この章では、Oracle Real-Time Collaboration関連のリリース・ノートの問題がまとめられています。この章の内容は次のとおりです。
注意: このドキュメントは2005年9月24日に更新されました。 |
次の項では、Oracle Real-Time Collaboration 10gリリース1(10.1.1)の新機能について説明します。
9.1.2「新しいOracle Web Conferencing Real-Time Collaborationコンソールの機能」
9.1.6「新しいOracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Office」
Oracle Real-Time Collaborationには、新たにOracle Messengerが加わりました。これは、フル機能のコンポーネントで、業界標準のXMPPプロトコルに基づくメッセージ・システムです。Oracle Messengerの機能の詳細は、『Oracle Real-Time Collaboration管理者ガイド』を参照してください。
安全なチャット: Oracle Real-Time Collaborationでは、すべての通信をSecure Sockets Layer(SSL)接続を使用して管理します。したがって、他のインスタント・メッセージ・プログラムと異なり、Oracle Messengerのインスタント・メッセージおよびチャットは、すべて安全です。
グループの所在: 管理者は特定のタスクまたはプロセスを実行するための連絡先のグループを作成できます。たとえば、サポートを必要とするゲスト・ユーザーの顧客からのチャット・リクエストを受信するグループを作成できます。ユーザーは、そのグループとの待機中のチャットに参加でき、グループで手の空いているメンバーが、必要に応じてリクエストを監視し、応答することができます。個人がグループ全体に対してメッセージをブロードキャストできます。
チャット会議: ユーザーは、複数の参加者とのテキストベースのチャット会議に参加でき、そのチャット会議から簡単に完全なWeb会議を開始できます。
チャット・アーカイブ: 個々のユーザー・チャット・セッションのアーカイブは、Oracle Messengerサーバーや各クライアント・サーバーに保存できます。アーカイブは、日付別および連絡した人物別に格納され、全メッセージの完全なテキストが保存されます。
Oracle Real-Time Collaboration WebクライアントでのOracle Messenger機能のサポート: Oracle Real-Time Collaboration Webクライアントのページは、Oracle Messengerに関する情報を含めるために、必要に応じて更新されます。
ゲスト・チャット・ユーザーに対するファイアウォール・サポート: ゲスト・ユーザーは、企業のファイアウォールの外側からOracle Real-Time Collaborationを使用して人とチャットでき、オプションでHTTPSとの安全な接続や、Oracle Real-Time Collaboration統合サービスを使用することもできます。
データベースまたはディレクトリからのグループの作成: 管理者は、ディレクトリまたはデータベース内のグループからコミュニティ・グループを作成できます。これらのグループは、デフォルトではOracle Internet Directoryを使用してユーザーがプロビジョニングされたときに作成されます。
管理階層に基づいたグループの作成: 管理者は、部下のリスト(特定の管理者の直属の部下全員)など、企業の管理階層に基づくコミュニティ・グループを作成できます。これらのグループは、デフォルトではOracle Internet Directoryを使用してユーザーがプロビジョニングされたときに作成されます。
同僚とのチャット: 1人の同僚とチャット、または複数の同僚とチャットするためのチャット会議を開始します。
チャットからのWeb会議の開始: Oracle Messengerまたはチャット会議から直接Web会議を開始します。
ステータス・インジケータの設定: チャットに現在参加可能かどうかを示すステータス・メッセージを表示します。
チャット中のファイルの交換: チャット中にファイルの送受信を行います。
ボイス・チャットの開始: 1人の同僚と双方向のボイス・チャットを行います。
チャット・メッセージのブロードキャスト: 複数のユーザーまたはコミュニティ・グループに、チャット・メッセージをブロードキャストします。
連絡先リストの管理: 連絡先の追加または削除、連絡先グループの作成、あるグループから別のグループへの連絡先の簡単な移動を行います。
各種プラットフォーム上で最も人気のあるサード・パーティのメッセンジャ・クライアントが、Oracle Messengerでテストされていますが、このリリースで機能するようになります。
サード・パーティのXMPPクライアントがOracle Presence Serverと接続するには、アプリケーション層のホスト名と異なるIMドメイン(サーバー名)をサポートする必要があります。たとえば、host.company.comで稼働しているOracle Presence Serverがcompany.comでルーティングするように構成されている場合、クライアントは接続ホスト(host.company.com)へのソケット接続をオープンし、その接続で、IMドメイン(company.com)をストリームで送信する必要があります(ストリーム初期化)。これは、大部分のサード・パーティ・クライアントにより、次のいずれかの方法でサポートされています。
