Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド 10g リリース2(10.2) for HP-UX B25018-03 |
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この章では、Oracle Universal Installerを起動する前に完了する必要がある、記憶域の構成作業について説明します。この章で説明する作業は、次のとおりです。
この項では、Oracle Clusterwareファイル、Oracleデータベース・ファイルおよびデータ・ファイルの格納でサポートされているオプションについて説明します。この項の内容は次のとおりです。
記憶域オプションを選択する際には、次の概要を参考にしてください。
Oracle Clusterwareファイルの格納には、次の2つの方法があります。
Oracleデータベースおよびリカバリ・ファイルの格納には、次の3つの方法があります。
すべてのインストールに対して、Oracle ClusterwareファイルおよびOracleデータベース・ファイルで使用する記憶域オプションを選択する必要があります。また、インストール中に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル(フラッシュ・リカバリ領域)で使用する記憶域オプションを選択する必要があります。各ファイル・タイプに同一の記憶域を使用する必要はありません。
投票ディスク・ファイルを配置する場合、各投票ディスクがハードウェア・デバイスまたはディスク、他のシングル・ポイント障害を共有しないように、構成されていることを確認します。構成されている投票ディスクの絶対多数(半分以上)は使用可能であり、常にOracle Clusterware の動作に応答する必要があります。
フェイルオーバー用にOracle Clusterwareを使用するシングル・インスタンスのOracleデータベース・インストールでは、フェイルオーバー・プロセスにディスクのディスマウントおよび再マウントを含めない場合、ASMまたは共有RAWディスクを使用する必要があります。
次の表に、Oracle Clusterwareファイル、Oracleデータベース・ファイルおよびOracleデータベースのリカバリ・ファイルを格納するために使用できる記憶域オプションを示します。Oracleデータベース・ファイルには、データ・ファイル、制御ファイル、REDOログ・ファイル、サーバー・パラメータ・ファイルおよびパスワード・ファイルが含まれています。Oracle Clusterwareファイルには、Oracle Cluster Registry(OCR)、ミラー化されたOCRファイル(オプション)、Oracle Clusterwareの投票ディスクおよび追加の投票ディスク・ファイル(オプション)が含まれています。
記憶域オプション | サポート対象ファイルのタイプ | |||
---|---|---|---|---|
OCRおよび投票ディスク | Oracleソフトウェア | データベース | リカバリ | |
自動ストレージ管理 |
不可 |
不可 |
可 |
可 |
ローカル記憶域 |
不可 |
可 |
不可 |
不可 |
注意: サポートされているNASデバイスが必要です。 |
可 |
可 |
可 |
可 |
共有RAWパーティション |
可 |
不可 |
可 |
不可 |
次のガイドラインに従って、各ファイル・タイプで使用する記憶域オプションを選択します。
ディスクの記憶域オプションを決定したら、次の作業をここに示す順序どおりに実行する必要があります。
「CVUを使用した使用可能な共有記憶域の検証」を参照してください。
クラスタ内のすべてのノードで使用可能なすべての共有ファイル・システム(NFSファイル・システムが使用されている)を検証するには、次のコマンドを使用します。
/mountpoint/crs/Disk1/cluvfy/runcluvfy.sh comp ssa -n node_list
クラスタ内の特定のノードと特定の共有記憶域タイプの間の共有アクセス性を検証する場合は、次のコマンド構文を使用します。
/mountpoint/crs/Disk1/cluvfy/runcluvfy.sh comp ssa -n node_list -s storageID_list
前述の構文例で、mountpoint
変数はインストール・メディアのマウント・ポイント・パス、node_list
変数は検証するノードのカンマ区切りリスト、storageID_list
変数は検証対象のファイル・システム・タイプによって管理されるストレージ・デバイスのストレージ・デバイスIDのリストです。
たとえば、マウント・ポイントが/dev/dvdrom/
で、ストレージ・デバイス/dw/dsk/c1t2d3
および/dw/dsk/c2t4d5
のnode1およびnode2からの共有アクセス性を検証する場合は、次のコマンドを入力します。
/dev/dvdrom/crs/Disk1/cluvfy/runcluvfy.sh comp ssa -n node1,node2 -s /dw/dsk/c1t2d3,/dw/dsk/c2t4d5
コマンドに特定のストレージ・デバイスIDを指定しなかった場合は、コマンドによって、リスト上のノードに接続されているすべての使用可能なストレージ・デバイスが検索されます。
Oracle Universal Installer(OUI)では、Oracle Cluster Registry(OCR)またはOracle Clusterware投票ディスク用のデフォルトの格納先は提供されません。ファイル・システムにこれらのファイルを作成する場合は、次の項を確認して、Oracle Clusterwareファイル用の記憶域要件を満たしておきます。
Oracle Clusterwareファイルにファイル・システムを使用する場合、そのファイル・システムは次の要件を満たす必要があります。
oracle
ユーザーには、指定したパスにファイルを作成するための書込み権限が必要です。表3-1を使用して、共有ファイル・システムのパーティション・サイズを決定します。
