コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。
この章では、次に示す項目についても説明します。
次の表に、コピーするコネクタ・ファイルおよびそれらのコピー先のディレクトリを示します。
注意: この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次の場所にあるコネクタ・ファイルの場所に対応しています。Enterprise Applications\JDEdwards\JDE これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」を参照してください。 |
コピーするターゲット・システムのファイルと、コピー先のディレクトリを次の表に示します。
ターゲット・システム・サーバーのファイル | コピー先ディレクトリ |
---|---|
JD Edwards EnterpriseOneサーバーのJDE_installation_dir \E812\DDP\system\classes ディレクトリの次のJARファイル。
|
OIM_home\Xellerate\JavaTasks
|
次のテンプレート・ファイルを、JDE_installation_dir \E812\DDP\system\classes\ConnectorSamples.zip ファイルから抽出します。
次に、3つのすべてのファイルを指定したコピー先ディレクトリにコピーします。 |
OIM_home\Xellerate\JDE9.0.3\Properties
|
JD Edwards EnterpriseOneサーバーが、Oracle Databaseで稼働中の場合、tnsnames.ora ファイルを指定したコピー先ディレクトリにコピーします。 |
OIM_home\Xellerate\JDE9.0.3\Properties
|
注意: Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、この表にリストされているJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。 |
次のプロパティ・ファイルを変更して、使用するデプロイ要件に適応させる必要があります。
注意: 次の項の構成プロパティのリストは包括的なものではなく、コネクタが機能するために基本的なプロパティのみが含まれます。ファイルでは、オプションの別のプロパティを使用してコネクタ機能をさらにカスタマイズできます。その他の構成プロパティの明示的な説明および使用方法は、構成ファイルにあります。 |
要件に基づいて、jdbj.ini
ファイルを変更する必要があります。このファイルには、JD Edwards EnterpriseOneのデータベース・アクセスの一般的な機能を提供するJDBjに関する情報が含まれます。
注意: このファイルのすべてのプロパティ値は、大/小文字を区別します。 |
このファイルの[JDBj-BOOTSTRAP SESSION]
セクションで、次の表に示すパラメータ値を指定します。
プロパティ | サンプル値 | 説明 |
---|---|---|
user |
user=JDE |
ターゲット・システムに接続するためのユーザーID。
これはオプションのパラメータです。 |
password |
password=jDPass |
ユーザーのパスワード。
これはオプションのパラメータです。 |
environment |
environment=PY812 |
ユーザーがJD Edwards EnterpriseOneに接続する環境。
これは必須パラメータで、 JD Edwards EnterpriseOneでは、ユーザーがシステムにアクセスできる次の環境を提供します。
特定の環境のシステムにアクセスするには、ユーザーは該当する環境に対する権限を持つ必要があります。 |
role |
role=*ALL |
接続ユーザーのロール。
これはオプションのパラメータです。 |
このファイルの[JDBj-BOOTSTRAP DATA SOURCE]
セクションで、次の表に示すプロパティ値を指定します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
name |
データソースの名前。
これはブートストラップ接続に重要なプロパティではありません。ただし、エラー・メッセージおよびログが表示されます。 サンプル値: |
dataBaseType |
ターゲット・システムで使用するデータベースのタイプ。
この値はシステムで使用するデータベースにより異なります。値は次のいずれかです。
デフォルト値: |
server |
EnterpriseOneホストのサーバー名。
IBM AS/400およびSQL Serverに適用されます。 サンプル値: |
serverPort |
EnterpriseOneホストのサーバー・ポート番号。
Microsoft SQL Serverにのみ適用されます。 |
database |
データベース・インスタンス名。
Oracle DatabaseおよびIBM DB2 UDBにのみ適用されます。 デフォルト値: |
physicalDatabase |
物理データベース(IBM AS/400のライブラリ修飾子として使用されます)。
Microsoft SQL ServerおよびIBM AS/400に適用されます。 |
owner |
データソースの所有者。
Oracle Database、Microsoft SQL ServerおよびIBM DB2 UDBに適用されます。 サンプル値: |
lob |
LOBのサポートを示すブール値。
Oracle DatabaseおよびIBM AS/400に適用されます。 サンプル値: |
unicode |
Unicode変換のサポートを示すブール値。
Microsoft SQL Serverに適用されます。 サンプル値: |
注意: ファット・クライアントとして知られるJD Edwards EnterpriseOneのクライアントには、jdbj.ini ファイルの[JDBj-BOOTSTRAP DATA SOURCE] セクション内の設定に対応する設定があります。このファイル内の値とファット・クライアントで指定する値が一致する必要があります。ファット・クライアントでは、これら設定はjde.ini ファイルの[DB SYSTEM SETTINGS] セクションにあります。 |
