Oracle Reportsチュートリアル 10g リリース2(10.1.2) B19374-01 |
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会社の人事管理のためにWebレポートの作成を必要とするシナリオについて検討します。このWebレポートでは、部門内の各従業員の給与情報を表示する必要があります。会社のロゴやカラーに対応したHTMLページはすでに用意されています。このページに必要な情報を追加する必要があります。
この章では、図2-1に示すように、Reports Builderのデータ・ウィザードを使用して既存のHTMLページにデータを追加する方法を説明します。この章の最後に、Webレポートでデータを使用可能にするデータ・モデルが作成されます。
この項では、emprev.htm
という名前の提供されたWebページ・テンプレートをオープンする方法を説明します。まず、テンプレートの内容を確認できるように、WebブラウザでこのWebページをオープンします。
emprev.htm
に移動します。emprev.htm
ファイルは、このチュートリアルで提供されているサンプル・ファイルです。
d:¥Reports_Tutorial
など)に移動します。.
emprev.htm
ファイルを検索し、「開く」をクリックします。
EMPREVレポートがオブジェクト・ナビゲータで表示されます。
レポートを作成する場合、まず、レポートで使用するデータを選択して、データ・モデルを構築する必要があります。
この項では、データ・ウィザードを使用して、Webレポート用にデータ・モデルを構築する手順について説明します。このデータ・モデルによって、サンプル・スキーマのデータをレポートで使用できるようになります。
Query Builderでは、EMPLOYEES表がEMPLOYEESとEMPLOYEES A1として表示されます。EMPLOYEESのMANAGER IDとEMPLOYEES A1のEMPLOYEE IDのリンクは、EMPLOYEES表の制約によって自動的に作成されます。
SELECT ALL EMPLOYEES.EMPLOYEE_ID , EMPLOYEES.FIRST_NAME,EMPLOYEES.LAST_NAME , EMPLOYEES.HIRE_DATE , EMPLOYEES.SALARY , EMPLOYEES.DEPARTMENT_ID , EMPLOYEES_A1.EMPLOYEE_ID , EMPLOYEES_A1.JOB_ID , EMPLOYEES_A1.FIRST_NAME, EMPLOYEES_A1.LAST_NAME FROM EMPLOYEES, EMPLOYEES EMPLOYEES_A1 WHERE (EMPLOYEES.MANAGER_ID = EMPLOYEES_A1.EMPLOYEE_ID)
SELECT ALL EMPLOYEES.EMPLOYEE_ID , EMPLOYEES.FIRST_NAME,EMPLOYEES.LAST_NAME , EMPLOYEES.HIRE_DATE , EMPLOYEES.SALARY , EMPLOYEES.DEPARTMENT_ID , EMPLOYEES_A1.EMPLOYEE_ID , EMPLOYEES_A1.JOB_ID , EMPLOYEES_A1.FIRST_NAME, EMPLOYEES_A1.LAST_NAME FROM EMPLOYEES, EMPLOYEES EMPLOYEES_A1 WHERE (EMPLOYEES.MANAGER_ID = EMPLOYEES_A1.EMPLOYEE_ID) AND EMPLOYEES.DEPARTMENT_ID=100
EMPLOYEES.FIRST_NAMEおよびEMPLOYEES.LAST_NAMEの各フィールドを、emp_name
という別名で連結します。
問合せの行は、次のようになります。
, EMPLOYEES.LAST_NAME ||', '|| EMPLOYEES.FIRST_NAME emp_name
mgr_name
という別名で連結します。問合せの行は、次のようになります。
, EMPLOYEES_A1.LAST_NAME ||', '|| EMPLOYEES_A1.FIRST_NAME mgr_name
SELECT ALL EMPLOYEES.EMPLOYEE_ID, EMPLOYEES.LAST_NAME||','|| EMPLOYEES.FIRST_NAME emp_name, EMPLOYEES.HIRE_DATE, EMPLOYEES.JOB_ID, EMPLOYEES.SALARY, EMPLOYEES.DEPARTMENT_ID, EMPLOYEES_A1.EMPLOYEE_ ID, EMPLOYEES_A1.LAST_NAME||','|| EMPLOYEES_A1.FIRST_NAME mgr_name FROM EMPLOYEES, EMPLOYEES EMPLOYEES_A1 WHERE (EMPLOYEES.MANAGER_ID = EMPLOYEES_A1.EMPLOYEE_ID) AND EMPLOYEES.DEPARTMENT_ID = 100
「グループ」ページで、左の列の「MGR_NAME」フィールドをクリックし、右矢印をクリックして、フィールドを「グループ・フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。
「合計」ページで、左の列の「SALARY」をクリックし、「合計」をクリックして、「合計」リストの「Salary」列の合計を表示します。
Reports Builderでは、レポートを様々な形式で保存できます。この例ではJSPベースのWebレポートを作成しているため、レポートをJSP形式で保存します。
emprev_
自分のイニシャル
に変更し、タイプを「レポートJSP (.jsp)」に変更して、「保存」をクリックします。
お疲れ様でした。これでデータ・モデルが作成され、Webページにレポートを組み込むことができます。この章では、次の手順を学習しました。
作業を確認するには、第3章「Webレポートのソース・コードの確認」に進みます。あるいは、第4章「Webレポートのレポート・ブロックの作成」に進み、レポートの作成を継続します。
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