この章では、ソフトウェアのインストール後に実行する必要があるタスクについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
注意: このマニュアルでは、Oracleホーム・ディレクトリ(ORACLE_HOME )にOracle HTTP Serverがインストールされていると想定します。
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Oracle HTML DBをインストールした後、次のステップを実行します。
Oracleデータベース・ホームからutlrp.sql
スクリプトを実行し、パッケージに初めてアクセスするときでなく、ここですべての無効なPL/SQLパッケージを再コンパイルします。 これはオプションのステップですが、実行することをお薦めします。
SQL> @?/rdbms/admin/utlrp.sql
リスナーやその他のプロセスなど、インストールの開始前に停止したプロセスを再起動します。 また、Oracle HTTP Serverも再起動します。
新規インストールを実行するか、以前のリリースからアップブレードするかにかかわらず、Oracle HTTP ServerのOracleホームを含むファイル・システムに、解凍したhtmldb_2.0.zip
ファイルの最上位のimagesディレクトリをコピーする必要があります。
Oracle HTML DBの以前のリリースからアップグレードする場合は、リリース番号が反映されるように、Oracle HTML DBの既存のimages
ディレクトリの名前を変更する必要があります(たとえば、images_1_5
)。imagesディレクトリの名前を変更することで、後で元に戻すこともできます。
ファイル・システム上でimages
ディレクトリを特定するには、次のファイルでテキスト別名/i/
を確認します。
Oracle9i HTTP Serverリリース2の場合: httpd.conf
ファイルを確認します。
Oracle HTTP Server 10g の場合: marvel.conf
ファイルを確認します。
Oracle Application Server 10g の場合: marvel.conf
ファイルを確認します。
Windowsシステムの場合、Windowsエクスプローラを使用するか、またはコマンド・プロンプトから次のようなコマンドを実行して、htmldb\images
ディレクトリをコピーできます。
xcopy /E /I htmldb\images ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\images
UNIXベースまたはLinuxベースのシステムの場合、次のようなコマンドを実行して、htmldb/images
ディレクトリをコピーできます。
cp -rf htmldb/images ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache
リリース1.5.0.00.33、1.5.1.00.12、1.6.0.00.87または1.6.1.00.03のOracle HTML DBからアップグレードする際、最初のインストール時に指定したパスワードがhtmldbins.sql
スクリプトの実行中に指定したパスワードと異なる場合は、データベース・アクセス記述子(DAD)を含むファイルを変更する必要があります。 また、SQLワークショップをサポートするために、2つの新しいMIMEタイプを追加する必要があります。このセクションでは、使用環境のOracle HTTP Serverのタイプ別に、変更する必要があるパラメータについて説明します。
このセクションの内容は次のとおりです。
Oracle HTML DBをアップグレードするか、またはOracle HTTP Serverリリース9.0.3以上を実行している場合は、wdbsvr.app
ファイルのpassword
パラメータを変更する必要があります。また、httpd.conf
ファイルを変更して、SQLワークショップをサポートするための2つの新しいMIMEタイプを追加する必要があります。
最初のインストール時に指定したパスワードとhtmldbins.sql
スクリプトの実行中に指定したパスワードが異なる場合は、このセクションで説明するタスクを実行します。
wdbsvr.app
ファイルのpasswordパラメータを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、wdbsvr.app
ファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/cfg/wdbsvr.app
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\cfg\wdbsvr.app
次の項目を検索して、Oracle HTML DBのDAD設定を確認します。
DAD_htmldb
password
パラメータの横にある値を編集して、htmldbins.sql
スクリプトの実行中に指定したパスワードと一致させます。
変更を保存します。
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl stop ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl start
Oracle HTTP Serverが1024未満の番号のポートでリスニングしている場合は、これらのコマンドを権限が付与されたユーザー(root
など)として実行する必要があることに注意してください。
Windowsベースのシステムでは、次のステップを実行します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの停止」を選択して、Oracle HTTP Serverを停止します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの起動」を選択して、Oracle HTTP Serverを再起動します。
参照: 『Oracle HTTP Server管理者ガイド』 |
また、SQLワークショップをサポートするために2つの新しいMIMEタイプを追加するには、httpd.conf
ファイルを変更する必要があります。
httpd.conf
ファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、httpd.conf
ファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/xml xbl
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/x-component htc
変更を保存して、httpd.conf
ファイルを閉じます。
