この章では、Oracle Configuration Managerクライアントの管理に使用できる様々なコマンドライン・オプションについて説明します。
rootユーザーは、診断アップロード、診断ステータスおよび診断クリア・コマンドを実行できます。また、rootユーザーは接続モードおよび非接続モードで構成収集を行うことができます。
注意: OCM_INSTALL_ROOTは、Oracle Configuration Managerの共通コードがインストールされているディレクトリを表します。 |
次のコマンドについて説明します。
使用方法: このコマンドを使用して、新規ソフトウェア更新の自動取得を有効および無効にします。新規ソフトウェア更新の自動取得は、自動収集に付随してのみ行われます。デフォルトでは、自動更新は有効です。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR automatic_update on / off
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件: Oracle Configuration Managerが接続モードで稼働している必要があります。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR automatic_update on Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- AUTOMATIC_UPDATE command ended successfully.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
使用方法: このコマンドを使用して、すべての診断アップロード・ファイルをクリアします。構文は次のとおりです。
emCCR clear -diagnostic[=SR=<Service request number>,FILE=<Absolute path of diagnostic package> [-completed] [-force]]
すべての診断アップロード・ファイルをクリアするには、-diagnostic
パラメータを指定します。
特定のサービス・リクエストに対するすべてのアップロードをクリアするには、-diagnostic
パラメータとともにSR
番号を指定します。SR番号の書式はx.yyy
です。
x
は1〜30桁の0〜9の値です。
yyy
は3桁の0〜9の値です。
特定のアップロードをクリアするには、-diagnostic
パラメータとともにSR
番号とFILE
を指定します。FILE
には、診断情報を含むファイルの名前とフル・パスを含める必要があります。
完了済のアップロードのみをクリアするには、-completed
パラメータを指定します。
エラーの場合でもすべてのアップロードをクリアするには、-force
パラメータを指定します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR clear -diagnostic=SR=1234.222, FILE=/scratch/test/support_info.zip Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ------------------------------------------------------------------ Command successfully completed.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
無効なSR書式: このエラーは、SR書式が所定のx
.yyy
書式と一致しない場合に起こります。このエラーを解決するには、SR番号を正しい書式で指定する必要があります。
そのような診断アップロード・リクエストはありません。このエラーは、存在しない、あるいは無効なSR番号またはファイル名に対して-diagnostic
コマンドを実行した場合に起こります。このエラーを解決するには、すべての送信済パッケージのステータスを表示し、正しいSR番号またはファイル名を指定します。
診断アップロード・データにアクセスできませんでした。このエラーは、診断アップロード・データの読み取りまたは書き込み中に起こります。このエラーを解決するには、診断アップロード・クライアントにOCM_INSTALL_ROOT/ccr/state
ディレクトリの読取りおよび書込み権限があることを確認します。
無効なアップロード状態。クリアを行えません。-forceを使用してクリアしてください。このエラーは、診断パッケージが破損している場合に起こります。このエラーを解決するには、emCCR clear -force
を使用してアップロード・リクエストをクリアします。
無効なコマンド。このエラーは、コマンドラインに無効な引数が指定された場合に起こります。emCCR help
を使用してすべてのコマンドライン・オプションを表示し、正しい引数を入力します。
使用方法: このコマンドは、接続モードおよび非接続モードで実行できます。
接続モード: このコマンドを使用して、構成データの即時検出、収集およびアップロードを行います。このコマンドを実行すると、Oracle Configuration Managerの必須ソフトウェア更新の有無がチェックされます。必須更新がある場合は通知されます。emCCR getupdates
コマンドを使用して、これらの必須更新をダウンロードする必要があります。これらの必須更新がダウンロードされない場合、構成データの収集は失敗します。
非接続モード: このコマンドを使用して、構成データの手動検出および収集を行います。収集したデータは自動的にアップロードされませんが、OCM_INSTALL_ROOT/ccr/state/upload/ocmconfig
.jar
ファイルに格納されます。このファイルを手動でOracleサーバーにアップロードします。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
前提条件:
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されています。(接続モードの場合)
スケジューラがすでに稼働しています。(接続モードの場合)
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR collect Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Collection and upload done.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
必須更新があります。コマンドが失敗しました。このエラーは、必須更新の適用前に手動収集を行った場合に起こります。
サーバーが使用できません。
ハンドシェイクの失敗。Oracle Configuration Managerを再登録する必要があります。
Oracle Configuration Managerが稼働していません: emCCR start
コマンドを使用してスケジューラを再起動します。
使用方法: このコマンドを使用して、構成データを手動で収集します。収集したデータにコメントを付ける場合は、-annotation
オプションを使用します。このコマンドは非接続モードでも実行できます。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
前提条件: なし
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR -annotation="annotation string" collect Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Collection and upload done.