IMドメインに接続ホストとは異なる独立した設定を行います。
ユーザーに各自のIMアドレス(Jabber-ID、JID)を使用してuser@company.comにサインインするように要求します。IMドメインはこのサインイン情報から除去されています。
SSL接続は、SSL実装での非互換性のために、少数のサード・パーティ・クライアントに対しては失敗します。そのような場合、ユーザーにはOracle Presence Serverに非SSLモードで接続するオプションがあります(アプリケーション層が、非SSL XMPP接続を許容するように構成されている場合)。
Oracle Presence Serverは、大部分はXMPP 1.0に準拠していますが、TLSおよびSASLはこのリリースではサポートされていません。セキュアなXMPPポートに接続するために、サード・パーティのクライアントはSSLを介して接続する必要があります。
このリリースでは、サード・パーティ・クライアントを介した次の機能がサポートされています。
ユーザー・サインイン
名簿(バディ・リストと呼ばれることがありますが、コミュニティ・リストは含まれません。)
任意の2層の相手に対するインスタント・メッセージ
チャット会議(グループ・チャット)
ファイル転送
Oracle Web Conferencingコンソールは更新され、操作性が向上し、開催者およびその他の管理者はより自由に会議のスケジューリングを行えます。
Oracle Web Conferencing Real-Time Collaborationコンソールに対する操作性の向上:
共有ブラウズ・モードは、「デスクトップの共有」内の拡張された共有オプションに置き換わりました。
「デスクトップの共有」では、共有の様々なオプションを示すために、アイコンではなくメニューを使用するようになりました。
会議のアンケートの結果は、アンケートの終了後ではなく、結果が記録されるにつれて動的に参加者に表示できるようになりました。
会議に参加してもダイアログは表示されなくなり、ブラウザのポップアップ・ブロッキングにユーザーが会議への参加を阻止されることがなくなりました。
新しいボイス機能: 新しいボイス・オプションにより、開催者は各自のコンピュータのマイクロフォンを使用して、参加者に音声をブロードキャストでき、参加者は各自のコンピュータのスピーカを使用してこれを聞くことができます。
代理開催者キーにより開催者以外の人が会議をスケジュール: 開催者以外の人が会議をスケジュールし、その会議に代理開催者キーを割り当てることができます。代理開催者キーを持つ会議に参加した最初のユーザーが開催者になります。
開催者は参加者の全アラートの抑止が可能: 会議の開催者は、会議コンソールの拡張されたプリファレンスの設定を使用して、参加者に表示されるアラートを制御できます。
異なるWebページにアンケート終了を送信: 管理者は、会議の開催者または参加者に対して表示されるカスタムWebページを作成できます。
非表示可能なチャット行: 会議開催者は、コンソール・ツールバー内のチャット・インタフェースを、会議の開始時に抑止できるようになりました。管理者は、システムまたはサイトに対して、このオプションをデフォルトとして設定することもできます。
会議中に開催者がゲストをプレゼンタにできるかどうかを制御: 管理者は、開催者がゲストをプレゼンタにできるかできないかを、EnableGuestForPresenterRoleプロパティで設定できます。これにより、ゲストが開催者のデスクトップを変更、またはデスクトップと対話する権限を持つかどうかを制御します。
会議終了時に開催者が公開を選択可能: 管理者は、「会議の終了」ダイアログにフィールドを追加し、会議の終了時に開催者が会議の公開を選択できるようにすることを、PublishOptionプロパティで設定できます。
会議への参加時に会議の記録プロンプトを表示: 管理者は、開催者が会議に参加する際に追加のダイアログを表示し、会議を記録するかどうかを尋ねることを、ShowRecordOptionプロパティで設定できます。
新しいグラフィックとブランド・イメージ: Oracle Real-Time Collaborationのグラフィックとブランド・イメージ(Oracle Web Conferencing Real-Time Collaborationのトップ・ページの画像など)が更新されました。
Oracle Real-Time Collaboration Webクライアントを使用して、実行中のプロセスの監視、履歴レポートおよび統計レポートの表示、ログ・ファイルのチェック、サイトの管理などのシステム管理を行います。Webクライアントのページは更新され、操作性が向上し、適切なOracle Messenger管理タスクがすべてサポートされるようになりました。
新しいログイン前とログイン後の「ホーム」ページ: 進行中の会議、スケジュール済の会議、ユーザーの今後の会議を示すための新しいタブが追加されました。
会議登録と登録可能なアーカイブ: 開催者は、ユーザーに対して、会議に参加するか、または会議のアーカイブを表示するかの登録を要求できます。
