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Oracle Identity Manager BMC Remedy Ticket Management Connectorガイド
リリース9.0.4
E05524-01
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3 コネクタ機能の構成

コネクタをデプロイしたら、要件に合せて構成する必要があります。この章では、次のコネクタ構成手順を説明します。


注意:

この章では、コネクタの構成に関する概念および手順の両方を説明します。概念情報を確認してから手順を実行することをお薦めします。

リコンシリエーションの構成

このガイドで前述したように、リコンシリエーションとは、ターゲット・システム上でのユーザー・アカウントの作成および変更を、Oracle Identity Manager内で複製することです。この項では、リコンシリエーションの構成に関する次の項目について説明します。

リコンシリエーションのスケジュール済タスクの構成

「手順5: コネクタのXMLファイルのインポート」で説明する手順を実行すると、参照フィールドとチケットの各リコンシリエーションを実行するためのスケジュール済タスクが、Oracle Identity Manager内で自動的に作成されます。これらのスケジュール済タスクを構成するには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager Design Consoleを開きます。

  2. 「Xellerate Administration」フォルダを開きます。

  3. 「Task Scheduler」を選択します。

  4. 「Find」をクリックします。事前定義されたスケジュール済タスクの詳細が2つのタブに表示されます。

  5. 最初のスケジュール済タスクについて、「Max Retries」フィールドに数値を入力します。この数はOracle Identity Managerがタスクを完了するために試行する回数です。この数を超えると、ERRORステータスがタスクに割り当てられます。

  6. 「Disabled」チェック・ボックスと「Stop Execution」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。

  7. 「Start」リージョンで「Start Time」フィールドをダブルクリックします。表示される日付時間エディタで、タスクを実行する日付と時間を選択します。

  8. 「Interval」リージョンで、次のスケジュール・パラメータを設定します。

    • タスクを繰り返し実行するように設定するには、「Daily」「Weekly」「Recurring Intervals」「Monthly」または「Yearly」のオプションを選択します。

      「Recurring Intervals」オプションを選択した場合は、タスクを繰り返して実行する間隔も指定する必要があります。

    • タスクを1回のみ実行するように設定するには、「Once」オプションを選択します。

  9. スケジュール済タスクの属性の値を指定します。指定する値の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。


    関連資料:

    タスク属性の追加および削除の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

  10. 「Save」をクリックします。スケジュール済タスクが作成されます。INACTIVEステータスが「Status」フィールドに表示されますが、これは、タスクが現在実行されていないためです。タスクは手順7で設定した日時に実行されます。

  11. ステップ5〜10を繰り返して残りの2つのスケジュール済タスクを構成します。

3つのスケジュール済タスクをすべて構成したら、「リコンシリエーション用のカスタム属性の追加」の項に進みます。

スケジュール済タスク属性の値の指定

スケジュール済タスクに指定する属性値の詳細は、次に示す項を参照してください。

参照フィールド・リコンシリエーションのスケジュール済タスク

参照フィールド・リコンシリエーション用のスケジュール済タスクBMCTicket Lookup Reconciliationについては、次の属性に値を指定する必要があります。


注意:

属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

属性 説明
ServerName ITリソースの名前 BMCTicket
LookUpCode 参照コードの名前 値は次のいずれかです。
  • Lookup.BMCTKT.Category

  • Lookup.BMCTKT.Type

  • Lookup.BMCTKT.Item

LookUpName 参照フィールドの名前 値は次のいずれかです。
  • Category

  • タイプ

  • 項目


スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。

BMC Ticketリコンシリエーションのスケジュール済タスク

リコンシリエーション・スケジュール済タスクBMCTicket Reconciliationについては、次の属性に値を指定する必要があります。


注意:

属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

属性 説明
ServerName ITリソースの名前 BMCTicket
TargetRO リソース・オブジェクトの名前 BMCTicketRO
BatchSize この属性を使用して、各バッチに含めるレコード数を指定します。 デフォルト値は1000です。
NoOfBatches この属性を使用して、リコンサイルするバッチの総数を指定します。