使用方法: このコマンドで、次のことを実行できるユーザー・インタフェースが表示されます。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件: Oracle Configuration Managerが接続モードで稼働している必要があります。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR config
図5-1のようなOracle Configuration Managerの「一般」ページが表示されます。
登録情報(CSI、国およびMetaLinkUserName)が図5-1に表示されています。別の登録情報をここで指定できます。
「自動アップロードの有効化」を選択してデータの自動収集を行う頻度を指定します。データの収集を行う日時を指定することもできます。頻度は、毎日、毎週、毎月のいずれかです。
Oracle Configuration Managerの自動更新の有効化オプションを選択できます。このオプションを選択した場合、次の自動収集時にOracle Configuration Managerソフトウェアの新規更新が自動的にダウンロードされ、適用されます。このオプションが選択されておらず、必須更新がある場合、必須ソフトウェア更新が適用されるまで構成データは自動的に収集されません。必須ソフトウェア更新は、emCCR getupdates
を使用して手動で適用することも、Oracle Configuration Managerの自動更新の有効化オプションを選択して適用することもできます。
プロキシ・サーバー情報を変更する必要がある場合は、「接続」タブをクリックします。図5-2のようなOracle Configuration Managerの「接続」ページが表示されます。
プロキシ・サーバーの設定を変更する必要がある場合は、このページで行えます。プロキシ・サーバーの設定の変更後、「接続のテスト」をクリックしてローカル・ホストとオラクル社との間の接続をテストします。プロキシ・データが検証されるまで、あるいはデータが削除されるまでこのページを終了できません。
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
サーバーに接続できません。
登録を検証できません。
使用方法: このコマンドを使用して、Oracle Configuration Managerによって検出されたターゲットの構成情報の収集を有効または無効にします。このコマンドは、接続モードでも非接続モードでも実行できます。デフォルトでは、すべてのターゲットで収集は有効です。このコマンドを入力すると、有効または無効にできるターゲットのリストが表示されます。有効または無効にするターゲットの番号を入力します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件: このオプションは、Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されている場合にのみ使用できます。この前提条件は、Oracle Configuration Managerを接続モードで実行している場合のみ該当します。
例: たとえば、次のコマンドを入力して、データベース・インスタンスHTMLDBを無効にします。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR disable_target Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- S. No. Category Target Name 0 Host xyz.com 1 Database Instance ND10G 2 Database Instance HTMLDB 3 Oracle Home 10gR1db Press Enter to exit the command. Use Comma to separate multiple target numbers. Enter the number(s) corresponding to the target(s) you wish to disable:2 DISABLE_TARGET command ended successfully.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
このコマンドが作用するターゲットがありません。: 有効または無効にできるターゲットがありません。
使用方法: このコマンドを使用して、コンテンツ・サーバーから新規ソフトウェア更新を取得し、これらの更新をデプロイします。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件:
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されています。
スケジューラがすでに稼働しています。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR getupdates Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.6.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Updates are downloaded from the Content Server. Deploying core.jar at 10-23-2007_13:57:27 Deploying core - Version 10.2.7.0.0 Deploying scripts.jar at 10-23-2007_13:57:35 Deploying scripts - Version 10.2.7.0.0
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
サーバーが使用できません。
Oracle Configuration Managerが稼働していません: emCCR start
コマンドを使用してスケジューラを再起動します。
使用方法: このコマンドを使用して、使用可能なemCCR(Oracle Configuration Manager)オプションをリストします。このコマンドは、接続モードでも非接続モードでも実行できます。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
前提条件: なし
例:
接続モードでの出力例
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR help Oracle CCR - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ------------------------------------------------------------------ Usage: emCCR start| stop| status emCCR set collection_interval= "[FREQ=MONTHLY | WEEKLY | DAILY] [; BYMONTHDAY=1 to 31, when FREQ is MONTHLY] [; BYDAY=MON to SUN, when FREQ is WEEKLY] [; BYHOUR=0 to 23] [; BYMINUTE=0 to 59]" DAILY is the default Frequency. emCCR hold | resume emCCR [annotation="string"] collect | upload | getupdates emCCR [-verbose] [-register] test emCCR register emCCR automatic_update on/off emCCR enable_target | disable_target emCCR config emCCR upload [-diagnostic=SR=<Service request number>,FILE=<Absolute path of diagnostic package> [-restart] [-force]] emCCR status [-diagnostic=SR=<Service request number>,FILE=<Absolute path of diagnostic package>] emCCR clear -diagnostic[=SR=<Service request number>,FILE=<Absolute path of diagnostic package> [-completed] [-force]] emCCR update_components [-silent] -staged_dir="Directory containing OCM packages" | -distribution="OCM installation kit path" emCCR help
非接続モードでの出力例
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR help Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ------------------------------------------------------- Usage: emCCR [-annotation="annotation string"] collect emCCR status emCCR enable_target | disable_target emCCR update_components [-silent] -staged_dir="Directory containing OCM packages" | -distribution="OCM installation kit path" emCCR help
Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ------------------------------------------------------------------ Usage: emCCR status emCCR [-annotation="annotation string"] collect | upload emCCR upload [-diagnostic=SR=Service request number,FILE=Absolute path of diagnostic package [-restart] [-force]] emCCR status [-diagnostic[=SR=Service request number,FILE=Absolute path of diagnostic package]] emCCR clear -diagnostic[=SR=Service request number,FILE=Absolute path of diagnostic package] [-completed] [-force] emCCR help
使用方法: このコマンドを使用して、Oracle Configuration Managerを一時停止します。Oracle Configuration Managerを一時停止した場合、構成データは自動的に収集されず、Oracleリポジトリにアップロードされません。手動収集およびOCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR collect
コマンドを使用したアップロードのみを行えます。構成データの収集を再開するには、emCCR resume
コマンドを使用します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件:
例:
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
Oracle Configuration Managerが稼働していません: この場合、emCCR start
コマンドを使用してスケジューラを再起動する必要があります。
Oracle Configuration Managerはすでに一時停止しています。
使用方法: Oracle Configuration Managerは、インストール後自動的に登録されます。登録情報に変更があった場合、このコマンドを使用してOracle Configuration Managerを再登録します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件: Oracle Configuration Managerが接続モードで稼働している必要があります。
例:
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
サーバーに接続できません。
無効な資格証明が指定されました
使用方法: このコマンドを使用して、構成データの自動収集およびアップロードを再開します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件:
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されています。
Oracle Configurationが一時停止しています。
スケジューラがすでに稼働しています。
Oracle Configuration Managerが接続モードで稼働している必要があります。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR resume Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Oracle Configuration Manager Resumed.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
Oracle Configuration Managerは一時停止していません。
Oracle Configuration Managerが稼働していません: emCCR start
コマンドを使用してスケジューラを再起動します。
使用方法: このコマンドを使用して、構成データを収集するスケジュールを定義します。構成データは、毎日、毎週または毎月収集できます。構成データを毎日(FREQ=DAILY
)収集する場合、収集を行う時間(BYHOUR
)と分(BYMINUTE
)を指定できます。頻度が毎週の場合、データを収集する曜日(BYDAY=[MON|TUE|WED|THU|FRI|SAT|SUN]
)と時間(BYHOUR
およびBYMINUTE
)を指定できます。頻度が毎月の場合、収集を行う日付([BYMONTHDAY=1 to 31]
)と時間(BYHOUR
およびBYMINUTE
)を指定できます。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR set collection_interval= "[FREQ=MONTHLY|WEEKLY|DAILY] [; BYMONTHDAY=1 to 31, when FREQ is MONTHLY] [; BYDAY=MON to SUN, when FREQ is WEEKLY] [; BYHOUR=0 to 23] [; BYMINUTE=0 to 59]"
注意:
|
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件:
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されています。
スケジューラがすでに稼働しています。
Oracle Configuration Managerが接続モードで稼働している必要があります。
例: コマンドを入力して、構成データが毎月4日の午後11時30分に収集されるよう指定します。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR set collection_ interval="FREQ=MONTHLY;BYMONTHDAY=4;BYHOUR=23;BYMINUTE=30" Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Collection interval set successfully.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
不適切なオプションの組合せなどの使用方法のエラーも返されます。
使用方法: このコマンドを使用して、スケジューラを起動します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR start Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Starting Oracle Configuration Manager... Waiting for status from Oracle Configuration Manager.... Start Date 30-Oct-2007 07:29:05 Last Collection Time 30-Nov-2007 11:12 :00 Next Collection Time 01-Dec-2007 11:12:00 Collection Frequency Daily at 11:12 Collection Status idle Log Directory /u01/oracle/10.1.0/database/ccr/hosts/host1/log Registered At 01-Oct-2007 21:52:16 Automatic Update On Collector Mode Connected Oracle Configuration Manager successfully started.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
Oracle Configuration Managerはすでに稼働しています: この場合、スケジューラは起動済です。処理は必要ありません。
登録の失敗エラー。
使用方法: このコマンドを使用して、現在のステータスを表示します。自動更新機能が無効で、必須パッケージがサーバー上にある場合、必須更新があることを示すメッセージが表示されます。
Warning: Mandatory updates are available for download. AutoUpdate is currently disabled. Therefore collections will no longer be uploaded. Download the updates using emCCR getupdates or enable the automatic update feature.
