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Oracle Application Server Forms Services 利用ガイド
10gリリース2(10.1.2)
B25065-02
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エンド・ユーザー監視の構成

この章には、次の項が含まれています。

9.1 エンド・ユーザー監視について

エンド・ユーザー監視は、Oracle Enterprise Managerのユーティリティの1つです。開発者や管理者は、これを使用してアプリケーションのパフォーマンスを監視できます。ライブ・データのレポート時のシステム・リソースに対するオーバーヘッドがわずかであるため、システム管理者は、他の特別な追加手順を実行することなく、ライブ・アプリケーションのパフォーマンスを正確に監視できます。

エンド・ユーザー監視では、レポートおよびパフォーマンス・グラフが提供され、またシステムがアラートを生成します。Formsの既存の監視メカニズムとは異なり、Oracle Forms Runtimeプロセス内の処理時間だけではなく、ユーザーのコンピュータでの遅延も記録されます。

エンド・ユーザー監視からレポートされるデータは定性的です。これらは異なるドメインまたはユーザー・グループの傾向分析に使用したり、比較レポートとして使用できます。たとえば、特定のフォームを開くのに通常2秒かかるところで、突然10秒かかるようになった場合、ユーザー側にこれに相当するパフォーマンスの低下が生じていることを予測できます。ただし、これはストップウォッチを手にして計測すると、操作にちょうど10秒かかるという意味ではありません。同様に、特定の問合せに通常3秒のデータベース時間がかかるところで、急に30秒になった場合、同様のパフォーマンスの低下がユーザー側に生じます。

しかし、同時に、エンド・ユーザー監視はデバッグ・ツールではないということを念頭に入れておく必要があります。データを分析すればどの部分をさらに調査する必要があるかを特定することはできますが、ツール自体からは原因を特定できません。

9.2 エンド・ユーザー監視の構成

以降の項では、Oracle Forms Servicesおよびエンド・ユーザー監視の構成手順について説明します。

9.2.1 エンド・ユーザー監視の使用要件

エンド・ユーザー監視をOracle Forms Servicesで使用するには、次をインストールおよび構成する必要があります。

9.2.2 エンド・ユーザー監視を使用するWeb Cacheの構成

Web Cacheは(Formsランタイム・プロセスを含む)Oracle Application ServerとOracle Management Agentの間で仲介役を果たします。次の手順に従って、エンド・ユーザー監視を使用するための特定のWeb Cacheインスタンスを構成します。

エンド・ユーザー監視を使用するWeb Cacheを構成するには:
  1. Oracle Application Serverの「Web Cache Admin」ページを開きます(デフォルトのポートは9400)。

  2. Web Cache Admin」をクリックして、Web Cacheの管理者としてログインします。

  3. Logging and Diagnostics」で「End-User Performance Monitoring」をクリックします。

  4. 「Cache-Specific End-User Performance Monitoring」表からターゲットのWeb Cacheの横のラジオ・ボタンを選択して、「Enable」をクリックします。

  5. Site-Specific End-User Performance Monitoring」表から、Oracle Monitoring Agentが位置する中間層の横のラジオ・ボタンを選択して、「Enable」をクリックします。

  6. Logging and Diagnostics」で「Access Logs」をクリックします。

  7. access_logの形式スタイルを「End-User Performance Monitoring Format」に変更します。

  8. Apply Changes」をクリックして、Web Cacheを再起動します。

  9. WebブラウザでターゲットのOracle Application Serverにアクセスして、Webページのソースをブラウザで開きます。

    HTMLページの最後に<SCRIPT SRC="/oracle_smp_EndUserMonitoring/oracle_smp_EndUserMonitoring.js"></SCRIPT>が表示される場合、エンド・ユーザー管理は有効になっています。

以降の項では、Enterprise Manager Grid Controlの監視対象としてこのWeb Cacheインスタンスを選択し、Forms Servicesを構成してアプリケーションを監視させます。

9.2.3 Enterprise Manager Grid Controlで監視するWeb Cacheインスタンスの指定

構成のこの部分では、Enterprise Manager Grid Controlで監視するWeb Cacheインスタンスを指定します。このWeb Cacheインスタンスに対しては、エンド・ユーザー監視を有効にする必要があります。

Enterprise Manager Grid Controlで監視するWeb Cacheインスタンスを追加するには:
  1. https://em.computer.company.com/emを開きます。

  2. ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

  3. ターゲット」→「Webアプリケーション」→「追加」を選択します。

  4. http://computer.company.com/forms/frmservletなど、ホーム・ページURLの名前とForms URLを入力し、「次へ」をクリックします。

  5. 使用可能なターゲット」で「Forms」を選択して、インスタンス名を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. エージェントのポート(1831など)を選択して、「次へ」、「終了」の順でクリックします。ステータスの表示には数分かかることがあります。

  7. ステータスが表示されたら、「ページ・パフォーマンス」に進み、「WebアプリケーションのWebキャッシュの構成」をクリックします。

  8. WebアプリケーションのWebキャッシュの構成」で、「Webアプリケーション・コンポーネントの追加または削除」をクリックします。

  9. 使用可能なターゲット」から「Web Cache」を選択して、Web Cacheのターゲットを選択し、「次へ」、「適用」の順にクリックします。

  10. 収集」を選択して、間隔を1分に設定します。

  11. 適用」をクリックします。

9.2.4 デフォルトの最小ヒット数のしきい値の変更

デフォルトの最小ヒット数しきい値の設定を変更すると、指定した最小ヒット数に基づき、データの更新を大幅に高速化できます。ヒット数を低く設定すると、ヒット数に達するたびにデータは更新されるので、データは頻繁に更新されます。ヒット数を高く設定すると、指定した高いヒット数に達したときにデータは更新されます。

デフォルトの最小ヒット数のしきい値を変更するには:

9.2.5 不適切なレスポンス時間を排除する設定の変更

不適切なしきい値はデフォルトで60,000ミリ秒に設定されており、この値はOracle Formsアプリケーションでは短かすぎる場合があります。必要に応じて、このデフォルト値を1時間に変更します。

不適切なレスポンス時間の排除を変更するには:

9.3 エンド・ユーザー監視の有効化

エンド・ユーザー監視の構成後、formsweb.cfgに新しいセクションを作成し、エンド・ユーザー監視を有効にしてアプリケーションを監視できます。

9.3.1 formsweb.cfgの変更

特定のアプリケーションを監視するには、formsweb.cfgに新しいセクションを作成します。formsweb.cfgに特定のセクションを作成する方法の詳細は、第4.3.2項「構成セクションの管理」を参照してください。

  1. ORACLE_HOME/forms/server/formsweb.cfgを開きます。

  2. EndUserMonitoringEnabled=trueを設定します。

  3. EndUserMonitoringURL=http://computername:7777/oracle_smp_EndUserMonitoring/oracle_smp_EndUserMonitoring_sdk.gifを設定します。


    注意

    コンピュータ名は、Web Cacheが実行されている中間層インストールです。 


9.4 その他の情報

エンド・ユーザー監視に関する追加情報およびメトリックの解析方法の詳細は、次を参照してください。


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