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl stop ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl start
Oracle HTTP Serverが1024未満の番号のポートでリスニングしている場合は、これらのコマンドを権限が付与されたユーザー(root
など)として実行する必要があることに注意してください。
Windowsベースのシステムでは、次のステップを実行します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの停止」を選択して、Oracle HTTP Serverを停止します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの起動」を選択して、Oracle HTTP Serverを再起動します。
参照: 『Oracle HTTP Server管理者ガイド』 |
Oracle HTML DBをアップグレードするか、あるいはOracle HTTP Server 10g リリース1またはOracle Application Server 10g を実行している場合は、marvel.conf
ファイルのPlsqlDatabasePassword
パラメータを変更し、2つの新しいMIMEタイプを追加する必要があります。
marvel.conf
ファイルのPlsqlDatabasePasswordパラメータを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、marvel.conf
ファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/marvel.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\marvel.conf
次の項目を検索して、Oracle HTML DBのDAD設定を確認します。
/pls/htmldb
PlsqlDatabasePassword
パラメータの値を変更して、htmldbins.sql
スクリプトの実行中に指定したパスワードに一致させます。
次に、SQLワークショップをサポートするために、2つの新しいMIMEタイプを追加します。
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/xml xbl
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/x-component htc
変更を保存します。
Oracle Application Server 10g の場合は、次のコマンドを実行します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/dcm/bin/dcmctl updateConfig -ct ohs
Windowsベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\dcm\bin\dcmctl updateConfig -ct ohs
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Windowsベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Oracle HTML DBは、mod_plsql
が実装されたOracle HTTP Serverにアクセスできる必要があります。 このセクションでは、mod_plsql
が実装された異なるバージョンのOracle HTTP Serverを構成する方法について説明します。
このセクションの内容は次のとおりです。
wdbsvr.app
ファイルには、データベース・アクセス記述子(DAD)に関する情報が含まれます。DADは、Oracle HTTP Serverコンポーネントmodplsql
がHTTPのリクエストに応じるためにデータベース・サーバーに接続する方法を指定する一連の値です。Oracle HTML DBインスタンスへの接続方法を指定するには、DADを作成します。
DADを作成するには、wdbsvr.app
ファイルを変更し、Oracle HTML DB用のエントリを1つ追加します。
wdbsvr.app
ファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、wdbsvr.app
ファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/cfg/wdbsvr.app
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\cfg\wdbsvr.app
次の構文を使用して、Oracle HTML DB用のエントリを1つ追加します。イタリック体の設定項目のみを変更します。
[DAD_htmldb] connect_string = localhost:1521:orcl password = htmldb username = htmldb_public_user default_page = htmldb document_table = wwv_flow_file_objects$ document_path = docs document_proc = wwv_flow_file_mgr.process_download reuse = Yes enablesso = No stateful = STATELESS_RESET nls_lang = American_America.AL32UTF8
各要素の意味は次のとおりです。
connect_string
は、ホストID、ポート番号およびOracle HTML DBがインストールされたOracle9i データベースを示します。ホスト:ポート:SID
の書式を使用します。
使用するOracle9i バージョンのOracle HTTP Serverが、Oracle HTML DBとの併用に指定したデータベースと同じOracleホームにインストールされている場合、このパラメータを空白のままにします。
password
は、最初の引数としてhtmldbins.sql
スクリプトに渡したHTML DBパスワードです。
nls_lang
は、言語の設定を示します。この設定は、データベースのNLS設定に一致する必要があります。次に例を示します。
American_America.AL32UTF8
NLS設定の地域部分または言語部分のいずれかに空白が含まれている場合、次のように二重引用符で値を囲む必要があります。
nls_lang = "ENGLISH_UNITED KINGDOM.AL32UTF8"
データベースのNLS設定の情報を確認するには、次のようにNLS_DATABASE_PARAMETERS
ビューを問い合せます。