表3-1で、必要なボリューム・サイズの合計を加算して求めます。たとえば、すべてのファイルを共有ファイル・システムに格納するには、2つ以上のボリュームで3.4GB以上の記憶域が使用可能である必要があります。
NFSを使用している場合は、NFSバッファ・サイズ・パラメータ(rsize
およびwsize
)の値を16384以上に設定する必要があります。推奨は32768です。
たとえば、値が32768のrsize
およびwsize
バッファ設定を使用し、NFSサーバーの名前がnfs_server
である場合、各ノードの/etc/fstab
ファイルのエントリを次のように更新します。
nfs_server:/vol/DATA/oradata /home/oracle/netapp nfs\ rw,hard,nointr,rsize=32768,wsize=32768,tcp,noac,vers=3 1 2
次の手順に従って、Oracle Clusterwareファイル用のディレクトリを作成します。ファイル・システムを使用してOracle Clusterwareファイルを格納する場合は、Oracleデータベース用およびリカバリ・ファイル用のファイル・システムも構成できます。
Oracleベース・ディレクトリとは別のファイル・システムにOracle Clusterwareファイル用のディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。
bdf
コマンドを使用して、マウントされた各ファイル・システムの空きディスク領域を確認します。
ファイル・タイプ | ファイル・システムの要件 |
---|---|
Oracle Clusterwareファイル |
512MB以上の空き領域を持つ単一のファイル・システムを選択します(外部冗長で作成された、1つのOCRと1つの投票ディスク)。 |
データベース・ファイル |
次のいずれかを選択します。 |
リカバリ・ファイル |
2GB以上の空き領域を持つ単一のファイル・システムを選択します。 |
複数のファイル・タイプに対して同じファイル・システムを使用している場合は、各タイプに対するディスク領域要件を追加して、ディスク領域要件の合計を判断します。
oracle
)がOracle ClusterwareおよびOracleデータベースをインストールするディスクにディレクトリを作成する権限を所有している場合は、OUIによってOracle Clusterwareファイル・ディレクトリが作成され、DBCAによってOracleデータベース・ファイル・ディレクトリとリカバリ・ファイル・ディレクトリが作成されます。インストールを実行しているユーザーが書込み権限を所有していない場合は、次のコマンドを使用してこれらのディレクトリを手動で作成する必要があります。次のコマンドでは、それぞれのマウント・ポイント・ディレクトリに推奨されるサブディレクトリが作成され、適切な所有者、グループおよびそのサブディレクトリの権限が設定されます。
# mkdir /mount_point/oracrs # chown oracle:oinstall /mount_point/oracrs # chmod 775 /mount_point/oracrs
# mkdir /mount_point/oradata # chown oracle:oinstall /mount_point/oradata # chmod 775 /mount_point/oradata
# mkdir /mount_point/flash_recovery_area # chown oracle:oinstall /mount_point/flash_recovery_area # chmod 775 /mount_point/flash_recovery_area
Oracleユーザーをこれらのディレクトリの所有者にすると、これらのディレクトリが複数のOracleホーム(異なるOSDBAグループによるものも含む)から読み取られるようになります。
それぞれのマウント・ポイント・ディレクトリにサブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよび権限を設定すると、NFSの構成は完了です。
次の項では、RAWパーティションでのOracle Clusterwareファイルの構成方法について説明します。
表3-2 に、Oracle Clusterwareファイル用に構成する必要があるRAWパーティションの数およびサイズを示します。
オペレーティング・システムによって、その起動時に共有ボリューム・グループがアクティブ化されるのを回避するには、次の手順を実行し、各ノードで/etc/lvmrc
ファイルを編集する必要があります。
/etc/lvmrc
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。次に例を示します。
# cp /etc/lvmrc /etc/lvmrc_orig
/etc/lvmrc
ファイルを開き、AUTO_VG_ACTIVATEフラグを検索します。
AUTO_VG_ACTIVATE=0
/etc/lvmrc
ファイルでcustom_vg_activation
ファンクションを検索します。
vgchange
コマンドをファンクションに追加し、既存のローカル・ボリューム・グループを自動的にアクティブ化するようにします。
custom_vg_activation() { # e.g. /sbin/vgchange -a y -s # parallel_vg_sync "/dev/vg00 /dev/vg01" # parallel_vg_sync "/dev/vg02 /dev/vg03" /sbin/vgchange -a y vg00 /sbin/vgchange -a y vg01 /sbin/vgchange -a y vg02 return 0 }
この例では、vg00
、vg01
およびvg02
は、システムの起動時に自動的にアクティブにするボリューム・グループです。
