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Oracle Identity Manager PeopleSoft User Management Connectorガイド
リリース9.0.2
B31936-01
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3 テストおよびトラブルシューティング

コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。この章では、コネクタのテストに関する次の項目について説明します。

プロビジョニングのテスト・ケースの実行

トラブルシューティング・ユーティリティを使用して、ターゲット・システムとの接続およびターゲット・システムでの基本操作の実行に関する問題の原因を特定できます。

コマンド・ウィンドウで、PSFTBaseProvisioning.jarファイルが含まれているOIM_home\xellerate\JavaTasksディレクトリに移動します。次に、次のテストを実行します。

リコンシリエーションのテスト・ケースの実行

リコンシリエーションのテスト・ケースを実行するには、PeopleSoftリスナーWebアプリケーションが従業員をOracle Identity Managerにリコンサイルできることを確認します。次の各項で、このテストを実行する手順を示します。

PeopleSoftリスナーWebアプリケーションをテストするための前提条件

PeopleSoftリスナーWebアプリケーションをテストするための前提条件は、次のとおりです。

  • Microsoft Windowsのスクリプト・エンジンがインストールされていることを確認します。これは、VBScriptファイルを実行するために必要です。

  • PeopleSoft XMLメッセージ・スキーマがUSR_MGMT_MSG.xmlファイルに記述されていることを確認します。このファイルは、OIM_home\xellerate\testディレクトリにあります。

PeopleSoftリスナーWebアプリケーションのテスト

PeopleSoftリスナーWebアプリケーションをテストするには、次のようにします。

  1. OIM_home\xellerate\test\psft-xel-test.vbsファイル内で、次のようにします。

    • ps_server_url変数の値を、PeopleSoftリスナーWebアプリケーションのURLを指し示すように変更します。

    • ExecuteATM関数に、必要なPeopleSoft属性および従業員データの値を指定します。

  2. psft-xel-test.vbsを実行します。スクリプトがエラーなしで実行されることを確認します。

スクリプトが実行されると、リコンシリエーション・イベントが作成されます。リコンシリエーション・イベントがOracle Identity Manager内に作成されること、およびVBScriptファイル内に指定したデータがそのイベントに含まれていることを確認します。

トラブルシューティング

次の表に、PeopleSoft User Managementコネクタに関して発生する一般的な問題の一部を示します。

問題の説明 解決方法
Oracle Identity ManagerでPeopleSoft User Managementサーバーとの接続を確立できない。
  • PeopleSoft User Managementサーバーが稼働していることを確認します。
  • Oracle Identity Managerが稼働していることを確認します。

  • すべてのアダプタがコンパイルされていることを確認します。

  • 「ITリソース」フォームを使用して、Oracle Identity Managerレコードを調べます。IPアドレス、管理者IDおよび管理者パスワードが正しいことを確認します。

Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールで、操作に失敗したという内容のメッセージが表示される。
  • 属性値に区切り文字(空白やカンマなど)が含まれていないことを確認します。
  • 属性値が許可される長さを超えていないことを確認します。

事前移入アダプタが正常に実行されていても、「ユーザーの作成」アダプタがトリガーされる。 必要に応じて、プロセス・フォームでユーザーID属性に関連付けられたプロパティを設定します。