SELECT parameter,value FROM nls_database_parameters WHERE PARAMETER IN ('NLS_CHARACTERSET','NLS_LANGUAGE','NLS_TERRITORY');
ユーザー名などの他の設定は、前述の例のままにします。
変更を保存して、wdbsvr.app
ファイルを閉じます。
imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指す別名が含まれ、SQLワークショップをサポートするために2つの新しいMIMEタイプが追加されるように、httpd.conf
ファイルを変更する必要があります。
httpd.conf
ファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、httpd.conf
ファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指す別名エントリを追加します。次の例では、htmldbins.sql
スクリプトの実行時に、imagesディレクトリの別名を/i/
に指定したと想定しています。
Windowsベースのシステムでの例を次に示します。
Alias /i/ "C:\oracle\ora92\Apache\Apache\images/"
パスの末尾にスラッシュ(/)を含める必要があることに注意してください。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでの例を次に示します。
Alias /i/ "/home/oracle/OraHome1/Apache/Apache/images/"
次に、SQLワークショップをサポートするために、2つの新しいMIMEタイプを追加する必要があります。
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/xml xbl
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/x-component htc
変更を保存して、httpd.conf
ファイルを閉じます。
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl stop ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/apachectl start
Oracle HTTP Serverが1024未満の番号のポートでリスニングしている場合は、これらのコマンドを権限が付与されたユーザー(root
など)として実行する必要があることに注意してください。
Windowsベースのシステムでは、次のステップを実行します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの停止」を選択して、Oracle HTTP Serverを停止します。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「Oracle - OraHome」→「Oracle」→「Oracle HTTP Server」→「Oracle HTTP Serverの起動」を選択して、Oracle HTTP Serverを再起動します。
参照: 『Oracle HTTP Server管理者ガイド』 |
imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指す別名が含まれ、SQLワークショップをサポートするために2つの新しいMIMEタイプが追加されるように、marvel.confファイルを変更する必要があります。
marvel.confファイルを変更するには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、marvel.confファイルを開きます。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/marvel.conf
Windowsベースのシステムでは、ファイルが次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\marvel.conf
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/xml xbl
次の行を追加します(存在しない場合)。
AddType text/x-component htc
imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指す別名エントリを追加します。
htmldbins.sql
の5番目の引数に指定した別名を使用する必要があることに注意してください。次の例では、imagesディレクトリの別名を/i/
に指定したと想定しています。
Windowsベースのシステムでの例を次に示します。
Alias /i/ "C:\oracle\ora101\Apache\Apache\images/"
パスの末尾にスラッシュ(/)を含める必要があることに注意してください。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでの例を次に示します。
Alias /i/ "/home/oracle/OraHome1/Apache/Apache/images/"
次の構文を使用して、Oracle HTML DB用のDADエントリを1つ追加します。PlsqlDatabasePassword
、PlsqlDatabaseConnectString
およびPlsqlNLSLanguage
の値を、使用環境に合わせた値に置き換えます。
<Location /pls/htmldb> SetHandler pls_handler Order deny,allow Allow from all AllowOverride None PlsqlDatabaseUsername HTMLDB_PUBLIC_USER PlsqlDatabasePassword htmldb PlsqlDatabaseConnectString localhost:1521:htmldbdv ServiceNameFormat PlsqlDefaultPage htmldb PlsqlDocumentTablename wwv_flow_file_objects$ PlsqlDocumentPath docs PlsqlDocumentProcedure wwv_flow_file_mgr.process_download PlsqlAuthenticationMode Basic PlsqlNLSLanguage AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8 </Location>
NLS設定の地域部分または言語部分のいずれかに空白が含まれている場合、次のように二重引用符で値を囲む必要があります。
PlsqlNLSLanguage "ENGLISH_UNITED KINGDOM.AL32UTF8"