参加者のタイプと公開オプションを制御する新しい選択肢: 以前の「会議タイプ」フィールド(招待できるユーザーのタイプや、会議を公開Webサイトで公開するかどうかを制御)はなくなりました。かわりに次の2つのフィールドが加わりました。
対象者: 開催者は、未登録のユーザー(Oracle Internet Directory外のユーザー)、登録済ユーザーのみ、または明確に招待した登録済ユーザーのみのいずれが参加できるかを選択します。
表示: 開催者は、会議を「Oracle Web Conferencing: ホーム」ページの公開リストに含めるかどうかを選択します。
開催者はWeb会議のタイトルおよびIDを変更可能: 開催者は、Web会議のアーカイブを編集して、会議のタイトルやIDを変更できるようになりました。
ユーザー・ロールに基づくオンライン・ヘルプ: オンライン・ヘルプは、管理者が割り当てるユーザー・ロールに基づいて、トピックが3つのセットに分かれています。エンドユーザーには、Webクライアントのエンドユーザー機能に関するトピックのみが表示されます。ビジネス・モニター・ユーザーには、エンドユーザーのトピックの他に、ビジネス・モニターのタブ(「モニター」と「レポート」)に関するトピックが表示され、ビジネス管理者には、使用可能なWebクライアント機能のトピックが表示されます。
「プリファレンス」ダイアログと一致した「プリファレンス」ページ: Webクライアントのページにある「プリファレンス」リンクから変更できるプリファレンスのページは、Oracle Web Conferencingコンソール内で使用可能なプリファレンスと一致するように再編成されました。
サイトのプロパティを設定するためのGraphical User Interface(GUI): サイトのプロパティは、「サイト」の下の「会議のプロパティ」を使用して変更できます。
更新されたレポートと新しいレポート: 新しいレポートおよびレポート機能の詳細は、『Oracle Real-Time Collaboration管理者ガイド』の第6章のOracle Real-Time Collaborationの履歴レポートと統計レポートに関する項を参照してください。
システム管理者は、次の新しいまたは更新されたサービスを使用して、Oracle Real-Time Collaborationシステムを管理できます。
E1回線のサポート: 音声変換サーバーでは、ISDN E1回線がサポートされるようになりました。
データベースから削除された会議をパージ: 新しいPL/SQLパッケージにより、管理者は削除された会議をInformation Storageデータベースからパージします。
統合管理: Oracle Real-Time Collaborationシステムのすべてのコンポーネント(Oracle Web Conferencing、Oracle Messenger、音声サーバーおよびドキュメント・サーバーなど)は、rtcctlユーティリティを使用して起動、停止および管理できます。
Enterprise Managerによる統合管理: Oracle Real-Time Collaborationシステムのすべてのコンポーネント(Oracle Web Conferencing、Oracle Messenger、音声サーバーおよびドキュメント・サーバーなど)は、Oracle Enterprise Manager Application Server Control for Collaboration Suiteを使用して起動、停止および監視できます。
Oracle Messengerサーブレット: Oracle Messengerのサービス可用性は、Oracle Real-Time Collaborationサーブレット・フレームワークに統合されています。システム管理者は、使用している監視ソフトウェアにサーブレットを追加できます。
Oracle Real-Time Collaboration Webクライアントを介したログ・ファイルへのアクセス: システム・ログ・ファイルは、「システム」タブをクリックし、「ログ」を選択することで表示できます。
次の統合サービスは、Oracle Real-Time Collaboration用のカスタム・アプリケーションを作成する開発者が使用できます。
Officeデスクトップ統合: 新しいOracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeにより、ユーザーはMicrosoft Officeのアプリケーション内からOracle Real-Time Collaborationのタスクを実行できます。
WSDLベースのSOAP APIに変換されたWebサービス: 会議の管理およびレポート作成用の既存のWebサービスは、XML/HTTPベースのAPIからWSDLベースのWebサービスに変換されました。
認証用のWebサービス: アプリケーションで、Oracle Collaboration Suiteコンポーネント用のS2S認証を使用して、Oracle Real-Time Collaborationに対して認証を行うWebサービス。Oracle CalendarとOracle Portalで使用されます。
所在管理用のWebサービス: 新しいWebサービスにより、Webサイト、電子メールまたは統合アプリケーション内から、連絡先の所在を表示します。
