Oracle Identity Manager デザイン・コンソール・ガイド リリース9.1.0 E05904-02 |
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この章では、Design Consoleの基本機能の使用方法について説明します。最初にこの項を確認してから、このガイドの他の章に読み進むことをお薦めします。
この章の内容は、次のとおりです。
Design Consoleの基本機能の操作は、すべてのフォームに対する標準となります。この項では、Design Consoleの標準的な操作およびDesign Consoleのメイン画面のフィールドとウィンドウのタイプについて説明します。
データ・フィールドは、特定のレコードに関連する情報を表示するフォームにある表示領域です。たとえば、「Users」フォームには「First Name」などのデータ・フィールドがあります。
フィールドのラベルは、黒色または青色で表示されます。
標準フィールドでは、情報の問合せ、作成、変更または削除ができます。
このタイプのフィールドをダブルクリックすると、該当するDate & TimeまたはLookupウィンドウが表示されます。そこで、日付、時刻または参照値を選択できます。
フィールドの値は、黒色または赤色で表示されます。
このタイプのフィールドでは、情報の問合せまたは編集を行うことができます。
これらの値は読取り専用です。これにより、重要な情報の上書きを防止します。
参照フィールドを使用すると、値を検索できます。次の手順では、フィールドを参照する方法について説明します。
参照フィールドを使用するには、次の手順を実行します。
または、フィールドを選択して[F4]を押します。
選択を破棄してLookupウィンドウを閉じるには、「Cancel」をクリックします。
図3-1に、「Lookup」ダイアログ・ボックスを示します。
「Lookup」ダイアログ・ボックスに検索条件に一致する結果が表示されます。
Date & Timeウィンドウでは、月、年、日付および時刻を選択できます。このウィンドウを開くようにフィールドのオプションが設定されている場合、フィールドをダブルクリックすると、このウィンドウが表示されます。
日付および時刻を選択するには、次の手順を実行します。
フィールドを選択して[F4]を押すことでも、Date & Timeウィンドウを表示できます。
Date & Timeウィンドウが表示されます。
Date & Timeウィンドウが閉じます。手順1でダブルクリックしたばかりのフィールドに、選択した日付と時刻が表示されます。
保存しないで終了するには「Cancel」をクリックします。
リストには、事前定義済の値があります。リストをクリックすると、そのリストの値が表示されます。リストに含まれる値の数が一度に表示できる個数を超えている場合は、リストの右側に垂直スクロールバーが表示されます。
値を選択すると、リストがフィールドに置き換えられ、選択された値が表示されます。
Notesウィンドウを使用すると、レコードの補足情報を入力できます。また、アダプタとともに使用する場合は、アダプタをコンパイルしている間、Design Consoleにより生成されたコードがこのウィンドウに表示されます。アダプタの詳細は、『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス』を参照してください。
Notesウィンドウを使用するには、次の手順を実行します。
Design Consoleでは、多数のフォームに複数のタブが含まれています。通常、タブはフォームの下部にあります。タブには、ある組織で雇用されているユーザーなど、レコードについての追加情報が表示されます。図3-2を参照してください。
各タブには、独自の表および機能ボタンがあります。通常、フォームの上部にある情報が保存されるまで、タブ上のボタンはグレー表示されます。表のタブでは、そのタブ項目に関連付けられているレコードの表示および編集が可能です。
タブの表で行の情報を変更するには、編集する情報が含まれるフィールドをダブルクリックするか、または関連付けられている行の見出しをダブルクリックします。
User FormのAssignmentウィンドウを使用すると、エンティティを選択してレコードに割り当てることができます。「Assign」ボタンをクリックすると、Assignmentウィンドウが表示されます。
左ペインに、レコードに割当てできる項目(組織など)がリストされます。右ペインには、すでにレコードに割り当てられている項目がリストされます。左右のペインで選択できる値は、割り当てられている値、または割当て解除された値に応じて固有ですが、ボタンおよびこのダイアログ・ボックスの一般的な使用方法は、アプリケーション全体で同じです。
次に、このウィンドウで作業する方法を示します。
たとえば、「Process Definition」オブジェクトを選択せずに、「User Group」、「IT Resource Type Definition」オブジェクト、「Form Information」オブジェクトを選択できます。
完了したら、「OK」をクリックします。「Cancel」をクリックすると、割当てのすべての変更が破棄されます。
Design Consoleでは、データベース内のレコードの検索(問合せ)を実行できます。Design Consoleのすべてのフォームに検索機能があります。検索機能は、参照フィールドでも選択可能です。
検索を実行するには、ツールバーの双眼鏡アイコンをクリックします。
フォームのフィールドで検索条件をフィルタすることができます。フィルタ処理すると、入力した条件と一致するレコードのみが検索結果として返されます。検索を実行する前にすべてのフォーム・フィールドを空欄のままにしておくと、表のすべてのレコードが返されます。
検索でワイルドカード文字を使用できます。ワイルドカード文字のアスタリスク(*)は、検索条件の不明な部分を表します。ワイルドカード文字は、フィールドに入力する値の先頭、中間または末尾に使用できます。たとえば、Design Consoleフォームの「Location」フィールドに「B*」と入力して検索を実行すると、文字Bから始まる地名のレコード(Burbank、Boston、Bristolなど)がすべて返されます。「B*on」のように、アスタリスクが検索する値の中間にある場合は、Bで始まりonで終わるレコード(Brighton、Bostonなど)がすべて返されます。「*A」のように、アスタリスクを検索する値の先頭に置いた場合は、Aで終わるレコード(Philadelphia、Tampaなど)がすべて返されます。
図3-3では、「Organizational Defaults」フォームで問合せが実行され、「Organization Name」フィールドを使用して検索条件がフィルタされます。フィルタStatew
*を使用すると、Statew
で始まる名前の組織のみが返されます。
検索条件を問合せフィールドに入力した後、双眼鏡の記号をクリックするか、[Ctrl]キーを押しながら[Q]キーを押します。
結果は次のいずれかになります。
データベース内の複数のレコードが検索条件に一致した場合、各レコードの詳細を参照できます。それらのレコードをフォーム・ビューで参照する際には、いくつかのボタンを使用できます。これはVCRボタンとも呼ばれる方向ボタンで、ツールバーにあります。次の表に、VCRボタンの説明を示します。
大規模な結果セットを返す問合せの実行には、多くの時間が必要になり、コンピュータのパフォーマンスに影響を与える場合があります。パフォーマンスを最適化するには、次の検索方法を使用します。
問合せを作成する際に、最も具体的な情報を入力します。たとえば、問合せ先の名がJOHN、姓がJACKSONである場合は、姓のJACKSONのみを使用して問合せ先を検索するのではなく、姓と名の両方を入力します。
アスタリスクをアルファベット文字の前に置くと(たとえば、*A)、フィールドを空白にしておく場合と比較して、返されるレコードが少なくなります。
Design Consoleの「System Configuration」フォームで読取りと書込みの両方のアクセス権を持っている場合(つまり、システム管理者である場合)、検索の結果セットに表示されるレコードの最大数を設定できます。この値を超える数のレコードが返された場合、Design Consoleに「Query size exceeded」ダイアログ・ボックスが表示されます。図3-5を参照してください。
表示する結果セットについて特定の範囲またはサブセットを入力するように求められます。図3-5では、結果セットの最大値である100を超えています。1〜100のレコードのみが表示されます。
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