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
前提条件: なし。
例(接続モード):
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR status Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Start Date 30-Oct-2007 07:51:18 Last Collection Time 30-Nov-2007 11:12:00 Next Collection Time 01-Dec-2007 11:12:00 Collection Frequency Daily at 11:12 Collection Status idle Log Directory /u01/oracle/10.1.0/database/ccr/hosts/host1/log Registered At 11-Jul-2006 11:13:00 Automatic Update On Collector Mode Connected
例(非接続モード):
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR status Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Log Directory /scratch/test/OraHome_1/ccr/hosts/host2/log Collector Mode Disconnected To switch to connected mode, please run /scratch/test/OraHome_1/ccr/bin/configCCR
注意: データベースにインストールされているOracle Configuration Manager PL/SQLスクリプトとcollectconfig 、collectemrep 、ebs_collectconfig スクリプトにあるバージョンが適合しない場合、次のエラーが表示されます。
WARN: The CCR database objects are not in sync with the CCR configuration collection scripts. Refer to the Installation and Configuration documentation on reloading the SQL collection packages. SID Script ---- ----- orcl1013 collectconfig orcl1013 ebs_collectconfig 更新済のスクリプトを指定して |
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
使用方法: このコマンドを使用して、すべての診断アップロードの現在のステータスを表示します。このコマンドの構文は次のとおりです。
emCCR status -diagnostic[=SR=<Service request number>,[FILE=<Absolute path of diagnostic package>]]
すべての診断アップロードのステータスを表示するには、-diagnostic
パラメータを指定します。
特定のサービス・リクエストに対するすべてのアップロードのステータスを表示するには、-diagnostic
パラメータとともにSR
リクエストを指定します。SR番号の書式はx
.yyy
です。x
は1〜30桁の0〜9の値で、yyy
は3桁の0〜9の値です。
特定のアップロードのステータスを表示するには、-diagnostic
パラメータとともにSR
とFILE
を指定します。FILE
には、診断情報を含むファイルの名前とフル・パスを含める必要があります。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR status -diagnostic=SR=1234.222,FILE=/scratch/test/support_info.zip Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- SR Number 1234.222 Package Name /scratch/test/support_info.zip Start Time 30-Oct-2007 09:23:13 Submit Time 30-Nov-2007 09:23:13 Update Time 01-Dec-2007 09:23:20 Restarts 0 Status COMPLETED Time Elapsed 00:00:07 ----------------------------------------------------------------
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
無効なSR書式: このエラーは、SR書式が所定のx
.yyy
書式と一致しない場合に起こります。このエラーを解決するには、SR番号を正しい書式で指定する必要があります。
そのような診断アップロード・リクエストはありません。このエラーは、存在しない、あるいは無効なSR番号またはファイル名に対して-diagnostic
コマンドを実行した場合に起こります。このエラーを解決するには、すべての送信済パッケージのステータスを表示し、正しいSR番号またはファイル名を指定します。
診断アップロード・データにアクセスできませんでした。このエラーは、診断アップロード・データの読み取りまたは書き込み中に起こります。このエラーを解決するには、診断アップロード・クライアントにOCM_CONFIG_HOME/state
ディレクトリの読取りおよび書込み権限があることを確認します。
診断アップロードの状態が無効です。リクエストされた操作は実行できません。upload
-diagnostic
を使用して新たなアップロードを開始してください。このエラーは、診断パッケージが破損している場合に起こります。このエラーを解決するには、emCCR
clear
-force
を使用して無効なアップロード・リクエストをクリアします。
無効なコマンド。このエラーは、コマンドラインに無効な引数が指定された場合に起こります。emCCR help
を使用してすべてのコマンドライン・オプションを表示し、正しい引数を入力します。
使用方法: このコマンドを使用して、スケジューラを停止します。スケジューラを手動で停止した場合、スケジューラは、リブート後またはcronジョブによって自動的に再起動されません。emCCR startコマンドを使用して手動で起動する必要があります。データの収集または別のコマンドの進行中にemCCR stopコマンドを実行した場合、停止保留中というメッセージが表示されます。進行中のコマンドの完了後、スケジューラが停止されます。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR stop Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Oracle Configuration Manager Stopped...
