic.ForceImplicitUpgradeIfNeeded=true を指定します。

  5. ドメインの管理サーバを起動します。
  6. 必要に応じて、アップグレードに関する確認のメッセージに応答します。

    WebLogic アップグレード ウィザードは、ドメイン ディレクトリの生成に有効なバージョンの WebLogic Server (7.0 または 8.1) が使用されたかどうかを確認し、有効なバージョンである場合は、ドメインを自動的にアップグレードします。このプロセスが行われるのは、管理サーバを初めて起動したときのみです。

注意 : 暗黙的なアップグレードは、WebLogic Server バージョン 9.x から 10.0 へのアップグレード時には使用できません。これは、これらの 2 つのバージョン間ではアップグレードが任意であるためです。10.0 では、9.x のドメインを変更せずに実行できます。

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