Oracle Identity Managerリリース9.1.0では、アテステーションの設計が変更されました。これにより、いくつかの列がマージされ、データは新しく追加された列にCLOBデータとしてXML形式で入力されるようになりました。この変更のため、リリース9.1.0にアップグレードすると、古いアテステーションが機能しなくなります。そのため、アテステーション・アップグレード・ユーティリティを実行してデータを変換する必要があります。
アテステーションをアップグレードするには、次のようにします。
アテステーション・アップグレード・ユーティリティにより、APD表から複数の列が削除されるため、この表のバックアップを作成します。
PATCH/xellerate/lib/xlAttestationUpgrade.jarファイルをOIM_HOME/lib/ディレクトリにコピーします。
アテステーション・アップグレード・スクリプトを実行します。オペレーティング・システムに応じて、OIM_HOME/setup/ディレクトリにある次のファイルを実行します。
Microsoft Windowsの場合:
UpgradeAttestation.bat JDBC_DRIVER DB_URL OIM_DB_USERNAME OIM_DB_PASSWORD
UNIXの場合:
UpgradeAttestation.sh JDBC_DRIVER DB_URL OIM_DB_USERNAME OIM_DB_PASSWORD
UpgradeAttestationスクリプトのパラメータは次のとおりです。
JDBC_DRIVER: JDBCドライバ
DB_URL: データベースのURL
OIM_DB_USERNAME: データベースのユーザー名
OIM_DB_PASSWORD: データベースのパスワード
注意: UpgradeAttestationスクリプトが実行されるホストで、プロセスに1GBのRAMを割り当てられない場合は、次のエラーがスローされます。java.lang.NullPointerException at com.thortech.xl.attestation.AttestationUpgrade.main<Unknown Source このエラーが発生した場合は、UpgradeAttestationスクリプト・ファイルの最大メモリー割当てのJavaオプションを減らす必要があります。たとえば、メモリー割当ては次のようになります。
"%JAVA_HOME%/bin/java" -Xmx1024m -cp %CLASS_PATH%com.thortech.xl.attestation.AttestationUpgrade %1 %2 %3 %4
次のように変更できます。
"%JAVA_HOME%/bin/java" -Xmx512m -cp %CLASS_PATH%com.thortech.xl.attestation.AttestationUpgrade %1 %2 %3 %4
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xlAttestationUpgrade.jarファイルをOIM_HOME\lib\ディレクトリから削除します。