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
Oracle Configuration Managerが稼働していません: emCCR startコマンドを使用してスケジューラを再起動します。
停止保留中: 収集がすでに進行中です。収集の完了後にスケジューラが停止されます。
使用方法: このコマンドを使用して、オラクル社にあるサーバーへの接続をテストします。-register
オプションを指定した場合、テスト時にクライアントが登録されます。-verbose
オプションでは、接続プロセスの詳細情報が表示されます。-register
引数も-verbose
引数もオプションです。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件:
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR -register test Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ------------------------------------------------------------- Verifying Proxy settings... No Proxy host set. Oracle Configuration Manager Server is: ccr.oracle.com Resolving Oracle Configuration Manager Server address... Connecting to Oracle Configuration Manager server... Registering with Oracle Configuration Manager server... Command successfully completed. OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR -verbose test Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. -------------------------------------------------------------Verifying Proxy settings... {main} [08:28:04.761] Conn: added module HTTPClient.RetryModule {main} [08:28:04.771] Conn: added module HTTPClient.CookieModule {main} [08:28:04.776] Conn: added module HTTPClient.RedirectionModule {main} [08:28:04.782] Conn: added module HTTPClient.AuthorizationModule {main} [08:28:04.783] Conn: added module HTTPClient.DefaultModule {main} [08:28:04.789] Conn: added module HTTPClient.TransferEncodingModule {main} [08:28:04.794] Conn: added module HTTPClient.ContentMD5Module {main} [08:28:04.796] Conn: added module HTTPClient.ContentEncodingModule No Proxy host set. Oracle Configuration Manager Server is: ccr.oracle.com Resolving Oracle Configuration Manager Server address... Connecting to Oracle Configuration Manager server... {main} [08:28:05.103] Conn: Creating Socket: ccr.oracle.com:443 {main} [08:28:05.112] Conn: using SSL version JSSE {main} [08:28:05.140] Demux: Initializing Stream Demultiplexor (6915075) {main} [08:28:05.792] Conn: Sending Request: GET /em/upload HTTP/1.1 Host: ccr.oracle.com Connection: Keep-Alive, TE TE: trailers, deflate, gzip, compress User-Agent: RPT-HTTPClient/0.3-3 Accept-Encoding: gzip, x-gzip, compress, x-compress {main} [08:28:05.804] Demux: Opening stream 18929195 for demux (6915075) {main} [08:28:05.804] Conn: Request sent {main} [08:28:05.804] Resp: Reading Response headers 18929195 {main} [08:28:05.805] Resp: Parsing Response headers from Request "GET /em/upload": (18929195) HTTP/1.1 200 OK Date: Tue, 01 Aug 2006 15:28:05 GMT Server: Oracle-Application-Server-10g/10.1.2.0.2 Oracle-HTTP-Server Content-Length: 170 Cache-Control: private Keep-Alive: timeout=15, max=100 Connection: Keep-Alive Content-Type: text/html {main} [08:28:05.808] Resp: Response entity delimiter: Content-Length (18929195) {main} [08:28:05.808] Conn: Protocol Version established: HTTP/1.1 Command successfully completed.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
サーバーに接続できません。
プロキシ・サーバー情報が正しくありません。
プロキシ・サーバーが使用できません。
その他の登録エラーの場合、emCCR register
コマンドにリストされているエラー・メッセージを参照してください。
使用方法: このコマンドを使用して、更新をOracle Configuration Managerクライアントに手動でデプロイします。Oracle Configuration Managerの更新用の最新の配布キットを使用することも、各Oracle Configuration Managerパッケージをローカル・ディレクトリにステージングし、このコマンドを使用してデプロイすることもできます。このコマンドは、接続モードでも非接続モードでも実行できます。構文は次のとおりです。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR update_components [-silent] -staged_ dir="Directory containing OCM packages" | -distribution="OCM installation kit path"
-silent
パラメータが使用された場合、出力は画面に表示されません。コマンドの実行完了時にプロンプトが画面に表示されます。
Oracle Configuration Managerパッケージをステージングしたディレクトリを指定するには、-staged_dir
パラメータを使用します。
デプロイメントに使用されるOracle Configuration Managerキットを指定するには、-distribution
パラメータを使用します。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件: なし
例1: ステージングされたディレクトリに1つの新しいパッケージ(core.jar
)と1つの古いパッケージ(scripts.jar
)が含まれる場合の出力例。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR update_components /scratch/updates/ocm_pkgs Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.6.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Deploying core - Version 10.2.7.0.0 scripts.jar is an old package. No update required.
例2: ステージングされたディレクトリにパッケージがない場合の出力例。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR update_components /scratch/updates/ocm_pkgs Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- No Oracle Configuration Manager packages are candidates for updating.