HP Serviceguard Extension for RACを使用しないHP-UXクラスタにOracle ClusterwareまたはOracle ClusterwareとOracle Real Application Clustersをインストールする場合は、Oracle Clusterwareファイルに共有RAWディスク・デバイスを使用する必要があります。また、データベース・ファイル記憶域に共有RAWディスク・デバイスを使用することもできますが、このような場合は、自動ストレージ管理を使用して、データベース・ファイルを格納することをお薦めします。この項では、Oracle Clusterwareファイル(Oracle Cluster RegistryとOracle Clusterware投票ディスク)およびデータベース・ファイル用に共有RAWディスク・デバイスを構成する方法について説明します。
表3-3に、データベース・ファイル用に構成する必要があるRAWディスク・デバイスの数およびサイズを示します。
Oracle Clusterwareファイル用またはデータベース・ファイル用(あるいはその両方)に共有RAWディスク・デバイスを構成するには、次の手順を実行します。
指定する名前の先頭は文字である必要があり、4文字以下にする必要があります。たとえば、orcl
などです。
ディスク・デバイスは、すべてのクラスタ・ノードで共有されている必要があります。
# /usr/sbin/ioscan -fun -C disk
このコマンドの出力結果は、次のようになります。
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description ========================================================================== disk 0 0/0/1/0.6.0 sdisk CLAIMED DEVICE HP DVD-ROM 6x/32x /dev/dsk/c0t6d0 /dev/rdsk/c0t6d0 disk 1 0/0/1/1.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39103LC /dev/dsk/c1t2d0 /dev/rdsk/c1t2d0
このコマンドによって、システムに取り付けられている各ディスクの情報が表示されます。これには、ブロック・デバイス名(/dev/dsk/c
x
t
y
d
z
)およびキャラクタRAWデバイス名(/dev/rdsk/c
x
t
y
d
z
)も含まれます。
ioscan
コマンドを実行しても、使用するデバイスのデバイス名情報が表示されない場合は、次のコマンドを入力して、すべての新しいデバイス用に特別なデバイス・ファイルをインストールします。
# /usr/sbin/insf -e
# /sbin/pvdisplay /dev/dsk/cxtydz
このコマンドによってボリューム・グループの情報が表示された場合、そのディスクはボリューム・グループにすでに属しています。選択するディスクは、LVMボリューム・グループに属していてはいけません。
ioscan
コマンドによって、いずれかのノードで同じデバイスに異なるデバイス名が表示される場合は、次の手順を実行します。
/dev/rdsk
ディレクトリに変更します。
# ls -la
このコマンドの出力結果は、各ディスク・デバイスごとに次のようになります。
crw-r--r-- 1 bin sys 188 0x032000 Nov 4 2003 c3t2d0
この例では、188はデバイスのメジャー番号で、0x32000はデバイスのマイナー番号です。
# mknod ora_ocr_raw_100m c 188 0x032000
# mkdir -p $ORACLE_BASE/oradata/dbname # chown -R oracle:oinstall $ORACLE_BASE/oradata # chmod -R 775 $ORACLE_BASE/oradata
この例では、dbname
は、以前選択したデータベースの名前です。
$ORACLE_BASE/oradata/
dbname
ディレクトリに変更します。
このファイルには、dbname
_raw.conf
のようなファイル名を使用することをお薦めします。
system=/dev/rdsk/c2t1d1 sysaux=/dev/rdsk/c2t1d2 example=/dev/rdsk/c2t1d3 users=/dev/rdsk/c2t1d4 temp=/dev/rdsk/c2t1d5 undotbs1=/dev/rdsk/c2t1d6 undotbs2=/dev/rdsk/c2t1d7 redo1_1=/dev/rdsk/c2t1d8 redo1_2=/dev/rdsk/c2t1d9 redo2_1=/dev/rdsk/c2t1d10 redo2_2=/dev/rdsk/c2t1d11 control1=/dev/rdsk/c2t1d12 control2=/dev/rdsk/c2t1d13 spfile=/dev/rdsk/dbname_spfile_raw_5m pwdfile=/dev/rdsk/dbname_pwdfile_raw_5m
この例では、dbname
は、データベースの名前です。
次のガイドラインに従って、ファイルを作成および編集します。
database_object_identifier=device_file_name
前述の表に示した代替デバイス・ファイル名には、このマッピング・ファイルに使用する必要があるデータベース・オブジェクト識別子が含まれます。たとえば、次の代替ディスク・デバイス・ファイル名では、redo1_1
がデータベース・オブジェクト識別子です。
rac_redo1_1_raw_120m
undotbs
n
)と2つのREDOログ・ファイル(redo
n
_1
、redo
n
_2
)を指定する必要があります。
control1
、control2
)を指定します。
rbs
)を指定します。
oracle
ユーザーの環境を構成する際に、このファイルへのフル・パスが指定されるように環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定します。