URLベースのインタフェース: URLベースのインタフェースにより、イメージまたはテキストの形式で所在情報が表示されます。
アプリケーション間のSSO: シングル・サインオン情報は、Oracle Messenger、Oracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft OfficeおよびOracle Real-Time Collaboration Webクライアントの間で渡されます。
サイトの強化: いくつかの新機能はOracle Real-Time Collaborationサイトをサポートしており、これらのサイトは別のアプリケーションとの統合に使用されます。
統合サービスの詳細は、Oracle Real-Time Collaboration Webクライアントのページの「クイックリンク」の下にある「統合サービス」リンクを参照してください。
新しいOracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeにより、ユーザーはOutlook、PowerPoint、WordおよびExcelなどのMicrosoft Officeのアプリケーション内からOracle Real-Time Collaborationのタスクを実行できます。ユーザーは次のことができます。
Microsoft OfficeアプリケーションからのインスタントWeb会議の開始
Microsoft OutlookからのWeb会議のスケジュール
Microsoft OutlookからのWeb会議への参加
Microsoft OutlookでスケジュールされたWeb会議の更新および削除
Microsoft OfficeからのOracle Messengerオンライン連絡先の表示と、テキスト・チャットの開始(ユーザーがOracle Messengerにサインインしている場合)
Web会議アーカイブの表示
ユーザーが開催するWeb会議のデフォルト設定の指定
次の項では、Oracle Real-Time Collaborationの既知の制限と回避策について説明します。
IMドメインは、ユーザー・サインイン名から導出されます。たとえば、ユーザーがjohn.smith@mycompany.comとしてサインインした場合、ドメイン名はmycompany.comであると想定されます。mycompany.comがサーバー側でドメイン名として構成されていない場合、ユーザーはサインイン失敗のエラーを受信します。ユーザーがドメイン名なしでサインインした場合(たとえば、ログイン・フィールドにjohn.smithとのみ入力した場合)、IMドメインはサーバーのホスト名(接続オプション・ダイアログで設定)と同じになるようにデフォルト設定されます。
このリリースでは、ユーザーがドメイン名を指定しない場合、ユーザーのデフォルト・ドメイン名を指定するためのサポートはありません。
ロード・バランサを使用する場合、すべてのアプリケーション層インスタンス(アクティブおよびスタンバイのインスタンス)は、同じドメイン名を使用するように構成する必要があります。
Oracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeの最新リリースのインストールまたは最新リリースへのアップグレードを行う場合、あるいはOracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeのメニュー・オプションを選択しようとして、モジュールのロード中にエラーが発生したというメッセージが表示された場合、次の手順に従います。
すべてのMicrosoft Officeアプリケーションを終了し、Microsoft Officeドキュメントが表示されているWebブラウザのウィンドウを閉じます。
サインアウトし、Oracle Messengerを終了します。Oracle Messengerアイコンが、システム・トレイ(画面の右下隅)に表示されていないことを確認します。
Oracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeがすでにインストールされている場合は、削除します。削除するには、Windowsの「スタート」メニューから、「設定」を選択し、「コントロール パネル」、「プログラムの追加と削除」を選択します。削除しない場合、この手順はスキップします。
Oracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeを削除した場合は、コンピュータを再起動します。削除しない場合、この手順はスキップします。
Oracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeの最新リリースのインストール、または最新リリースへのアップグレードを行うには、Oracle Real-Time Collaborationにログインし、「クイックリンク」の下の「RTC Add-in for MS Officeのダウンロード」をクリックします。
Oracle Enterprise Managerでは、Oracle Real-Time Collaborationに関して報告されるメモリー使用量は、プロセス・マネージャに関するメモリー使用量のみです。