例3: -distribution
パラメータを使用した場合の出力例。
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR update_components -distribution= /scratch/distribution/ccr-Production-10.2.7.0.0-Linux-i386.zip Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.6.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. --------------------------------------------------------------- Deploying core - Version 10.2.7.0.0 Deploying engines - Version 10.2.2.0.3 Deploying metricdata - Version 10.2.4.0.3 Deploying scripts - Version 10.2.7.0.0
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
パッケージがサポートされていません。このエラーは、指定したパッケージが、このプラットフォームまたはプラットフォーム・アーキテクチャでサポートされていない場合に起こります。このエラーを解決するには、ターゲット・システムのOSおよびプロセッサ・アーキテクチャに合った最新のパッケージをMetaLinkからダウンロードします。
有効なOCMのディストリビューションではありません。このエラーは、-distribution
パラメータで指定された<filespec>が有効でない場合に起こります。配布キットが有効で破損していないことを確認します。
有効なOCMのパッケージではありません。このエラーは、-staged_dir
パラメータで指定されたディレクトリにOCMのパッケージではない.jarファイルが含まれる場合に起こります。これは情報メッセージで、操作を行う必要はありません。
パッケージのデプロイメントの問題が起こりました。これは、パッケージのデプロイメント時のエラーを表します。失敗の詳細を含むログ・ファイルが表示されます。ログ・ファイルを確認して、エラーの正確な理由を明らかにします。
読取りアクセスがありません。このエラーは、ターゲットのパッケージまたはディレクトリを読み取る権限がない場合に起こります。指定されたターゲットのパッケージまたはディレクトリにアクセスする権限があることを確認します。
修飾子-distribution
と-staged_dir
は相互に排他的です。このエラーは、-distribution
引数と-staged_dir
引数を同時に指定した場合に起こります。両方の引数を同時には指定できません。正しい構文は、5.7項「emCCR help」を参照してください。
-staged_dir
修飾子に指定したディレクトリが無効です。このエラーは、-staged_dir
修飾子に$OCM_HOME/inventory
ディレクトリを指定した場合に起こります。このエラーを解決するには、パッケージのステージングに別のディレクトリを指定します。
更新の対象となるOracle Configuration Managerパッケージがありません。このエラーは、指定したディレクトリにOracle Configuration Managerパッケージがない場合に起こります。
使用方法: このコマンドを使用して、構成データをOracleリポジトリにアップロードします。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
前提条件:
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR upload Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Upload Done.
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
必須更新があります。コマンドが失敗しました。
サーバーに接続できません。
ハンドシェイクの失敗。Oracle Configuration Managerを登録する必要があります。
Oracle Configuration Managerが稼働していません: emCCR start
コマンドを使用してスケジューラを再起動します。
使用方法: このコマンドを使用して、診断情報を含むファイルをOracleリポジトリにアップロードします。このファイルは、通常、指定されたSR(サービス・リクエスト)のトラブルシューティングに必要なすべてのファイルを含む.zipファイルです。このコマンドは、接続モードでのみ実行できます。このコマンドの構文は次のとおりです。
emCCR upload -diagnostic=SR=<Service request number>,FILE=<Absolute path of diagnostic package> [-restart] [-force]
-restart
パラメータは、未完了または中断したアップロードに使用します。このパラメータを使用すると、前回のアップロードで最後に成功した箇所からアップロードが続けられます。
-force
パラメータでは、アップロードが最初から開始され、サーバーが上書きされます。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者またはrootユーザーによって実行されます。
前提条件:
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されています。
Oracle Configuration Managerが接続モードで稼働している必要があります。
例:
OCM_INSTALL_ROOT/ccr/bin/emCCR upload -diagnostic=SR=1234.123, FILE=/scratch/test/support_info.zip Oracle Configuration Manager - Release: 10.2.7.0.0 - Production Copyright (c) 2005, 2007, Oracle. All rights reserved. ---------------------------------------------------------------- Initializing upload... Starting upload... Establishing connection to Oracle... Uploading... Upload completed. Command successfully completed. -----------------------------------------------------------------
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
アクセスが拒否されました: このエラーは、このコマンドの実行に必要な権限がない場合に表示されます。
