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JRockit Management Console ユーザーズ ガイド

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BEA JRockit Management Console の設定

Management Console を実行し使用する前に、表示したい JVM ごとに別々の接続を設定した方がよいでしょう。Management Console は、管理サーバに接続したコンピュータ上でリモートに実行するのが望ましいでしょう。そうすれば、実行中の JRockit への干渉が最小限に抑えられます。

Management Console のコンフィグレーション (設定) には以下のタスクがあります。

 


接続の管理

接続ブラウザ (図 4-2) には、保存されている BEA JRockit JVM への接続がフォルダに整理されて表示されます。必要に応じて、ツリー構造に独自のフォルダや接続ノードを追加できます。

新しい接続の作成

  1. 接続を配置するフォルダを選択します。
  2. [ConnectionNew Connection] をクリックします。
  3. [Add New Connection] ダイアログ ボックス (図 5-1) が表示されます。

    図 5-1 [Add New Connection] ダイアログ ボックス

    [Add New Connection] ダイアログ ボックス


     
  4. サーバの名前、ポート (有効な JMX サーバのポート番号)、新しい接続を、それぞれ該当するテキスト フィールドに入力するか、デフォルト値をそのまま使用します。
  5. 接続のユーザ名とパスワードを入力します。パスワードを設定ファイルに保存したい場合は、保存オプションを選択します (パスワードは暗号化されずに、そのまま保存されます)。
  6. 接続名を入力します。
  7. JRockit VM のモニタをすぐに始めたいかどうかに応じて、[Connect now] を選択または選択解除します。
  8. [Add] をクリックします。
  9. これでその接続が Connections フォルダに表示されるようになります。

新しいフォルダの作成

  1. 既存の Connections フォルダを選択します。
  2. [ConnectionNew Folder] をクリックします。
  3. 接続ブラウザ内に新しいフォルダが表示されます (図 5-2)。

    図 5-2 新しいフォルダ

    新しいフォルダ


     
  4. 新しいフォルダを一度選択してアクティブにし、もう一度クリックして名前を強調表示にします。
  5. フォルダの名前を入力してから〔Enter〕を押します。

BEA JRockit への接続

  1. 接続のリストから、アクティブにしたい BEA JRockit JVM 接続を選択します。
  2. フォルダ全体を接続するときは、フォルダを選択します。

  3. [ConnectionConnect] をクリックします。
  4. 接続が確立されると、ステータス バーに「Connected」と表示されて、コンソール上のアクティビティが始まります。

BEA JRockit との接続の切断

  1. 接続のリストから、切断したい BEA JRockit JVM 接続を選択します。
  2. フォルダ全体を切断するときは、フォルダを選択します。

  3. [ConnectionDisconnect] をクリックします。
  4. 接続が失われて、ステータス バーには切断したことが示されます。

接続またはフォルダの名前の変更

  1. 名前を変更する BEA JRockit JVM 接続またはフォルダを選択します。
  2. もう一度クリックします。
  3. 新しい名前を入力してから〔Enter〕を押します。

接続またはフォルダの削除

  1. 削除したい接続サブフォルダを選択します。
  2. [ConnectionRemove] をクリックします。
  3. 選択した接続が接続ブラウザから消えます。

切断された接続の非表示

アクティブな BEA JRockit JVM 接続に関する情報だけを表示することができます。切断された接続の情報を非表示にする方法は次のとおりです。

切断された接続の情報を再び表示するには、選択したときと同じ操作で [Hide Disconnected] を選択解除します。

注意 : 接続が 1 つしかない場合は、常にその接続が表示されます。

Ignore List について

アクセスしたくない接続は、Ignore List で非表示にします。

 


Console の設定の有効化

Management Console では、さまざまなプリファレンスを設定することができます。これらのプリファレンスは、General、Persistence、Communication という 3 つのグループに大別されます (図 5-3)。Communication プリファレンスは開発者モードでのみ表示されます。

この節では以下の事柄を説明します。

[Preferences] ウィンドウの表示

操作のモード

Management Console は、アクセスしたい情報の種類に応じて、次の 2 つの操作モードのいずれかで実行できます。

グラフィックスと電子メールの設定

General プリファレンスでは、操作モードの設定に加えて、以下の設定も変更できます。

永続ディレクトリ

永続ディレクトリというのは、Management Console が永続化された属性値を (属性サブスクリプション ログに) 保存する場所です。保存される値は、たとえば名前変更などの MBean に対して行った変更です。属性サブスクリプション ログの保存は、Management Console の終了時に行われます。何らかの原因でログに問題が起きた場合は、それらのログを削除してから Management Console で新しいものを作成することができます (「すべての属性サブスクリプション ログの消去」を参照してください)。

永続ディレクトリの設定

  1. [ToolsPreferences] をクリックします。
  2. [Persistence] オプションを選択します。
  3. [Choose] をクリックして、属性サブスクリプション ログの別の保存場所を探します。
  4. JRockit の接続を切断するように求められたら、[Yes] をクリックします。
  5. ファイルの場所を選択します。
  6. ファイルのデフォルトの場所は <User_Home>¥.ManagementConsole¥data¥ です。

  7. [Open] をクリックします。
  8. Management Console を終了するたびに、指定したディレクトリに新しい側面の値のログが保存されます。これらのログを手動で変更することはお勧めできません。

  9. [Preferences] ウィンドウを閉じます。

すべての属性サブスクリプション ログの消去

  1. [ToolsPreferences] をクリックします。
  2. [Persistence] オプションを選択します。
  3. [Clear all attribute subscription logs] をクリックします。
  4. JRockit の接続を切断するように求められたら、[Yes] をクリックします。
  5. [Preferences] ウィンドウを閉じます。
  6. 注意 : このボタンをクリックしてすべての永続ログを削除すると、<User_Home>¥.ManagementConsole¥data¥ に格納されている他のファイルも (もしあれば) 削除されます。

通信設定

Management Console を管理者モードに設定してあれば、通信設定を変更することができます (「操作のモード」を参照してください)。通信設定としては以下のものがあります。

これらの値を変更するときは、事前の予防措置を講じてください。

 


コンソール設定ファイル

Management Console は、ユーザによる設定を記憶しておくために、終了時に自動的に設定ファイルを作成します。このファイルは consolesettings.xml という名前で、次のフォルダに置かれます。

<user home directory>¥.ManagementConsole

ユーザのホーム ディレクトリの実際のパスはプラットフォームによって異なります。Windows では ¥Documents and Settings¥<username> のようになります。次に例を示します。

C:¥Documents and Settings¥<username>¥ManagementConsole

上記のディレクトリを見てもこのファイルが見つからなければ、おそらくまだ作成されていないからでしょう。Management Console を終了すれば作成されます。

警告 : このファイルを手動で編集しないでください。編集すると、Management Console が起動時にクラッシュするおそれがあります。

設定ファイルに問題が発生した場合は、いつでもファイルを削除して、Management Console に新しいファイルを作成させることができます。

consolesettings.xml の配置

consolesettings.xml ファイルは、ホーム ディレクトリの ¥ManagementConsole フォルダに格納されています。Windows を使用している場合、パスは次のようになります。

C:¥Documents and Settings¥<user_name>¥ManagementConsole

(<user_name> は Management Console を実行しているユーザ名)

Linux を使用している場合、パスは通常次のようになります。

/home/<user_name>/ManagementConsole

(<user_name> は Management Console を実行しているユーザ名)

 

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