Oracle Identity Manager 管理およびユーザー・コンソール・ガイド リリース9.1.0 E05900-03 |
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デプロイメント・マネージャはOracle Identity Managerの設定のエクスポートとインポートを行うツールです。デプロイメント・マネージャを使用すると、Oracle Identity Managerの設定を構成しているオブジェクトをエクスポートできます。通常、1つのデプロイメントからもう
1つに、たとえばテスト・デプロイメントから本番デプロイメントに設定を移行したり、システムのバックアップを作成する際にデプロイメント・マネージャを使用します。
設定内のオブジェクトの一部または全部を保存することができます。これにより、テスト環境で設定を開発およびテストし、テスト済のオブジェクトを後で本番環境にインポートすることができます。オブジェクトと、そのすべての依存オブジェクト、およびすべての関連オブジェクトを同時にエクスポートおよびインポートできます。または、各オブジェクトを個別にエクスポートおよびインポートできます。
この章の内容は、次のとおりです。
オブジェクトは、Oracle Identity Managerシステムからエクスポートして、XMLファイルに保存できます。デプロイメント・マネージャにあるエクスポート・ウィザードを使用して、エクスポート・ファイルを作成することができます。オブジェクトをタイプごとに追加します。一度に1タイプずつ、たとえばユーザー・グループ、フォーム、プロセスなどの順で追加します。子オブジェクトや依存性を持つオブジェクトを選択している場合は、追加するかどうかを選択できます。1つのタイプを追加したら、戻って別のオブジェクトをXMLファイルに追加します。必要なオブジェクトの追加が終了すると、デプロイメント・マネージャにより1つのXMLファイルにすべて保存されます。
デプロイメントをエクスポートするには、次の手順を実行します。
デプロイメント・マネージャが開き、エクスポート・ウィザードのオブジェクトの検索ページが表示されます。
条件フィールドを空のままにしておくと、自動的にアスタリスク(*)が表示され、選択されたタイプのすべてのオブジェクトが検索されます。
オブジェクトを選択するには、オブジェクトのオプションを選択します。
「子の選択」ページに、選択したオブジェクトとそのすべての子オブジェクトが表示されます。
項目を選択または削除するには、適切なオプションを選択します。
「戻る」をクリックすると、オブジェクトの検索ページに戻ります。
「依存性の選択」ページに、選択したオブジェクトで必要とされるすべてのオブジェクトが表示されます。
項目を選択または削除するには、項目のオプションを選択します。
「戻る」をクリックすると「子の選択」ページに戻ります。
「確認」ページが表示されます。
「エクスポート用に追加」をクリックしても、まだエクスポート・ファイルに項目をさらに追加することができます。
「戻る」をクリックすると、オブジェクトの検索ページに戻ります。
「さらに追加」ページが表示されます。
「さらに追加」を選択した場合は、手順2〜7を繰り返します。選択しない場合は、「エクスポート」ページが表示されます。
「エクスポート」ページに現行のエクスポート項目が表示されます。選択項目の隣にあるアイコンは、選択されているオブジェクトのタイプを示しています。サマリー情報ペインに、エクスポートするオブジェクトが表示されます。「未選択の依存性」ペインには、エクスポート用に選択しなかった依存オブジェクトまたは子オブジェクトのリストが表示されます。
オブジェクトを「現在の選択」リストから削除するには、次の手順を実行します。
オブジェクトを「未選択の子」または「未選択の依存性」リストから「現在の選択」リストに戻すには、次のようにします。
「説明の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
この説明は、ファイルがインポートされるときに表示されます。
別名保存ダイアログ・ボックスが表示されます。
ファイルを探すためにブラウズすることができます。
エクスポート完了ダイアログ・ボックスが表示されます。
デプロイメント・マネージャを使用してXMLファイルにエクスポートしたオブジェクトは、デプロイメント・マネージャを使用してOracle Identity Managerにインポートできます。XMLファイルの全部または一部をインポートすることも、複数のXMLファイルを同時にインポートすることもできます。デプロイメント・マネージャは、インポートするオブジェクトの依存性が、インポート時に、または使用するシステムで確実に利用できるかどうかを確認します。インポート中、システム内のオブジェクトをインポート中のオブジェクトに置換できます。たとえば、システムのグループをXMLファイル内で指定されているグループに置換できます。
ここでは、次のトピックについて説明します。
スケジュール済タスクは、デプロイメント・マネージャを使用してインポートできるオブジェクトの1つです。通常、スケジュール済タスクをOracle Identity Manager環境にインポートし、実際の本番環境にあわせて後からスケジュールされた属性の値を変更します。ただし、同じOracle Identity Managerサーバーに同一のスケジュール済タスクをインポートするのが2回目である場合、デプロイメント・マネージャはデータベースにある属性値を上書きしません。その場合、デプロイメント・マネージャは再インポートしたXMLファイルの属性値を、対応するデータベース内の属性値と比較します。
次の表に、スケジュール済タスクの再インポート時にデプロイメント・マネージャによって実行される動作についてまとめます。
XMLファイルをインポートするには、次の手順を実行します。
「インポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ファイル・プレビュー」ページが表示されます。
「置換」ページが表示されます。
置換できる項目はターゲット・システムに存在する項目のみです。
「確認」ページが表示されます。
戻って変更するには「戻る」をクリックします。それ以外の場合は「選択内容の表示」をクリックします。
「デプロイメント・マネージャ - インポート」ページに現行の選択内容が表示されます。
「インポート」ページでは、現行の選択内容の隣にアイコンが表示されます。アイコンは、選択されているオブジェクトのタイプを示しています。右側のアイコンは選択内容のステータスを示しています。選択されたファイルの名前、インポートするオブジェクトのサマリー情報および置換情報がページの左側に表示されます。右側には、「インポートから削除したオブジェクト」リストに、インポートされないXMLファイル内のすべてのオブジェクトが一覧表示されます。
オブジェクトに子オブジェクトがある場合、それらの子オブジェクトを一度にすべて削除するには、ショートカット・メニューから「子も含めて削除」を選択します。項目が「インポートから削除したオブジェクト」リストに追加されます。
オブジェクトに子オブジェクトがある場合、一度にすべて追加するには、ショートカット・メニューから「子も含めて追加」を選択します。
「情報」ページが表示されます。
詳細情報を表示するには、「情報レベル・メッセージの表示」オプションを選択し、続いて「メッセージの表示」をクリックします。「閉じる」をクリックして「情報」ページを閉じます。
「確認」ダイアログ・ボックスが表示されます。
インポート完了ダイアログ・ボックスが表示されます。
オブジェクトがOracle Identity Managerにインポートされます。
デプロイメント・マネージャの使用に関する推奨実施案と注意点を次に示します。
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