各バッチのレコード数は、BatchSize属性によって指定されます。

すべてのバッチをリコンサイルする場合は、Allを指定します。これはデフォルト値です。

一定数のバッチのみをリコンサイルする場合は、整数値を指定します。

Status この属性を使用して、リコンサイルするチケットのチケット・ステータスを指定します。 5(closed)

注意: この値は変更しないでください。


スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。

リコンシリエーション用のカスタム属性の追加


注意:

この項では、属性という用語はチケット・データを格納するIDデータ・フィールドを指します。

デフォルトでは、「リコンシリエーション・モジュール」で示した属性が、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のリコンシリエーション用にマップされます。ユーザーはターゲット・アプリケーションに固有のカスタム属性を追加する必要があります。これらのフィールドは、ターゲット・アプリケーション名、ターゲット・アプリケーション・モジュールのアクセス情報および各チケットの詳細についての情報を提供します。必要に応じて、次の追加属性をリコンシリエーション用にマップできます。


注意:

リコンシリエーション用のカスタム属性を追加しない場合は、この手順を実行する必要はありません。


関連資料:

次の手順の実行に関する詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

  1. 次の手順に従って、追加する属性のデータベースIDを確認します。

    1. Remedy Administrator Consoleを開きます。

    2. 「Servers」を開きます。

    3. 「Forms」をダブルクリックします。

    4. 「SHR:HPD:HelpDesk」フォームをダブルクリックします。

    5. データベースIDを確認するフィールドをダブルクリックします。

    6. フィールドのデータベースIDは、「Database」タブの「ID」フィールドの値として表示されます。

  2. OIM_home/xellerate/XLIntegrations/BMCTICKET/configディレクトリにあるattributemapping_recon.propertiesファイルを変更します。

    このファイルの最後では、一部の属性定義の前にコメント文字が付けられています。属性の定義をコメント解除して、その定義をリコンシリエーション属性のリストに含めることができます。必要に応じて、このファイルに新規属性を追加することもできます。使用する必要のある書式は次のとおりです。

    OimAttributeName=Database_ID_in_BMC_Remedy
    
    

    次に例を示します。

    Ticket.EmailAddress=260000002
    
    

    この例では、EmailAddressがリコンシリエーション・フィールドで、20000002は対応するBMC Remedy SystemのデータベースIDです。

  3. リソース・オブジェクト定義で、新しい属性に対応するリコンシリエーション・フィールドを次のように追加します。

    1. 「Resource Objects」フォームを開きます。このフォームは「Resource Management」フォルダにあります。

    2. 「Query for Records」をクリックします。

    3. 「Resource Objects Table」タブで、BMCTicketROリソース・オブジェクトをダブルクリックして編集のために開きます。

    4. 「Object Reconciliation」タブで、「ADD Field」をクリックして、「Add Reconciliation Field」ダイアログ・ボックスを開きます。

    5. フィールド名となる値を指定します。

      手順2でコメント解除または追加した行の、等号記号の左にある名前を指定する必要があります。

      たとえば、手順2でTicket.EmailAddress=260000002行をコメント解除した場合は、Ticket.EmailAddressを属性名として指定する必要があります。

    6. 「Field Type」リストから、フィールドのデータ・タイプを選択します。

      例: String

    7. 入力した値を保存し、ダイアログ・ボックスを閉じます。

    8. 必要に応じて、手順d〜gを繰り返してフィールドをさらにマップします。

  4. プロセス定義を次のように修正して、新しく追加された属性と、対応するリコンシリエーション・フィールドとの間のマッピングを追加します。

    1. 「Process Definition」フォームを開きます。このフォームは「Process Management」フォルダにあります。

    2. 「Reconciliation Field Mappings」タブで、「Add Field Map」をクリックして、「Add Reconciliation Field Mapping」ダイアログ・ボックスを開きます。