/dev/rdsk/cxtydz
この項では、Oracle Clusterware用の共有RAW論理ボリュームと、Oracle Real Application Clusters(RAC)データベース用のデータベース・ファイル記憶域を構成する方法について説明します。この項では、両方のファイル・タイプに必要な論理ボリュームを含む新しい共有ボリューム・グループを作成する手順を説明します。
共有RAW論理ボリュームを使用するには、すべてのクラスタ・ノードにHP Serviceguard Extension for RACをインストールする必要があります。HP Serviceguard Extension for RACがインストールされていない場合は、共有RAWディスク・デバイスを使用して、Oracle Clusterwareまたはデータベース・ファイルを格納できます。ただし、この方法を使用するのは、Oracle Clusterwareファイルに対してのみとし、データベース・ファイル記憶域には、自動ストレージ管理などの別の方法を使用することをお薦めします。
続行する前に、今回のリリースのRACで共有論理ボリュームを使用する場合の重要な情報が含まれている次のガイドラインを確認してください。
データベースをアップグレードする場合は、SYSAUX表領域用に新しい論理ボリュームも作成する必要があります。Oracle Clusterware投票ディスクおよびSYSAUX論理ボリュームの要件の詳細は、「新しいボリューム・グループでのRAW論理ボリュームの作成」を参照してください。
注意:
ボリューム・グループを作成するには、次の手順を実行します。
# /sbin/ioscan -fun -C disk
このコマンドの出力結果は、次のようになります。
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description ========================================================================== disk 0 0/0/1/0.6.0 sdisk CLAIMED DEVICE HP DVD-ROM 6x/32x /dev/dsk/c0t6d0 /dev/rdsk/c0t6d0 disk 1 0/0/1/1.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39103LC /dev/dsk/c1t2d0 /dev/rdsk/c1t2d0 disk 2 0/0/2/0.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST118202LC /dev/dsk/c2t2d0 /dev/rdsk/c2t2d0
このコマンドによって、システムに取り付けられている各ディスクの情報が表示されます。これには、ブロック・デバイス名(/dev/dsk/c
x
t
y
d
z
)およびキャラクタRAWデバイス名(/dev/rdsk/c
x
t
y
d
z
)も含まれます。
ioscan
コマンドを実行しても、使用するデバイスのデバイス名情報が表示されない場合は、次のコマンドを入力して、すべての新しいデバイス用に特別なデバイス・ファイルをインストールします。
# /usr/sbin/insf -e
# /sbin/pvdisplay /dev/dsk/cxtydz
このコマンドによってボリューム・グループの情報が表示された場合、そのディスクはボリューム・グループにすでに属しています。
# /sbin/pvcreate /dev/rdsk/cxtydz
/dev
ディレクトリにボリューム・グループ用のディレクトリを作成します。vg_name
は、ボリューム・グループに使用する名前です。
# mkdir /dev/vg_name
# ls -la /dev/*/group
このコマンドの出力結果に、すべての構成済ボリューム・グループが使用するデバイス番号の情報が次のように表示されます。
crw-r----- 1 root sys 64 0x000000 Mar 4 2002 /dev/vg00/group crw-r--r-- 1 root sys 64 0x010000 Mar 4 2002 /dev/vg01/group
この例では、64はすべてのボリューム・グループ・デバイスが使用するメジャー番号で、0x000000および0x010000はそれぞれボリューム・グループvg00
およびvg01
が使用するマイナー番号です。マイナー番号の書式は0xnn0000です。nnは、00以上、maxvgsカーネル・パラメータから1を減算した値以下の範囲の数値です。maxvgsパラメータのデフォルト値は10であるため、デフォルトの範囲は00〜09になります。
# /sbin/mknod /dev/vg_name/group c 64 0xnn0000 # /sbin/vgcreate /dev/vg_name /dev/dsk/cxtydz . . . # /sbin/vgchange -a y vg_name
この例の意味は、次のとおりです。
新しいボリューム・グループに必要なRAW論理ボリュームを作成するには、次の手順を実行します。
指定する名前の先頭は文字である必要があり、4文字以下にする必要があります。たとえば、orcl
などです。
表3-4に、Oracle Clusterwareファイル用に作成する必要がある論理ボリュームの数およびサイズを示します。
# /sbin/lvcreate -n LVname -L size /dev/vg_name
この例の意味は、次のとおりです。
LVname
は、作成する論理ボリュームの名前です。論理ボリュームには、前述の表に示した例の名前を使用することをお薦めします。例に示した論理ボリューム名のdbname
変数を、手順1でデータベース用に選択した名前と置き換えます。
vg_name
は、論理ボリュームを作成するボリューム・グループの名前です。
size
は、論理ボリュームのサイズ(MB)です。
次の例は、test