Oracle MessengerをJAWS 5.0以上と連動するようにするには、$JAWS_HOME/settings/enu
ディレクトリに、いくつかのスクリプト・ファイルをコピーする必要があります。スクリプト・ファイルは、Oracle Real-Time Collaboration 10gリリース1(10.1.1)の発表後まもなくOracle MetaLink(http://metalink.oracle.com/)で入手できるようになります。
Web会議に登録が必要であり、すでに登録済であるか、参加の招待を受けている場合、会議に代理開催者として参加するために必要な代理開催者キーを入力する機会はありません。Web会議に登録が必要でない場合、次のようにして、代理開催者として会議に参加することができます。
Oracle Real-Time Collaborationにログインします。
ホームタブがまだ選択されていない場合は、選択します。
ページの右側にある「会議への参加」の下の「会議ID」に、IDを入力します。
会議キーを入力するかわりに、最初に会議をスケジュールした人によって提供された代理開催者キーを入力します。
「会議への参加」をクリックします。
Oracle Collaboration Suiteリリース9.0.4.2をリリース10.1.1にアップグレードした後、以前businessadminとbusinessmonitorに定義したユーザー・ロールは保存されません。
これらのユーザー・ロールをリストアするには、modifyRoleコマンドを次のように使用します。
rtcctl> modifyRole -username username -rolename rolename
ユーザーの名前は、Oracle Internet Directoryにjohn.smith@mycompany.com
のように表示されたものです。ロール名には、businessmonitorまたはbusinessadminのいずれかを入力します。
businessadminロールまたはbusinessmonitorロールに割り当てられたユーザーのユーザー名を取得するには、次のSQLスクリプトを使用します。
SQL> select user_name, CASE WHEN default_role_id IN(6,7) THEN 'businessmonitor' WHEN default_role_id IN(4,8)
THEN 'businessadmin' END "Role Name" from rtc_users where default_role_id in (6,7,4,8);
次の表に、Oracle Real-Time Collaborationの既知の問題を示します。
表9-1 Oracle Real-Time Collaborationの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
最初に「対象者」を「登録済のユーザー」または「招待された登録済のユーザーのみ」に設定してスケジュールされたWeb会議を更新すると、「対象者」は「すべてのユーザー」にリセットされます。 |
Web会議を更新するとき、「会議予定の更新: 詳細」ページで、「対象者」を「登録済のユーザー」または「招待された登録済のユーザーのみ」に設定する必要があります。 |
4475659 |
Oracle Enterprise Manager Application Server Control for Oracle Collaboration Suiteでは、「再起動」オプションを使用して、コンポーネントを再起動できません。 |
Oracle Enterprise Manager Application Server Control for Oracle Collaboration Suiteを使用してコンポーネントを再起動するには、Oracle Collaboration Suiteツールの「Application Server Control」ページを開きます。「RTC」をクリックします。「停止」ボタンをクリックしてから、「起動」ボタンをクリックします。 |
4485710 |
Oracle Collaboration Suiteの前のリリースからのアップグレード後、またはOracle Real-Time Collaborationをコンフィギュレーション・アシスタントを使用して構成する場合、Oracle Enterprise Manager Application Server Control for Oracle Collaboration Suiteの「システム・コンポーネント」に表示されたReal-Time Collaborationコンポーネントのチェック・ボックスは無効となり、選択できません。 |
Real-Time Collaborationコンポーネントのチェック・ボックスを有効にするには、Oracle Enterprise Manager Application Server Control for Oracle Collaboration Suiteを再起動します。 |
4473350 |
会議でデスクトップの共有モードを使用しているとき、「クリックして共有」ボタンと赤い輪郭が、一部のアプリケーション・ウィンドウではレンダリングされません。 |
アプリケーションのリストを表示する新しい機能を使用して、共有するアプリケーションまたは共有しないアプリケーションを選択します。 |
