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WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード

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サイレント アップグレード用 XML スクリプト リファレンス

WebLogic アップグレード ウィザードを使用する前に、アップグレード要件を定義する XML スクリプトを作成してコマンドラインでウィザードに渡すことができます。

アップグレード ウィザードは、サイレント モードで実行する場合、表 D-1 に示すように、実行するアップグレード タスクのタイプを表す名前を持つ XML スクリプトをドメインのルート ディレクトリで検索します。ウィザードが XML スクリプトを検索できなければ、表 D-2 で定義されているシステムのデフォルト値が使用されます。

表 D-1 サイレント アップグレードに使用する XML スクリプト 

アップグレード対象

ウィザードが検索する XML スクリプトの名前

セキュリティ プロバイダ

weblogic-upgrade-securityproviders-responses.xml

サンプル : http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs91/upgrade/scripts/weblogic-upgrade-securityproviders-responses.xml

ノード マネージャ

weblogic-upgrade-nodemanager-responses.xml

サンプル : http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs91/upgrade/scripts/weblogic-upgrade-nodemanager-responses.xml

ドメイン

weblogic-upgrade-domain-responses.xml

サンプル : http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs91/upgrade/scripts/weblogic-upgrade-domain-responses.xml


 

サイレント モードでのアップグレードに使用する XML スクリプトを作成するには、次の手順に従います。

  1. サポートされているブラウザで、実行するアップグレードのタイプに応じて、表 D-1 に記載されている XML スクリプトのサンプルのいずれかをクリックします。
  2. アップグレードするドメインのルート ディレクトリに選択したサンプル スクリプトを同じ名前で XML ファイルとして保存します。
  3. システム上に保存した XML スクリプトで、表 D-2 に示されているキーワードの値を実際の要件に合わせて編集します。キーワードの値を指定しなければ、デフォルト値が使用されます。
  4. 注意 : ファイルを編集するときは、次の点に注意してください。

表 D-2 サイレントモード XML スクリプトの値 

アップグレード対象

キーワード

設定する値

デフォルト値

セキュリティ プロバイダ

INPUT_DIRECTORY

アップグレードする必要のあるセキュリティ プロバイダ JAR が格納されているディレクトリのパス。

デフォルトでは、セキュリティ プロバイダは WL_HOME\server\lib\mbeantypes (WL_HOME は 9.0 より前のバージョンのインストール先のルート ディレクトリ) に格納されている。

実行されるアップグレード ウィザードが格納されているディレクトリのパス。たとえば次のようになる。

c:\bea\weblogic81\server\lib\mbeantypes

OUTPUT_DIRECTORY

新しいセキュリティ プロバイダ JAR ファイルの保存先のディレクトリのパス。

WL_HOME\server\lib\mbeantypes (WL_HOME は WebLogic Server 9.1 のインストール先のルート ディレクトリ)

ノード マネージャ

NODE_MANAGER_HOME

ローカルのディレクトリ階層を移動してアップグレードするノード マネージャのディレクトリのパス。

デフォルトでは、ノード マネージャのホーム ディレクトリは WL_HOME\common\nodemanager (WL_HOME は 9.1 より前のバージョンのインストール先のルート ディレクトリ) である。

実行されるアップグレード ウィザードが格納されているディレクトリ。たとえば、c:\bea\weblogic81\common\nodemanager

ドメイン

WEBLOGIC_VERSION

WebLogic Server のバージョン。

コンフィグレーション ファイル (config.xml) で指定されている WebLogic Server のバージョン。たとえば、8.1.4.0

ソフトウェアのバージョン番号がドメインのコンフィグレーション ファイルで指定されていない場合、バージョン番号はデフォルトで 8.1.0.0, と表示される。この場合、デフォルト値が 9.1 より前のドメインの実際のバージョン番号と一致しなくても、問題はない。

DOMAIN_DIR

アップグレードする必要のある WebLogic ドメインが格納されているディレクトリのパス。

実行されるアップグレード ウィザードが格納されているディレクトリ。たとえば、c:\bea\user_projects\domains\mydomain

ドメイン (続き)

ADMIN_SERVER_NAME

管理サーバの名前。

コンフィグレーション ファイル (config.xml) で指定されている管理サーバの名前。たとえば、myserver

WebLogic Server 6.1 リリースの場合、管理サーバ名はコンフィグレーション ファイルに保持されないため、このキーワードを設定する必要がある。

NODE_MANAGER_USERNAME

ノード マネージャのユーザ名。

weblogic

NODE_MANAGER_PASSWORD

ノード マネージャのパスワード。

weblogic

NODE_MANAGER_PASSWORD

ノード マネージャのパスワードを確認するため再入力するパスワード。

weblogic

ドメイン (続き)

OPTIONAL_ACTION_1

以下のオプションを 1 つまたは複数設定する。

DOMAIN_DIRECTORY_BACKUP
_SELECTED_VALUE
: このオプションを選択すると、元のドメイン ディレクトリのバックアップが zip ファイルに保存される。

DOMAIN_DIRECTORY_BACKUP
_LOG_FILES_INCLUDED_SELECTED_VALUE
: このオプションを選択すると、バックアップ用の zip ファイルにログ ファイルが含められる。ログ ファイルの数と容量は多大になるおそれがあるため、このオプションを無効にしてログ ファイルがバックアップ ファイルに含められないようにすることを勧める。デフォルトでは、ログ ファイルはバックアップ ファイルに含められる。

SKIP_BACKWARDS_COMPATIB
ILITY_FLAGS_SELECTED_VALUE
: 9.0 より前のバージョンの WebLogic Server でサポートされていた動作の一部が 9.0 からは J2EE 1.4 に準拠するよう変更されている。デフォルトでは、以前サポートされていた動作が新しいドメインで有効になるようフラグが設定される。このオプションを選択すると、このフラグまたは下位互換性は設定されない。

DOMAIN_DIRECTORY_
BACKUP_SELECTED_VALUE、DOMAIN_DIRECTORY_
BACKUP_LOG_FILES_INCLUDED_SELECTED_VALUE

BACKUP_DIR

バックアップ用の zip ファイルが格納されるディレクトリのパス。

実行されるアップグレード ウィザードが格納されているディレクトリ。たとえば、c:\bea\user_projects\domains\mydomain

BACKUP_FILE_NAME

バックアップ用の zip ファイルの名前。

weblogic-domain-backup-mydomain.zip


 

 

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