という名前のデータベースのSYSAUX表領域用に、800MBの論理ボリュームをoracle_vg
ボリューム・グループに作成するために使用するコマンドの例を示しています。
# /sbin/lvcreate -n test_sysaux_raw_800m -L 800 /dev/oracle_vg
# chown oracle:dba /dev/vg_name/r* # chmod 755 /dev/vg_name # chmod 660 /dev/vg_name/r*
# chown root:oinstall /dev/vg_name/rora_ocr_raw_100m
ボリューム・グループをエクスポートし、他のクラスタ・ノードでインポートするには、次の手順を実行します。
# /sbin/vgchange -a n vg_name
# /sbin/vgexport -v -s -p -m /tmp/vg_name.map /dev/vg_name
# rcp /tmp/vg_name.map nodename:/tmp/vg_name.map
# mkdir /dev/vg_name # /sbin/mknod /dev/vg_name/group c 64 0xnn0000 # /sbin/vgimport -v -s -m /tmp/vg_name.map /dev/vg_name
# chown oracle:dba /dev/vg_name/r* # chmod 755 /dev/vg_name # chmod 660 /dev/vg_name/r*
# chown root:oinstall /dev/vg_name/rora_ocr_raw_100m
すべてのクラスタ・ノードで、ボリューム・グループを共有モードでアクティブ化するには、各ノードで次のコマンドを入力します。
# /sbin/vgchange -a s vg_name
Oracleデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントで各データベース・ファイルに適切なRAWデバイスを選択できるようにするには、次の手順に従って、RAWデバイス・マッピング・ファイルを作成する必要があります。
# mkdir -p $ORACLE_BASE/oradata/dbname # chown -R oracle:oinstall $ORACLE_BASE/oradata # chmod -R 775 $ORACLE_BASE/oradata
この例では、dbname
は、以前選択したデータベースの名前です。
$ORACLE_BASE/oradata/
dbname
ディレクトリに変更します。
# find /dev/vg_name -user oracle -name 'r*' -print > dbname_raw.conf
system=/dev/vg_name/rdbname_system_raw_500m sysaux=/dev/vg_name/rdbname_sysaux_raw_800m example=/dev/vg_name/rdbname_example_raw_160m users=/dev/vg_name/rdbname_users_raw_120m temp=/dev/vg_name/rdbname_temp_raw_250m undotbs1=/dev/vg_name/rdbname_undotbs1_raw_500m undotbs2=/dev/vg_name/rdbname_undotbs2_raw_500m redo1_1=/dev/vg_name/rdbname_redo1_1_raw_120m redo1_2=/dev/vg_name/rdbname_redo1_2_raw_120m redo2_1=/dev/vg_name/rdbname_redo2_1_raw_120m redo2_2=/dev/vg_name/rdbname_redo2_2_raw_120m control1=/dev/vg_name/rdbname_control1_raw_110m control2=/dev/vg_name/rdbname_control2_raw_110m spfile=/dev/vg_name/rdbname_spfile_raw_5m pwdfile=/dev/vg_name/rdbname_pwdfile_raw_5m
この例の意味は、次のとおりです。
次のガイドラインに従って、ファイルを作成および編集します。
database_object_identifier=logical_volume
このマニュアルに示す論理ボリューム名には、このマッピング・ファイルに使用する必要があるデータベース・オブジェクト識別子が含まれます。たとえば、次の論理ボリューム名では、redo1_1
がデータベース・オブジェクト識別子です。
/dev/oracle_vg/rrac_redo1_1_raw_120m
undotbs
n
)と2つのREDOログ・ファイル(redo
n
_1
、redo
n
_2
)を指定する必要があります。
control1
、control2
)を指定します。
rbs
)を指定します。
oracle
ユーザーの環境を構成する際に、このファイルへのフル・パスが指定されるように環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定します。
データベース・ファイルは、データベースとリカバリ領域のファイルを集めたファイルで構成されています。データベース・ファイルの格納には、4つのオプションがあります。
Oracle Clusterwareの構成時に、NFSを選択していて、作成したボリュームがデータベース・ファイルとリカバリ・ファイルを格納するのに十分な大きさである場合は、インストール前に必要な手順は完了です。第4章「Oracle Clusterwareのインストール」に進むことができます。
データベース・ファイルをASMに配置する場合は、「自動ストレージ管理用のディスクの構成」に進みます。
データベース・ファイルをRAWデバイスに配置し、データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルの記憶域管理を手動で行う場合は、「RAWデバイスでのデータベース・ファイル用のディスクの構成」に進みます。