Oracle Configuration Managerがオラクル社に登録されていません: この場合、Oracle Configuration Managerをオラクル社に登録します。
サーバーに接続できません。
ハンドシェイクの失敗。Oracle Configuration Managerを登録する必要があります。
無効なSR書式: このエラーは、SR書式が所定のx
.yyy
書式と一致しない場合に起こります。このエラーを解決するには、SR番号を正しい書式で指定する必要があります。
そのような診断アップロード・リクエストはありません。このエラーは、存在しない、あるいは無効なSR番号またはファイル名に対して-diagnostic
コマンドを再起動した場合に起こります。このエラーを解決するには、すべての送信済パッケージのステータスを表示し、正しいSR番号またはファイル名を指定します。
診断アップロード・データにアクセスできませんでした。このエラーは、診断アップロード・データの読み取りまたは書き込み中に起こります。このエラーを解決するには、診断アップロード・クライアントにOCM_CONFIG_HOME/state
ディレクトリの読取りおよび書込み権限があることを確認します。
診断アップロードの状態が無効です。リクエストされた操作は実行できません。upload
-diagnostic
を使用して新たなアップロードを開始してください。このエラーは、診断パッケージが破損している場合に起こります。このエラーを解決するには、emCCR
clear
-force
を使用して無効なアップロード・リクエストをクリアします。
無効なコマンド。このエラーは、コマンドラインに無効な引数が指定された場合に起こります。emCCR help
を使用してすべてのコマンドライン・オプションを表示し、正しい引数を入力します。
診断パッケージ・ファイルを開けませんでした(ファイルまたはディレクトリがありません)。このエラーは、コマンドラインで指定されたファイルをOracle Configuration Managerで特定できない場合に起こります。このエラーを解決するには、ファイルが指定したディレクトリにあることを確認し、ファイルの絶対パスを指定します。
診断パッケージ・ファイルを開けませんでした(権限がありません)。このエラーは、コマンドラインで指定されたファイルにOracle Configuration Managerでアクセスできない場合に起こります。このエラーを解決するには、指定したディレクトリの読取り権限があることを確認します。
次のエラーが発生しました(実際のエラー)。このエラーは、不測の理由で起こります。エラーの正確な理由は、OCM_HOME/log/collector
.log
を確認します。
診断状態用のディレクトリ構造の作成に失敗しました。このエラーは、診断アップロード・クライアントでアップロード状態の格納に失敗した場合に起こります。このエラーは、権限が不足している場合に起こることもあります。アップロード・クライアントにOCM_HOME/state
ディレクトリの書込み権限があることを確認します。
アップロード・リクエストがすでに発行されています。-force
を使用して以前のアップロードを上書きしてください。このエラーは、同じSR番号およびファイル名で2つ目のアップロード・リクエストを発行した場合に起こります。この場合、emCCR
clear
を使用して以前のアップロード・リクエストをクリアし、アップロード・リクエストを再発行するか、-force
オプションを使用して以前のアップロードを上書きする必要があります。
アップロードはすでに進行中です。このエラーは、現在アップロード中のパッケージをアップロードしようとした場合に起こります。このアップロードは別のシステムから開始された可能性もあり、現在試行中のアップロードと同じSR番号とファイル名を使用しています。現在のアップロードを取り消すか、別のSR番号を指定する必要があります。
Oracle Configuration Managerの診断アップロードのエンドポイントURLの取得時にエラーが発生しました。このエラーは、アップロード・クライアントで診断受信者URLの取得に失敗した場合に起こります。OCM_HOME/config/default/ccr.properties
またはOCM_HOME/config/ccr.properties
ファイルにccr.endpointプロパティが含まれることを確認してください。
この診断パッケージはすでにアップロードされています。upload
-diagnostic
を使用して新たなアップロードを開始してください。このエラーは、アップロード済のパッケージのアップロードを再開しようとした場合に起こります。アップロード済のパッケージをアップロードするには、新たにアップロード・リクエストを発行する必要があります。
前回のアップロード以降、診断パッケージ・ファイルが変更されています。upload
-diagnostic
を使用して新たなアップロードを開始してください。このエラーは、アップロード処理中にパッケージが変更された場合に起こります。前回のアップロード・リクエスト以降変更されたパッケージのアップロードを再開しようとした場合にも起こります。変更したパッケージをアップロードするには、新たにアップロード・リクエストを発行する必要があります。
サーバー・レスポンスを認識できませんでした。このエラーは、クライアントでサーバー・レスポンスを解釈できなかった場合に起こります。OCM_HOME/log/collector
.log
ファイルで詳細を確認します。
最大セッション・タイムアウト制限に達しました。ネットワーク接続が遅すぎます。アップロードを再試行してください。このエラーは、データ転送速度が遅い場合に起こります。顧客システムで使用可能なアップロード帯域幅が最低56 kbpあることを確認してください。
内部サーバー・エラーが発生しました。このエラーは、サーバー内部の問題で起こります。OCM_HOME/log/collector
.log
ファイルで詳細を確認します。
診断アップロード時に予期しないエラーが発生しました。このエラーは、診断パッケージをアップロードしているときに起きた予期しないエラーが原因です。OCM_HOME/log/collector
.log
ファイルで詳細を確認します。
この機能は現在サポートされていません。このエラーは、リクエストした操作がサポートされていない場合に起こります。
使用方法: このコマンドを使用して、コマンドライン・インタフェースで構成情報を変更します。Oracle Configuration Managerのインストール後、このコマンドを使用して、プロキシ・サーバー情報、CSI、MetaLinkUserNameおよび国コードを変更できます。このコマンドを使用して接続モードと非接続モードの切替えも行えます。
configCCR [-a |-r] -s [-d |-p {<proxy> | none}] <CSI> <MetaLinkUserName> <Country Code>
-a
パラメータでは、ORACLE_CONFIG_HOME環境変数で定義されたインスタンスまたは現在のホスト内でOracle Configuration Managerを実行するよう構成します。