    3. 必要な値を入力し、入力した値を保存した後、ダイアログ・ボックスを閉じます。

    4. 必要に応じて、手順bとcを繰り返してフィールドをさらにマップします。

プロビジョニングの構成


注意:

この項では、属性という用語はチケット・データを格納するIDデータ・フィールドを指します。

このガイドで前述したように、プロビジョニングとは、Oracle Identity Managerを介して、ターゲット・システム上でチケット情報を作成または変更することです。

この項では、プロビジョニングの構成に関する次の項目について説明します。

アダプタのコンパイル


注意:

このターゲット・システムでOracle Identity Managerのプロビジョニング機能を使用する場合は、この手順を実行する必要があります。

アダプタは、プロビジョニング機能を実装するために使用されます。コネクタのXMLファイルをインポートすると次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。


関連項目:

このコネクタで使用できるプロビジョニング機能のリストについては、「サポートされている機能」を参照してください。

  • adpBMCCreateTicket

  • adpBMCUpdateTicket

  • adpBMCTKTUserId

  • adpBMCUpdateLookupTicket

これらのアダプタは、プロビジョニング操作で使用する前にコンパイルする必要があります。

「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームを開きます。

  2. 現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。

    (すべてではないが)複数のアダプタをコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。


    注意:

    正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOKになっていません。

  3. 「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。

  4. Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home/xellerate/Adapterディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。

一度に1つのアダプタをコンパイルする場合は、「アダプタ・ファクトリ」フォームを使用します。


関連資料:

「アダプタ・ファクトリ」フォームおよび「アダプタ・マネージャ」フォームの使用方法の詳細は、『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。

  1. 「アダプタ・マネージャ」フォームでアダプタをハイライト表示します。

  2. アダプタの行ヘッダーをダブルクリックするか、アダプタを右クリックします。

  3. 表示されるショートカット・メニューで「アダプタの起動」を選択します。アダプタの詳細が表示されます。

プロビジョニング用のカスタム属性の追加

デフォルトでは、「プロビジョニング・モジュール」で示した属性が、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のプロビジョニング用にマップされます。ターゲット・アプリケーションに固有の追加のプロビジョニング用の属性を次のようにしてマップします。


関連資料:

『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』

  1. OIM_home/xellerate/XLIntegrations/BMCTICKET/configディレクトリにあるattributemapping_prov.propertiesファイルを変更します。このファイルにターゲット・アプリケーションに固有の属性を追加する必要があります。使用する必要のある書式は次のとおりです。

    OimAttributeName=BMCFieldID
    
    

    注意:

    BMCFieldIDは、BMCサーバー上のフィールドのデータベースIDです。

  2. プロセス・フォームに新しい列を追加します。

    1. プロセス・フォームを開きます。このフォームは、Oracle Identity Manager Design Consoleの「Development Tools」フォルダ内にあります。

    2. 「Create New Version」をクリックします。

    3. 「Create New Version」ダイアログ・ボックスで、「Label」フィールドにバージョン名を指定し、変更内容を保存した後、ダイアログ・ボックスを閉じます。

    4. 「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。

    5. 「Additional Columns」タブで、「Add」をクリックします。

    6. 新しいフィールド名とその他の値を指定します。

  3. 変数リストに新しい変数を追加します。

    1. 「Adapter Factory」フォームを開きます。このフォームは、Oracle Identity Manager Design Consoleの「Development Tools」フォルダ内にあります。