変更を保存して、marvel.confファイルを閉じます。
次のコマンドを実行します(Oracle Application Serverの場合のみ)。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/dcm/bin/dcmctl updateConfig -ct ohs
Windowsベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\dcm\bin\dcmctl updateConfig -ct ohs
Oracle HTTP Serverを停止して再起動します。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Windowsベースのシステムでは、次のコマンドを実行します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\opmn\bin\opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server
Oracle HTML DBのインタフェースは、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、簡体字中国語および繁体字中国語に変換できます。Oracle HTML DBの単一インスタンスは、これらの言語変換されたバージョンを1つ以上実装してインストールできます。実行時に、各ユーザーのWebブラウザの言語設定によって、特定の言語バージョンが使用されます。
言語変換されたバージョンのOracle HTML DBは、その特定言語をサポートできるキャラクタ・セットが実装されたデータベースにロードする必要があります。言語変換されたバージョンのOracle HTML DBを、その言語の文字コードをサポートしないデータベースにインストールすると、インストールが正常に実行されなかったり、言語変換されたOracle HTML DBインスタンスが実行時に破損しているように見える場合があります。データベース・キャラクタ・セットAL32UTF8
は、言語変換されたすべてのバージョンのOracle HTML DBをサポートします。
言語変換されたバージョンのOracle HTML DBを手動でインストールするには、SQL*Plusを使用します。インストール・ファイルはUTF8
にエンコードされます。
注意: 言語変換されたバージョンのOracle HTML DBをインストールするには、ターゲット・データベースのキャラクタ・セットにかかわらず、SQL*Plusを起動する前に環境変数NLS_LANG のキャラクタ・セット値をAL32UTF8 に設定する必要があります。
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言語変換されたバージョンのOracle HTML DBのロードに有効なNLS_LANG
設定の例を次に示します。
American_America.AL32UTF8 Japanese_Japan.AL32UTF8
言語変換されたバージョンのOracle HTML DBをインストールするには、次のステップを実行します。
環境変数NLS_LANG
をキャラクタ・セットAL32UTF8
に設定します。次に例を示します。
BourneシェルまたはKornシェルの場合:
NLS_LANG=American_America.AL32UTF8 export NLS_LANG
Cシェルの場合:
setenv NLS_LANG American_America.AL32UTF8
Windowsベースのシステムの場合:
set NLS_LANG=American_America.AL32UTF8
SQL*Plusを起動して、SYS
としてターゲット・データベースに接続します。
次の文を実行します。
ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_020000;
該当する言語固有のスクリプトを実行します。次に例を示します。
@load_de.sql
インストール・スクリプトは、配布を解凍した/htmldb/builder
のサブディレクトリに格納されます。これらのサブディレクトリは、言語コードで識別されます。たとえば、ドイツ語バージョンは/htmldb/builder/de
、日本語バージョンは/htmldb/builder/ja
に格納されます。これらの各ディレクトリには、言語コード(たとえば、load_de.sql
やload_ja.sql
)で識別される、言語固有のロード・スクリプトが格納されます。
JOB_QUEUE_PROCESSES
には、同時に実行するジョブの最大数を指定します。 Oracle HTML DBリリース2.0では、トランザクションのサポートおよびSQLスクリプトでジョブが必要です。 JOB_QUEUE_PROCESSES
が有効でなく、正常に動作していない場合、スクリプトを正常に実行することはできません。
このセクションの内容は次のとおりです。
JOB_QUEUE_PROCESSES
の数を表示するには、3つの方法があります。
インストール・ログ・ファイル
Oracle HTML DBの「バージョン情報 HTML DB」ページ
SQL*Plusから
Oracle HTML DBリリース2.0をインストールした後、またはOracle HTML DBをリリース2.0にアップグレードした後、JOB_QUEUE_PROCESSESの数をインストール・ログ・ファイルに表示できます。
「バージョン情報 HTML DB」ページでも、JOB_QUEUE_PROCESSES
の数を表示できます。
「バージョン情報 HTML DB」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。
Oracle HTML DBにログインします。 「Oracle HTML DBへのログイン」を参照してください。
「管理」アイコンをクリックします。
「タスク」リストから、「バージョン情報 HTML DB」を選択します。
ページの下部に、JOB_QUEUE_PROCESSES
の現行の数が表示されます。
SQL*PlusでSQL文を実行すると、JOB_QUEUE_PROCESSES
の数を変更できます。
JOB_QUEUE_PROCESSES
の数を更新するには、次のステップを実行します。
SQL*Plusを使用して、SYSDBA
としてデータベースにログインします。
SQL*Plusで次のSQL文を実行します。
ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES = <number>
たとえば、ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES = 20
文を実行すると、JOB_QUEUE_PROCESSES
が20に設定されます。
PlsqlDatabasePassword
