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Oracle Reportsチュートリアル
10g リリース2(10.1.2)
B19374-01
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Webレポートのレポート・ブロックの作成

予想完了時間: 15分

データ・セットを作成したので、レポート用にデータをフォーマットし、従業員に関する最新情報を管理者に提供します。この場合、レポート・ブロックを作成し、それをレポートに追加できます。このレポート・ブロックは、レポートを実行するたびに、第1章で指定した問合せを使用してデータを動的に取り込み、レポートのデータをフォーマットします。

この章の手順では、図4-1に示すように、Webページにレポート・ブロックを追加する方法を説明します。

図4-1    JSPベースのWebレポート用のレポート・ブロックの作成


画像の説明

4.1 Webページへのレポート・ブロックの追加

第3章「Webレポートのソース・コードの確認」の手順を完了している場合は、Reports Builderでソースをすでにオープンしているはずです。その場合は、ステップ1を省略できます。この項では、第1章で指定したデータをレポート・ウィザードを使用してフォーマットし、そのデータをレポートに動的に取り込む方法を説明します。

レポート・ブロックを追加するには

  1. Reports Builderで、レポート(emprev_自分のイニシャル.jsp)がオープンしていることを確認します。


    注意: 第1章emprev_自分のイニシャル.jspを作成していない場合は、emprev.jspファイルをオープンしてください。 

  2. オブジェクト・ナビゲータで、emprev_自分のイニシャルにある「Webソース」ノードをダブルクリックします。

  3. Webソース・ビューで、「編集」→「検索と置換」をクリックし、次のテキストを見つけて削除します。このテキストは2箇所にあるので注意してください。

    Replace this text with the Report block in Chapter 4 of the tutorial.
    
    
  4. テキストを削除した場所にカーソルがあることを確認し、「挿入」「レポート・ブロック」を選択して、レポート・ウィザードを表示します。

    図4-2    Webソースへのレポート・ブロックの挿入


    画像の説明

  5. ウィザードの最初のページで、レポートに「My Team's Salaries」というタイトルを付けます。

  6. 「グループ上」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 次のように、データをフォーマットして従業員名が下の列に表示されるようにします。

    「グループ」ページで、「G_EMPLOYEE_ID」をクリックし、「下」をクリックして、「表示グループ」リストにグループを移動します。


    注意: 第2.2項「データ・ウィザードによる、サンプルWebページへのデータの追加」に記載されている正しい順番でフィールドを選択しない場合は、このグループが表示されないことがあります。その場合は、tutorial_sql.txtファイルから「SQL問合せ文」ボックスにSQLテキストをコピーします。 

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. 「フィールド」ページで「>>」ボタンをクリックし、「使用可能フィールド」にあるすべてを「表示フィールド」リストに移動します。

  10. 「表示フィールド」リストで、「EMPLOYEE_ID1」フィールドをクリックし、「<」ボタンをクリックして「使用可能フィールド」リストに戻します。その後、「次へ」をクリックします。

  11. 「ラベル」ページで、「次へ」をクリックします。

  12. 「テンプレート」ページで、「事前定義テンプレート」が選択されていることを確認します。

  13. 「Beige」テンプレートが選択されていることを確認し、「終了」をクリックします。

    レポート・ウィザードでは、フォーマットしたデータがWebページで表示されるように、カスタムJSPタグを含むHTMLが生成されます。

  14. 「ファイル」→「別名保存」を選択します。

  15. 「保存」ダイアログ・ボックスで、名前をemprev_自分のイニシャル.jspに変更し、「保存」をクリックします。

  16. ツールバーの「Webレイアウトを実行」ボタンをクリックして、Webブラウザでレポートを実行し、表示します。


    注意:
    • デフォルトのブラウザとしてNetscape 7.0を使用し、ブラウザにレポートが表示されない場合は、レジストリキーHKEY_CURRENT_USERS¥Software¥Oracle¥Toolkit¥Tkbrowserをブラウザのデフォルトの場所に設定します。BrowserNameおよびBrowserPathのキーに正しい値が指定されていることを確認してください。たとえば、BrowserName=Netscape 7BrowserPath=C:¥Program Files¥Netscape¥Netscape¥Netscp.exeになります。

    • 「Webレイアウトを実行」に失敗し、major.minorバージョン関連のエラーが発生する場合は、環境変数CLASSPATHまたはREPORTS_CLASSPATHを次のように削除して更新する必要があります。oc4j.jarファイルパスで9.0.x ORACLE_HOMEの指定を削除します(oc4j.jarファイルパスでは10gリリース2(10.1.2) ORACLE_HOMEのみを指定してください)。

     

    レポートは、次のように表示されます。

    図4-3    レポート・ブロックを含むJSPベースのWebレポート


    画像の説明


    注意: Reports BuilderでJSPをオープンして、Webに対して実行しても、empreva.jspファイルを実行できます。 

4.2 まとめ

お疲れ様でした。これで、Webレポートにレポート・ブロックが追加されました。この章では、次の手順を学習しました。

結果を確認するには、第5章「レポート・ブロックのソース・コードの確認」に進みます。あるいは、第6章「Webレポートのグラフの作成」に進み、レポートにグラフを追加します。


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