    2. 「Query for Records」アイコンをクリックします。

    3. 「Adapter Factory Table」タブで、リストから「adpBMCCREATETICKET」アダプタをダブルクリックします。

    4. 「Variable List」タブで、「Add」をクリックします。

    5. 「Add a Variable」ダイアログ・ボックスで、必要な値を指定し、保存してダイアログ・ボックスを閉じます。

  4. adpBMCCREATETICKETアダプタに新しく追加した変数用に、追加のアダプタ・タスクを定義します。

    1. 「Adapter Factory」フォームの「Adapter Tasks」タブで、「Add」をクリックします。

    2. 「Adapter Task Selection」ダイアログ・ボックスで、「Functional Task」を選択し、関数タスクのタイプ・リストから「Java」を選択して、「Continue」をクリックします。

    3. 「Object Instance Selection」ダイアログ・ボックスで、「Persistent Instance」を選択し、「Continue」をクリックします。

    4. 「Add an Adapter Factory Task」ダイアログ・ボックスで、タスク名を指定し、「Method」リストから「setProperty」メソッドを選択して、「Save」をクリックします。

    5. アプリケーション・メソッド・パラメータをマップし、保存してダイアログ・ボックスを閉じます。アプリケーション・メソッド・パラメータをマップするには、次の手順を実行します。

      Output: String Return variable(Adapter Variable)パラメータの場合:

      i. 「Map to」リストから、「Literal」を選択します。

      ii.「Name」リストから、「Return variable」を選択します。

      Input: String input(Adapter Variable)パラメータの場合:

      i. 「Map to」リストから、「Adapter Variables」を選択します。

      ii.「Name」リストから、「Input」を選択します。

      Input: String Status(Literal)パラメータの場合:

      i. 「Map to」リストから、「Literal」を選択します。

      ii.「Name」リストから、「String」を選択します。

      iii.「Value」フィールドに、Statusと入力します。

      Input: String Status(Adapter Variable)パラメータの場合:

      i. 「Map to」リストから、「Adapter Variables」を選択します。

      ii.「Name」リストから、「Status」を選択します。

    6. さらにアダプタ・タスクを作成するには、手順b〜gを繰り返します。

  5. 入力された変数を設定するための、追加のアダプタ・タスクを作成します。

    1. 「Adapter Factory」フォームを開きます。このフォームは、Oracle Identity Manager Design Consoleの「Development Tools」フォルダ内にあります。

    2. 「Adapter Tasks」タブで、「Add」をクリックします。

    3. 「Adapter Task Selection」ダイアログ・ボックスで、「Logic Task」を選択し、リストから「SET VARIABLE」を選択して、「Continue」をクリックします。

    4. 「Edit Set Variable Task Parameters」ダイアログ・ボックスで、「Variable Name」リストから「input」を選択し、「Operand Type」リストから「Adapter Task」を選択した後、前の手順で作成したアダプタ・タスクとして「Operand Qualifier」を選択します。その後、「Save」をクリックします。

  6. 次のようにして、Create Userプロセス・タスクのプロセス・フォーム列とアダプタ変数をマップします。

    1. 「Process Definition」フォームを開きます。このフォームはDesign Consoleの「Process Management」フォルダにあります。

    2. 「Query for Records」アイコンをクリックします。

    3. 「Process Definition Table」タブで、「BMCTicketProcess」プロセスをダブルクリックします。

    4. 「Tasks」タブで、「Create Ticket」タスクをダブルクリックします。

    5. 「Closing Form」ダイアログ・ボックスで、「Yes」をクリックします。

    6. 「Editing Task Columns Create Ticket」ダイアログ・ボックスの「Integration」タブで、マップされていない変数をマップし、保存してダイアログ・ボックスを閉じます。マップされていない変数をマップするには、次の手順を実行します。

      i. 「Status」列に「N」と表示されている行をダブルクリックします。値Nは、変数がマップされていないことを示します。

      ii.「Edit Data Mapping for Variables」ダイアログ・ボックスの「Map to」リストから、「Process Data」を選択します。

      iii.「Qualifier」リストから、変数の名前を選択します。

      マップされていないすべての変数について、手順i〜iiiを繰り返します。

属性をさらに追加する場合は、手順1〜6を繰り返します。

複数のターゲット・アプリケーションに対するコネクタの構成

BMC Remedy Ticket Management上の複数のターゲット・アプリケーションに対してチケットを作成することもできます。この機能を、Oracle Identity Managerを介して実行されるプロビジョニング操作にまで拡張するには、各ターゲット・アプリケーションに対応するリソース・オブジェクト、プロセス・フォーム、ITリソースおよびプロセス定義を作成します。

