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Oracle Identity Manager PeopleSoft Employee Reconciliation Connectorガイド
リリース9.0.2
B31935-01
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1 コネクタについて

Oracle Identity Managerでは、アクセス権の管理、セキュリティおよびITリソースのプロビジョニングが自動化されています。Oracle Identity Managerコネクタは、Oracle Identity Managerとサード・パーティ製アプリケーションの統合に使用されます。PeopleSoft Employee Reconciliationのコネクタは、Oracle Identity ManagerとPeopleSoft Employee Reconciliationとの統合に使用されます。


注意:

Oracle Identity Managerコネクタは、オラクル社がThor Technologies社を企業買収する前はリソース・アダプタと呼ばれていました。

この章では、次の項目について説明します。

サポートされている機能

次の表に、このコネクタで使用可能な機能を示します。

機能 タイプ 説明
Trusted Employee Reconciliation リコンシリエーション PeopleSoft Employee ReconciliationからOracle Identity Managerに従業員データをリコンサイルします。対応するユーザーがOracle Identity Managerに作成されます。ユーザーがOracle Identity Managerにすでに存在する場合、このユーザーは更新されます。
Nontrusted Employee Reconciliation リコンシリエーション PeopleSoft Employee ReconciliationからOracle Identity Managerに従業員データをリコンサイルします。ユーザーはOracle Identity Managerに作成されません。


関連項目:

Oracle Identity ManagerとPeopleSoft Employee Reconciliationの間の属性マッピングの詳細は、付録Aを参照してください。

多言語サポート

このリリースのコネクタでは、英語のみでなく、次の言語もサポートしています。

従業員データ・リコンシリエーション

コネクタでは、従業員データ・リコンシリエーションを2つの方法でサポートしています。

コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ

このコネクタを構成するファイルとディレクトリは、インストール・メディアにある次のZIPファイルに圧縮されています。

Enterprise Applications\PeopleSoft Enterprise Applications\PeopleSoft Employee Reconciliation Rev 3.2.0.zip

次の表に、コネクタを構成するファイルおよびディレクトリを示します。

インストール・メディア・ディレクトリのファイル 説明
XML\adpPSFT_RECON_DM.xml
このXMLファイルには、コネクタの次のコンポーネントの定義が含まれます。
  • リソース・オブジェクト

  • プロセス定義

  • プロセス・タスク

  • カスタム・プロセス・フォーム

XML\adpPSFT_XellerateUser_RECON_DM.xml
このXMLファイルには、Xellerateユーザーの構成が含まれます。このファイルをインポートする必要があるのは、信頼できるソースのリコンシリエーション・モードでコネクタを使用する場合のみです。
lib\xlPSFTHRRecon.jar
このJARファイルには、バルク・リコンシリエーションの実装に使用されるクラス・ファイルが含まれます。
lib\peopleSoftApp.war

このWARファイルには、PeopleSoftリスナーWebアプリケーションに必要なクラスおよび構成ファイルが含まれます。このファイルは、変更ベースのリコンシリエーションを実装するために使用されます。
PeopleTools 8.22の場合:
PeopleCode\PT822\HRMSCBRecon.txt

PeopleTools 8.4xの場合:

PeopleCode\HRMSCBRecon.txt

このファイルには、「メッセージの公開」の手順(「メッセージの作成および公開」を参照)を実行するときにSavePostChangeイベントのPeopleCodeに追加する必要のあるコードが含まれます。
PeopleTools 8.22の場合:
PeopleCode\PT822\HRMSBulkRecon.txt

PeopleTools 8.4xの場合:

PeopleCode\HRMSBulkRecon.txt
このファイルには、Application Engineプログラムのコードが含まれます。これは、バルク・リコンシリエーション用のフラット・ファイルを生成するために使用されます。
properties\configureReconciliation.properties
このファイルは、リコンシリエーションに使用される日付書式を指定するために使用されます。
ThirdParty\csv.jar

csv.jarファイルは、カンマ区切りファイルを読み取るために使用されるサード・パーティのライブラリです。
PeopleTools 8.22の場合、MsgPublisherディレクトリ内の次のファイル:
xliMsgPublisher.jar
publish.bat
JARファイルには、PeopleSoft Webサーバー上でPeopleTools 8.22ファイル・ハンドラによって生成されたXMLメッセージをPeopleSoftコネクタ・リスナー・サーブレットに転送するクラス・ファイルが含まれます。

publish.batファイルは、定期的にメッセージ転送をトリガーするWindowsバッチ・ファイルです。詳細は、「PeopleSoft Enterprise Portalの構成」を参照してください。

test\psft-xel-test.vbs
このVBScriptファイルを使用すると、PeopleSoft Employee Reconciliationで作成されるXMLメッセージと同様のXMLメッセージを作成することによって、PeopleSoftリスナーWebサービスをテストできます。
test\psft_xellerate_msg.xml
このXMLファイルは、psft-xel-test.vbsファイルによって、PeopleSoft Employee Reconciliationから受け取ったXMLメッセージのスキーマを定義するために使用されます。
test\pingRequest.xml
test\pingResponse.xml
test\publishRequest.xml
test\publishResponse.xml

これらのXMLファイルは、XML over HTTPを使用してPeopleSoftリスナーWebサービスと通信するためにpsft-xel-test.vbsファイルで必要になります。
PeopleTools 8.22の場合、resources\PT822ディレクトリ内のファイル

PeopleTools 8.4xの場合、resourcesディレクトリ内のファイル

これらの各ファイルには、コネクタで使用されるロケール固有の情報が含まれます。

注意: PeopleTools 8.22の場合、resources\PT822ディレクトリには英語ロケール用のリソース・バンドルしか含まれていません。この問題については、第4章の既知の問題リストで説明しています。

docs\B32166_01.pdf
このガイド。コネクタのデプロイ手順について説明しています。


注意:

testディレクトリ内のファイルは、コネクタ上でテストを実行する場合にのみ使用します。

「手順2: コネクタ・ファイルおよび外部コードのコピー」で、これらのファイルを必要なディレクトリにコピーする方法を説明します。

コネクタのリリース番号の確認

コネクタのリリース番号を確認するには、次のようにします。

  1. xlPSFTHRRecon.jarファイルの内容を抽出します。このファイルは、インストール・メディア・ディレクトリのlibディレクトリ内にあります。

  2. テキスト・エディタで、xlPSFTHRRecon.jarファイル内にバンドルされているファイルの1つであるmanifest.mfファイルを開きます。

    manifest.mfファイルで、コネクタのリリース番号がVersionプロパティの値として表示されます。