パラメータは、データベースへのログイン用のパスワードを指定します。 dadTool.pl
ユーティリティを使用すると、dads.conf
ファイル内のパスワードを解読不可にできます。
dadTool.pl
ユーティリティは、次のディレクトリに格納されています。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf
Windowsベースのシステムの場合:
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf
新規インストールの場合、PlsqlDatabasePassword
パラメータはdads.conf
に含まれます。 新規インストール時にパスワードを解読不可にするには、dadTool.README
ファイルに記載されたステップに従ってdadTool.pl
ユーティリティを実行します。
以前のリリースからアップグレードした場合、DAD情報はmarvel.conf
ファイルに格納されます。 dadTool.pl
ユーティリティを実行する前に、DAD
エントリを、marvel.conf
ファイルからdads.conf
ファイルにコピーする必要があります。
アップグレード時にパスワードを解読不可にするには、次のステップを実行します。
テキスト・エディタを使用して、/pls/htmldb
のエントリを、marvel.conf
ファイルからdads.conf
ファイルにコピーします。
UNIXベースおよびLinuxベースのシステムでは、これらのファイルは次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/dads.conf
Windowsベースのシステムでは、これらのファイルは次の場所に格納されています。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\dads.conf
dadTool.README
ファイルに記載されたステップに従って、dadTool.pl
を実行します。
/pls/htmldb
のエントリを、dads.conf
ファイルからmarvel.conf
にコピーします。
/pls/htmldb
のエントリを、dads.conf
ファイルから削除します。
Webブラウザで、Oracle HTML DBのホームページを開きます。 Oracle HTML DBアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJavaScriptと、HTML 4.0およびCSS 1.0標準がサポートされている必要があります。この要件を満たすブラウザは、次のとおりです。
Microsoft Internet Explorer 6.0以上(Windowsのみ)
Netscape Communicator 7.0以上
Mozilla 1.2以上
Firefox 1.0以上
Oracle HTML DBにログインするには、Webブラウザで次のURLを開きます。
http://hostname:port/pls/database_access_descriptor/
各要素の意味は次のとおりです。
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされるシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられたポート番号です。
デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。httpd.conf
ファイル(ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf
)でポートを検索すると、ご使用のOracle HTTP Serverのインストールに割り当てられたポート番号に関する情報を確認できます。
portlist.ini
ファイル(ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install
)でもポート番号を確認できます。 ただし、ポート番号を変更してもportlist.iniファイルの値は更新されないため、このファイルで確認できるのはインストール直後のみです。
database_access_descriptor
は、HTTPリクエストを満たすために、どのようにOracle HTTP Serverがデータベース・サーバーに接続されているかを示します。デフォルト値は、htmldb
です。
参照: database_access_descriptorの詳細は、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\modplsql\conf\dads.readme を参照してください。
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Oracle HTML DBの「ログイン」ページが表示されます。
Oracle HTML DB開発環境では、ユーザーは作業領域という作業用の共有領域にログインします。ユーザーは、次の3つの主なロールに分類されます。
開発者は、アプリケーションを作成および編集します。
作業領域管理者は、ユーザー・アカウントの管理、作業領域アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示などの、作業領域固有の管理タスクを実行します。
Oracle HTML DB管理者は、Oracle HTML DB管理サービス・アプリケーションを使用して、ホスティングされたインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。
開発者の場合は、管理者によって作業領域へのアクセス権を付与される必要があります。Oracle HTML DB管理者の場合は、次のステップを実行する必要があります。
Oracle HTML DB管理サービスにログインします。Oracle HTML DB管理サービスは、Oracle HTML DBインスタンス全体を管理するための個別のアプリケーションです。
割当てモードを指定します。Oracle HTML DB管理サービスで、作業領域の作成(または割当て)プロセスが開発環境にどのように影響するかを判別する必要があります。
作業領域を作成します。作業領域は、Oracle HTML DB開発環境内の共有の作業領域で、一意のIDと名前が割り当てられています。Oracle HTML DB管理者は、作業領域を手動で作成したり、ユーザーにリクエストを発行してもらうことができます。
作業領域にログインします。Oracle HTML DB管理サービスで作業領域を作成した後に、Oracle HTML DBの「ログイン」ページに戻り、その作業領域にログインします。
参照: 『Oracle HTML DBユーザーズ・ガイド』の「クイック・スタート」および「Oracle HTML DBのホスティングされたサービスの管理」 |