BMC Remedy Ticket Managementの特定のターゲット・アプリケーションに対するコネクタを構成するには、次のようにします。


関連資料:

次に示す手順の各ステップの詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

  1. ターゲット・アプリケーションのリソース・オブジェクトを1つ作成し、構成します。「Resource Objects」フォームは、「Resource Management」フォルダ内にあります。

    コネクタのXMLファイルのインポート時に、BMCTicketROリソース・オブジェクトが作成されます。このリソース・オブジェクトは、残りのリソース・オブジェクトを作成するためのテンプレートとして使用できます。たとえば、ターゲット・アプリケーションがLotus Notesである場合は、BMCTicketLotusROという名前のリソース・オブジェクトを作成できます。

  2. リソース・オブジェクトごとに1つずつITリソースを作成して構成します。「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルのインポート時に、BMCTicket ITリソースが作成されます。このITリソースは、BMCRemedyTicket ITリソース・タイプの、新しいITリソースの作成用テンプレートとして使用できます。

  3. リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス・フォームを設計します。「Form Designer」フォームは、「Development Tools」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルのインポート時に、UD_BMCTKTプロセス・フォームが作成されます。このプロセス・フォームは、ターゲット・アプリケーションに固有の属性を追加するための新しいフォームの作成用テンプレートとして使用できます。

  4. リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス定義を作成して構成します。「Process Definition」フォームは、「Process Management」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルのインポート時に、BMCTicketProcessプロセス定義が作成されます。このプロセス定義は、新しいプロセス定義を作成するためのテンプレートとして使用できます。

    ターゲット・システム・インストールごとにプロセス定義を作成するとき、実行する必要のある次の手順は、それぞれのプロセス定義の作成に関連しています。

    • 「Object Name」参照フィールドから、ステップ1で作成したリソース・オブジェクトを選択します。

    • 「Table Name」参照フィールドから、ステップ3で作成したプロセス・フォームを選択します。

  5. プロビジョニング用のカスタム属性を追加するには、「プロビジョニング用のカスタム属性の追加」に記載された手順を実行します。

ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成


注意:

この手順は、Sun Java System Directoryの複数インストール用のコネクタを構成する場合以外は実行しないでください。

状況によっては、コネクタをSun Java System Directoryの複数のインストールに対して構成する必要が生じることもあるでしょう。次の例は、このような必要が生じる状況を説明したものです。

Acme Multinational Inc.では、東京、ロンドンおよびニューヨークの事業所で、それぞれ独自にSun Java System Directoryがインストールされています。この会社は最近Oracle Identity Managerをインストールしたため、それを構成して、インストールされたすべてのSun Java System Directoryをリンクさせようとしています。

これを実現するには、コネクタをSun Java System Directoryの複数のインストールに対して構成する必要があります。

コネクタをターゲット・システムの複数のインストールに対して構成するには、次のようにします。


関連資料:

この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。

  1. 各ターゲット・システム・インストールに対して1つのリソースを作成して構成します。

    「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。ITリソースは、コネクタのXMLファイルをインポートすると作成されます。このITリソースは、同じITリソース・タイプの、残りのITリソース作成用のテンプレートとして使用できます。

  2. 各ターゲット・システム・インストールについてリコンシリエーションを構成します。手順は、「リコンシリエーションの構成」を参照してください。ITリソースの指定に使用される属性の変更と、ターゲット・システム・インストールを信頼できるソースとして設定するかどうかの指定のみが必要です。

  3. 必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。