この項では、自動ストレージ管理で使用するディスクの構成方法について説明します。ディスクを構成する前に、必要なディスクの数と空きディスク領域の大きさを判断する必要があります。次の項では、各プラット・フォームでの要件の確認およびディスクの構成方法について説明します。
自動ストレージ管理を使用するための記憶域要件を指定するには、必要なデバイス数およびディスクの空き領域を確認する必要があります。この作業を実行するには、次の手順を実行します。
インストール時に自動バックアップを有効にしている場合、フラッシュ・リカバリ領域に自動ストレージ管理ディスク・グループを指定して、リカバリ・ファイル用の記憶域メカニズムとして自動ストレージ管理を選択できます。インストール時に選択するデータベースの作成方法に応じて次のいずれかを選択します。
インストール後にデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントを使用してデータベースを作成する場合に、同じ選択内容を使用できます。
自動ストレージ管理ディスク・グループに選択した冗長レベルによって、自動ストレージ管理でディスク・グループ内のファイルをミラー化する方法および必要となるディスク数とディスク領域は次のようになります。
外部冗長ディスク・グループでは、最小で1台のディスク・デバイスが必要です。外部冗長のディスク・グループで有効なディスク領域は、全デバイスのディスク領域の合計です。
自動ストレージ管理は外部冗長ディスク・グループ内のデータをミラー化しないため、このタイプのディスク・グループのディスク・デバイスとしては、RAIDのみを使用するか、または同様にデバイス独自のデータ保護メカニズムを持つデバイスを使用することをお薦めします。
標準冗長ディスク・グループでは、自動ストレージ管理はデフォルトで2方向のミラー化を使用し、パフォーマンスおよび信頼性を向上させます。標準冗長ディスク・グループでは、最小で2台のディスク・デバイス(または2つの障害グループ)が必要です。標準冗長のディスク・グループで有効なディスク領域は、全デバイスのディスク領域の合計の半分です。
ほとんどの使用環境では、標準冗長ディスク・グループを選択することをお薦めします。
高冗長ディスク・グループでは、自動ストレージ管理はデフォルトで3方向のミラー化を使用してパフォーマンスを向上させ、最高レベルの信頼性を提供します。高冗長ディスク・グループでは、最小で3台のディスク・デバイス(または3つの障害グループ)が必要です。高冗長のディスク・グループで有効なディスク領域は、全デバイスのディスク領域の合計の3分の1です。
高冗長ディスク・グループでは、高レベルのデータ保護が提供されますが、この冗長レベルの使用を決定する前に、追加するストレージ・デバイスのコストを考慮する必要があります。
次の表を使用して、使用環境に必要なディスクの最小台数およびディスクの最小領域を決定します。
冗長レベル | ディスクの最小台数 | データベース・ファイル | リカバリ・ファイル | 合計 |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
1.15GB |
2.3GB |
3.45GB |
標準 |
2 |
2.3GB |
4.6GB |
6.9GB |
高 |
3 |
3.45GB |
6.9GB |
10.35GB |
RACインストールでは、自動ストレージ管理のメタデータ用にディスク領域を追加する必要もあります。次の計算式を使用して、追加のディスク領域の要件を計算します(単位: MB)。
15 +(2×ディスクの台数)+(126×自動ストレージ管理インスタンスの数)
たとえば、高冗長ディスク・グループに3台のディスクを使用する4ノードのRAC環境では、525MBの追加ディスク領域が必要になります。
15 +(2×3)+(126×4)= 525
システム上ですでに自動ストレージ管理インスタンスが実行されている場合は、これらの記憶域要件を満たすために既存のディスク・グループを使用できます。インストール時、必要に応じて、既存のディスク・グループにディスクを追加できます。
次の項では、既存ディスク・グループの指定方法およびそのディスク・グループが持つ空きディスク領域の確認方法について説明します。
標準または高冗長ディスク・グループを使用する場合は、カスタム障害グループのディスク・デバイスを関連付けることによって、ハードウェア障害に対するデータベースの保護を強化できます。デフォルトでは、各デバイスに独自の障害グループが含まれます。ただし、標準冗長ディスク・グループの2台のディスク・デバイスが同じSCSIコントローラに接続されている場合、コントローラに障害が発生すると、ディスク・グループは使用できなくなります。この例でのコントローラは、シングル・ポイント障害です。
このタイプの障害を防止するためには、2つのSCSIコントローラを使用します。各コントローラに2台のディスクを接続し、各コントローラに接続されたディスクに障害グループを定義します。この構成では、ディスク・グループが1つのSCSIコントローラの障害を許容できるようになります。
既存の自動ストレージ管理ディスク・グループにデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルを格納する場合は、選択したインストール方法に応じて、次のいずれかを選択できます。
インストール後にデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントを使用してデータベースを作成する場合に、同じ選択内容を使用できます。
既存の自動ストレージ管理ディスク・グループが存在するかどうか、またはディスク・グループに十分なディスク領域があるかどうかを判断するために、Oracle Enterprise Manager Grid ControlまたはDatabase Controlを使用できます。また、次の手順も使用できます。
oratab
ファイルの内容を表示して、自動ストレージ管理インスタンスがシステムに組み込まれているかどうかを判断します。
