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Oracle Identity Manager 管理およびユーザー・コンソール・ガイド
リリース9.0

B31960-01
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3 Oracle Identity Managerの使用

ここでは、Oracle Identity Managerの管理およびユーザー・コンソールの主な機能の使用方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

Oracle Identity Managerの検索機能

Oracle Identity Managerの各ページでは、多くのフィールドに検索機能があります。検索機能は、レコードの位置を確認する必要がある場合、たとえば特定のユーザー・アカウントを探したり、特定のエンティティをレコードに割り当てたり、あるいはリクエストにユーザーを追加する場合に使用します。一部のフィールドには、事前に定義された選択メニューがあります。その他のフィールドには、問合せ機能とも呼ばれる完全な検索機能があります。

ここでは次のトピックについて説明します。

検索(問合せ)の作成

特定のレコードを検索するには、1つ以上のフィールドに情報を入力し、「検索」をクリックします。検索するレコードに関して、可能なかぎり多くの情報を入力します。

たとえば、ユーザーの名しか覚えていない場合はそれを入力し、他のフィールドは空のままにしておきます。Oracle Identity Managerは、入力されたものと同じ名を持つすべてのユーザー・レコードを表示します。

すべてのフィールドを空のままで検索した場合、Oracle Identity Managerはそのタイプのすべての記録を表示します。再検索を行うには、「消去」をクリックします。一部の画面には「取消」ボタンがあり、クリックすると検索を中止できます。


注意

Oracle Identity Managerでの検索では、大/小文字は区別されません。たとえば、Rajaという名前のユーザーを検索する場合、入力は「RAJA」でも「raja」でもかまいません。 


ワイルドカードの使用

検索で取得するレコードを制限するには、フィールドにデータを入力する以外に、特定の検索フィールドでは値の他にワイルドカード文字を入力できます。ワイルドカードを使用すると、Oracle Identity Managerで検索をさらにフィルタリングできます。

ワイルドカード文字のアスタリスク(*)は、検索で、フィールド値の特定されていない部分を表します。アスタリスクは、フィールドに入力する値の先頭、途中、末尾のいずれにも使用できます。たとえば、「ユーザーID」フィールドに「b*」と入力して検索を実行すると、Oracle Identity Managerは、ユーザーIDが文字Bで始まるすべてのユーザー、たとえばbsmith、bobj、barbarakなどを表示します。「j*n」のようにアスタリスクが検索する値の途中にある場合、jで始まりnで終わるすべてのレコード、たとえばjohn、joan、johannなどを表示します。アスタリスクを検索する値の先頭に、たとえば「*A」のように置いた場合、Aで終わるすべてのレコード、たとえばlaura、mariaなどが取得されます。

検索の動作

検索の作成および実行方法は、実行する検索のタイプによって異なります。取得される結果は、検索を実行するコンテキストに基づきます。

リクエストを作成またはトラッキングする際にユーザー・レコード検索で検索する場合、Oracle Identity Managerは、検索を行うマネージャまたは管理者が管理するユーザーのみを表示します。入力した検索パラメータを組み合せて結果が取得されます。たとえば、「名」フィールドに「John」、「組織」フィールドに「NYoffice」と入力すると、検索者が管理する、NYオフィスに勤務し、名がJohnであるすべてのユーザーが表示されます。

リクエストをトラッキングする際に、たとえばリクエスト・レコードの検索を実行する場合、リクエストのどのデータ要素で検索するかを選択する必要があります。たとえば、リクエストIDまたは検索対象ユーザーのIDのいずれかを入力してリクエストを検索することはできますが、両方を入力して検索することはできません。

特別なユーザー・インタフェース

次の各項では、データ表示要件に適合するように管理およびユーザー・コンソールを設定する方法について説明します。

テキスト・エントリの省略

デフォルトでは、管理およびユーザー・コンソールには、長さにかかわらずテキスト・エントリ全体が表示されます。長いテキスト・エントリを3連ドットの省略記号(...)を使用して省略するよう、管理およびユーザー・コンソールを構成できます。

フィールドをカスタマイズしてエントリ名全体を表示するには、次の手順を実行します。

  1. XellerateFull.earファイルを見つけます。

  2. このファイル中で、xlWebApp.warファイルを見つけます。

  3. 次のディレクトリでxlWebAdmin.propertiesファイルを見つけます。

    XL_HOME/xellerate/webapp/precompiled/jsp-temp/WEB-INF/classes

  4. xlWebAdmin.propertiesファイルのglobal.property.tableColumnSizeプロパティの値を変更します。

    デフォルト値は-1で、テキスト・エントリ全体が表示されます。テキスト・エントリを省略記号で表示するには、global.property.tableColumnSizeプロパティの値を、表示する文字数を示す正の整数に変更します。たとえば、global.property.tableColumnSizeプロパティに10の値を指定すると、各テキスト・エントリの最初の10文字が表示され、それ以降の文字はすべて省略記号で示されます。

プロセス・フォームでの子表の表示

リソース・プロビジョニング・プロセスでは、管理およびユーザー・コンソールは、関連するすべてのプロセス・フォームで、10個以内の列が表示された子表をデフォルトで表示します。

10個の列を持つ子表を一度に表示している管理およびユーザー・コンソールの各ページの例を次に示します。

10個を超える列を持つ子表を表示するには、次の手順を実行します。

  1. 次のディレクトリでxlWebAdmin.propertiesファイルを見つけます。

    XL_HOME/xellerate/webapp/precompiled/jsp-temp/WEB-INF/classes

  2. xlWebAdmin.propertiesファイルのglobal.property.NumberOfChildTableColumnsの値を変更します。

    デフォルトは10列です。これは任意の数に変更できます。


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