このファイルの[JDBj-JDBC DRIVERS]
セクションで、JDBCドライバを指定してEnterpriseOneに接続します。これを実行するには、使用するデータベースのドライバを指定する行を非コメント化します。たとえば、Oracle Databaseを使用している場合、Oracle Databaseのドライバを指定する行を非コメント化します。
ORACLE=oracle.jdbc.driver.OracleDriver
このファイルの[JDBj-ORACLE]
セクションで、EnterpriseOneからコピーするtnsnames.ora
の場所を指定します。次の設定は、Oracle Databaseを使用する場合のみ必要です。
tns=OIM_home\Xellerate\JDE9.0.3\Properties\tnsnames.ora
jdeinterop.iniファイルは、Oracle Identity ManagerとJD Edwardsシステムとの間の相互運用を有効にするJD Edwardsコネクタで使用される構成ファイルです。jdeinterop.ini
ファイルを変更し、次の表に示すプロパティ値を指定します。
ファイルのセクション | プロパティ/サンプル値 | 説明 |
---|---|---|
[OCM] |
OCMEnabled=false |
コネクタでObject Configuration Mapping(OCM)を使用して、EnterpriseOneサーバーを検索するかどうか指定するブール値。 |
[JDENET] |
serviceNameConnect=6014 |
Oracle Identity ManagerからEnterpriseOneServerに接続するためのポート番号。 |
[SERVER] |
glossaryTextServer=ibm1:6014 |
glossary Textサーバーに接続するための名前およびポート番号。 |
codePage=1252 |
特定の言語のコード・ページ番号。 | |
[SECURITY] |
SecurityServer=ibm1 |
セキュリティ・サーバーの名前。
セキュリティ・サーバーはEnterpriseOneサーバーと同じです。 |
[INTEROP] |
enterpriseServer=ibm1 |
EnterpriseOneサーバーの名前。 |
port=6014 |
EnterpriseOneサーバーに接続するためのポート番号。 |
このファイルをカスタマイズして、異なるレベルのロギングを有効化できます。ロギングを有効化するには、次の表に示すプロパティ値を指定します。
プロパティ | 説明 | サンプル値 |
---|---|---|
FILE |
ログ・ファイルの場所。 | FILE=\\jderoot.log |
LEVEL |
ロギング・レベル。
次に示すいずれかの値を指定できます。
これらの値の優先度は降順です。 |
LEVEL=WARN |
FORMAT |
ロギング書式。
このプロパティは次の値に設定できます。
本番環境では、これは |
FORMAT=APPS |
MAXFILESIZE |
MB単位のログ・ファイルの最大サイズ。 | MAXFILESIZE=10MB |
MAXBACKUPINDEX |
保持できるログ・ファイルのバックアップの最大数。 | MAXBACKUPINDEX=20 |
COMPONENTS |
イベントがロギングされるログ・ファイル内のコンポーネント。
その他のコンポーネントも指定できます。すべてのコンポーネントのリストは、このファイルのテンプレートで指定されます。 |
COMPONENT=RUNTIME|JAS|JDBJ |
APPEND |
ログ・エントリをファイルの最後に追加することを指定するブール値。
値は |
APPEND=TRUE |
Oracle Identity Managerサーバーの構成には、次の手順があります。
必要な入力ロケールに変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。必要な入力ロケールを設定するには、次のようにします。
注意: 使用しているオペレーティング・システムによっては、この手順の実行方法が異なる場合があります。 |
「コントロール パネル」を開きます。
「地域のオプション」をダブルクリックします。
「地域のオプション」ダイアログ・ボックスの「入力ロケール」タブで、使用する入力ロケールを追加して切り替えます。
OIM_home
\xellerate\connectorResources
ディレクトリ内に新しいリソース・バンドル・ファイルを追加するたび、または既存のリソース・バンドル・ファイルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。
サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドルに関連する内容を消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、OIM_home
\xellerate\bin
ディレクトリに移動します。
次のコマンドのいずれかを入力します。
注意: このステップを実行する前にステップ1を実行する必要があります。コマンドを次のように実行すると、例外がスローされます。
OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name
|
Microsoft Windowsの場合
PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
UNIXの場合
PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
このコマンドで、ConnectorResourceBundle
は、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。
OIM_home\xellerate\config\xlConfig.xml
ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。
