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WebLogic Server 9.2 より前の環境でカスタマイズ バージョンのノード マネージャを使用している場合、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して、ノード マネージャを WebLogic Server 9.2 のアプリケーション環境で使用できるようアップグレードすることができます。
次の節では、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して WebLogic ドメインをアップグレードする方法について説明します。
注意 : | WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。 |
ノード マネージャの詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「ノード マネージャを使用したサーバの制御」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/server_start/nodemgr.html
) を参照してください。
ノード マネージャのアップグレードでは、アップグレードするノード マネージャのホーム ディレクトリを指定します。WebLogic アップグレード ウィザードは次のタスクを実行します。
既存のノード マネージャ ファイルは、アップグレード プロセス中にすべて上書きされます。
ドメインをアップグレードするときにノード マネージャの認可に使用されるユーザ名とパスワードを指定するよう求められます。詳細については、「ノード マネージャ資格の入力」を参照してください。9.2 より前のバージョンで使用されているリスン ポート番号は、アップグレード プロセスでも維持されます。
注意 : | 9.2 製品をインストールするとき、ノード マネージャのリスン ポートを 9.2 より前のバージョンで使用されているリスン ポートと同じ番号に設定するようにしてください。ノード マネージャのデフォルトのリスン ポート番号は 5556 です。 |
アップグレード プロセスが完了したら、以下のタスクを実行します。
WebLogic Server 9.2 環境で実行するすべてのノード マネージャ インスタンスをアップグレードする必要があります。具体的には、ドメイン内のすべてのマシンのノード マネージャをアップグレードする必要があります。WebLogic アップグレード ウィザードでは、次のどちらかのモードでアップグレードを実行することができます。
ドメイン内のすべてのマシンのノード マネージャをアップグレードする必要があります。
以下の節では、ノード マネージャをアップグレードする方法について説明します。
次の節では、グラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを使用してノード マネージャをアップグレードする方法について説明します。
注意 : | グラフィカル モードでアップグレード ウィザードを実行するのに使用するコンソールでは、Java ベースの GUI がサポートされていなければなりません。グラフィカル表示をサポートしていないシステム上でアップグレード ウィザードをグラフィカル モードで起動しようとすると、エラー メッセージが表示されます。 |
注意 : | WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。 |
グラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動してノード マネージャをアップグレードするには、次の手順に従います。
WL_HOME
/common/nodemanager
(WL_HOME
は WebLogic Server のインストール先のルート ディレクトリ) にある場合は、そのノード マネージャ ディレクトリの内容を 9.2 のインストール先のディレクトリにコピーします。
この場合、9.2 のインストール先のディレクトリにある、ノード マネージャの「コピー」をアップグレードする必要があります。
注意 : | 現在のディレクトリ構造は維持されなければなりません。ログ ファイル (.log ) は新しい場所にコピーする必要はありません。 |
ノード マネージャ ディレクトリが 9.2 より前のバージョンのインストール先のディレクトリにない場合は、この手順を省略することができます。
java weblogic.Upgrade -type nodemanager [-out
file]
-out
引数は省略可能です。これにより、すべての標準出力 (stdout
) とエラー メッセージが書き込まれるファイルを指定することができます。デフォルトでは、これらのメッセージはコマンド ウィンドウに書き込まれ、アップグレード プロセスの終了時にそのサマリが表示されます。
次の表に、WebLogic アップグレード ウィザードを使用してノード マネージャをアップグレードする手順の概要を示します。
nodemanager.properties ファイル、ログ、およびその他の関連ファイルが格納されている。ノード マネージャにより生成されるファイル セットは、リリースとサービス パックにより異なる。
WL_HOME /common/nodemanager である。 (WL_HOME は WebLogic Server のインストール先のルート ディレクトリ)
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たとえば、ノード マネージャがリモート マシンにある場合などに、WebLogic アップグレード ウィザードをグラフィカル モードで使用するのは合理的ではありません。このような場合、ウィザードをサイレント モードで使用して、ノード マネージャをアップグレードすることができます。
注意 : | WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。 |
サイレント モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動してノード マネージャをアップグレードするには、次の手順に従います。
WL_HOME
/common/nodemanager
(WL_HOME
は WebLogic Server のインストール先のルート ディレクトリ) にある場合は、そのノード マネージャ ディレクトリの内容を 9.2 のインストール先のディレクトリにコピーします。
この場合、9.2 のインストール先のディレクトリにある、ノード マネージャの「コピー」をアップグレードする必要があります。
注意 : | 現在のディレクトリ構造は維持されなければなりません。ログ ファイル (.log ) は新しい場所にコピーする必要はありません。 |
ノード マネージャ ディレクトリが 9.2 より前のバージョンのインストール先のディレクトリにない場合は、この手順を省略することができます。
java weblogic.Upgrade -mode silent -type nodemanager [-responses
xmlfile] [-out
file]
-responses
引数と -out
引数は省略可能です。この 2 つの引数は、次の設定のデフォルト値をオーバーライドする場合に含めます。
-responses
引数でファイルを指定しない場合、ウィザードはデフォルト値をアップグレード プロセスで使用します。XML ファイルの形式とデフォルト値の詳細については、「サイレント アップグレード用 XML スクリプト リファレンス」を参照してください。stdout
) とエラー メッセージが書き込まれる出力ファイル。-out
引数でファイルを指定しない場合、これらのメッセージはコマンド ウィンドウに書き込まれます。注意 : | ノード マネージャを使用する前に、「手順 4 : ノード マネージャへのマシンの登録」の説明に従って、マシンを登録する必要があります。この手順は、WebLogic ドメインのアップグレード プロセスが完了してから実行してください。 |
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