# more /etc/oratab
自動ストレージ管理インスタンスがシステムに組み込まれている場合、oratab
ファイルには次のような行が含まれます。
+ASM2:oracle_home_path
この例では、+ASM2
は自動ストレージ管理インスタンスのシステム識別子(SID)、oracle_home_path
は自動ストレージ管理インスタンスが組み込まれているOracleホーム・ディレクトリです。表記規則により、自動ストレージ管理インスタンスのSIDは、プラス(+)記号で始まります。
# $ORACLE_HOME/bin/sqlplus "SYS/SYS_password as SYSDBA" SQL> STARTUP
SQL> SELECT NAME,TYPE,TOTAL_MB,FREE_MB FROM V$ASM_DISKGROUP;
HP-UXのASMに使用するディスクを構成するには、次の手順を実行します。
# /usr/sbin/ioscan -fun -C disk
このコマンドの出力結果は、次のようになります。
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description ========================================================================== disk 0 0/0/1/0.6.0 sdisk CLAIMED DEVICE HP DVD-ROM 6x/32x /dev/dsk/c0t6d0 /dev/rdsk/c0t6d0 disk 1 0/0/1/1.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39103LC /dev/dsk/c1t2d0 /dev/rdsk/c1t2d0
このコマンドによって、システムに取り付けられている各ディスクの情報が表示されます。これには、ブロック・デバイス名(/dev/dsk/c
x
t
y
d
z
)およびキャラクタRAWデバイス名(/dev/rdsk/c
x
t
y
d
z
)も含まれます。
ioscan
コマンドを実行しても、使用するデバイスのデバイス名情報が表示されない場合は、次のコマンドを入力して、すべての新しいデバイス用に特別なデバイス・ファイルをインストールします。
# /usr/sbin/insf -e
# /sbin/pvdisplay /dev/dsk/cxtydz
このコマンドによってボリューム・グループの情報が表示された場合、そのディスクはボリューム・グループにすでに属しています。選択するディスクは、LVMボリューム・グループに属していてはいけません。
# chown oracle:dba /dev/rdsk/cxtydz # chmod 660 /dev/rdsk/cxtydz
次の項では、データベース・ファイル用のRAWパーティションの構成方法について説明します。
表3-3に、データベース・ファイル用に構成する必要があるRAWディスク・デバイスの数およびサイズを示します。
指定する名前の先頭は文字である必要があり、4文字以下にする必要があります。たとえば、orcl
などです。
ディスク・デバイスは、すべてのクラスタ・ノードで共有されている必要があります。
# /usr/sbin/ioscan -fun -C disk
このコマンドの出力結果は、次のようになります。
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description ========================================================================== disk 0 0/0/1/0.6.0 sdisk CLAIMED DEVICE HP DVD-ROM 6x/32x /dev/dsk/c0t6d0 /dev/rdsk/c0t6d0 disk 1 0/0/1/1.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39103LC /dev/dsk/c1t2d0 /dev/rdsk/c1t2d0
このコマンドによって、システムに取り付けられている各ディスクの情報が表示されます。これには、ブロック・デバイス名(/dev/dsk/c
x
t
y
d
z
)およびキャラクタRAWデバイス名(/dev/rdsk/c
x
t
y
d
z
)も含まれます。
ioscan
コマンドを実行しても、使用するデバイスのデバイス名情報が表示されない場合は、次のコマンドを入力して、すべての新しいデバイス用に特別なデバイス・ファイルをインストールします。
# /usr/sbin/insf -e
# /sbin/pvdisplay /dev/dsk/cxtydz
このコマンドによってボリューム・グループの情報が表示された場合、そのディスクはボリューム・グループにすでに属しています。選択するディスクは、LVMボリューム・グループに属していてはいけません。
ioscan
コマンドによって、いずれかのノードで同じデバイスに異なるデバイス名が表示される場合は、次の手順を実行します。
/dev/rdsk
ディレクトリに変更します。
# ls -la
このコマンドの出力結果は、各ディスク・デバイスごとに次のようになります。
crw-r--r-- 1 bin sys 188 0x032000 Nov 4 2003 c3t2d0
この例では、188はデバイスのメジャー番号で、0x32000はデバイスのマイナー番号です。
# mknod ora_ocr_raw_100m c 188 0x032000
# mkdir -p $ORACLE_BASE/oradata/dbname # chown -R oracle:oinstall $ORACLE_BASE/oradata # chmod -R 775 $ORACLE_BASE/oradata
この例では、dbname
は、以前選択したデータベースの名前です。
$ORACLE_BASE/oradata/
dbname
ディレクトリに変更します。
このファイルには、dbname