ALL
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。
DEBUG
このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。
INFO
このレベルでは、アプリケーションの進行状況を粗密に選択した情報メッセージのロギングが有効化されます。
WARN
このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。
ERROR
このレベルでは、アプリケーションを続行できる場合があるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
FATAL
このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
OFF
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。
ログ・レベルおよびログ・ファイル・パスを設定するファイルは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。
JBoss Application Serverの場合
ロギングを有効にするには、次のようにします。
JBoss_home
\server\default\conf\log4j.xml
ファイルで、次の行を検索します。
<category name="XELLERATE">
<priority value="log_level"/>
</category>
XMLコードの2行目で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。次に例を示します。
<category name="XELLERATE"> <priority value="INFO"/> </category>
ロギングを有効にすると、次のファイルにログ情報が書き込まれます。
JBoss_home\server\default\log\server.log
IBM WebSphereの場合:
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_home
\xellerate\config\log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level
この行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO
ロギングを有効にすると、次のファイルにログ情報が書き込まれます。
WebSphere_home\AppServer\logs\server_name\startServer.log
BEA WebLogicの場合
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_home
\xellerate\config\log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level
この行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO
ロギングを有効にすると、次のファイルにログ情報が書き込まれます。
WebLogic_home\user_projects\domains\domain_name\server_name\server_name.log
OC4Jの場合
ロギングを有効にするには、次のようにします。
oim_home
\xellerate\config\log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level
この行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO
ロギングを有効にすると、次のファイルにログ情報が書き込まれます。
OC4J_home\opmn\logs\default_group~home~default_group~1.log
コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。
左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイル検索用のダイアログ・ボックスが表示されます。
JDEResourceObject.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\Xellerate\JDE9.0.3\xml
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。JDE IT Resource
ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
JDE IT Resource
ITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の表を参照してください。
「次へ」をクリックします。JDE ITリソース
・タイプの新規インスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
その他のITリソースを定義しないことを指定するには、「スキップ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「選択内容の表示」をクリックします。XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。各ノードを右クリックして「削除」を選択し、それらのノードを削除します。
「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。
信頼できるソースのリコンシリエーション・モードでコネクタを使用する場合は、同じ手順を実行してJDEConnectorXLResourceObject.xml
ファイルをインポートします。このファイルはOIM_home\Xellerate\JDE9.0.3\xml
ディレクトリにあります。
JDE IT Resource
ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。
パラメータ | 説明 |
---|---|
User |
EnterpriseOneサーバーに接続するユーザーのユーザーID。 |
Password |
EnterpriseOneサーバーに接続するユーザーのパスワード。 |
Environment |
接続ユーザーの環境。
サンプル値: |
Role |
EnterpriseOneサーバーに接続するユーザーのロール。
サンプル値: |
ProxyUser |
EnterpriseOneサーバーのシステム・ユーザーのユーザーID。 |
ProxyUserPassword |
EnterpriseOneサーバーのシステム・ユーザーのパスワード。 |
TimeStamp |
最初のリコンシリエーションの実行のタイムスタンプでは、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。
サンプルのタイムスタンプ値は次のとおりです。
|
リコンシリエーションを構成するには、次の手順を実行します。
注意: この手順のこのステップは、信頼できるソース・リコンシリエーションを構成する場合にのみ実行します。信頼できるソース・リコンシリエーションに構成できるのは、1つのコネクタのみです。別の信頼できるソースを構成している状態でJDEConnectorXLResourceObject.xml ファイルをインポートした場合、2つのコネクタのリコンシリエーションはいずれも機能しなくなります。
リコンシリエーションの構成の概念の詳細は、『Oracle Identity Manager Connectorフレームワーク・ガイド』を参照してください。 |
信頼できるソース・リコンシリエーションを構成するには、まず次のようにして、信頼できるソース・リコンシリエーションのXMLファイルをインポートする必要があります。
左側のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイル検索用のダイアログ・ボックスが表示されます。
JDEConnectorXLResourceObject.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home\Xellerate\JDE9.0.3\xml
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「インポート」をクリックします。
表示されているメッセージ内で、「インポート」をクリックしてそのXMLファイルをインポートすることを確認し、「OK」をクリックします。
次に、次の項で説明する手順の実行中に、リコンシリエーションのスケジュール済タスク属性isTrustedSource
の値をTrue
に設定します。
「Xellerate Administration」
フォルダを開きます。
「Task Scheduler」を選択します。
「Find」をクリックします。事前定義されたスケジュール済タスクの詳細が2つのタブに表示されます。
1つ目のスケジュール済タスクの場合は、「Max Retries」フィールドに数値を入力します。この数はOracle Identity Managerがタスクを完了するために試行する回数です。この数を超えると、ERROR
ステータスがタスクに割り当てられます。
「Disabled」および「Stop Execution」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。
「Start」リージョンで、「Start Time」フィールドをダブルクリックします。表示される日付時間エディタで、タスクを実行する日付と時間を選択します。
「Interval」リージョンで、次のスケジュール・パラメータを設定します。
タスクを繰り返し実行するように設定するには、「Daily」、「Weekly」、「Recurring Intervals」、「Monthly」または「Yearly」のオプションを選択します。「Recurring Intervals」オプションを選択した場合は、タスクを繰り返して実行する間隔も指定する必要があります。
タスクを1回のみ実行するように設定するには、「Once」オプションを選択します。
スケジュール済タスクの属性の値を指定します。指定する値の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。
「Save」をクリックします。スケジュール済タスクが作成されます。現在はタスクが実行されていないため、「Status」フィールドにINACTIVE
ステータスが表示されます。タスクはステップ7で設定した日時に実行されます。
この項では、次のスケジュール済タスクに指定する値について説明します。
参照フィールド・リコンシリエーション・スケジュール済タスクの次の属性に値を指定する必要があります。
注意: 属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。 |
このタスク属性の値を指定したら、ステップ10に進んで、スケジュール済タスクを作成します。
ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済タスクの次の属性に値を指定する必要があります。
注意: 属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。 |
属性 | 説明 | サンプル値 |
---|---|---|
Organization |
新しいユーザーに割り当てられるデフォルトの組織。 | Xellerate Users |
Xellerate Type |
新しいユーザーに割り当てられるデフォルトのタイプ。 | End-User Administrator |
Role |
新しいユーザーに割り当てられるデフォルトのロール。 | Consultant |
ITResource |
JD Edwardsへの接続を設定するためのITリソースの名前。 | JDE IT Resource |
ResourceObject |
使用されるリソース・オブジェクトの名前。 | JDEL Resource Object |
isTrustedSource |
