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JRA ツールは、開発環境での実行中に BEA JRockit に関する情報を簡単に取得する方法を提供します。JRA は、有効になっているときもオーバーヘッドを最小限に抑え、有効でないときはオーバーヘッドをまったく生じないように設計されています。
したがって、JRA を使用すると動作中のシステムの実際の状況をとらえることができます。記録されるデータは、実際に発生している状況そのものについてのデータであり、このツールを有効にしたことによる影響はありません。JRA はこのような機能を BEA JRockit に緊密に統合された方法で実現します。
皆様からお送りいただいた記録の結果は、BEA JRockit に改良を加えるための資料としてエンジニアリング チームで頻繁に使用されています。BEA JRockit で動作する J2SE または J2EE アプリケーションの JRA の記録をお送りいただくことで、この試みにご協力いただければ幸いです。記録の作成が終わりましたら、次のようにしてください。
開発チームは、お送りいただいた記録を、ユーザ側で行われるのとほぼ同じやり方で分析し、使用します。得られた情報は BEA JRockit を改良するための新しい方法を探るために使われます。BEA JRockit が改良されれば、ユーザ アプリケーションをより高速で快適に実行できるようになるはずです。
JRA の記録の作成をサポートしているのは、BEA JRockit の最近のバージョン (7.0sp4 以降、8.1sp1 以降、1.4.2_x、および 5.0) だけです。
BEA JRockit のバージョンによって、記録で提供されるデータは若干異なります。BEA JRockit 5.0 の記録は、それ以前のバージョンよりも多くの種類のデータをサポートしています。最新の JRA ツールを使用すると、さまざまなバージョンの BEA JRockit からの記録を表示できますが、ツール内のフィールドに「unknown」と表示された場合、そのデータはそのバージョンの BEA JRockit では記録されなかったことを表しています。フィールドに「N/A」 (該当なし) と表示された場合、そのデータはサポートされているものの、そのケースでは該当するものがなかったことを表しています (たとえば、パラレル ガベージ コレクタを実行している場合は、若い領域でのガベージ コレクションに関するデータはありません)。
JRA の記録を作成するために必要なパフォーマンスのオーバーヘッドは非常に小さいです。BEA JRockit 8.1sp1 および 2 で測定したアプリケーションの場合はわずか 1 ~ 2% でした。BEA JRockit 5.0 の場合は、記録するデータが増えるので若干大きくなります。記録の開始後、記録を圧縮してディスクに書き込むときに一時的にオーバーヘッドが大きくなる可能性があります。記録を停止した後は、オーバーヘッドはまったくありません。
報告される時間は CPU 時間です。また、メソッド自身に関するものだけであり、その子のものは含まれません。
いいえ。CPU における経過時間しか表示できません。そして、子を含まないメソッド自身の経過時間しか表示できません。
質問がある場合は、BEA JRockit の一般的な問題に関するニュースグループで共有できます。このニュースグループはエンジニアリング チームによってモニタされています。ニュースグループにアクセスするには、以下に移動してください。
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