_raw.conf
のようなファイル名を使用することをお薦めします。
system=/dev/rdsk/c2t1d1 sysaux=/dev/rdsk/c2t1d2 example=/dev/rdsk/c2t1d3 users=/dev/rdsk/c2t1d4 temp=/dev/rdsk/c2t1d5 undotbs1=/dev/rdsk/c2t1d6 undotbs2=/dev/rdsk/c2t1d7 redo1_1=/dev/rdsk/c2t1d8 redo1_2=/dev/rdsk/c2t1d9 redo2_1=/dev/rdsk/c2t1d10 redo2_2=/dev/rdsk/c2t1d11 control1=/dev/rdsk/c2t1d12 control2=/dev/rdsk/c2t1d13 spfile=/dev/rdsk/dbname_spfile_raw_5m pwdfile=/dev/rdsk/dbname_pwdfile_raw_5m
この例では、dbname
は、データベースの名前です。
次のガイドラインに従って、ファイルを作成および編集します。
database_object_identifier=device_file_name
前述の表に示した代替デバイス・ファイル名には、このマッピング・ファイルに使用する必要があるデータベース・オブジェクト識別子が含まれます。たとえば、次の代替ディスク・デバイス・ファイル名では、redo1_1
がデータベース・オブジェクト識別子です。
rac_redo1_1_raw_120m
undotbs
n
)と2つのREDOログ・ファイル(redo
n
_1
、redo
n
_2
)を指定する必要があります。
control1
、control2
)を指定します。
rbs
)を指定します。
oracle
ユーザーの環境を構成する際に、このファイルへのフル・パスが指定されるように環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定します。
/dev/rdsk/cxtydz
Oracleデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントで各データベース・ファイルに適切なRAWデバイスを選択できるようにするには、次の手順に従って、RAWデバイス・マッピング・ファイルを作成する必要があります。
# mkdir -p $ORACLE_BASE/oradata/dbname # chown -R oracle:oinstall $ORACLE_BASE/oradata # chmod -R 775 $ORACLE_BASE/oradata
この例では、dbname
は、以前選択したデータベースの名前です。
$ORACLE_BASE/oradata/
dbname
ディレクトリに変更します。
# find /dev/vg_name -user oracle -name 'r*' -print > dbname_raw.conf
system=/dev/vg_name/rdbname_system_raw_500m sysaux=/dev/vg_name/rdbname_sysaux_raw_800m example=/dev/vg_name/rdbname_example_raw_160m users=/dev/vg_name/rdbname_users_raw_120m temp=/dev/vg_name/rdbname_temp_raw_250m undotbs1=/dev/vg_name/rdbname_undotbs1_raw_500m undotbs2=/dev/vg_name/rdbname_undotbs2_raw_500m redo1_1=/dev/vg_name/rdbname_redo1_1_raw_120m redo1_2=/dev/vg_name/rdbname_redo1_2_raw_120m redo2_1=/dev/vg_name/rdbname_redo2_1_raw_120m redo2_2=/dev/vg_name/rdbname_redo2_2_raw_120m control1=/dev/vg_name/rdbname_control1_raw_110m control2=/dev/vg_name/rdbname_control2_raw_110m spfile=/dev/vg_name/rdbname_spfile_raw_5m pwdfile=/dev/vg_name/rdbname_pwdfile_raw_5m
この例の意味は、次のとおりです。
次のガイドラインに従って、ファイルを作成および編集します。
database_object_identifier=logical_volume
このマニュアルに示す論理ボリューム名には、このマッピング・ファイルに使用する必要があるデータベース・オブジェクト識別子が含まれます。たとえば、次の論理ボリューム名では、redo1_1
がデータベース・オブジェクト識別子です。
/dev/oracle_vg/rrac_redo1_1_raw_120m
undotbs
n
)と2つのREDOログ・ファイル(redo
n
_1
、redo
n
_2
)を指定する必要があります。
control1
、control2
)を指定します。
rbs
)を指定します。
oracle
ユーザーの環境を構成する際に、このファイルへのフル・パスが指定されるように環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定します。
RAWデバイス上の10.1データベースをブロック・デバイス上の10.2.0.2データベースにアップグレードするには、次の手順を実行します。
$ oracle_home/bin/srvctl stop database -d db_name
$ oracle_home/bin/srvctl stop asm -n node
$ oracle_home/bin/srvctl stop nodeapps -n node
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