4314687 |
アップグレード後、businessadminおよびbusinessmonitorに以前定義したユーザー・ロールは保存されません。 |
9.2.6「アップグレード後のユーザー・ロールのリストア」で説明されている回避策を使用します。 |
4477138 |
XMPPまたはXMPPSの直接接続が無効の場合、エンドツーエンドのOracle Messengerテストは失敗します。XMPP直接接続の無効化は、IMXMPPDirectConnEnabledプロパティによって制御されます。 |
なし。 |
4529188 |
サード・パーティのXMPPを使用した手動による直接接続。相互運用性テスト用。 |
なし。 |
4430183 |
次の表に、Oracle Real-Time Collaborationのグローバリゼーション関連の問題を示します。
表9-2 Oracle Real-Time Collaborationのグローバリゼーション関連の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeの場合、次のテキスト文字列は翻訳されずに英語で表示されます。 「A newer version of the Add-In is available.Please update your Add-in.」 「The server is incompatible with this version of the Add-in.」 |
なし。 |
4472602 |
4つの使用量レポート(「主要な使用状況メトリック」、「Web Conferencing」、「所在およびチャット」および「統合サービス」)の翻訳されたヘルプ・テキストでは、週の期間が26日と間違って定義されています。英語のヘルプ・テキストでは、週の期間が26週と正しく定義されています。 |
なし。 |
4384125 |
「Oracle Real-Time Collaborationホストの作成」および「Oracle Real-Time Collaborationホストの更新」アプリケーションWebページの場合、翻訳されたヘルプ・テキストがユーザー・インタフェースと一致しません。翻訳されたヘルプ・ページでは、「追加/更新」ページを参照しますが、このページは存在しません。英語のヘルプのページには、正しい情報が記載されています。 |
なし。 |
4368093 |
「使用方法」、「フィードバック」および「セキュリティ」の各レポートが、アジア、アラビア、その他マルチバイト言語のロケールで表示されるとき、レポートのグラフ内の月名と凡例は空の正方形として表示されます。 |
なし。 |
4394870 |
「QoSレポート」タブに「参加時間」グラフと「ネットワーク待機時間」グラフがアジア、アラビアおよびその他のマルチバイト言語ロケール用に表示される場合、一部のテキスト・ラベルが空の正方形として表示されることがあります。 |
なし。 |
4485121 |
アジア、アラビアおよびその他のマルチバイト言語ロケールと、一部のシングルバイト言語ロケールの場合、「組込み可能な所在」ページで「ソースのダウンロード」または「プレビュー」をクリックすると、関係のない「?」文字が表示されます。 |
なし。 |
4473997 |
「組込み可能な所在」ページでは、所在URLを新しいブラウザにコピーすると、ステータス・テキストが英語で表示されます。 |
なし。 |
4487997 |
Oracle Messengerゲスト・ユーザー・チャット・クライアントは、英語でのみサポートされています。 |
なし。 |
4482045 |
Web会議中、または「資料」タブでドキュメント名がクリックされたとき、マルチバイト文字を含む複数シートのMicrosoft Excelドキュメントは、ドキュメント・プレゼンテーション・モードで正しく表示されません。 |
Web会議中は、開催者がMicrosoft Excelドキュメントを開き、ドキュメント・プレゼンテーション・モードを使用するかわりに、開催者のデスクトップを共有することが回避策です。 |
4478990 |
Oracle Messengerでは、アラビア語の言語ロケールでチャット会議を開始できません。 |
なし。 |
4495508 |
中国語、台湾語、日本語、フランス語、イタリア語およびスペイン語の言語ロケールの場合、Oracle Web Conferencingのログイン前のページで「新規ユーザー」タブをクリックし、「トラブルシュート」をクリックすると、ユーザーはDirect X互換性パッチをダウンロードできません。 |
Microsoft Webサイトから、適切なDirect Xパッチをダウンロードします。 |
4467711 |
次の項の情報は、『Oracle Real-Time Collaboration管理者ガイド』に対する補足として提供されています。
説明: Oracle Real-Time Collaboration Webページの表に表示される行数を制御します。
デフォルト値: 1000
有効値: すべての会議を表示する場合は-1、または任意の正の整数。
有効範囲: ユーザー
例: Oracle Real-Time Collaborationの全ページで表に表示される最大行数を30に設定するには、次のように入力します。
rtcctl> setProperty -pname MaxTableRows -pvalue 30