2 つの管理対象サーバ
管理対象サーバは、アプリケーション コンポーネントおよびリソースをホストする。これらもまた、ドメインの一部としてデプロイおよび管理される。
管理サーバに加えて 2 つの管理対象サーバを追加します。
シングル クラスタ
クラスタは WebLogic Server インスタンスのグループであり、それらが連携して動作することにより、アプリケーションにスケーラビリティと高可用性を提供します。クラスタではパフォーマンスが向上し、サーバ インスタンスが利用できなくなるとフェイルオーバが発生します。クラスタ内のサーバは、同一のマシンで実行することも、異なるマシンで実行することもできます。クライアントには、クラスタは 1 つの WebLogic Server インスタンスとして表示されます。
この例では、コンフィグレーション ウィザードで作成されるすべてのサーバとクラスタをローカル マシンで実行します。
コンフィグレーション ウィザードをグラフィカル モードで起動します。
[ようこそ] ウィンドウで [新しい WebLogic ドメインの作成] を選択し、[次へ] をクリックします。
[ドメイン ソースの選択] ウィンドウで次の操作を行います。
[以下の製品をサポートするために、自動的にコンフィグレーションされたドメインを生成する] を選択します。
[WebLogic Server] チェック ボックスがデフォルトでチェックされていることに注意してください。この設定はすべての WebLogic ドメインの前提条件です。
[Workshop for WebLogic] チェック ボックスを選択し、[次へ] をクリックします。
[管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション] ウィンドウで、有効なユーザ名とパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。このユーザ名は管理サーバの起動および管理サーバとの接続に使用されます。
[サーバの起動モードおよび JDK のコンフィグレーション] ウィンドウでは、サーバを開発モードで起動するか、プロダクション モードで起動するかを指定し、使用する JDK を選択します。
[次へ] をクリックします。
[環境およびサービス設定のカスタマイズ] ウィンドウで、[はい] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[RDBMS セキュリティ ストア データベースのコンフィグレーション] ウィンドウで、[次へ] をクリックします。
[管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウで、
Name: MyAdminServer
Listen address: 127.0.0.1
Listen port: 7001
SSL listen port: 7002
[SSL enabled] チェック ボックスを選択します。
[次へ] をクリックします。
[管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウで、MS1
および MS2
という 2 つの管理対象サーバを追加します。
[追加] をクリックし、以下の情報を入力して 1 番目つの管理対象サーバをコンフィグレーションします。
Name: MS1
Listen address: 127.0.0.1
Listen port: 8001
SSL listen port: 8011
[追加] をクリックし、以下の情報を入力して 2 番目の管理対象サーバをコンフィグレーションします。
Name: MS2
Listen address: 127.0.0.1
Listen port: 8101
SSL listen port: 8111
[SSL enabled] チェック ボックスを選択します。
[次へ] をクリックします。
[クラスタのコンフィグレーション] ウィンドウで、MY_CLUSTER
という名前のクラスタをコンフィグレーションします。
[追加] をクリックし、以下の情報を入力してクラスタをコンフィグレーションします。
Name: MY_CLUSTER
Multicast address: 239.192.0.0
Multicast port: 8050
Cluster address: 127.0.0.1
注意 : |
すべての管理対象サーバは同じ IP アドレスでリスンするので (区別するためにポート番号がユニークであることが必要)、[Cluster address] に管理対象サーバと同じ IP アドレスを指定する必要があります。 |
[次へ] をクリックします。
[サーバのクラスタへの割り当て] ウィンドウで、MS1 および MS2 管理対象サーバを MY_CLUSTER
クラスタに割り当てます。
[サーバ] ペインで、MS1 をクリックします。その後、shift を押しながら、MS2 をクリックします。
[サーバ] と [クラスタ] ペインの間にある右矢印をクリックします。
管理対象サーバの名前は、[サーバ] ペインから [クラスタ] ペインに移動します。
[次へ] をクリックします。
[マシンのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメインにある Windows マシンと UNIX マシンのコンフィグレーション情報を定義します。この手順は省略可能です。
注意 : |
この例では、ドメインのすべてのサーバはローカル マシンに存在するため、他のマシンを設定してサーバの対象として指定する必要はありません。 |
[次へ] をクリックします。
[JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウで、デフォルトの設定をそのままにして、[次へ] をクリックします。
[JDBC ファイル ストアのコンフィグレーション] ウィンドウで、デフォルトの設定をそのままにして、[次へ] をクリックします。
[WebLogic ドメインの確認] ウィンドウでは、コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成する前に、ドメインの詳細なコンフィグレーション設定を確認します。
デフォルトでは、[ドメインのサマリ] ペインに [Deployment] ビューが表示されます。[サマリ ビュー] ドロップダウン リストから別のオプションを選択すると、ドメインのサマリ別のビューを表示できます。
左側の [ドメインのサマリ] ペインで項目を選択し、関連する詳細を右側の [詳細] ペインで確認します。[前へ] をクリックして前のウィンドウに戻り、限られた範囲で調整を行うことができます。
ドメインの内容を確認したら、[次へ] をクリックします。
[WebLogic ドメインの作成] ウィンドウでは、ドメインの名前を入力し、ドメイン ディレクトリの場所を指定します。
この例では、ドメイン名として、myclusterdomain
を入力します。
デフォルトでは、ドメインは BEA_HOME
\user_projects\domains\
domain
に作成されます。BEA_HOME
は、製品のインストール ディレクトリです。domain
には、ドメイン名を指定します (この例では myclusterdomain
)。
[作成] をクリックします。
[ドメインを作成しています] ウィンドウでは、ドメインが作成されたら以下のいずれかを実行します。
サーバをただちに起動する場合は、[管理サーバの起動] チェック ボックスをチェックして [完了] をクリックします。このオプションは、Windows システムの場合のみ使用可能です。
この時点でサーバを起動しない場合は、[完了] をクリックします。