信頼できるソース・リコンシリエーションを実行するかどうかを指定します。
|
false |
Password |
デフォルトのダミー・パスワード。 | dummy |
XLDeleteUsersAllowed |
ユーザー・リコンシリエーション時にOracle Identity Managerでユーザーを削除するかどうかを指定します。 | false |
このタスク属性の値を指定したら、ステップ10に進んで、スケジュール済タスクを作成します。
JDEResourceObject.xml
ファイルのインポート時に、次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。
Enable and Disable User
JDE Delete User
Modify Password
PrePopulate JDE Form
JDE Remove Role
JDE Modify User
JDE Create User
JDE Add Role
これらのアダプタを使用してターゲット・システムにアカウントをプロビジョニングするには、これらをコンパイルする必要があります。
「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。
「アダプタ・マネージャ」フォームを開きます。
現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。複数のアダプタ(すべてではない)をコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。
注意: 正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOKになっていません。 |
「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。
Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home
\xellerate\Adapter
ディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。
アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。
「アダプタ・マネージャ」フォームでアダプタをハイライト表示します。
アダプタの行ヘッダーをダブルクリックするか、アダプタを右クリックします。
表示されるショートカット・メニューで「アダプタの起動」を選択します。アダプタの詳細が表示されます。
注意: この手順は、JD Edwardsの複数のインストールに対してコネクタを構成する場合にのみ実行します。この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するには、次のようにします。
各ターゲット・システムのインストールに、リソース・オブジェクトを1つ作成および構成します。「Resource Objects」フォームは、「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、JDE Resource Object
リソース・オブジェクトが作成されます。このリソース・オブジェクトは、残りのリソース・オブジェクトを作成するためのテンプレートとして使用できます。
各リソース・オブジェクトに、ITリソースを1つ作成および構成します。「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、JDE IT Resource
ITリソースが作成されます。このITリソースは、同じリソース・タイプの、残りのITリソースを作成するためのテンプレートとして使用できます。
各リソース・オブジェクトに、プロセス定義を1つ作成および構成します。
「Process Definition」フォームは、「Process Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、LDE Process
プロセス定義が作成されます。このプロセス定義は、残りのプロセス定義を作成するためのテンプレートとして使用できます。各プロセス定義の作成中に、実行する必要のある次のステップはこの手順に固有です。
「Object Name」参照フィールドから、ステップ1で作成したリソース・オブジェクトを選択します。
ITリソース・データ型のアダプタ変数をマッピングするときは必ず、ステップ2で作成したITリソースを「Qualifier」リストから選択してください。プロセス定義ごとに1つずつプロセス・フォームを設計します。
「Form Designer」フォームは、「Development Tools」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルのインポート時に、次のプロセス・フォームが作成されます。
UD_JDE
(親フォーム)
UD_JDEROL
(多値属性用の子フォーム)
これらのプロセス・フォームは、残りのプロセス・フォームを作成するためのテンプレートとして使用できます。プロセス・フォームの作成時に、「Object Name」参照フィールドから、ステップ1で作成したリソース・オブジェクトを選択します。
各ターゲット・システム・インストールについてリコンシリエーションを構成します。手順は、「手順5: リコンシリエーションの構成」を参照してください。リコンシリエーションのスケジュール済タスクごとに、次の属性の値のみを変更する必要がありますので注意してください。
ITResource
ResourceObject
isTrustedSource
信頼できるソースとして指定するJD EdwardsインストールのisTrustedSource
属性をTrue
に設定します。JD Edwardsの単独インストールと複数インストールのいずれも信頼できるソースとして指定できます。残りのJD Edwardsインストールについては、この属性をFalse
に設定します。
必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行する場合、ユーザーのプロビジョニング先のJD Edwardsインストールに対応するITリソースを指定できます。