WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード

管理サーバ起動時におけるドメインのアップグレード (暗黙モード)

暗黙モードを使用すると、ドメインがサーバの起動時に自動的にアップグレードされます。このモードは、管理サーバのあるマシンでのみ有効です。また、このモードでのアップグレードは、開発環境において行うことをお勧めします。プロダクション環境において暗黙モードでアップグレードを行うことはお勧めしません。

WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。

暗黙モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動するには、次の手順に従います。

WebLogic ドメインが稼動していないことを確認します。
MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウ (Windows) またはコマンド シェル (UNIX) を開き、「手順 5 : 環境の設定」の説明に従って環境を設定します。
WebLogic Server 9.1 のインストール先を参照するようドメインの起動スクリプトを更新します。

たとえば、c:\bea\weblogic91 のように、WL_HOME が WebLogic Server 9.1 のインストール先に設定されていることを確認します。

デフォルトでは、WebLogic アップグレード ウィザードでアップグレード プロセスを開始する前にアップグレードを開始するかどうか確認するよう求められます。これを無効にするには、起動スクリプトでサーバを起動するコマンド引数 -Dweblogic.ForceImplicitUpgradeIfNeeded=true を指定します。

ドメインの管理サーバを起動します。

必要に応じて、アップグレードに関する確認のメッセージに応答します。

WebLogic アップグレード ウィザードは、ドメイン ディレクトリの生成に有効なバージョンの WebLogic Server (6.1、7.0、または 8.1) が使用されたかどうかを確認し、有効なバージョンである場合は、ドメインを自動的にアップグレードします。このプロセスが行われるのは、管理サーバを初めて起動したときのみです。