ORACLE_CONFIG_HOMEが有効なディレクトリに設定されている場合、このディレクトリにOracle Configuration Managerのサブディレクトリが作成され、このインスタンスのcrontabエントリ(UNIXプラットフォームの場合)またはサービス(Windowsプラットフォームの場合)も作成されます。
ORACLE_CONFIG_HOMEが設定されていない場合、OCM_INSTALL_ROOT/ccr/hosts/<hostname>(hostnameは現在のホスト)にOracle Configuration Managerのサブディレクトリが追加され、このホストのcrontabエントリ(UNIXプラットフォームの場合)またはサービス(Windowsプラットフォームの場合)も追加されます。
その後、構成情報をコマンドラインで渡すことができます。そうでない場合、資格証明が要求されます。
-r
パラメータでは、Oracle Configuration Managerインスタンス固有のデータがインスタンス・ディレクトリから削除されます。
ORACLE_CONFIG_HOMEが設定されている場合、このディレクトリからOracle Configuration Managerのサブディレクトリが削除され、関連するcrontabエントリ(UNIXプラットフォームの場合)またはサービス(Windowsプラットフォームの場合)も削除されます。
ORACLE_CONFIG_HOMEが設定されていない場合、ディレクトリOCM_INSTALL_ROOT/ccr/hosts/<hostname>(hostnameは現在のホスト)が削除され、関連するcrontabエントリ(UNIXプラットフォームの場合)またはサービス(Windowsプラットフォームの場合)も削除されます。
注意: パラメータ-a および-r は相互に排他的です。複数ホストの共有Oracleホーム環境では、インスタンス・ホームの追加または削除にあらかじめ必要な手順はありません。
1つのホストの共有ファイル・システム環境では、 |
-s
パラメータは、Oracle Configuration Managerのライセンス契約への同意を表します。このパラメータはオプションで、ライセンスが手動で削除された場合、またはライセンス・プロパティが含まれるproperties
ファイルが破損している場合に必要です。
-d
パラメータを使用した場合、Oracle Configuration Managerは非接続モードに切り替えられます。このモードでは、構成データは自動的に収集されません。コンピュータがインターネット・アクセスに対応していない場合、このモードは有用です。データは、emCCR collect
オプションを使用して手動で収集できます。詳細は、5.3項「emCCR collect」を参照してください。-d
パラメータが使用された場合、その他のすべての修飾子および引数は無視されます。
-p
はオプションのパラメータで、インターネットへの接続に必要なプロキシ・サーバー情報の指定に使用します。このパラメータは、プロキシ・サーバーのホスト、ポートおよび認証情報の指定に使用します。このパラメータを指定し、none
と入力すると、既存のプロキシ・サーバー情報がクリアされます。-p
パラメータの詳細は、「コマンドライン・インタフェースを使用したOracle Configuration Managerのインストール」を参照してください。-d
パラメータと-p
パラメータは相互に排他的なため、同時に使用できません。
CSI、MetaLinkUserNameおよび国コードはオプションで、Oracle Configuration Managerを接続モードで使用している場合、または接続モードに切り替える場合にのみ使用します。すべてのパラメータをコマンドラインで指定できます。指定しないパラメータは要求され、既存の値(ある場合)がデフォルト値として表示されます。新しい値を入力することも、[Enter]を押してデフォルト値を受け入れることもできます。パラメータの指定後、登録が行われます。登録に失敗すると、これらのパラメータの元の値が保持されます。
実行権限: OCM_INSTALL_ROOTの所有者によって実行されます。
前提条件: なし
例:
configCCR The installation requires the following piece(s) of information. Customer Support Identifier (CSI): [123456] Oracle MetaLink User Name: [customer@customercorp.com] cust@customercorp.com The two character country code: [us] Validating configuration changes with Oracle Configuration Manager server(s)
エラー: 次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
Oracle Configuration Managerサーバーの登録に失敗しました。無効な資格証明が指定されました
このインストールはOCM用にすでに構成されています。既存の構成をまず削除してください。
configCCR -aを実行し、ホストまたはORACLE_CONFIG_HOMEがすでにOracle Configuration Managerように構成されている場合に受け取ります。
ORACLE_CONFIG_HOMEが存在しないディレクトリを指しています。正しい場所を指すよう$ORACLE_CONFIG_HOMEを再定義するか、構成状態がccrディレクトリ・ツリーにある場合は設定解除します。
ORACLE_CONFIG_HOME環境変数が、存在しないディレクトリに定義されています。ユーザーは変数を有効なディレクトリに再定義し、configCCRコマンドを再実行します。
Oracle Configuration Managerの状態/書込み可能なディレクトリ構造が不完全です。OCMは、このホストまたはORACLE_CONFIG_HOME用に構成されていません。OCMをまず構成してください。
configCCR -rを実行し、ホストまたはORACLE_CONFIG_HOMEがOracle Configuration Manager用にすでに構成されている場合に受け取ります。Oracleホームの所有者のみがORACLE_HOME構造にOracle Configuration Managerをインストールまたは構成できます。ORACLE_HOME (/scratch/oracle/database/)はUID xxxxによって所有されています。xxxxは所有者のUIDです。
ConfigCCRはrootでは実行できません。ORACLE_HOMEの所有者でのみ実行できます。
OCMインストールでは、1つのインスタンスのみサポートされます。
ユーザーは、10.2.7.0.0より前のバージョンからアップグレードされたOracle Configuration Managerを実行しています。共有Oracleホーム・サポートを使用するには、Oracle Configuration ManagerをOracleホームからアンインストールし、再インストールする必要があります。