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この節では、Management Console のより高度な機能について説明します。これらの機能の中には、開発者モード (「操作のモード」を参照) のときにだけ使用できるものもあります。
履歴データ ウィンドウには属性サブスクリプションの履歴データを参照できるチャートが表示されます。BEA JRockit JVM で動作するサーバの負荷のピーク時を見つけるなど、時間による傾向を観察するのに便利です。
[Historical Data Chart] ウィンドウが表示されます (図 8-1)。
[Edit Graph Attributes] ウィンドウが表示されます。
スレッド スタック ダンプには BEA JRockit JVM で動作中のすべてのスレッドのリストが含まれています。メソッド呼び出しのスタック トレースがスレッドごとに示されます。
[Thread Stack Dump] ウィンドウが表示されます (図 8-2)。
Management Console とその通知サブシステムやユーザ アクションを、GUI を使用せずに実行することができます。この機能をコンソールの「ヘッドレス」モードでの実行といいます。この機能により、BEA JRockit の実行に必要となるシステム オーバーヘッドを大幅に削減できます。
コンソールをヘッドレス モードで実行するには、通常と同じようにコンソールを起動しますが (詳細については、「BEA JRockit Management Console を起動する」を参照)、次の例のように -headless
コマンドライン オプションを追加します。
java -jar ManagementConsole.jar -headless
表 8-1 に示したコマンドライン オプションを使用すると、コンソールの動作を制御できます。
実行中、Management Console に関連付けられている JVM の統計をファイルに書き込むことができます。統計が書き込まれるファイルは、データを保存、つまり「永続化」することにした場合にのみ自動的に作成されます。ファイルは選択したディレクトリに作成されます。
XML 設定ファイルに設定することで、どの JVM 統計を永続化するかを制御できます。GUI モードで実行しているときにアプリケーションを終了すると、設定ファイルが自動的に作成されます。デフォルトでは、<user_home>/.ManagementConsole
ディレクトリに作成されます。-settings
コマンドライン オプションを使用すると、別の場所にある別のファイルを指定できます。
表 8-1 のコマンドライン オプションを使用すると、ヘッドレスな Management Console の動作を制御できます。
注意 : | これらのオプションはコンソールをヘッドレス モードで実行する場合だけでなく、GUI で実行するときにも有効です。 |
java -jar ManagementConsole.jar -headless -settings
C:¥Headless¥consolesettings.xml -connectall -autoconnect -uptime 3600
-useraction ctrlbreak 30 60
特定の接続に以前に追加された通知ルールはすべてアクティブになります。
BEA JRockit Runtime Analyzer (JRA) は、BEA JRockit とその上で動作する Java アプリケーションの実行時のパフォーマンスを分析するために、BEA JRockit の開発チームが使用する内部的なツールです。このツールは、開発チームにとって有用な BEA JRockit の内部情報と、BEA JRockit 全般に関する情報を提供します。
JRA の一部は JVM の内部で動作し、JVM とそこで現在動作している Java アプリケーションについての情報を記録します。情報の記録は Management Console で開始します。記録された結果は JRA に表示されます。JRA の使い方については、『JRockit Runtime Analyzer ユーザーズ ガイド』を参照してください。
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