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Oracle Identity Managerアップグレード・ガイド
リリース9.1.0(9.0.3.2アップグレード)
B51495-01
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H アテステーション・アップグレード・ユーティリティ

Oracle Identity Managerリリース9.1.0では、アテステーションの設計が変更されました。これにより、いくつかの列がマージされ、データは新しく追加された列にCLOBデータとしてXML形式で入力されるようになりました。この変更のため、リリース9.1.0にアップグレードすると、古いアテステーションが機能しなくなります。そのため、アテステーション・アップグレード・ユーティリティを実行してデータを変換する必要があります。

アテステーションをアップグレードするには、次のようにします。

  1. アテステーション・アップグレード・ユーティリティにより、APD表から複数の列が削除されるため、この表のバックアップを作成します。

  2. PATCH/xellerate/lib/xlAttestationUpgrade.jarファイルをOIM_HOME/lib/ディレクトリにコピーします。

  3. アテステーション・アップグレード・スクリプトを実行します。オペレーティング・システムに応じて、OIM_HOME/setup/ディレクトリにある次のファイルを実行します。

    Microsoft Windowsの場合:

    UpgradeAttestation.bat  JDBC_DRIVER DB_URL OIM_DB_USERNAME OIM_DB_PASSWORD
    

    UNIXの場合:

    UpgradeAttestation.sh  JDBC_DRIVER DB_URL OIM_DB_USERNAME OIM_DB_PASSWORD
    

    UpgradeAttestationスクリプトのパラメータは次のとおりです。

    • JDBC_DRIVER: JDBCドライバ

    • DB_URL: データベースのURL

    • OIM_DB_USERNAME: データベースのユーザー名

    • OIM_DB_PASSWORD: データベースのパスワード


    注意:

    UpgradeAttestationスクリプトが実行されるホストで、プロセスに1GBのRAMを割り当てられない場合は、次のエラーがスローされます。
    java.lang.NullPointerException at com.thortech.xl.attestation.AttestationUpgrade.main<Unknown Source
    

    このエラーが発生した場合は、UpgradeAttestationスクリプト・ファイルの最大メモリー割当てのJavaオプションを減らす必要があります。たとえば、メモリー割当ては次のようになります。

    "%JAVA_HOME%/bin/java" -Xmx1024m -cp %CLASS_PATH%com.thortech.xl.attestation.AttestationUpgrade %1 %2 %3 %4
    

    次のように変更できます。

    "%JAVA_HOME%/bin/java" -Xmx512m -cp %CLASS_PATH%com.thortech.xl.attestation.AttestationUpgrade %1 %2 %3 %4
    

  4. xlAttestationUpgrade.jarファイルをOIM_HOME\lib\ディレクトリから削除します。